2023年10月31日火曜日

39H

グリップ交換はRECのオーバル・シートウッドがピッタリあったので、竿尻から行う事にした。この方法だとオリジナル・ラップは温存出来る。ロッドメーカーの推奨リールはHardy L.R.H Lightweight...
HLL刻印付きシート金具を外して付いていたウッドスペーサーを割り進めると、シートの3分の2は無垢材で出来ている。あ、そうだHLLもこのやり方でロッドの自重軽減を計っていたんだっけと気づく。これから先の工程は「秘密」(そんなもんあるのか?と突っ込まれそう・笑)長年の経験で培った作業方法で行った...
先細シガーは嫌だと言うので、1974年のAusable 39H 7'6"#6wt.スタイル、いわゆるシガー先丸に削った。接着後、調整成形してリールシートを取り付け「完成」...出来るんですよNCA(笑)

2023年10月30日月曜日

Story

グリップの欠けはネズミに齧られたわけではありません...
『マックスウェル最初期あるいはジョンソンエンドジョンソンの頃の作です。琵琶湖でシューティングヘッドでストリーマーを゙引く暴挙の結果、見事にコルクが砕け散りました。入院治療が必要なので、お願い出来ないでしょうか?伯東が扱っていた頃のHLLだったと記憶しています。7.5ft♯6という関西では使い道の無いスペックなので、叩き売られていました。価格は、オービスカーボンよりずっと安かった。バイトして初めて買ったバンブーです。40数年手元に有った竿なので治療してあげたい気持ちで一杯です...』1978年のオービス・グラファイト・ロッド価格は人気で¥84,000。え〜それよりずっと安かったとは!(ちなみにOrvis Battenkillは¥118,000だった)送られて来たロッドは7'6"の2pc.だからmodel.39H-6が当時の名称。依頼者と修理方針を検討...

2023年10月29日日曜日

telescopic

米国にもNCAの「沼」swampにハマっているFFMがいる...
「I have another question. I was swimming around the swamp and saw...a telescopic fly rod. Do you still have any of those around? I have a couple telescopic fly rods and they kind of drive me crazy...but I am curious about an NCA telescopic fly rod...」(別の質問があります。 沼の周りを泳いでいると(笑)伸縮式のフライロッドが見えました。 まだあなたの周りにテレスコピックロッドはありますか? 私は伸縮式フライロッドをいくつか持っていますが、それらは私を夢中にさせます...しかし私はNCA伸縮式フライロッドに興味があります...)お〜ありますよ〜ブランクスと組み立てるのに必要なパーツはストックしています。という事で...telescopic 9'0"#3/4/5は完成

2023年10月28日土曜日

New color

McFarland Spruce Creek "PARABOLIC"の新しい色の名はLemonイエローとマイク・マクファーランドが言っている。今までの色がオレンジがかったイエローだったっから、柑橘系シリーズ(笑)ホワイト(乳白色)は継続されている。さて、何色のスレッドで巻くか検討中...

2023年10月27日金曜日

Phillippe

グリップ形状の名称はフィリピーphillippe。GLASTECHのデニス・フランクDennis Frankeはカタログの中で「Truncated, or shortened,grip that tapers right into the rod blank and is finished with a low profile thread wrap cork check.The contact of your fingers and the blank at this point allow for real precison work with short rod...」(切り詰めた、もしくは短くしたグリップで、ロッドブランクに向かって先細りになっており、目立たないスレッドラップのコルクチェックで仕上げられています。このポイントでの指とブランクの接触により、短いロッドで真の正確な作業が可能になります)と言っている...Superfineとは言わないでphillippe(笑)スレッドはグデブロッド#541ミディアムブラウンのみで巻き、シンプルに。REC/NGMDリールシートを使用するが、スペーサーをウッドにするかコルクにするか「blooperpackrods704-5pc.」

2023年10月26日木曜日

tone

ナイロンスレッドでオリーブ色は2種類しか見つからなかった。シルク糸で探すと、オリーブと目する色は12あり、細かく分けられた染色により微妙な「色調」toneが得られる様だ。先日、McFarlandから出荷されているブランクスが到着する前にホワイトブランクスに巻いて、どれにするか色合いを確かめておく。これだけでは満足出来ないので、残りの絹糸も「糸屋」に発注しておいた...(笑)

2023年10月25日水曜日

coming soon

 昨年夏に作った「NCA手拭い」は残りわずか。次はご要望の多かった「ncaバンダナ」だ(笑)コッコッと描きためた毛鉤の絵をレイアウト、フライの名称も書いてある。シルクスクリーンの版を作って「試し刷り」をした。絵も手描き、印刷もスキージーを使った手作業...
スクリーンに製版したのは、未だ1/4サイズのサンプル用。バンダナ生地(綿100%)530mmX530mmに白インクでプリント...
毛鉤や文字、イラストの感じも上々。FFMが作るFFMのためのバンダナBANDANA。ま、自画自賛てえヤツですが(笑)生地の色は「グリーン」「ネイビー」「ブラウン」それと2色刷りする「ホワイト」
多少の修正を行い、11月下旬の発売を予定...乞うご期待

2023年10月24日火曜日

before / after

グリップの「好み」は人それぞれだけど、替えたいロッドはNCAにやって来る(笑)画像上はウエスタン・ハーフウエルと呼ばれ、オリジナルに付けられていた。TNの好みには長いので140mm長のダウンロック・スーパーファイン巻き上げに変更...
雰囲気が変わったでしょ、米国西部から東部に戻った気がする(笑)アルミ黒のアップロック・シートからニッケルのDLTBに変更。シルクスクリーン印刷で入れられて、消えかかったロゴも直し、生まれ変わったORVIS GRA 8'4"#3wt. YAMAME Rod...

2023年10月23日月曜日

Replacement (2)

SAGE/Graphite III 279-LL、こちらの方がORVISより先に改装の手を付けていた。オリジナルはハーフウエル・グリップに旧ストルーブル/U-8シートが装着されていたが、壊してコンフォートグリップにベリンジャー/DLTB/Spanish Cedarに付け替えreplacement。40数年前、セージ・グラファイト、グラスのブランクスを輸入・製作・販売していたが個人的には使わなかった。SAGEを辞書で引くと「賢人」「哲人」(笑)久しぶりにHunter's Angling Suppliseの1995年カタログ、セージのページを見て思い出した。ボブ・コルセッティ「Peerless Reel」最初の一台はニューハンプシャー州ニューボストンにあった店から取り寄せたんだっけ...

2023年10月22日日曜日

Poxyback

本棚を整理していたら1995年夏号の「Fly Tyer」マガジンが出てきた。中に「Poxyback Nymph」の項があり、再び興味が湧いた。ポキシーバックとはなんぞや。ターキーテールなどで作ったウイングケースを5分間硬化のエポキシ接着剤で固め、生きているニンフのウイングケースの様に光らせる方法だ。う〜ん、これは使える(今更ではあるが) 接着剤はロッド作りにも使うのでストックしているモノを使う。タイイングを始め、ひとつ10分くらい掛かって完成。毛鉤を巻くのは楽しいけど、実際に使用するかどうかは「別問題」...(笑)

2023年10月21日土曜日

blooperpackrods

blooperbackpacksブルーパーバックパックスからインスパイアーされ、ファイバーグラスの5ピース・ロッドを試作。UTとの打ち合わせで、シンプルであること携行が便利なことがパックロッドの必須条件と一致。backpackを背負いトレイルを踏みしめて渓を遡るのもよし、BAGLITEに収納し里川を徘徊するのも良し...(笑)

2023年10月20日金曜日

Replacement

 1965年にオービス社を引き継いだリー・パーキンス Leigh Haskell Perkins(1927-2021)は1975年に日本の近畿地方を訪れている。その折、釣った印象的なヤマメ(アマゴ?)の名を冠したのがBamboo 6'9"#4 "YAMAME"specialで1980年に登場した。その8年後にグラファイトロッド版として6'10"#4が日本国内で発売されている。TNからグリップとシートの交換で預かった「YAMAME」GRAPHITEは8'4"#3はコーデュラケースなので後々に製造されたモノだ。今回はシートも壊し、形も変える作業。リールシートにはBellinger DLTB/Oregon Redwood、グリップは短め、Superfine巻き上げの140mm長さに替えるreplacement...

2023年10月19日木曜日

PARABOLIC

E.F.PAYNE Rod Co.のオーナー、デザイナーでもあったジム・ペインJames Authur Payne(1894ー1968)は第二次世界大戦後、盛んに販売されたファイバーグラスロッドの導入を嫌ったそうである。(当時は初期のフェノール樹脂グラス)1970年代にアメリカの釣り人は凡そ300万本のロッドを購入し、その97%はファイバーグラス製だったと言われる。もしも現在の素晴らしいパフォーマンスを持つ、S-Glassを手にしたら、何と評しただろうか...マクファーランドのPARABOLIC 7'9"#4wt.は栗色に塗装され、敬意を持ってペイン風のデザインとラッピングを施した。新調した「パラボリック」な4pc.ロッドは、つぎの春の出番を待つ...
South Bend製ブランクのPAYNEグラスロッド。珍品だね...

2023年10月18日水曜日

Rod Coat

使い勝手が良く、慣れ親しんだ米国製エポキシ樹脂塗料が入手出来なくなった。ロッドビルダーには深刻な問題なので...
「エポキシ樹脂塗料とは、エポキシ基を有した樹脂から作られた塗料のことです。エポキシとは、一分子内に二個以上のエポキシ基をもつ高分子化合物、またはエポキシ基の開環反応により生成される合成樹脂のことです。一般的なエポキシ樹脂は、粘りのある液体や固体の状態です。エポキシ樹脂の特徴は、密着性の高さです。エポキシ樹脂塗料は硬化の種類によって常温硬化型と加熱硬化型に分類されます。常温硬化型は、主に二液型塗料として高度の防食性、耐薬品性が要求される用途に使用されます。加熱硬化型は、粉体塗料等としてパイプ内外面、電気、電子部品等に使用されます。また、変性エポキシ樹脂塗料に対する意味で、ピュアーエポキシ樹脂塗料と呼ばれる場合もあります..」とある「はあ?」ですよね(笑)ロッド作りには常温硬化型の二液性エポキシ塗料を使っているが、時代の流れと共に「進化」している。この秋、国産の「新製品」が二社から発売された。これは米国からの輸出規制に対応した動きかと思われる。両者のテストを繰り返しているが、如何せんアマチュア・ビルダーの使う量とプロが使う量には年間で大きな差があるのに、2oz.(60mL)kitのサイズで割高な価格が悩ましい...容量は、せめて8oz.(240mL)kitが欲しいところではあるね。

2023年10月17日火曜日

mystery

 『東北旅の際は工房にお邪魔させていただきありがとうございました! その後、東北の文化やグルメを楽しみながら竜飛岬まで行き日本海側を南下して旅を終えました。今はNCA手拭いを頭に巻いて制作を頑張ってます。旅を終えた後は器の展示や転職の関係で落ち着かず9月になるまで釣りに行けなかったんですが、シーズンラストの一泊二日の釣行で面白いことが起きました。二日連続で同じ魚を、しかも尺ヤマトイワナを釣るという偶然がありました。1日目は木が覆い被さる大岩横の流れで、2日目は一段上の瀬尻にいました。特徴的な左胸鰭、パーマーク、31cm、全て同じなので間違いありません。去年は最後の釣行の最後の一投で尺ヤマトが出たり、今年はこんな偶然が起きたり、僕のNCA rodは不思議な力を持っているみたいです。まだまだこれからもずっと、ncaが魔法をかけたこのロッドには奇跡を起こしてもらいたいと思います!』とメール。彼のCTS366-3pc.をグラデーション巻きした事から、別名グラデのコースケと言う(笑)彼は陶芸の道を歩んでいる若いFFM。ncaで作ったCTS Rodの竿下ろしで「尺ヤマメ」まで釣っている...
同じロッドで同じヤマトイワナに二度会う...不思議mystery(笑)

2023年10月16日月曜日

Chestnut

 McFarland Spruce Creek "PARABOLIC"7'9"#4wt.-4pc.のブランクスが「栗色」chestnut brownに塗り上がった。発注者のご希望により、目指すところはペイン・バンブーロッド風のD/Lスタイル...
バットキャップはA-corn、N/SポケットにWalnutのスペーサーとアルミのD-1金具。グリップの長さは140mm。黒染めした二段傘型のワインディングチェック、リングキーパー。メインスレッドはGudebrod #541ミディアムブラウン、#340ゴールド(要所は#001ブラックも巻く)で飾り巻きをする...家の周りに落ちている「栗」chestnutとイガと落ち葉を拾って一緒に撮影...「秋の夜の 夢は釣り場を 駆け巡る」(笑)

2023年10月15日日曜日

angle's mail

ORVIS "Battenkill"Bamboo 7-1/2",3-7/8oz. HDG(6)製造から55年経って「くたびれた」グリップを新しくしたのが今年の6月。以来、再び活躍中と北海道THから報告メールが送られてきた...
『数年前に石狩川本流に魚道が出来てからサクラマスの遡上も増え、自宅から30分くらいの川でヤマベ、ニジマスが結構釣れるようになりました。ヤマべに関してはシーズン中、本気で釣れば50匹はいける程!正直驚いています。最近上流域に本州ナンバーの車も多く見かけますが、違うんですよ、そこじゃないんだよね~』だそうで...(笑)
「魚道」が機能していると、鱒は確実に遡上する。作ったは良いが、土砂が堆積し埋まり機能不全になった魚道も多い...昨日、稗貫川本流・支流に漁協でイワナの幼魚(10〜15cm)を放流。結構上流までサクラマスが遡上・産卵していた。まだこの川はマシと言うことか...

2023年10月14日土曜日

old fashioned

「昔のカタチ」old fashionedで出来ました。オービス・ロッドといえば、このカタチと脳内にインプットされているのはncaだけでは無いだろう(笑)2015年発売当初はこのブランクスも販売されていて輸入・製作したが、その時の一番人気のスタイルは「スーパーファイングリップにR&Rシート」その後、ブランク販売が中止され入手出来なくなったのは、とても残念...
それでも国内で販売されていた完成品を購入され、ncaに持ち込み改造する方が続いた。現在はすっかり変わって(進化?)しまい、今更ながらこのオリーブ色のロッドが懐かしい...無いモノねだりだね(笑)

2023年10月13日金曜日

minimal

minimal 最小限の...原宿ノリエのFlex Tailorはこの様な「カタチ」に改造された。指定のライン番手は#2-#3番なので、こんなリールが使われるのかな?と(笑)小さいサイズのリール。左からKiraku/Halcyone Baby、Orvis/CFO II、Hardy/Flyweight、Hardy/Marquis 2/3。上の真鍮製リールはシルクライン時代のモノで使い物にはならないし...ま、ラインが収納出来れば何でもいいけど、125mm長さのグリップだから小さいのを選びたいですよね...余計なお世話か〜(笑)

2023年10月12日木曜日

slow

「スローなブギにしてくれ」(I want you)原作:片岡義雄・1975年)映画化されたのが1981年。主題歌は南佳孝が曲を書き、松本隆が詩を書いた。♪スローなロッドにしてくれ、とご要望がありブランクを探し回ったが無い!NCA Designのロッドが欲しい様である。何を釣るかって?オイカワのFFに使いたいらしい「オイカワ追河は、コイ科に分類される淡水魚の一種。西日本(*関東以西)と東アジアの一部に分布し、分布域ではカワムツやウグイなどと並ぶ身近な川魚である。釣りの対象としても人気がある... 」ウィキペディアより抜粋。マイク・マクファーランドに、釣る魚は体長15cm(6inch)で使用するラインは#1もしくは#2番と説明し、問い合わせたら「できるよ」と二つ返事。ただ、彼にブランクを頼むと高級なオイカワ・ロッドになっちゃうね〜どうしたもんかな〜。昔日、冬の東京・秋川でやったけど...

2023年10月11日水曜日

Re-model (2)

旧オービス・スパーファインOrvis Superfine Glassのオリジナル(画像下U/L。上のD/Lは改造済み)はウェスタングリップにアップロック・シート。これを壊してブランク状態に戻し「再構築」トップ、スネーク、ストリッピングのガイド類はフットを削り直して流用することに...
ガイドを外している時に気がついたが、使われている塗料がUV塗料。紫外線の中を通せば10分くらいで硬化して出荷出来るので、手離れが良いと言われていてる。大手メーカーの製造効率のため開発されたと思う。ncaでは手間が掛かろうが、塗装面が平滑で美しい「二液性エポキシ塗料」で仕上げていく...

2023年10月10日火曜日

Spruce Creek

英語から翻訳「スプルース・クリークは、米国ペンシルベニア州ハンティンドン郡スプルース・クリークにあるコミュニティです。かつてのペンシルバニア鉄道本線の駅で、リトル ジュニアータ川との合流地点であるスプルース・クリーク沿いにありました...」wikipediaより。きっとスプルース(和名:唐檜トウヒ)が鬱蒼と植生している川なんだろうな〜その名を冠したMcFarland "Spruce Creek"7'0"#3-3pc.が完成。80年を経たRemington Randタイプライターで文字を打つ...

2023年10月9日月曜日

fall in love

仙台STが古いベリンジャーDLSBシートとロッドを持って来訪。N/S金具は表面が酸化して黄ばんでいたが、コンパウンドで磨きピカピカに。スペーサーウッドはボックスエルダーBox Elder。ロッドはアマチュアメイドの「Flex Tailor」7'3"#2/3-4pc.である。この方、隣県までこのブランクを探し求めに行くくらいフレックステーラー好きで、以前もncaで製作した。フライフィッシングを始めた頃に「スロー」なロッドに惚れ込んだFall in love。今回は手に入れたものの、気に入らないスタイルを完全にRe-model...続くときは続くな〜(笑)
原宿Norie販売当時の広告キャッチコピーは「もとまで曲がるスローアクション」(笑) Flex Tailor 2piece Models5'3" #2/3 6'3" #2/3 7'3" #2/3 7'9" #2/3 8'3" #2/3 8'9" #2/3 5'3" #3/4 6'3" #3/4 7'3" #3/4 7'9" #3/4 8'3" #3/4 8'9" #3/4Flex Tailor 4piece Models 7'3" #2/3 7'9" #2/3 8'3" #2/3 7'3" #3/4 7'9" #3/4 8'3" #3/4と豊富なモデル展開されていた。

2023年10月8日日曜日

direction

 リールの巻き方(取り付け方)右巻きRight Hand Wind、左巻きLHWあなたはどっち?右手でグリップを握り、左手でラインを巻き取るかたに言わせると「こっちの方が合理的」とおっしゃる。フライフィッシングを始めた頃に覚えたので、ncaはRHW。慣れてしまい、別段不便は感じない。サウスポーだから右巻きという方もいるので、これといった決まりは無く「思うまま」で宜しいかと。ただし、魚を釣って写真を撮るときにロッドネームとの写り込みを考えれば、記入文字の方向directionが気になる(笑)多くのメーカーは大体ロッドの右側面に文字があり、LHWのリールだと裏側しか写らないし、ハンドルノブの突起も干渉。リールの顔(表側)を見せたいncaが「リールはどっち巻き?」とお尋ねするのにはこんな「理由」がある...

2023年10月7日土曜日

Re-model

 9年前のオービスORVIS "Superfine Glass"旧タイプ(画像は改造済み)の中古を手に入れた方から「改造」re-modelしたいとお問い合わせがあった。オリジナルのU/Lスクリューからncaが改造した古いオービスっぽい D/Lに変更かと思い込んで話を進めていたところ、以前作ったミゼットMidget(2016/11/17、ブログ)みたいに、と言う事で話が一転...
9年前か〜忘れてましたよ〜(笑)ガイドをオリーブ色の糸で巻き直し、デュアルリングシートで130mmのグリップ...など、ご希望を箇条書きにしてもらった。これでイメージ出来る。「Golden Eagle」もっと昔のオービス・グラスロッドが脳裏に浮かんだ...

2023年10月6日金曜日

McFarland

Sグラスは初めてという方が、McFarland "Spruce Creek"をご所望。持参された#3番ラインを巻いたBaby Marryat/LHWリールをサンプルロッドにつけて「試投」そこはベテランFFMなので難なくキャストしていたが、振り方が早い「もう少し、ゆっくりとタイミングをずらす様に振ると良いですよ」と言うと、修正されてよりタイトなラインループになった。その後「仕様」を決めてお買い上げ。ただ、フックキーパーは不要との事。巻き糸はGudebrod #221/Orangeと#206 Garnetのコンビネーション。ブランクに似合う色を選択。「ロッドは来シーズンまでに出来上がれば良いです」と言われても〜できちゃいます。完成まで約14日とお伝えした...が(笑)

2023年10月5日木曜日

way to use

REC/NGMDリールシートの使い方way to use...ncaが一本ずつ、ロッドに合わせ削り出すコンフォートcomfortグリップとのコンビネーションも良いでしょ?スペーサーはローズウッド・バールRosewood/Burlが標準ですがflor corkでも、よろしいかと思います(笑)使用するリールのフット寸法で調整いたします。N/S金具はお好みによりncaが「黒染め」bluedいたします。「魚雷型」torpedoは勿論、このスタイルにも欠かせないRECのN/Sハードウェア...

2023年10月4日水曜日

Mildrum

フライロッド のストリッピングガイドに使う、カーボロイ・ガイド。ミルドラムMildrum社では「Mildrabide」という名称で呼ばれている。リングの製造元はゼネラル・エレクトリック社(GE)とカタログにある。このリングをニッケルシルバーのフレームに手作業でギンロウsilver brazed 付けされ製品となる。リング自体はコロコロと大量生産されるのだろうが、手仕事のロウ付け作業は大変だ。かっては数社が製品を出していたが、現在は2社くらいかな?NCAが使うのは少々値がはる「ミルドラム」(笑)カーボロイFly top(PMT)もご用意...

2023年10月3日火曜日

angler's mail

米国に渡ったnca/Golden Shadow styleのロッドはカリフォルニアの山中での、ブルッキーBrook Trout釣りに持ち出された(笑)メールには『The NCA "Golden Shadow" is an excellent rod!!! I love fishing with it. It is really surprising just how far I can cast with such a light rod. Really elegant casting. 1st cast -- a fish! BOOM! 』(NCA「ゴールデンシャドウ」は素晴らしいロッドです! 私はそれで釣りをするのが大好きです。 こんなに軽いロッドでどこまでキャストできるのか本当に驚きです。 実にエレガントなキャスティング。 1投目――魚だ! ブーム!)とあった(笑)お褒めの言葉、恐縮です。気に入っていただき、ありがとうございますと「返信」...お好きな方にはハマる、nca「ゴールデンシャドー」グラファイト・ロッド。スタンダードは704/764/804/8634で2ピース。スペシャルオーダーで4ピースもご用意できます...
これはまた珍しい和風「タモ網」をご愛用。日本の釣道具が大好きなTSらしい選択をしている。タモは網目が細かく、魚体に優しくキャッチ&リリースには持ってこいかと。装着されたリールはKineya"CAVOUS RB"で、どこかスケルトンのPfluger"Progress"フルーガー・プログレス・リールを思い起こさせるグラシック・スタイルだ。ここに登場する、フライロッドもフライリールも、果てはタモまで日本製。本邦にオーダーされたロッドやリールを数多く所有しているようだ。"BAGLITE"新しい「blooperbackpacks/nca bag」も早々とオーダーされているから、TSの「ジャパンコレクション」のひとつになる日は近い(笑)

2023年10月2日月曜日

BAGLITE

 釣りに使うAバッグとして9号帆布で作ったのが、10年前の2013年。素材をCODURA1000-Dに変え、軽量・防水となり「再登場」...
新しいバッグの名称は「BAGLITE」...名称を決めるにあたり、軽いバッグを表すにはLite-BagかBag-Liteのどちらがネーミングとして良いのか、米国人のTimmyに「意見」を求めた。『考えてみるとバッグの種類としては「Lite-bag」だけど、タイトルや名前としては「Bag-Lite」でいいかもしれない...』と言っている。「バグライト」の方が語呂が良いと判断し命名。映画「トイ・ストーリー」に宇宙の彼方に〜と喋る、バズ・ライトイヤーBuz Rightyearというメインキャラクター(オモチャ)がいたな(コレと全く関係無いけどね・笑)
"BAGLITE"は濃い色のウォルナット(クルミ)薄い色のウィート(小麦)の二色から選べます。ご注文の際にカラーを指定してください。約250mmX340mmX80mmサイズ。内ポケットは2つ、ランディングネット掛けもストラップに配置して、サイズはで重量約200グラム。製作はblooperbackpacks、ncaロゴは内側に配置されています...ご好評をいただき初回分は「完売」しました(10月初旬に入荷・発送予定です)...追加分は11月初旬を予定しています。

2023年10月1日日曜日

Last Day

空を見上げれば怪しい雲と雲の縁が虹色に輝く「彩雲」肉眼では綺麗に見えたのだけど..見ると良い事があると言われている..らしい。
2023年の渓流シーズンも最終日、懲りない釣り人は川を巡る...岩手の渓流に集ったKAWADA NETも苔むす岩に並べて「記念撮影」
「紅い花なら 曼珠沙華 阿蘭陀屋敷に 雨が降る 濡れて泣いてる...」(長崎物語の歌詞)この花を見ると、なぜか口ずさんでしまうな〜
雨が続いて増水した河川も多く、探し回った挙句に有終の美ヤマメは27cm。さすが「晴れ男」KYでありました...
帰宅した時間は既に「中秋の名月に かかるや 白き アバタ雲」