2018年10月31日水曜日

coloring

 来シーズンに発売を計画しているuni-direction S-glassを使った「新しいグラスロッド」のイラストレーションを描き、色鉛筆で「着彩」して全体のイメージを構築する。ブランクを入手できるのはまだ先のことだが、待てない性分のワタシ(魔天将軍・笑)はその間にパーツなどを吟味して揃えておく。巻糸も使用するブランクカラーと同じものに試し巻をしてみて「推敲」する。久しぶりに「お絵かき」をした。昔、釣り雑誌にもこのようにロッドの絵を描いて広告していたこともあったな~

2018年10月30日火曜日

Wrap

ロッドビルディング用スレッドを販売しているProWrap社に「タイガー・スレッド」という巻糸が7色ある。今回その中でも気に入っている#206 Yellow/White/Blackを使って「巻く」McFarland Yellow Glassに合わせるとオリーブ色の感じがよく出る。下地が明るめだと巻き糸の発色が良い。とは言っても、塗料を染みこませていくと暗色になるが単色糸では出せない「風合い」がある...と思う(笑)

2018年10月29日月曜日

'78

『グリップは1978年頃のOrvis「セブン/スリー」の様なスタイル。リールシートは デュアルリング( R&R)リールはCFOを使用 、フックキーパーはU型。tiger thread 2006 green/black巻き。以上の仕様でお願い致します...』McFarland Yellow Glassを使いロッド製作。当時の雰囲気で作り出すために40年前のORVISカタログ写真を穴の開くほど眺め、イメージを固める。70~80年代のスーパーファイングリップは良く作りこまれていてNCAも大好き。Superfineと言われればこの「カタチ」を目指す(笑)

2018年10月28日日曜日

Rod Bag

作業をしているときいろいろなことを考える(笑)「そうだ!あのスタイルの竿袋rod bagを復活させよう!」一時期、採用したカタチの頭のところがクローズしたロッドバッグ。確か「本」に詳細な図面が載っていたはず...と、A Master's Guide to Building"A BAMBOO FLY ROD"(所謂、ギャリソン本)を持ち出した。あれ?違うな~あれなんの本だったか思い出せない。まあ、そのうち発見できるだろうとその時は思ったが、どうも頭から離れない(苦笑)「隣のばあちゃん」に平面図で説明するのも難しそうなので原寸「型紙」を作った。これで出来るでしょ...

2018年10月27日土曜日

arrangement

arrangement 申し合わせ、打ち合わせ、手配...遠くから来ていただきロッド製作の「打ち合わせ」をした。忘れないうちにイラストレーションにして詳細を書き込む。昨日は亀ヶ森7区公民館の清掃作業と花壇の冬じまいに召集された。そこに現れた人に挨拶されたけどどうしても名前が思い出せない(顔と住居はわかるんだけどな~ま、いいか・笑)...ロッド作りは仕事なのでこれは忘れちゃイケナイ「備忘録」使用するパーツも書いておこう...グリップが20mm長いだけでイメージが変わる。

2018年10月26日金曜日

Reflections

reflection 反射、反映、熟考...日中と夜の気温差が大きくなる時期、山の紅葉も進む。亀ヶ森は標高160メーター位だが家の周りも色付いた。McFarland Glass「宇治日記」風味(笑)クリアのグラスブランクに白絹糸で黒ガイドを付ける。無彩色でまとめた「禅」仕様(笑)このロッドに「輝き」を与えるのは釣り人のシゴト。2019年のシーズンまであと4ヶ月と少し(気が早すぎますかね?)「俺たちにオフは無い!」方々は準備を始めている...McFarland Glass Rodのご用命はNCAへ...

2018年10月25日木曜日

for Sale

Phillipson"Swamp Fox" DFS 470...ブランクカラーのサンプルとして保有していたもので奇跡の「未使用品」(笑)1972年、Bill Phillipsonが健康を害し3M Companyに会社を売却。工場をコロラドからウィスコンシンに移した後に作られた。リールシート金具の移動でフライリールかスピンリールを使い分けロッド重量は3oz.Line#6 Lure1/4oz. MADE IN U.S.A.とシルクスクリーン・プリントされている。現代のフライラインでは#4/5番の使用が相当と思われる。HLL社では"Leonard RANGELEY"Fly-Spin Pack Rodとしても販売されていた「ルアー&フライ」ロッド。「バックパッカー」全盛期を迎えた1970年中盤、3M社のScotchplyというグラス素材で作られた。フィリプソンオリジナルのチューブ、ロッドソックスが付帯する7フィート4ピース・パックロッドです。お問い合わせはメールで ncaflyfish@Gmail.comまでどうぞ。

2018年10月24日水曜日

Blanks

10月1日に頼んだブランクが昨日入荷した。今回は早かったな~(記録的かも・笑)...McFarland Glassのブランクリストに Spin 5'3"UL/2-4lb.というのがある。ただワンピース物なのでどうしようかと考えていた。メールで「これ3ピースにならない?」とマイク・マクファーランドに訊ねてみたら「やってみるよ」の返事があり作って貰うことに。あ~余計な仕事を頼んだから他のも出荷に手間取るかな~と心配をしていたが、その新しい3pc.スピン・ブランクもフライ・ブランクと共に入荷。

2018年10月23日火曜日

for Sale

ORVIS Fullflex "A"Glass 7ft.2-1/2oz. H.E.G(5)とシャフトに書いてある。シルクライン表示はこの時代のバンブーとグラスロッドに見ることが出来る。1980年代、まだ東京・銀座松屋にオービスショップがあった頃のロッド。これを最後にグラファイトが台頭しオービスのグラス・フライロッドが長いあいだ消えた(その後、復活しましたが)...英文カタログの能書きには「An exquisite wand for small stream trouting 」WF5番指定だがDT4Fを使っていた...を販売いたします【SOLD】。ご興味のある方はメール ncaflyfish@Gmail.com までお問い合わせください。当時の「ORVISジャンピング・トラウト」がプリントされた竿袋が付帯。

2018年10月22日月曜日

Bookshelf

佐々木喜善「聴耳草紙」ちくま学芸文庫(2010年初版)...遠野・小烏瀬川脇、土淵「伝承園」売店で購入した昔話の本。柳田国男「遠野物語」と共に幾度も読み返している。釣りで巡った地名などが登場するので想像(空想)が広がる(笑)183話を収録。表題の「聴耳草紙」は助けた狐から貰った草紙を耳にあてると、鳥や獣や虫の声が人の言葉として聴けるお話。昭和二年(1927年)土淵・足洗川の人から聴取とある。その時代の小烏瀬川どうだったんでしょ?の方まで考えちゃう。「ハイハイどんど祓い。法螺の貝ッコをボウボウ吹いたとさ」でおわる(笑)

2018年10月21日日曜日

Preparation

昨日の「小鳥」の名前、いろいろな方からご教授いただきました(笑)米国の方から「あれは long tailed titmouseじゃない?画像を見てすぐわかったよ~餌を取りにうちの庭にも 来るからね」とメールを貰った。英名 Long-Tailed Tit. 和名は「エナガ」と判明。モチ米の古米を餌台に山盛りにしておいたから、今朝もヤマガラと混群飛来。皆さんありがとう...画像を見ればわかると言えばこれもわかりますよね(笑)「大体、二日で一本消費する」というFFMがいて「いつ使い切ってしまうかわからないから一本はベストの背中に入れておく」らしい。話の流れで仕入れの手配をして到着(笑)来シーズンの準備preparationは始まっている...

2018年10月20日土曜日

unknown

朝、木の実や虫を探し飛び回る小鳥がけたたましい。コンデジしか持っていないし、鳥の写真など撮ることもないが何とか姿は撮れた。詳しい人なら「あ~XXだよ」と答えるのだろうがワタシには全くワカラン(苦笑)岩手日報社「岩手の鳥獣」やネットで調べたが「サンショウクイ」?あれ?違うかな。なんという名前だろ?気になる~(笑)

2018年10月19日金曜日

Color

カラフルなジェリービーンズの様に色付けられたグラスとカーボン・ブランク。長さ55mmほどの切れ端。海外のブランクメーカーからどんなもんかと試しに購入。それぞれ色の名称がついていて「種類、こんなにあるんだー」と驚く。ブルー系パステルカラーなどはイタリアFIAT車に乗っている人にオススメしたんですけどね(笑)中には聞いたこともない「色名称」があり、この色はこう言うのかと「釣竿屋」には勉強になるけど「普通」の釣り人には関係ないかな?

2018年10月18日木曜日

wood work

今朝、亀ヶ森の外気温1度。寒っ!そういう季節になったのか?懸案事項だった「新聞受け」を新しくすることに...丘の上までは持ってきてくれないので県道に近い場所に「箱」を設置してある。釣りの季節は遊びに来た友人が「はい、新聞」と気をきかせて配達してくれたのだが、あとは犬のキンちゃんとプラプラ取りに行く。その度に「ああ、やらんとな~」と思ってはいた(苦笑)決心して雪の来る前にと作り始める。
野晒しで風雪に耐えること5年。蓋も腐るしペンキも剥げる。
これで5つ目の製作になるのか?作っていると段々と賢くなって寸法や図面はアタマの中に描かれている。フタは風で開かないように重さのあるものに変えたり、丁番のつけ方を工夫したり...雨・風・雪に負けるな!小さいけどコレがNCAの看板(笑)

2018年10月17日水曜日

regret

regret 後悔、心残り...昔、釣具店で頼み込み貰い、集めたHardy社のカタログ数冊を貸し出し戻ってこない。今頃になり無性に見返したくなっている(貸した私が悪い・苦笑)...30年も前だったか、新富町マッキーズクリークの頃、廃業する釣具店から「J.Kennedy Fisher」のグラスブランクを買わないかと打診があり「束」で仕入れた。ルアー用が多くフライは少なかったと記憶するが、個人的にも購入した。70年代はW社やH社JETシリーズのブランクがケネディ・フィッシャー社で製造されていた。そのケネディー社もいつの間にか無くなってしまったのも実に残念である「いつまでもあると思うな竿となんとやら...」である(笑)気分は70年代JET!6-1/2'#3/3pc.サンバースト・カラーで巻いてみました【販売】お問い合わせはメールで ncaflyfish@Gmail.comまでどうぞ...

2018年10月16日火曜日

Ocher color

Ocher color 黄土色...the Sons ParaGlassのブランクカラーは「黄土色」オーカー。遠目でみるとバンブーロッドに見えちゃう(笑)国内の工場が廃業してしまい、NCAで在庫しているのは663-3pc./703-2pc./7634-3pc.だけ。当時付けていたイングリッシュ・タイプのシート金具も無いのでREC社N/S P&Rでどうだ!と663-3pc.でやってみた。メインスレッドは「ハニー」要所に少し濃い目の糸を配色。昔の雑誌広告を引っ張り出してみるといろいろなことをやってましたね(苦笑)...特価で【販売】他のスタイルでの製作も可能です。ご好評いただきましたこのシリーズ、残念ながらブランクがなくなり次第「終了」いたします。

2018年10月15日月曜日

Sunburst

Gudebrod #200 Sunburstをメインにティッピングに#206 Garnetで巻かれた古き良き時代のハーディ社「JET」(2103/9/8のNCAブログに記事)ブラウン・グラスになかなか「派手」な組み合わせだけど何故か「品」があって美しい。6-1/2'#3/3pc.のブランクを使い、このカラー、このグリップスタイルで作る。スネークガイドは英国ツイストを在庫していないので米国ツイストになるのはご愛嬌。これも【販売】サンバーストを辞書で引くと「雲の合間から突然射す太陽光の輝き」とある。

2018年10月14日日曜日

once upon a time

「昔むかし(こんなロッドが)あったずもな...」遠野で「語りべ」から「民話」を聴くと、冒頭は決まってこの言葉から始まる(カッコ内は創作・笑)「6',2oz.IFI(3)」オリーブ色のグラスロッド完成。こういう「洒落た」ロッド見なくなりましたね。ガルシアのリーウルフ・モデルやフィリプソン・ロッドに好んで使われていたカラーブランク。グラファイトが隆盛してきた1970年代中頃がその「境」かも知れない(近年、復権のめざましいグラスロッド、嬉しいことにカラー物は増えている)「人の好みも十人十色」7フィート以下のショートロッドも好みが分かれるところ。スリリングな釣りができる短竿、ワタシは好きですけど~ORVIS Superfine GRA 6'6"#3/4pc.(ORVISブランクを使いNCAで製作)とGlass 6ft.#3/3pc.ともに【販売】(各一本)...岩手「遠野民話」の締めの言葉は「どんと晴れ」だけど釣り人だったら「糸をはれ!」Tight Line!だ.....お問い合わせはメールで ncaflyfish@Gmail.com まで...

2018年10月13日土曜日

Bookshelf

芦澤一洋「バックパッキング入門」山と渓谷社の初版は1976年(昭和51年)用具解説などの写真点数が多いので復刻を危惧されたが11月8日にヤマケイ文庫から「復刻」出版されると芦澤夫人から伺った。販売当日は東京・代官山「蔦屋」で写真家/望月久さんが撮りためた「芦澤写真」も展示されるそうだ(お近くの方はどうぞ)この本が復刻出来るなら「フライフィッシング全書」(1983年初版)だって出来そうだ(笑)

2018年10月12日金曜日

Thread

タイガー糸はイエロー1本とホワイト1本、ブラック1本の三本撚りで構成されている。PRO-Wrap#2006スレッドがそれだ。この三色が一本の糸になると白は透けて黄と黒が反応しオリーブ色に見えるから実に不思議(笑)当初、オリーブ単色でと思ったが見つけてしまったので「タイガー」に変更。O社Golden Eagleにもこのような糸が巻かれている。塗装すると深いオリーブ色に変わり、それらしくなる(笑)文字を記入する前に紙にお手本を書いてみる。ロッドの重量を計り、オリジナルの様にオンスoz.(1oz.=28.34g)での表示にした。NCA/Golden Eagle 6',2oz.I.F.I(3)はあと少しで完成する。

2018年10月11日木曜日

folstaf

6本のブラックアノダイズされたアルミニューム・シャフトをショック・コードで連結する渡渉杖wading staff「フォルスタッフ」folstaf by Fly-Tyer's Carry-All, for ORVIS...グリップ部のコルクグレードは酷く、日本人の掌には太すぎる(苦笑)NCAの改造版をみたNYが「来シーズンまでに...」と交換改造を希望。すぐできちゃうよ~(笑)グレードの高いコルクに付け替えるのにペンチでパリパリと「剥く」パイプ径は約19mm、ショックコードの元受けを考慮して切削加工。グリップ下地は糸をまいて簡単に動かないよう万全を期す。作業工程の「記憶」が蘇った(笑)
NYの使い込まれたフォルスタッフとわたしの「30年もの」を比べてみると細部が違う...ホルダーケースが高級になった。流れ止めの取り付け方や紐が変わった。ショックコードの太さも旧品の方が太い他は同じ材質と方式だけど...あっという間に出来ちゃったでしょ(笑)

2018年10月10日水曜日

angler's mail

バーモントのAlan Erdossyから近況メールが届いた。「Emiko Boezemanがトールティンバー・ロッジで結婚式を挙げた...」お~最後に会ったのはまだ小学生だったアンガス・ボーズマンAngus Boezemanの娘が「お嫁さん」かぁ~ロッジのあるバックレイクBack Lakeをマッケンジーボートで釣り人の娘らしく(笑)「お船入り」するのはアンガス、息子のクリギス、そしてエミコだ...娘を嫁に出すクリスも感慨深いだろうな。
アランはバーモントのカナダ国境近くでランドロック・サーモン釣りに行ったあと、アトランティック・サーモンAtlantic Salmonを狙いカナダ・ケープブレトンのマーガリーMargareeへ...そう10月にランがあるんだよね。「 I love the fall, wish you were here...」と言っている(笑)

2018年10月9日火曜日

Golden Eagle

1970年代初頭、Phillipson Blankで作られた「Orvis / Golden Eagle」のフルリペアを紹介した2013年8月6日「Classic Glass」の拙ブログを読み直した。オリーブ色のグラスブランクに背中を押され、ゴールデンイーグル風を目指すことに...(笑)
ブランクは6ft.#3wt.3pc.で現代のミディアムファースト。リトル・スーパーファインの様に120mmと小さいグリップとN/Sデュアルリング。スレッドはオリーブ色で、と考えている。ロッドには「Golden Eagle 6' #3wt. IFI(3)」とシルクライン・コードも表記。当然、お好みでオーナーネーム記入も可能。完成品を20%offで販売いたします... ご予約・お問い合わせはncaflyfish@Gmail.comまでご連絡下さい。

2018年10月8日月曜日

Reel Seats

今日は「体育の日」だという。ワタシの頭の中のカレンダーは体育の日=10月10日なんだけどな~1964年(昭和39年)10月10日(土曜日)から14日間開催された「第18回東京オリンピック競技大会」を記念して設定された祝日。見上げた東京の空に色分けされた五つの輪が航空自衛隊ブルーインパルスにより描かれたのは少年NCAの記憶にもある(笑)...お、そうそう。リールシート。新しいロッドに「Bellinger」の装着を考えている。この会社との付き合いも「先代」からだから永いが、相変わらずデザインは好きだし、金属・木部の加工にも信頼を置いている。

2018年10月7日日曜日

style

 「ロッドメーキングにアートのセンスは確実に求められる」とマリオさんも言っています。 『グリップ、シート周りは「宇治日記」スタイル。スレッドは透ける西陣絹糸の白。ガイドはブラック...使用するブランクはマクファーランド・グラス 』という事で作業は進めている。本物は驚愕の価格、見たことも触ったこともない(苦笑)釣り雑誌「タイトループ」2000年Vol.8を見て作る。3~4年前に何本かこのスタイルで作ったので思い出しながらの「工作」木部は既報の「埋もれ木」bog-woodを使用。木が固くて一度、切削を失敗しました(苦笑)仕切りなおして完成。ブランクに「仮組み」をしてみた。ご希望の「クリア・グラス」は発注済みで今頃、太平洋を渡っているかも知れない...あなたもこのシーズンオフに「McFarland Classic Glass」でロッド作っておきませんか?お問い合わせは ncaflyfish@Gmail.com までどうぞ。

2018年10月6日土曜日

foot print

台風24号チャーミィ(Trami)が前線を押し上げた影響で渓流シーズン「最終日」が一日早まった(今年はこんなのばかりだ・苦笑)
水を飲みに来たのかな?川のそばで見られるホンシュウジカの足跡foot print。今年は山にブナの実が豊作の年回りだと聞いた。
別段、計画をしていた訳ではなかったけど、この日の朝に都合よく完成した新しいグラスロッド。テストを兼ねて持ち出した(笑)
カワゲラStone Flyが飛び向かってきたので手で払ったら、墜落して花崗岩の溝に逃げ込んだ。長さは約35mm、デカッ!こんなサイズの毛鉤は持ち合わせがないよ~(苦笑)
災害復旧の河川工事で流れに沿って大岩だらけの河川を歩くのは辛いね。下手すると石が浮いているし、何よりもアップダウンがきつい...
この日の「圧巻」はこの尺越え雄ヤマメ!あ~ワタシじゃありません!彼のスマートフォン画像をみて、皆のけぞる(笑)#18番の小さな毛鉤で釣ったというOMはこの川の最終日に自らの足跡foot printを残した。

2018年10月5日金曜日

poison

丁度、一週間前は川にいた。今シーズンは天候不順で「酷暑」「豪雨」に泣かされた。雨雲レーダーとにらめっこをしたが、コロコロと変わる天気には逆らえる筈もない(苦笑)
川岸に咲いていた「トリカブト」アイヌ語でsurukuまたはkere-p-noye。これから抽出した液体を矢尻に塗り、狩猟をしたらしい。球根だけでなく葉にも花にも毒poisonがあるそうだ「綺麗な花には毒がある」の例え通り(笑)...触っちゃダメですよ。
オジさん達のいつもの「毒」如何に羊肉はヘルシーと言われても食べ過ぎはドク。でも食べちゃう「毒を食らわば」ジンギスカン(笑)
コチラは「気の毒」二題。流ればかりに集中していると、何十年釣りをしていても上空にある枝に注意がいかない(笑)
あ~岩手の渓流シーズン終わっちゃいました~あとは「管釣り」?

2018年10月4日木曜日

Re-Wrap

「ガイド部などの巻き直しを...」あ~いいですよ、お送りくださいと軽く引き受けたのはいいけど...送られてきたのはGreased Lineという名の他社の13'2"#6/7番のスウィッチロッド(苦笑)あらら、シングルハンドと思い込んでいたワタシも悪いので、手をつけた。巻き直しRe-Wrapはガイドを外し、ブランクをキレイにして元のガイドを削り直し、巻いて塗るという新しいブランクから作るより手間の掛かるシゴト。うわ~めんどくさ~と思っても、依頼者には思い入れのあるロッドだろうから半端なことは出来ない。困ったのは糸に塗られた塗料が固く、外し難いことだった。ロッドに使われるエポキシ塗料ならば少し熱をかけると外しやすいのだが、なにコレ?無駄な時間が過ぎてゆくだけ。それでもガンバリました21ヵ所の巻き直し、ネーム部分の書き直し...NCA11'6"#6/7の4pc.「Grilse」という小粋なロッドありますが~(笑)

2018年10月3日水曜日

Gray Ghost

2014年12月にアルケミータックルのUDグラスブランクを使用して、NCA好みで作ったロッド。ガイドラップをグレイとホワイトの縞々で巻いたから「グレイ・ゴースト」と名づけた。...「Gray Ghost」と言うとストリーマー毛鉤を思い浮かべる。1924年メイン州の女性、Carrie G.Steventが巻き、Rangeley Lakeで大きなブルックトラウトを釣ったと記録されている(以前、ブログに書いたと思う)Gray Ghostと言う文字の綴りと発音した時の響きが好きでロッド名にした。画像の7'5"#4/5 4pc.ロッドは試投しただけで実釣には使っていない。4年間、棚に飾られていた「新古品」わたしはDT4ラインを乗せるのが好き...新しい竿に「Gray Ghost」のネームを付けたいので、このロッド一本、販売いたします【S O L D】お問い合わせ等はメール ncaflyfish@Gmail.com までどうぞ...

2018年10月2日火曜日

bog-wood

 bog-wood 埋れ木...北上川の河川工事の際に発掘されたらしい。河床から6メーターの深さで発見、掘り出された「うもれぎ」は楢の古木だという。長いあいだ空気が遮断され水圧が掛かり目が詰まっていて全体に炭化して黒ずんでいる。近所の顔見知りの「指物師」に頼み込み丸鋸昇降盤を使い5mm厚X40mm幅の板材にしてもらう...久しぶりに作る「宇治日記」風味リールシート。必要なエンドキャップとシートチェックを切り削り出す。いったいどれだけ長い年月を経てここまで重い硬木になったのか。埋れ木の表面は炭化Carbonizationがすすみ石化が始まっていた。塗装をするとご覧の様な「歴史」を秘めた深い色合いに変わる。

2018年10月1日月曜日

Fly Reel

「アルキュオン・フライリールの調子がおかしくカラカラ音が、ちょっと診てくれますか...」と送られてきた。サイズはSmall Troutで2000年の「ミレニアム」記念モデル(笑)あれから18年使われて、どうした?と開けてみる。センターネジはニッケルの専用ネジ。溝はニッケルより柔らかく傷のつかないアルミ一円玉サイズで作った(設計者なので詳しい・笑)シンプルな構造なので、考えたのはバネ折れかスプールの変形だったが、開けて大笑い。ドラグ用三角ラチェットが外れて遊んでいただけ。一度も開けたことが無いのかな?ラッカーシンナーで汚れた部分を脱脂して清掃。再びグリスアップしながら組み立てた。
バネやラチェットのパーツ類はまだ多少あるので、お困りの節は「NCAに先ず相談」することをお勧め致します...はい。