ncaflyfish

2019年8月17日土曜日

Roots

 Roots 根、根源、先祖...「ルーツ」と言えば1977年米国ABCのテレビドラマを思い出し、ついでに主人公「クンタ・キンテ」の名前まで浮かぶ(笑)1920年代のF.E.Thomas Rodをイジったあとにグラスロッドに手をつけた。「魚雷型」topedoもしくはpumpkinのグリップを付けた時、このカタチのルーツはトーマス・ロッドじゃない?と考えた。コルクを削っていると寸法といいカタチといい、トーマス・ロッドで使われたグリップスタイル!シート金具やワインディング・チェックも同様で、ここに「源流」があって、時代とともに変化をしながら後の70年中盤のHLLスタイルに継っていったと強く感じた..素敵なデザインは不滅です!(笑)【NEW】7ft.#3/4番5ピース、ブラウンカラーのグラスロッドあります...

2019年8月16日金曜日

Briar

このリールシートのフィラーは「ブライアー」briar。英語でバラや野ばらの茂みをBriarと言うので混同するが、ツツジ科エリカ属の「エイジュ」栄樹が正しい。根rootの塊は鉄よりも軽く硬いのと、難燃性であるのでタバコのパイプに利用された...調べてみれば「へ~なるほど」である。私も長いあいだ「バラの根株」だと思っていた(苦笑)ブライアー塊は薄茶色なので着色・塗装して深みを出す。木目のあるモノではなく密度のある根briar rootである。壊して見るとバラバラに丁度、煎餅を押しつぶした時のような不規則な割れ方をするので「塊」かたまりと言ったほうが良いだろう。あれ?何の話を書こうと思ったんだっけ...(笑)

2019年8月15日木曜日

Wrap

F.E.Thomas Rod「DRIGO」のレストア。塗りなおして乾燥させたブランクスに予め作ってあったグリップを付けシグネチャー・ラップから始める。簡単なメモを頼りに赤いシルクスレッドを使って1mm幅(4巻き)を1mmの等間隔に巻いていく。間に巻いたローヤルブルーの糸を引き抜くのは「快感」...総段巻きの竿だから完成まで先は長い。
ラジオで甲子園・高校野球の熱戦を聴きながら「心頭滅却」粛々とひたすら巻く...ガイド間をメモ通りに分割して、また巻く(笑)トップガイドから最初のスネークまでは10mm幅の9分割。ここが厄介(苦笑)

2019年8月14日水曜日

distinctive

工房で塗上がりを見たときには「少し派手かな?」と思ったけど、自然の中に持ち出すとそうでもない。むしろこのくらいの方が「おしゃれ」テネシーオレンジ色は二本目だから見慣れてきた(笑)...ご希望により製作するNCA Rodは川で同じ仕様のロッドに出会うことはまず無い(似た様でいてどこか違うと思う)カタログから抜け出て来ましたと言うような「同じ」スタイルと道具を持った人に出会うのを好まない...NCAノースカントリーアングラーが独特distinctiveな、あなただけのスペシャル・ロッドを「お仕立て」いたします...
HMさんのtennessee orange rodと 九州の夏ヤマメ...

2019年8月13日火曜日

Dirigo

 F.E.Thomas Rodの「DIRIGO」意味を調べるとラテン語で「我導く」でディーリゴーと発音。米国メイン州の標語mottoとあった。おお!かのロッドは釣り人を導いてくれるのだ。なんと素敵なネーミング...もうブランクス状態にして塗装を始めているが、バラした時に気づいたことがある。先ず古い塗料を剥した時の竹肌が美しい。金属部品の加工も素晴らしい。切れ込みをいれてガイドを持って引っ張るとシルクスレッドごと外れてしまうほど塗料と糸は劣化しているが、80年前の「職人技」に敬服。昔のロッドはよくできていて、なるほど~ここはこうやるのか~と新たに気づかされる事もある。竿に「導かれ」勉強になります...(笑)

2019年8月12日月曜日

restore (2)

F.E.Thomas Rod Co.の工場はメイン州バンゴーBangor,MEにあった...現在も故"Sam"Carlsonからその社名商標を譲り受けたSteve Campbelが引き続き対岸の町ブリュワーBrewerでバンブーロッド作っている。付近をペノブスコット川Penobscot Riverが流れるバンゴーは河岸段丘の上に位置して坂の多い町である。川にはアトランティック・サーモンが遡上する。毎年、最初に釣れた大西洋鮭は米国大統領に献上される慣わしがあると聞いた。「ここがかつてトーマス・ロッド社のあった所だよ」と友人のAngus Bozemanが連れて行ってくれた...いまレストア中であるF.E.トーマス社の「DIRIGO」スペシャル・ ロッド、金属加工は写真のGus Hebelが手掛けたんじゃないか?などと思いながらひたすら「磨く」...

2019年8月11日日曜日

restore

楽しいレストアrestore...Martin J.Keane「Classic Rods and Rodmakers」によればこのロッドはF.E.Thomas Rod Companyの「Special」Dirigoと判明。総段巻きの9ft.3pc.2tips.でニッケルシルバーのポケット&リングには「DIRIGO/F.E.THOMAS/BANGOR.ME」の刻印がある。ここまで完全なトーマス・ロッドは見たことがない。18%N/Sのフェルールはタイトでティップセクションに曲がりはなく、2本ともに痛みもない。惜しむらくは塗料や接着剤が悪かった80年前の製品なので年月に伴いバーニッシュとコルクグリップが劣化。依頼主は使用に耐えうる「フル・レストア」をご希望。スネークガイドはブロンズのイングリッシュ・タイプがストリッピングまで付けられていて、その数はEx.tipも入れて17個。インターミディエイト・ラップintermediate wrap(段巻き)は119箇所!先ずは寸法などを図面に起こす作業などを行う...2本のティップは金属の口金のついた竹の筒に入れられ保護され、かつ厚手のキャンバスで出来た竿袋に収納される。手始めに横ピンの打たれた真鍮口金を外して磨いたら長年の垢が落ちてピッカピカになった...「夏休みの宿題」か?(笑)