2014年12月31日水曜日

Countdown

「30日までに間に合いますか?」とご連絡いただいた"La Loue 8645"・・「あ”~無理です」電話があったのが28日(日曜日)いかに「サッサの左之助」のわたしでも年末のこの時期では(苦笑)・・でも頑張りましたよ。大晦日に「仕上げ塗り」をすれば2015年元旦に出荷?...いえいえ3日ころの「初荷」ですな。シートコルクを削り出すのでペゾンタイプ金具を探したら、あらっ、こちらも「カウントダウン」あと数える程に・・作っていた会社も廃業して、無くなっても作る予定なし・・
そう言えばPEZONがHardy で作ったリールがどこかのお店にあったよな~と検索してみると、ありました「フライ・イナガキ」ちょいと画像を拝借。"Pezon Super Parabolic 76"、Hardy Marquisがベースですね。詳しいサイズが書いていなかったので「76」って何だぁ?・・・そう、さすがメートル法の国、フランス。直径76mmなんですねーということはマーキス#5のサイズ(3インチ)と判明。表マーキス裏ペゾン(笑)・・欲しいでしょ?「売約済」でしたけどー(残念!)

2014年12月30日火曜日

Trump

片付けをしている時、出てきた復刻「川上澄生・西洋骨牌(とらむぷ)」昭和49年(1974年)二見書房刊。久しぶりにじっくりと別冊豆本まで観ていたら面白くて、川上澄生版画は素晴らしいな~と掃除の手も止まる・・今年も残すところ2日。作ったロッドを数えるのをやめて久しいが、今年も「たくさん」のご注文ありがとうございました・・行く年、来る年、良い釣り、良い竿、nca!(笑)
アイヌ交易品は「鮭、鰊、鹿、鶴、白鳥、トドの皮、ラッコの皮、鯨の油」

2014年12月29日月曜日

2015

来ました「岩手県内水面漁業協同組合連合会、平成27年県内共通遊漁承認証」....あ~長ったらしい(苦笑)これで大体のところで釣りが出来るけど、使えない単独漁協河川は有家川、譜代川、津軽石川(下閉伊郡山田町の区域を除く)吉浜川、米代川、岩洞湖、雫石川(上流部)、磐井川・・雑魚の年間入漁料は¥15,700也・・「きれいにね 未来の川に つなごうよ」が今年の標語(笑)

2014年12月28日日曜日

Quad

1846年にSamuel Philipe により製作が始まったと言われる"Four Sided "その製造技術は William Edwardsに引き継がれ"Edwards Quadrate"として名を馳せた。これらの竿は四面ロッド製作の重要な「お手本」としてエドワーズの継承者でもある「Clarence W."Sam" Carlson」 の手を経て現代 Quad Rods へと発展していった・・1991年に"T&T Quad Commemorative"として7ft.DT4 line用として限定製作されたロッドの形にncaはクラッときましたが...さて、あなたが選ぶのはどの様な「カタチ」でしょうか?...nca/ Quad 7'3" #3 3pc. Rod

2014年12月27日土曜日

Workbench

受注した"Special Trouter" bamboo rods 年内には終わりそうもない。グリップもリールシートも量産出来ないし(する気もないのだが・・笑)粛々と作業を進める・・簡単なオーダーシートに標準とか特注とか記してあるので、間違わないようにお客様ごとに一本づつ製作する・・まぁ、解禁までまだ間があるし、な~んてたかをくくっているとあっという間に時間が過ぎる・・先日、岩手県内水面魚連に来年の「年券」を依頼。あと二ヶ月ちょっとで「渓流解禁」じゃないかー!

2014年12月26日金曜日

A-bag

nca/ A-Bag・・暮れも押し迫っての「入荷」(苦笑)・・日本の縫製職人の手により、9号帆布で作られたNAVYと生成りの二種・・税込価格¥12,000(送料別途)

2014年12月25日木曜日

LJ3

Tom Morgan Rodsmiths のFiberglass Blanks LJ3 6'9"#3 2pc.を使いnca にて製作のロッド・・このお客様は二本目のブランク持ち込みで(笑)ヤマメ釣りに楽しそうなアクションですね~今回、金具類はすべて「黒」でとのご注文。ワインディングチェック、リングキーパー、Bellinger社リールシートを黒染めにしたついでに、真鍮製?のフェルール・クラスプも染めちゃいました。ガイドの組み合わせも「黒」にこだわりまして(笑)SnakeBrand社BlackNickelと旧 Mildrum社 SRMC #8(黒染)・・それではとアルミケースに貼るラベルも「黒バージョン」

2014年12月24日水曜日

Dharma

Alchemy "Dharma" 7'5"#4,4pc. Blanks を使い製作...スレッドは「京都西陣・正絹 3x3」飾り巻きに「KSKパールヨット・絹糸」の黒をあしらう。ガイドはストリッピングに旧 Mildrum 社 SRMC#8を黒染、Snake Brand社 Nickel Blackスネークを使った。ガイドフットが透け透け(笑)・・アルケミータックルのオリジナルネームは「達磨」今回のはお客様のご希望で「宇治日記」ふう(爆)
赤センカイもご希望で...センカイの語源を思いついた。センは栓、カイは開ではないかと(他説もあると思いますが)まぁ、パイプの詰め物(笑)
リールシート周りはこんな感じに・・このタイプ何本か作ったな~と思い出した。

2014年12月23日火曜日

Amulet

amulet(護符、御札)・・この罰当たりめがーと思いつつ、来シーズンの「大漁」を亀ケ森鎮守、八幡神社の恵毘寿大神と大国主大神に祈願する・・岳川(稗貫川上流部の呼称)だと早池峰神社かしらん?・・発売以来ご好評を頂いているロッド"Special Trouter Bamboo" や nca Rod を使う方にご利益が有ります様「二拝二拍一拝」・・この際、神頼み・・恵毘寿様の獲物は大鯛だけどね(笑)

2014年12月22日月曜日

ParaGlass

ParaGlass 3pc. Rod...今年も振り返って見るとグラスロッドの製作率が高いな。まあ、本人がグラスロッド好きなんだから仕方ないのだろうけど(笑)宣伝をさせていただけば、バンブー、グラスだけではなくグラファイトだって...お好みに合わせ、三種の素材からお作りする「ncaのフライロッド、アリマス!」

2014年12月21日日曜日

Kameglass

Kameglass については何度も書いているので今回 は「特注」のシートフィラーをお付けしたモノのご紹介。ブライヤー・ウッド、バラ科の低灌木でそれも根に近いところを加工し使われる。素材本来の色は渋い黄土色だが着色剤により「赤茶」に染め上げた後、表面塗装を施すと複雑なまだら模様(Mottled)が現れる。ブライヤー=喫煙パイプを連想される向きも多いかと思う・・Kameglass のブランク色レディツシュ・ブラウンと出会い、組み合わせられ、よりClassicな雰囲気に。それにしてもこのブランクカラーいい色だな~と自画自賛(笑)

2014年12月20日土曜日

Ferrule Clasp

"Tom Morgan Rodsmiths"のブランク、トップセクションだけには「フェルール・クラスプ」が付けられている(画像上)Clasp(留め金の意)はこの場合「割れ防止」だろう・・nca/K-Glass(画像下)にも付けてみる。こうして並べてみると同じ長さ、番手の6ft.9inch.#3番でもテーパーの違いで太さが異なるのがわかるが、カラーリングはほぼ同色(笑)TMFのは茶色が強く、ncaのモノは赤みが強いバーガンディ(ワインカラー)エンジ色。ちょっと見では見分けが付かない・・HLL/ Goldenshadowには上下にフラットなクラスプがつけられていた・・

2014年12月19日金曜日

Workbench

昨日は二度も車のABS機能が作動した。そう、雪道で急にウインカーを出し止まった車に衝突回避するので一回(なんだよー!)時速20Kmくらい(遅!)で不安定運転な車のために一回だ。気温が上がり中途半端に融けた雪道は怖い。特にヘッドライトに怪しく光る「ブラックアイス・バーン」は慎重なブレーキングが肝要。スタッドレスタイヤだろうが何だろうが、スーッと滑る・・夕方、塗ったグラスロッドをボーッとながめ乾燥状態を確認。さあ、仕事の算段をするか・・

2014年12月18日木曜日

Measure

インチ・メジャーを手に入れる前、センチメートルに換算(convert)しながらガイド間隔の印をしたのは大昔のこと。今はSTANLEYの巻尺とミシガン州Proof社のMatt Draftから貰った巻尺があるからとても楽だ・・メジャーの1インチは16分割されていて、1/16inch 、1/8inch、1/4inch、1/2" ごとに目盛が刻まれている。例えば「39-3/8"」は39"から1/8"目盛三つ目のところにテープを貼れば良いし、次も同じように右へ移動し47-1/2"ならばそこにテープを貼る・・これでメーカー指定(推奨)の「ガイド・スペーシング」が簡単にできるわけ・・ロッドの完成を想像しながら、下準備に費やす時間も愉しいひと時である・・

2014年12月17日水曜日

Workbench

島倉千代子の歌が聞こえる(笑)・・♪人生いろいろ、ロッドもいろいろ、グリップだっていろいろつくれるのぉ~♪・・お客様により、色々なリクエストがあるものだといつも思う・・ま、そりゃそうだ「ロッドの顔」だからね~いくら「既存のメーカー」に似せた形にしても、nca が削っているので「なになに風」ということでご容赦くだされ。おまかせの場合には「nca 風」となります(爆)

2014年12月16日火曜日

MONT BLANC

BLANCで反応した人は完全に「釣竿病」に冒されています(笑)・・モンブラン万年筆のインクを久しぶりに買った。文房具店の棚に厳しい箱に収められたインク瓶、ああこれだと手にした時には気づかなかった。家に帰り開封すると、見慣れない形に...あら、四角くなったんだ。裏を見ると以前はドイツ製だったモノがオーストリア製に・・インクはMIDNIGHT BLUE 好きな色だ。8カ国語での表記もある...BLAUSCHWARZ/ BLU-NOIR/ BLU NERO/ AZUL NEGRO/ブルーブラック/ 藍黑色/キリル文字なので書けない(笑)蓋のマークも白外輪が付き、印象が変わった・・さてと、ぬるま湯でFountain Pen(万年筆)を掃除するか・・

2014年12月15日月曜日

Oxidize

Mildrum社のSRMC #8... Mildarbide guide Standard Cradle frame、通称カーボロイ・ガイドを酸化液で黒染め(blued)にする。クレイドル(ゆりかご)部はニッケルシルバー・ワイヤーで出来ていてミルダーバイド・リングとの接合はSilver brazed construction(銀ロウ付け)されている。このロウ付けも職人の上手下手があり、ハミ出しの多いものは接合部の「黒染」に苦労する。硬質ナイロン製の回転ブラシで磨き出し脱脂のためシンナーなどの溶剤に漬ける。その後、酸化液に浸し黒くなった時点で水洗い・・と言うのが黒染の手順。

2014年12月14日日曜日

Special Trouter

今シーズンからフライフィッシングを始めた青森・八戸のKRさん・・「初めからバンブーって平気ですかね~」問題なし!素材は変わっても釣竿には変わりありません(笑)かえってバンブーでキャスティングや釣り方をマスターしてしまえば、グラスもグラファイトも楽々で振れちゃいますよ~来週中には皆さんからご注文いただいていた「Special Trouter Bamboo」第一陣を出荷いたしますね。

2014年12月13日土曜日

Joker

今日の「nca甘口コラム」(笑)は都合によりお休みです、またのご高覧を。Thanks...Danke...Merci...Obrigado...Gracias...謝謝...ありがとう。

2014年12月12日金曜日

Snake

「レッドスネーク、カモ~ン!・・」昔、東京コミックショーという蛇使いのコントがあって、この場面になると腹を抱えて笑ったものだ。覚えてる?いや、知ってる?・・今日は蛇のことではなくてフライロッド用スネークガイドのこと・・米国のSnake Brand社のBlack Nickel guideをお客様のご要望により取り付けることが多くなっている。出始めた頃は製品のバラつきが多く、え~?てなもんだったけど近年は安定し素材も変更され、ループの立ち上がりも美しい・・ただこの円安ドル高の状況で輸入はいや~な感じになっている。価格改訂か?(苦笑)釣具輸入の場合、送料とは別 に掛かる経費に関税3%+通関料+消費税6.3%+地方消費税17/63がある。なんじゃ?税の四重取りか?とも思われる訳のわからない制度。入荷してきたスネーク・ブランド・ガイドにも「課税通知書」が添付され、当然のように適用される。この分も割り振って消費者にご負担願うこととなり、結果、ロッドの価格上昇に反映してしまう・・これは笑えない話だな。

2014年12月11日木曜日

Varnish

昨日、一回目の「染み込ませ塗り」を終えたスレッドの色変化をご覧に入れたところ「え~!」と反応が。一度塗でアレだから二度目じゃ「えーえっー」かな(笑)
左が一度塗り、フェルール側が二度目を塗ったあと・・一度目は染み込みとガイドの固定のために「エポキシ塗料」を塗る。ここまでは「開示」するけど、二度目以降の塗料は「ヒミツ」・・なんたって「北の釣人社・謹製 秘伝のたれ」だからね(創業以来、付け足し付け足し...鰻のタレや焼き鳥屋じゃないんだから、これは嘘です)3ヶ月で廃棄しないと「わや」になってしまう塗料とだけはカイジ・・皆さんにおみせしようとラベルまで作っちゃった~こういうアホな事をやる時間はある...そんな暇あるならロッド作れ!だって?ハイ!今やってます(笑)

2014年12月10日水曜日

Wrap

T&Tのオリジナルに倣い、レモン色の糸でガイド部を、ティップ・トップ下とフックキーパー部分をリッチブラウンに黒の飾り巻き入りで巻く。黄色いスレッド?と思われるかもしれないが、昔からバンブーロッドにはよく使われる「色」・・塗装をすると大変身....いや「大変色」するのです、いい感じにね・・
上がスレッド上を塗装前で下が一回目の「染み込ませ」塗装を施したモノ・・聞くと見るとではえらい違いでしょ~(笑)

2014年12月9日火曜日

Special Trouter

一週間かけて何本か塗装の乾燥完了した「Special Trouter Bamboo Rod Blanks」・・眺めながら使用するパーツを集めてみる。グリップ、シートは同じスタイルだったり「別誂」だったり、受注メモを見ながら作る。今日から「一日一本、三日で三本」三本作って、また二本・・と続く♪「釣竿屋のマーチ」(笑)

2014年12月8日月曜日

Plug

Alchemy Tackle Fiberglass の♂ペグに「栓」をする・・業界では通称「センカイ」と言われていたが、その字と語源は知らない。グラスのパイプ状のものだから穴が開いている。そのままでも良いのだが、気分としては埋めたい(笑)穴径より大きめのポンチを使い、ウレタンフォームから押し切り抜く。この場合はライトグレイ色を使用・・接着剤と共に圧入後、カッターで余分を切り落とし完了・・

2014年12月7日日曜日

Glass Rod

マニアックで高品質なフライリールを作る、大阪の「Alchemy Tackle」 から12月6日に発売された「アルケミーな」ロッド のこと。Fiberglass 7'5"#4番指定で4ピース、Parabolic Action。シャフトはUD-Glassの生地色、乳白色である。これを見たときに「あ、Ghost!」ゴーストというロッド名を付けたいと思った。むむむ、フライ釣り師としてはゴーストと言えば、高名な毛鉤「グレイ・ゴースト」が浮かぶ・・楽しい連想ゲーム。スレッドの色やグリップ形状、リールシートなどを頭の中で組立、推敲してたどり着いたのがこのカタチ・・Alchemy Tackle の KAさんに画像をみせたら「やっぱり・・・、こっちの方が、ncaのロッドらしい!!なんて言うんだろ、一連の作品の流れに乗ってますよね・・」とご返信。あら、確かに誰が見てもnca 好みで・・・・「Gray Ghost Rod」by nca / Alchemy Tackle Fiberglass Blank を使用...
錬金術...幻影...4本継ぎグラスロッド...爆釣!...神秘的な連想でしょ(笑)

2014年12月6日土曜日

Sticker

「GRAFIX-Y」に頼んであったロッドケース用ステッカーが完成した・・ロッドチューブは価格面から別売りの形をとっているのだが、ケースご購入のお客様には内容ロッドのスペックなどを記入したこの「新ステッカー」を貼付することに・・・Remington Rand 1950年型の印字で・・あなたのネームも入れられます

2014年12月5日金曜日

Ferrule

英和辞典でferruleを引くと「ステッキなどの石突き」と書いてある。あはは・・釣師でそんな解釈する人はいないと思う。竿を継なぐための「ジョイント」だよね~銅とニッケルの合金や砲金と言われる銅と錫の合金、真鍮などが「金属フェルール」に使われる。米国のあるフェルール・メーカーのカタログに「当社のフェルールはニッケル18%合金で、完璧なフィッティング・・」とある。この金属ジョイントは柔らかければ減りが早いし、硬ければ食いつき抜けなくなるので始末が悪い。40年前に国内メーカーがステンレスで作ったものが存在したが食いつきが良すぎて、抜けなくなる事故続発。その後、すべてニッケル合金に変更した。あ、わたしバンブーロッドは「金属フェルール支持者」ですから(笑)

2014年12月4日木曜日

Scraper

右下で光るものが「T・スクレーパー」・・こそぎ落とす道具とでもいうか。小刀の様でいて刃は立てられていない、鋭角に付けられた厚みがあるだけ。握りの部分はヤスリ状に加工されている。手練の鮎釣り師で数々の釣具特許をお持ちの下町のTさん・・直ぐに閃いちゃう、アイデアマンなのである。師は「剣道」にも熟達されていて「竹刀ってバンバン使ってるて~とすぐにささくれちまう。それじゃってなもんで削り工具をイタズラしてみました・・バンブーなんかのロッド工作にもいいんじゃない?」と渡されたのが20年前・・老師のニヤッとした表情と口癖の「イタズラしてみました」を思い出しながら・・イタズラしています。

2014年12月3日水曜日

Snow !

今朝起きたら、ラジオやFFストーブの「表示」がピコピコ・・あ~昨夜、停電したんだな。時刻合わせをして外を見るとまだ暗い。県道をローダーが除雪している・・明るくなってきたのは6:20を過ぎた頃だ。新聞を取りに下まで降りると久しぶりの感触。キシキシと締まった雪の上を滑らないよう恐る恐る歩く・・
あらら、枝に積もった雪でトンネルになってしまった。この木を切らないといけないかな?昨日の降り始めが重たいボタン雪だったから、それが付着して昨夜のうちに軽い雪が積み重なったと思われる・・東北電力の架線は山の中を通っているので、雪で倒木し電線を切ったんだろう・・今日は雪掻き機を動かすか~

2014年12月2日火曜日

Dip

"Special Trouter"bamboo rod の受注がたまってきたのでシャフトの「塗装工程」に入る。昨日の暖かさと異なり、今朝は冷たい雨。午後になるともっと寒くなり「雪」になるらしい。外はまだ真っ暗だ・・保温箱に設置した「ひよこ電球」のサーモスタットが自動的にON/OFFしてくれていて、庫内温度24℃。暖かな箱の中でディップ・タンクに満たされた塗料は程良い粘度を保っている。早朝からやれば日中には別の作業が出来る・・「早起きは三文の徳」あっ、ポチッと変換したら「得」じゃなくて「徳」なんだね。

2014年12月1日月曜日

inscription

Thomas Maxwellの書体を真似て「Special Trouter」と記入・・Maxwellの文字特徴は「S」や「T」にある。数字もカチっと書くので、H.L.Leonard に移籍した後に作られたロッドの数字も「あ~マクスウェル先生のだな・・」と直ぐに判る。
上がマクスウェル文字(笑)の1977年Classic....下は1990年Caenis。似せてはいるものの数字の書体が明らかに異なり、別人が記したとわかる。今回 販売するバンブーに記入する文字はわたしが「や~ぃ、まねっこ漫才、まねやの小僧・・」と囃されながら、息を止めて書いている(爆)

2014年11月30日日曜日

Special Trouter

T&T 1979 Catalog に掲載された「The Special Trouter」・・一時、7'0" #4/5を所有していたが手放して今はない。記憶とカタログの写真から、nca 好みの「スペシャル・トラウター」を作る。ブランクは昨日のブログで紹介したモノ。思い立つと待っていられなくて(苦笑)塗装前のシャフトにコルクシートとグリップ、こんな感じかな?と糸を巻いてみた。早速ご注文いただいた方からは「まだシーズンオフ長いですから、ゆっくりと~」と釘を刺された。でもね、明日からシャフトの塗装を始めるとしても年内にはできちゃいますよ~(笑)販売価格を抑えるために基本仕様はこの「Special Trouter」・・勿論、お好みで製作いたしますが・・

2014年11月29日土曜日

Blanks

物置の隅に古色蒼然たるスポーツ新聞に包まれ、寝ていたいたモノ。その存在は覚えていたけど面倒なので放ってあった。アルミパイプを取りに行ったついでに仕事場に持ち込んだ。古新聞の日付は1993年(平成5年)5月1日(土)とある・・素材はトンキン竹、2ピース六角竿。廃業した老舗釣具会社の熟練職人さんが手をかけたブランクだ。工場のあった薩摩川内(せんだい)は古くから竹工芸の町、ここで生産。この町、市町村合併後は川内市。最近は原発騒動で名が知れた・・読み方を間違え失笑を買った大臣もいたけどね~
何故、面倒だつて?・・フェルール部に塗装工程に移る前のマスキングがしてあるのだ。それも20数年で劣化してベッタリ、ゴアゴア、バリバリのセロハンテープ?!旧職人さんはすぐにでも塗装するつもりだったんだろうね・・フェルール部分ここが手強いので避けていたが、磨き出してピッカピカ。シャフトをサンディングしてみるとさすが昔の竹、ストレートグレーンの美しい肌が現れた。丁度、塗装するバンブーがあるので一緒にと持ち出し数えたら7フィート#3/4 が5本、7-1/2 #3/4 と#4/5が合わせて16本。バンブーの値段とは思えない価格設定で販売。メールにてお問い合わせ下さい・・ncaflyfish@Gmail.com