2023年2月28日火曜日

knowledge

A.E.M.の"Creewah Rod"7-1/2"...
オーストラリアの友人、A.E.Mから『私の親友が20世紀のオーストラリアのバンブーロッドメーカーの仕事に関するデータベース調査を編集しています。そのロッドメーカーのひとりがジョン・マッギンです。ジョン・マッギンのロッドの例はありますか?』メールがあった。え?どこかで見たぞとストッカーを探したら、ありました。放ってあった9inchほど穂先の折れた「THE McGINN Creewah 8'#5」ロッド。当初、手書きのCをBに読み間違えていてAMに指摘されて、ああ、クリーワーかと分かった次第。その後のやり取りで『そのロッドは 'Broewah' ではなく 'Creewah' です - ニューサウスウェールズ州の南部モナロ地域 (良い釣りが出来る場所) であり、ボンバラ川の源流がある場所であるクリーワーにちなんで名付けられました。』と教えられた。
40年前に世界中から輸入されたロッドのひとつで、私の勘違いでオーストリア製だと思っていたロッドが、今回のことでオーストラリアのビルダーのモノと判明した。英国式の真鍮製フェルールを再利用して穂先を新しくしようかなと思う...いや〜勉強になりました(笑)

2023年2月27日月曜日

Countryside

夜半に雪が降った様で、薄らと雪化粧。水気の多い重たい雪が降る有様を、ここら辺りでは「のっつのっつ」雪が降ると表現する。陽が昇り溶け始めるとグチャグチャで始末が悪い。小鳥達の囀りもけたたましく、春の訪れを感じさせる。あら、明後日は岩手県の渓流解禁ではないか!McFarland "Spruce Creek"をガーネットという色に塗装した「特別仕様」ロッドをセッティングしてサッサと巻かないとね...

2023年2月26日日曜日

CTS

荷物の積み残しがあり、その旨メールで連絡したら「申し訳ありません、すぐに送ります」と一週間後に届いた...CTS 703-3pc./Shine、乳白色のブランクにスパニッシュセダーのDLSBを合わせ、巻くスレッドに#805/Butter Scotchとティッピングに#803/Bageと洒落てみる。まるで「白いバンブーロッド」(笑)...全く関係無い話だけど、毎週日曜日に生放送されていた、土居まさる「TV ジョッキー」(日本テレビ1971〜1982年)の「白いギター」を思い出した。景品の目玉は白いギターとエドウィン・ジーンズ。若者が憧れたモノだったけどね...

2023年2月25日土曜日

THE ORVIS STORY

グリップ先端部のダブルラップされた糸を外し、画像を送ったら『茶色じゃないんだ〜ゴールド系がここまで茶色になるとは...』と言われた(笑)そうなんですよ、グラファイトだとLt.BrownやGoldのモノがあるけど、バンブーは違うんです。バーニッシュされて色が変貌するんですね〜ちょっと想像がつかないでしょ...
60年を経たオリジナル・スレッドは紫外線で糸の染料が日焼けして薄くなっているが、新たに巻いた絹糸と塗料は未だフレッシュで若干、濃い目に...新しくされたグリップとシート。あなたの手で新たなる「 THE ORVIS STORY」が綴られる...

2023年2月24日金曜日

Ritz

「リッツとは俺のことかとリッツいい」(笑)その名を知られた、チャールス・リッツ(Charles Ritz。1891-1976)FFの世界に、大きな足跡を残した一人でもある彼は、フライロッドのグリップにまで名を残している。リッツ好みのグリップはPezon & Michele of Anbroise,Franceのソレが有名だが、かっては「Charles Ritz Fly Rod」として登場している。グリップは長めの逆テーパーのストレートを基本とするが、今回は140mmで先端を少しばかりフレアさせた感じに作った...PARABOLIC、これもリッツ先生が提唱したロッドアクション。McFarland Parabolic 7'2"#4につけたのは「リッツ・グリップ」by NCA

2023年2月23日木曜日

Deluxe

予めグリップとシートを大まかな形に削り出す...Orvis "Deluxe"の登場は1952年、2年後の1954年には"Superfine"がデビューする。今回、グリップ、シートを交換する「デラックス」は1963年製だから60年の時を経ている事になる。流石に「よる年並」でコルクから油分が抜けて保湿は失われ、パサパサ、カサカサでポロポロと剥ぎ取れた...
残ったコルクや接着剤をきれいに落とし、新たに取り付けるコルクの下地を調整する...グリップ下の素地にはバインドした痕跡と含浸樹脂のはみ出しもみられた...
Deluxeに付いていたオリジナルグリップよりも中程が膨れた、こちらのスタイルをご希望。グリーンラベルの付いたチューブや緑のクロスバッグを見ると、70年代〜80年代の7/4(Seven-Four) 3pc.と窺える。

2023年2月22日水曜日

PARABOLIC

McFarland "Spruce Creek" PARABOLIC...リールシートなどの金具は「黒染め」blued、ガイドも黒。ブランクカラーに似合う、サンバーストのスレッドが気に入っている。要所に飾り巻き。リールは48年前のHardy Featherweight、ラインはWulff/LBWF4F...
製作するフライロッドへの記入は全て手書き。ロッド全体に行き渡る「雰囲気」や「文字」は、実に「NCA made」...でしょ?(笑)

2023年2月21日火曜日

impregnated

古いOrvis Bamboo "Deluxe"7'6"、3oz.がグリップ、シート交換でやって来た。来歴を調べ始めたら、知っている様で知らない事まで出てきて面白い。先ずはロッドに記入されたシリアルナンバー#35xxxを頼りにデータベースで探したら「1963年製」と判明...ついでに手持ちの資料で、その時代とバックグラウンドを学ぶ...
Martin J. Keaneの著作「Classic Rods and Rodmakers」によれば 『戦後はロッドビルダーにとって黄金時代として知られるようになった。商売は活発で安定しており、ロッドの需要は無限にあるように見え、釣具市場の多くを獲得することを熱望しました。 オービスも注目を集めようと競い合い、その小さなスーパーファインやデラックス・ロッドはすぐに特別モデルのロッドで席巻しました。オービスの含浸されたバンブーロッドを使った、リー・ウルフLee Wulffは2オンス、6-1/2"のような小さなロッドで大きなサーモンをキャッチしました。これでOrvis の名前が一躍知られるようになりました。この小さなパワーハウス・スティックは、1940 年代後半まで含浸処理されていない Orvis ロッドとスポットライトを共有し、1954 年までに全てすべてのオービス・バンブーロッドが含浸処理impregnatedの価値を証明しました...』
60年代と70年代、80年代の書体の違いにも注目...

2023年2月20日月曜日

Full Wells

ncaの顧客の好みは98%が「シガー」なのでフルウェルズ・グリップを削り出すのは久しぶりだ。それも140mmという「ショート」これが意外と難しい。150mm以上ならバランスが取り易いのだが、短いと何処をどこまで削るか逡巡する。削っては眺め、修正しては眺め、握って感触を確かめ、納得するまで気が抜けない(苦笑)放置しておく空き時間に「毛鉤」を巻くのも渓流解禁が近くなり気合も入る...

2023年2月19日日曜日

remodeling

CTS 376-4pc./Shineのご注文で「グリップは140mmフルウェルズ、リールシートはリング・アップロック、ウッドはRedwood」ま、フルウェルズは削り出せばいいだけの話だから良しとして、問題はリングのアップロック・シートだな。あっ!そうだ!以前、やった事もあり、こう言う時には「経験」がものをいう(笑)とべリンジャーBellinger DLSBをULSBに「改造」remodeling。本来、ULSBには木製の尻をフレアに加工したタイプしか無いけれど、イメージするリング・アップロックを付けたいので旋盤を使い受け金具とバットプレートを加工...

2023年2月18日土曜日

McFarland

盛岡TH、今回のテーマは「シンプルに」McFarland "PARABOLIC"7'6"#4-4pc.ロッド。キーパー無し、コルクフィラーのN/S金具シートにコルクグリップは140mm。ストリッピングにカーボロイ。スペックは白文字で小さく左側に入れた。トップ下、ジョイント部、グリップ上のみガーネット色で飾り巻き。メインの糸はGudebrod#200/Sunburstでスッキリと...使用する#4番ラインは余裕を持って収納できるCFO III。

2023年2月17日金曜日

delay

 ♪三日遅れのブランクを載せて〜FedExの荷物が遅延delay。まあ、NZ/CTSからは当初の予定より10日早く出荷されたから良しとしよう。荷物には2nd.セクションを壊してしまった人の「修理用パーツ」も含まれている。壊れたセクションをそのまま送ると、いかに4ピースなれど長くては送料が嵩む。ジョイント部のオス・フェルールとメス・フェルールを上下10cm長さにカットして航空郵便で送ってあった。これを基準に元のジョイントに合った新たなセクションが出来る。渓流解禁には間に合いますね...
同色のスレッドAW #801/Smokeも用意して、さて巻くか〜

2023年2月16日木曜日

article

Classic FlyFishing Tackel AnglersのSNSポストに興味深い記事articleがあった。『リー・パーキンスLeigh Parkins(Nov. 27, 1927-May 7, 2021) チャールズ F. オービスによって 1856 年に設立されたオービス社は、バーモント州マンチェスター (古くから有名なトラウト ストリームであるBattenkillからそう遠くない場所) に本拠を置くニッチなフライフィッシング用品会社でした。 1965 年に 40 万ドルで購入しました。 その後 27 年間で、Perkins はアウトドア スポーツ用品(Rod & Gun)をメインにアパレルの世界的な小売業者および通信販売業者へと変貌を遂げ、売上高は 9,000 万ドルを超えました。1966 年、パーキンスは同社が世界初のフライ フィッシング スクールと呼ぶものを始めました。最初はバーモント州で、次に他の場所で、何千人もの釣り人にフライ フィッシングを紹介するのに役立ちました。パーキンスは、他の環境団体の中でも特に、The Nature Conservancy と National Fish and Wildlife Foundation の理事を務めました。 パーキンスはまた、税引き前利益の 5% を魚と野生生物の保護に寄付するよう同社に指示しました。 Orvis によると、マッチング グラント プログラムにより、同社とその顧客は過去 25 年間で 2,000 万ドル以上を寄付しました。パーキンスは、かつて釣りに行くために夢中になったために寄宿学校を追い出されたことがあり、1992 年に会社を退職する前から、年間 250 日を世界中の狩猟と釣りに費やしていました。 第3世代のPerkinsesは、2020年に90億ドル以上の売上を上げたOrvisを運営しています』...1980年代に日本を訪れて釣りをして、自らの名を冠したグラファイト「パーキンス・プール」8'6"#4-2pc.ロッドを作った。近頃は見かけないな〜

2023年2月15日水曜日

diet

 いつの頃かはわからないがHLLの古いカタログは、オーダーシートや送料のページは印刷文字なのに、商品説明がタイプライターで打ち出された文字で記載されている。(T&Tカタログも初期の頃は同じ方法だった)当然、写真もモノクロームで切り貼り編集した様だ...さて、あれから製作方法の変更があり時間が掛かったHLL38ACMも完成間近。まじかってなに?といえばHLL風に巻いたスレッドに糸目を出す「時代仕上げ」のため、塗り上げた塗装を乾燥ダイエットdiet中なのだ(笑)使用した塗料はSpar Varnish(Urethane)なので、使っていれば時を経て馴染み「その感じ」になると思う。どこまで目痩せするものか...

2023年2月14日火曜日

angler's mail

「お久しぶりです!相変わらずフライフィッシングを楽しんでおります!改造してもらったロッドは快調です。長良川でシラメにあそんでもらっています。胃stomachの内容物の写真も添付します...」と岐阜・関のTTからメールが...そちらはもう解禁したのですね!
大きさは3mm〜6mm、クラスター・ミッジcluster midgeを飽食...

2023年2月13日月曜日

workbench

昨年12月に発注されたMcFarland PARABOLIC、2ヶ月ほど掛かり入荷。その間、盛岡THの頭の中は「仕様」がグルグルと巡って、なかなか決まらない(笑)入荷をお知らせすると「日曜日、伺います!」とのことで最終打ち合わせ...
来訪して、スレッドの色や記入ネームの色を悩むこと一時間半。いいんですよ、アナタのカスタム・ロッドですから...(笑)
140mmグリップ、黄ばんだN/SのC&Rにコルクフィラー、スレッドはサンバーストにガーネット飾りまきなどに「決定!」使うCFO IIIリールを装着し、完成を想像するのも楽しいですよね〜よ〜くわかります...決められた「仕様」で作りますからね(笑)

2023年2月12日日曜日

Lamiglas

オークションで手に入れたSつり具店製作のLamiglas 7'0"#3-6pc.、既製品コルク・グリップをそのまま使っているから、長さが160mmもあり「短くなりませんか」とのご依頼。ラミグラスは素材自体が黄色いので、グリップを加工しても大丈夫。このウエスタン・ハーフウエル・グリップ、7フィートのロッドには、どう見ても長すぎでしょ〜先端部を2cm切り、剥いてワインディングチェックをつけ直す。ついでにU型キーパーをシングルフットに交換。スレッドはグデブロッド#206 ガーネットGarnet。郵便屋さんが持って来てから二時間で作業終了(笑)このあと、塗りの工程があるので少し時間が掛かったけど...
140mmグリップに削り直したら、昔のWeire & Son Rodみたいに...

2023年2月11日土曜日

Parabolic

『パラボリック・ロッドに関し多くの混乱した解釈があります。 これはおそらく、フライロッドに関連する用語に「実際の」定義がないためです. その名前は 1930 年代にさかのぼり、当初はジム・ペインとジョン・オールデン・ナイトがデザインし、後にチャールズ・リッツがデザインしたロッドに使われました。 最も基本的なことは、パラボリック ロッドは、より強力なティップとミッドと、より柔らかいバット・セクションを組み合わせたものと考えることができます。 この強力なアッパー・セクションは、ロッドのバット セクションをより迅速にタップして、キャスターがより広い範囲のキャスト距離でバット セクションを利用できるようにしています。 これにより、有能なキャスターの手で多くのパワーとラインスピードを生み出せます。McFarlandパラボリック グラス ロッドは、多くの初期のケーンロッドほど大幅なパラボリック テーパーを持たず、ポール ヤングが作った偉大なロッドのいくつかに似ています。 スプルース・クリーク「パラボリック」ロッドは、独特のフィーリングと真のパラボリック アクションを提供しますが、洗練されたテーパーにより、ライン フィールが向上し、キャスティングがはるかに簡単になります。 これらはスムーズなキャスティング、深いローディング、キャスターのりきみがほとんどなくてもロング キャストを行うことができます...』McFarland HPより抜粋。という訳でMcFarland Spruce Creek "Parabolic"7'2"#47'6"#4-4pc.入荷しました。お問い合わせ・ご用命は ncaflyfish@Gmail.com までどうぞ。

2023年2月10日金曜日

before/after

 Steffen Bros.のマーク・ステファンが製作した、7'0"#4-3pc.である。記入はMark Steffenの文字だね。他にクチャクチャっと書かれている事を何とか判読すると「S-glass,A2108MO600」この数字とアルファベットが何を意味するかわからない。アメリカ西部、コロラドの荒っぽい作りのロッドをブランクに戻して「大改造」文字どうします?と尋ねたら「全て消して、ncaの文字に書き直し...」とのこと。ブランクカラーはブルー・グリーンでGLASTECHのアレを思い出した...
全部剥いてクリーンナップし、やり直した704-3ピース。リールシートにはBellinger DLSB/Walnutを、グリップ125mm長さ、最大径22mm、スレッドはLt.Brownにして、西部風から東部風へ変身した造りとなった...全く「別物」に見えるでしょ(笑)

2023年2月9日木曜日

Completed

Dunton Premium 7'0"#4-3pc.の「グリップ交換」完了completed。グリップ上のフックキーパー部分は巻き直した。スレッドの塗装は、糸目の出たほかの箇所と合わせる「時代仕上げ」(と、ncaが勝手に言っている・笑)これは経年により塗料が痩せて「糸目」が現れる感じにしたい時に、最終塗り一歩手前でやめるだけの事なのだが「いい塩梅」に他のスレッド部と同化してくれる...

2023年2月8日水曜日

Work content

お見せする程のことでは無いのだが、Dunton Premiumのグリップ交換「作業内容」work contentを...
エンドのネジを外しキャップをバラして見れば、パイプ状の金具で受けている。バンブーとのギャップはタコ糸で調整されていた。誰でも思いつくよね〜ncaも凧糸派(笑)この長さ8mm程のブランクが、後々グリップ削りの際に旋盤の掴みとなる...
オリジナルを計測しながら、大まかにコルクグリップを削り出す...
長さや太さ、リールシート部分は接着後に整形する...
乾燥した50年もののコルクを剥いて、下地を調整。この頃、すでにエポキシ接着剤が使われていることに驚く!あとは接着し、硬化してから「カタチ」に削り出す。作業しながら、二人のトーマスThomasさん達が放つ、若き日の「熱」を感じた。

2023年2月7日火曜日

Dunton Premium

Dunton Premiumダントン・プレミアム7'#4 3pc.2tip.がやってきた。イーアン(aeon)の記述もあるので1975年頃、伯東株式会社・資材部により日本に輸入されたモノと思われる。さしたる不具合もなく、製造より50年近く経ち、荒れたグリップの交換を行う... T&Tの原点だ。
in 1974 Swell Dunton sold his rod making opereation to Tom Dorsey and Tom Maxwell, who had only recentry joined togerher and formed Thomas & Thomas. Dunton retired to California shortly after the sale. but Swell N.Dunton Jr.remained for brif time to help the new owners get the machinery operational and Katsar remained with T&T until 1989.(1974年、スウェル・ダントンは彼のロッド製造事業をトム・ドーシーとトム・マクスウェルに売却しました。トム・ドーシーとトム・マクスウェルは一緒にトーマス・アンド・トーマスを結成しました。 ダントンは売却後すぐにカリフォルニアに引退しました。 しかし、Swell N.Dunton Jr. は、新しい所有者が機械を稼働させるのを助けるために短期間残り、Katsar は 1989 年まで T&T に留まりました。)CLASSIC BAMBOO RODMAKERS past and present by Dick Spurrより...

2023年2月6日月曜日

Preparation

頼んでいたガイドも届き、準備は整いつつある「38ACM」の再生。ミルドラム・ブロンズガイドは#3/0からはじめ、#2/0、#1/0、#1まで使い、ストリッピングはオリジナルをクリーンナップ。リング・フックキーパーも元からついていたものを使う。ロッドから取り外したスネークガイドを見れば、現在でも手に入るサイズ。これと、グリップスタイルが「どうしても許せなかった...」のですね(笑)

2023年2月5日日曜日

Baby Catskill

「for the expart flyfisherman who desires the lightest tackle available Leonard offer these three delightful rods.」(入手可能な中で最も軽いタックルを求める経験豊富なフライ フィッシャーマンのために、Leonard はこれらの 3 つの楽しいロッドを提供します。)とある様にBaby Catskill RodにはL、ACM、Hの3種類があり、長さは2ピース2ティップで37(6'0")と38(7'0")。この38ACMは7'0"2-3/8oz.、37L 6ft.に至っては1oz.(28.3g)しか無い。細部計測をするとコルクの長さは4-5/16"(110mm)で太いところで19mm。軽量な木材から削り出された、鍔付きのシートは70mm、太さ15.95mm、使うリールも古いハーディ・フライウェイトHardy Flyweight、2-1/2"dia.(6.35cm)くらいかな...

2023年2月4日土曜日

ACM

 HLL/38ACM 7ft.#3 Rodのガイド交換を頼まれた。中古購入した時に状態が酷いので、ビルダーに頼み交換したらしいが、その際のグリップ形状や付け替えられたスネークガイド、巻き糸が気に入らず「飾り竿」rack rodになっていると言っている。ACMはBaby Catskillと呼ばれ、支援していたWillam Mills & Son Inc.のArthur C.Mills Jr.から名付けられたと言われる。ACMの製造期間は1963年〜1971年で1964年のHLL工場の火災前後でPre Fire、Post Fireと分けられている...
この時代のMildrumブロンズ・スネークガイドを沢山持っている「ビルダーK」にお願いして必要なガイドを譲ってもらい、付け替えることに...さて、どうなる38ACM(笑)

2023年2月3日金曜日

replacement

「振り出し竿」telescopic Rodが修理のために里帰り。トップガイド下、微妙な長さで破断。幸い遊動式ガイドは2個とも残っていたので、新トップセクションを竿じりから入れて「交換」replacementするだけだから、費用も少ない。20年くらい経つのだろうか、なんだか懐かしい「テレスコ竿」ブランクスとパーツがある限りは、作れます。

2023年2月2日木曜日

prediction

予言(よげん、英: prediction)とは、ある物事についてその実現に先立ち「あらかじめ言明すること」である。予言を行う者を予言者(よげんしゃ)と呼ぶ(Wikipediaより)「予測」の意味もあり、差し詰め隣のバァちゃんは豊富な経験から来る勘を持つ「予測者」かもしれない。昨年12月は雪が少なく「雪まだ降りますかね〜」と尋ねたら、ひとこと「ふるんだ!」と言われ、二日連続の降雪...今日も?
ずっと放っておいたBamboo "PACK"Rod" 7'5" #4を持ち出し、雪で引きこもる「仕事場」で作り始める...

2023年2月1日水曜日

it's February

 来訪してオーダーされた方から「もう、グリップ削っちゃいましたか?」と電話があった。リールシートのコルクスペーサー、ワインディングチェック、と共に「削っちゃいました〜」130mmグリップ、シートは金具を含め90mm。未だブランクが来ないから、変更は可能ですけどね(笑)手前のリールが奥のCFO III 3"より大きく見えるけど、CFO IIは2-9/16"dia.、CFO123が2-1/8"dia.。魚釣ってグッと前に差し出し写真を撮ると、でっかくなるのと同じだな...今日から2月だ!