2020年7月31日金曜日

Curtis Creek

「カーティス・クリークは文字通りには”カーティス(男の子の名前)の川”ということ。そして、これはいつもこっそりと釣りにいく川という意味...」シェリダン・アンダーソン著「the Curtis Creek Manifest」前文より...長雨で増水はわかっているけど、わがカーティス・クリークまで覗きに行った(笑)バスの終点はその名の通り『涌水」ワクミズ。道が途切れるところまで上がって、その後、下流部へ向かう...
集落の守神「神倉神社」は小高い丘の上にあり、沢沿いのビニールハウス群を見守っている。「山葵」(ワサビ)はこの土地の名産品...
案の定、大好きな流れはガンガン、ゴンゴンと溢れてる。水が引いて毛鉤釣りが出来るまでは一週間くらいかな...と釣り人の希望的観測。
支流の流れ込む「農家前」もダクダク。草が倒されたところまで水が上がり、場所によっては70〜90cm増水したみたいだ...
お、下流の堰堤脇いつもは役立たずの「魚道」に水が流れているよ...葦も倒され釣り易そうだが、如何せんこの水量と勢いじゃ〜どうにもなりませんな。他の沢、あたってみますー(苦笑)

2020年7月30日木曜日

return

「フライフィッシングは10年ぶりです。学校に勤めていたため、土日が自由にならずイライラがつのるばかりでした。今は一時的に役所勤務で土日が休み。コロナ禍のため趣味で続けていたバンドは軒並み出演見送り...ふと思い出して釣りを再開してみたら、なんと楽しいことか!ただ、仙台近郊の川はすっかり魚がいなくなりました。そのため、人がいけないような山奥に行くことが多くなり(仙台も山は多い)今回のパックロッド購入に至ります」とFFに復帰returnするというメールを貰った。"Smuggler"ふう6'9"#3/5pc.glass Rod、仕舞い込み寸法44cmはその役割を果たしてくれるでしょう。

2020年7月29日水曜日

JET

ジョン・タランティーノ(拙ブログ2015/8/20のJon E.Tarantinoに記事あり)のデザインにより704/765/806/866/906/867/907/898/909/9310の「JET」Setシリーズを世に送り出したのが今から48年前(1972年)の事だ。初期型JET806がジョイント不具合で修理にやってきた...
このフェノール樹脂phenolic resinに白いスピゴット・フェルールspigot ferruleのグラスロッドは当時、サンフランシスコにあった「タランティーノ商会」を通じて全米に紹介された...このロッドのスピゴット・ペグは長年の使用で摩耗して「どん突き」状態。ncaflyfishブログで読まれたと記憶されていて「依頼」された。巻糸は変色しているけど大切に使用されていてペグを治すだけで、まだまだ活躍できる...(笑)

2020年7月28日火曜日

Custom

Kabuto 703-3pc.Yellowのブランクを使いイメージされた仕様に従い「世界に一竿」NCAで作る「カスタム・ロッド」持ち込まれたBellinger社の旧型DLSB黒染めでウッドはBox Elder Burlを装着。グリップは130mm長さで中央部が少し膨らんだシガー先丸。フックキーパー無し。リールが左巻きの場合はこちら側にハンドルがあり、写真を撮る「正面」になるのでネーム左側に記入。トップからバット方向に手書きする...

2020年7月27日月曜日

Shooter

昔、オービスに「Shooting Star」と名付けられた8'6"#8のグラファイト・ロッドがあった。名前が同じでは面白くないな〜作っているときに、WowWowで何度も観た2007年のアメリカ映画「Shooter/極大射程」主演のマーク・ウォールバーグ演じる前哨狙撃兵スワガー・一等軍曹の顔がチラついて、8'2"#7の「大物狙い」ロッドに「Shooter」シューターと記入した(笑)北海道・KHOから「魂入れ完了」と送られてきた画像。Hardy Princess Multiplier 3-1/2"に巻かれたスパゲッテイ(今はパスタというのか)の様なラインはシューティング#7ライン。道東を流れる川で極大射程まで毛鉤を投射する...むぅ〜ん太い!

2020年7月26日日曜日

CTS

NZオークランドから世界中のカスタム・ロッドビルダーへ信頼でき評価の高いブランクスを供給しているCTS(Composite Tube Systems)はユニSグラスunidirectional S-glass素材を巧みに使用して、日本のフライフィッシング・シーンでも活躍...今年から5%ほど現地価格が上昇、お好みのカラー塗装も別料金。DHL送料もアップ。しか〜し良く考えたら地球の裏側の南半球・NZから北半球・岩手まで7,000円位で来ちゃうんだよね、国内を移動するより安い(笑)...画像の7'6"#3/4pc.color/Smokeは「展示品」で即納可。ncaflyfish@Gmail.comへお問い合わせを...

2020年7月25日土曜日

Silk

日本の誇る「絹糸」silk threads。蚕の繭から作った生糸を原料とした長繊維の糸は引張強度において鋼より強く、世界で最も強い天然繊維と言われる。 米国表示でいうsize:3/0(日本では100番)とsize:A(50番)が現在入手できる。優れた染色技術により色数もこの見本帳にあるだけで171色。ここからご希望のあった画像の巻き糸「ブルーグレー」に近い色を数色試して選び出したのがNo.27。塗料の染み込みにより多少濃い発色になるがコレで合っていると思う。...しか〜し、これを使いロッドに仕立てる予定のブランクスが未だ来ないのだよ...

2020年7月24日金曜日

Lefty

CTS/FZ763-3 ブランクスを特別色に塗装して「Golden Shadow」風に製作。「あの糸があるうちに...あのカタチで」とオーダーされた人は左利きLefty。レフティーNと釣りをすると川の右岸と左岸に別れるから効率の良い?釣りが出来る(笑)...1977年以降のHLLで使われていたREC社HCRNSのリールシート、140mmのコルクグリップを装着。ファイバーグラス版ゴールデンシャドー...同じブラウン特色塗装されたCTS/763-3 ブランク一本あります。お問い合わせはncaflyfish@Gmail.comまで

2020年7月23日木曜日

plug

plug栓...何回か解説したと思うけど(千回!なんちゃって・笑)パイプ式のオス・フェルール(ペグ)はゴミや水気が入らないように「センカイ」なる詰め物「栓」をする。ブランク売りだとここまではやってくれないのかな(苦笑)Kabuto Rod blank 703Yellow-3pc.をお好みのカタチに製作。送られてきた画像によれば、ご希望のスタイルと巻き方は...
130mm以下のグリップに「絹糸」silkのオレンジ、赤、黒それに白の4色使い。リールシートはBellinger社の旧型box elder burl。金具類は全て「黒染め」をご希望なので旧Perfection tip top社black snakeにストリッピングはPerfect社の黒フレーム/赤アゲイトを使う「マニアの一竿」

2020年7月22日水曜日

stylish

NCAの手掛ける「Golden Shadow」通常はautumn brown(こげ茶色)のParaGraphで作るけど、たま〜にダイアモンドバック・ブランクがやって来る(笑)このスタイルとカラーリングはとても「オシャレ」で今の市販品には出せ無い「粋」と「品格」が漂う、と思う。NCAが「大人のロッドはかくありたい」という「カタチ」を再現したといえる。ま、自画自賛ではあるけどね(笑)連休に合わせて作り、出来上がったは良いけれど受け取り予定が「感染拡大・釣行自粛」で流れてしまった。いつになったら岩手まで大手を振って取りに来れるのかしらん...

2020年7月21日火曜日

tickness

コルク一個の厚みは1/2インチ、直径は1-1/4"で1/4"の穴が開けられている。日本人が教育された「メートル法」で言えば約13mm厚、32mm径、穴は7mmくらい。これをビニルエマルジョン系接着剤で圧着。スティック状にしてから成形する。HLLスタイルのグリップを125mm長さにします?と言ったら「そりゃ私の手には短いな〜お任せだけどあまり短くないように」とのことなので標準的な長さ140mm(コルクコマ11個から切削)に落ち着く...送られてきたグリップスタイル図面に要所の寸法が記されたものもあり、各人のイメージに従ったスタイルとサイズでの製作を心掛ける...(できるだけ・笑)
コルクコマ10個を接着した通称「130mm」グリップ。多少の差はご容赦あれ(笑)接着後、握りながら調整、眺めて調整を繰り返す...

2020年7月20日月曜日

remodel

昔、NCAで輸入販売したDiamondback DRG06634をHLL/Golden Shadow風に「改装」する。それも本邦に輸入され始めた1970年代後半から80年代初頭のスタイルにする。オリジナルよりはるかに「綺麗」にね(笑)カラーリングも「オータムブラウン」に塗り替え、メインスレッドは例のグデブロッド社#832 Beigeを使う。N/Sリングでフェルール・クラスプを作り取り付ける。以前修理したGS704は125mmだったけど、ここはオーダーに従いコルクグリップ長さ130mmで作業...

2020年7月19日日曜日

Pepper

「山椒は小粒でピリリと辛い」NCA/Bamboo 663 swelled buttはDryFlyでピシッと釣る(笑)裏山の伐採中サンショウの木を見つけた木樵さんから「山椒は実も葉も乾燥してから摺り下ろし使う」と言われた。その際使うスリコギも山椒の木から作るのがよろしい。Japanese Pepperが山椒の英名。日本原産の香辛料、別名ハジカミ(椒)で「辛い」という意味がある。山にあるから「さんしょう」と呼ばれるらしい。NCAの短竿には6'0"、6'6"があり山椒のようなオリーブ色のシルクスレッドで巻いた。いずれもピリリと...(笑)

2020年7月18日土曜日

Countryside

「おおもり」でいいんじゃないの?といつも思うが「ふじかめ」蕎麦店では「もりの大」と言い直される(苦笑)昼飯を食べた後に水量が気になって近所の沢の視察。合流点あたりの草はなぎ倒されていて増水した痕跡があった。すぐ上流に餌師が一人。水が出たのでミミズかな?水位の基準にしている亀のような石も水没していたが、このまま雨が無ければ釣りに良さそうだ。やや高めで水勢は強いが澄んでいるじゃないか...
釣り支度はしていないので、後日再来。気温は17℃まで上がってきたけど、長雨による日照不足で農家は稲の生育状態にヤキモキ。首都圏の釣り人達は来週の連休釣行予定が「感染者数の増加」で中止になり、いつなったら岩手の釣りに行けるんだーとモヤモヤが続く...

2020年7月17日金曜日

North Star

裏山の開拓中、水溜りに踏み込んだらジワッと右足に浸水。以前から何となく感じていたが7年間、雪掻きや草刈りに活躍したC社の長靴がついにオシャカ。次は絶対これと決めていた「長靴屋・北のマルシャン」#1000番をネットで発注したら翌日に到着。北海道は近い!(笑)パンフレットに「日本における総ゴム靴、つまり長靴の製造・生産を行っている会社は4〜5社...北海道・小樽市に創業から80年間もの作りを続けてきた第一ゴムはその中の一つです。かつてバブルの頃、同業他社は海外に拠点を築く中、あくまでも国内工場で安定した品質管理と坂の街小樽の厳しい気候に密着した防寒性、耐滑性の高い靴作りを心掛けて参りました」とある。素材は天然ゴムと合成ゴム(スチレンブタジエンゴム)早速、試してみたら高額な外国製より足首もしなやかで遥かに「履き心地が良い」じゃないか〜日本製...税込み¥13,200也
北海道開拓使が北辰旗に採用した「五稜星」(北極星north star, Polarisがモチーフとされる)を連想させるマークが左右に配置されている。

2020年7月16日木曜日

Woodcutter

ヤマユリが咲き始め、近くを通るだけで強い香りが漂う季節になった。裏山のアカマツが数本、カミキリムシが媒介するマツクイムシ(マツノザイセンチュウ)にやられて「松枯れ」腐って倒れたら危険なので「伐採」してもらう。大木の伐倒はとても素人に手が出せないから長年、営林署に務めていた「その道のプロ」Woodcutter木樵にお願いした...
大型のチェーンソウを駆使して作業する様はさすがである。倒す方向を決め、倒す辺りを刈り払う。ウィーンと見事に計画した場所に切り倒し、約90cmの長さで切り分けていく。年輪の判る切り口も鮮やか ...
腐れ度合いが「軽度」ならばバイオマス利用ができると言っていたけど、薪に利用するのは今回の伐採ででた楢(ナラ)などの雑木。

2020年7月15日水曜日

inquiry

CTS/blanksの話...以前とHP内容が変わったとブログに書いたのは12日、どうも気になってメールで問い合わせをした。customer services and administration顧客サービスと管理部門のMeganはいつも親切・丁寧に対応してくれる。日本とNZオークランドの時差は2時間で(向こうが先に進む)その日のうちに返信があった。尋ねたのは703-3pc blanksの件「まだ作れますよ、一部のカスタムデザインも可能です。カスタムのページで利用できるものは、標準範囲に基づくカスタマイズだけですが見積もりをご希望の場合はお知らせください...」と言ってきた。うっひや〜欲しい...「CTS/unidirectional S-glass 703-3pc.欲しい人、手をあげて!」(笑)先ずは今なら出来るブランクの確保。どの様なロッドにするかはその後に考えるとして...お申し込みは7月30日まで。気になる方はncaflyfish@Gmail.comまでメールでお問い合わせ下さい。

2020年7月14日火曜日

wait

♪まてど暮らせど 来ぬブランクスを 良い待ち竿のやるせなさ 今宵は月も出ぬそうな♪「宵待草」(作詞:竹久夢二、作曲:多 忠亮)ふうに口ずさむ...長引く新型コロナ禍の影響で国際貨物の便もメチャクチャ。天候も悪く、釣りにも行けず気が滅入る〜コルクやリールシート、ガイド、スレッドのパーツを揃え眺め、まだかまだかと待つばかり...

2020年7月13日月曜日

Bookshelf

雨が続いて釣りに行けない。毛鉤を巻くのも飽きた(苦笑)昨日は「前線と低気圧」が断続的に大雨をもたらし遠野で一時間に31mmの降雨を観測。県北の馬淵川(マベチ)や沿岸・釜石地方の川は氾濫危険水位に達した。本棚の整理を兼ねて古い本を読み返す...取り出した本は1980年代に夢中になって読み漁った、山本素石(1919ー1988)の多くの著作からこの一冊。戦後、世の中や釣りの環境が変貌する前の山村の生活や道、渓が蘇る...しばらくは本に描かれた「かつての流れ」を彷徨...

2020年7月12日日曜日

Glass Rods

CTSグラスについてお問い合わせがあった「クリアーブランクにRed Wrapって日本ぽいし、おめでたい感じがしていいかも。7'3"という半端な長さもあるのでしょうか?」どうだったっけ?と気になりCTS/HPをみた。あら?内容が少し変わっているじゃないか!価格も若干上がっている。カスタム・オーダー出来たはずの703-3pc.も無くなって7'6"からのラインナップになっていた...「いつまでもあると思うな竿となんとやら」か〜(苦笑)CTS  glassのHLL/GRAFTEK風味703-3pc.【SOLD】グラスロッドについてのお問い合わせはncaflyfish@Gmail.comまでどうぞ。

2020年7月11日土曜日

snake Guide

フライロッドに使われる「ガイド」は一般的に軽量なスネーク・ガイドが定着している。いにしえの時代にはちょうどリングキーパーの様な遊動ガイドも使われていた。画像は1/0サイズのスネーク各種でワイヤーの太さやラウンドがメーカーにより異なる。重さはたいして変わらない(気にしたこともない・笑)ハードクローム・メッキやブラックに染められた物もあり「好み」で使い分ける。ピアノ線を使い自作するツイスト治具もあったが#3/0から#6サイズまで揃う「既製品」で充分かと..
ガイドも「事故」の多い部品で、フェルールを抜く際に手が滑って潰したり、石などに打つけ壊れたり、はたまたロッドの曲がりに耐えられず折れたりする。大抵、訳もわからず「壊れ」ました〜と交換修理に持ち込まれる。スネークは丸軸をフットと呼ばれるフラット加工をして製品として供される。症状は、ほぼ同じで丸軸から平に加工された箇所で、ここに大きなストレスが掛かり「破断」すると考えられる。

2020年7月10日金曜日

reserve

「カタチあるものはものは壊れる」フライフィッシングの道具で事故率が高いのはロッドだと思う。リールも多いけど比では無いだろう。シーズンが始まれば当然高まる。このロッドは修理というか新たなセクションを作り、2ティップ、2ミッド、1バットになった。ティップはだいぶ前に「釣り場で折ったら困る」と替穂をご所望。ミッドは少しの傷だけで使用可能だが新規に一本。バットは破断して修理不能で一本作る。思うにロッドを握ったまま「転倒」してポッキリ(手は大丈夫?)旧ベリンジャー・リールシートのN/S金具にも打撃痕があったがバフをかけて磨き消して再生。グリップ周り、どうせ新しくするならばとシートフィラーは新規にブライヤーウッドに。手元の巻き方は新しいデザインにしてみた...「転ばぬ先の杖」ならぬ竿セクションの予備reserve。

2020年7月9日木曜日

Spruce

そうそう、マミヤOP「Peters Road」のバンブーロッド・シリーズの名称は「スプルース」だった。663/703/764/804/865の5種類あった。もう25年も経つのか...今回のご依頼はジョイント部で折れてしまったバンブーロッド、短くなっても良いからとフェルールの交換。メス・フェルール内に約30mm残った断片を取ろうとしたが、こういう時に限って取れない。古いストックから当時使われていた5.0mmφフェルールを探し出して打ち替える。接着剤の硬化を待つ間、長年使われたコルクグリップやリールシートの傷みが気になり始めた。見なかったことにしようかと思ったが...結果、交換・補修はここまで及ぶ...(笑)

2020年7月8日水曜日

Parachute

一般的なエルクヘア・カディスElk Heir Caddisでも確かに釣れるが、簡単すぎて巻くのも飽きてきた(苦笑)YouTubeでジャック・デニスJack Dennis先生が"Crystal Caddis"という名のパラシュート・カディス・フライを巻いていた。おっ、これ使えそうだなと早速、巻く(笑)同じ材料が無かったのでアントロンAntronヤーンの煌めきをアンダーウィングに、ウイングには蝦夷シカ。ポストはヤーンやカーフテールを目印を兼ねてつける。個人的には派手に目立つカーフテールの方が好きだな...
相変わらず「梅雨前線停滞中」で今日も雨。その中、遠く滋賀から一旦、青森まで北上して釣りをしながら南下している「みちのく一人旅」MNが来訪。雨の間に釣りになったところは有ったようだが、偵察に行った川は増水でダメ...いや〜大変な時に当たっちゃいましたね...

2020年7月7日火曜日

solution

前回の釣りでコースケから貰った(奪った?笑)眼鏡用のクリーナー「Optical Cleaning Solution」Costcoにあるそうで使い勝手が良い。聞いた話では、空容器を持っていけば溶液は無償で詰め替えられるそうだ。まぁ、岩手にはコストコ自体が無いので補給できないけど...釣行時にレンズをクリーンナップ。デスクに置いてあるポンプ式のO.C.Sを眺めていて、フライボックスの「くすみ」にも良いかな?試しに拭いてみたら中身がよく見えるようになった...はい、溶液solutionで解決solution...お後がよろしいようで(笑)

2020年7月6日月曜日

telescopic

9フィート7本継の「テレスコピック・フライロッド」世界中を見渡しても和竿で培われた振り出し竿のこの技術、この方法で作られたテレスコ・ロッドは他に見当たらない。素材はカーボン80%、エポキシ樹脂仕上げ。各セクションのブランクはリールシート尻から差し込まれていて竹の子のように引き出してとめる。ガイドは遊動式スリーブに取り付けたシングルフットでブランクに設定されたタブまで下して、方向を合わせて使う...ロッド本体の仕舞い込み寸法50センチ。コーデュラ・パッテッドケース、穂先保護具つき。telesco rodシリーズには7'10"/#3-4-5、9'0"/#3-4-5、9'0"/#5-6-7があります...ncaflyfish@Gmail.comまでお問い合わせください...

2020年7月5日日曜日

Reel Seats

九州をはじめ各地で豪雨により大きな被害が出ているとラジオ・ニュースが伝える。幸い岩手・亀ヶ森の雨はシトシト。川も多少の増水はしたが濁りは取れてきた。今朝は霧に包まれている...土曜日は雨にで釣りにならないのに来客が続々と。盛岡のMと「秀華樓」でお昼を食べて帰宅したら、気仙沼から初来訪の方あり。入れ違いに仙台からK、C、Kが完成したロッドを取りに来られた。久しぶりの顔もあり、釣りの話なのかトリオ漫才なのか(笑)何やら盛り上がり楽しい時間を過ごした...起きがけにリールシートのN/S金具を見つけてしまい、ついでにシートフィラー用ウッドも探し出して、急遽「塗装中」...

2020年7月4日土曜日

thrills

津軽海峡を渡って北の大地・道南に旅立ったNCA/Bamboo 664ストレートバット。道内の遊魚規則で7月から解禁になったヤマメをバンブーロッドで狙うらしい。製作前に長さは決まっていたけど#3番にするか#4番にするかと悩まれた。北海道、イワナ(アメマス)や虹鱒も大型だし、迷わず「664!」と推奨。使用フライの選択肢も幅が拡がるし、なんたって、どんな魚が釣れるかわからないじゃないですか...(笑)
これはDYがNCA/603で「うぉ〜スリルある〜」と釣り上げたヤマメ...

2020年7月3日金曜日

Bros.

月曜日の夜から降り始めた雨は断続的に木曜日の朝まで「大雨洪水警報」が出るほど、実によく降った。稗貫川・亀ヶ森大橋まで覗きにいったら泥濁の増水でガンガン流れていた。このまま降らなければ4日後あたりがよろしいかと(笑)...Bros.(Brothers)兄弟...Hardy Bros.時代のグラスロッド。右から 6'3"#3.5、7'0"#4、8'0"#6/5pc. "Smuggler"、英国には縁もゆかりもないけれどEグラスのNCA/6'9"#3/5pc.ハーディ巻き(笑)ついこの間まで10'0"#7 "Esk"も亀ヶ森に居たな〜現代のEグラスやSグラスよりずっと前、ハーディ独自開発のフェノール樹脂を主体にしたロッド。80年代にカーボン素材が登場するまで世界を風靡した1970年代のHardy glass...半世紀前の竿、たまには使ってみますか...
あれ?蓋が赤いビニールのリールケースはどこへ行ったんだろう...

2020年7月2日木曜日

badger

7月に入り、鮎の放流で「川止め」だった沿岸地区の河川が再解禁になった。さぁ、行くぞ!と思っていたら天気が悪い。週末にかけて纏まった雨で川は濁り増水。水量が欲しかったので嬉しいやら悲しいや...バジャーbadgerのハックルを持ち出して毛鉤を巻くか〜日本では「芯黒」とも呼ばれるが、英語のバジャーは「狸」や「穴熊」のこと。あ〜確かにこんな色している(笑)使うのは長〜いコック・サドルだからハックル一本で10本くらいの毛鉤が作れる。テールにはコック・ネックの両サイドにあるスペードハックルを4〜5本、ボディはフライライトFly-Riteダビング、ポストにはカーフテールの蛍光色と決め、1日分を処方...

2020年7月1日水曜日

Report

『今回の北の大地釣行ですが一言でいえば蝦夷梅雨に祟られました。初日のダム下はカディス、ヒゲナガは少し飛んでましたがライズは散発、KHOが40オーバー、私が35くらいをドライでとりました。イブニングは雨と寒さのために早々に撤退。夜は新得の鳥せいで...二日目は朝からダム下に入るも雨が強く濁りが入ってきたので撤退。屈足ダムのインレットを覗いて下流部でチビがCTSグラスでたくさん釣れました。イブニングは十勝本流。虫も出なくライズもなく...夜はロッキーでラーメン...3日目は中札内でHSMと合流して札内へ。車から降りて早々に小羆に遭遇。可愛かったな~(笑)やはり札内も梅雨冷えで虫が出ておらず出るのはチビ鱒だけ。札内ダム下で大物を狙うも惨敗。イブニングは合流点で20から25くらいが入れ食いで釣れちゃう。本州の川ならばグッドサイズだけど...KHOが35くらいのを二本。最終日はサホロの下流に入りましたが水量が多くポイントもないのでダム下に移動。入渓したところからかなり下流でライズが見えたので移動。立ち込むことも出来ないが60〜70位のがロールキャストで届く範囲でボコボコとライズ。頂きと思ったが何を投げても出ない。目の前、1メーターのとこでもライズする鱒が確認できます。カラダ全部を水面から出して追い喰いしています。KHOを呼んで二人で攻めましたが撃沈。ライズは止まらないけど時間切れ。どうもイマージャーがスイムアップして来るのを水面で捕食しているらしい...もし掛けても足元は流木だらけなので取り込みは無理ですが...以上、岩手で彷徨中の車の中で妄想を抱いた北の大地の釣行顛末記でした...』と道東の川の情景が浮かぶ長文、DYレポート...ソーシャルディスタンス?を取りながら、川の澪標(みおつくし)と化すKHO、HSM、DYの釣り師三人(笑)