2013年11月30日土曜日

Cold

「ハァ~クション、ハァ~クション、ハァ~クション!」「あら風邪ね」「♪くしゃみ三回、ルル3錠♪」ということで・・熱はないけど、鼻水と寒気そしてダルイ・・

2013年11月28日木曜日

Metal Seat

このクラシカルなリールシートは真鍮にニッケルメッキが施されている。パイプ径16.96mm X 長さ85.82mmで少しフレアさせたパイプ入口、スライドバンドは45°斜めローレット、バット部にプレスされたポケットを有する。リールフットの収まりも懸念したより遥かに良好(ウッドより良いかも)でリールを保持してくれる・・アルミシートのデッドストックを輸入したとき、試しに一本取ってみた。まさか今の時代にこんなの作っていないよな~まだあるのか知らん。

2013年11月27日水曜日

Butt Ferrule

BTC-2pcs.バンブーロッドはNickel Silver Ferruleでジョイントされ、シートやグリップは直接ブランクに接着される。だがお客様の中には「手持ちのチャンピオン・グリップを使いたい!」と言う方も。その場合アルミ製バットフェルールを使用しロッド部とグリップ部をつなぐクラシックな方法が使われる。バットフェルールは挿入部の深さが33mmあり、ここにバンブーシャフトを挿入・接着して使う。穴径は7mm~12mmが0.5mm刻みであり、最大15mmまで市販されている。ブランク径により使い分けるが5フィートのnca/BTCでは7mm径が相当する。当然、寸法を合わせるためバット部をカットして(グリップ分を差し引く)作業を進めるのでロッド部は「ワン&ハーフ」状態になる・・

2013年11月26日火曜日

B.T.C. & B.T.S

BTC & BTSって何のこっちゃ?・・言葉を開けば「バンブー・トラウト・キャスティング」と「バンブー・トラウト・スピン」ロッドのこと。「造語」です(笑)「えっ、バンブーロッドって高いでしょ?」いやいや、ご心配なく。5万円台と妥当な価格を維持しながらも、PEラインに対応するSICリングのガイドを使用してバンブー特有の構造、縦繊維から生み出されるトルクのあるルアー投射と釣り味が楽しめます。4'6"または5'0" 2pcs. Lure Wt.2-7g のトンキンケーン六角竿で渓流や管釣りで「鱒」を狙う。一歩先ゆく「トラウトフィッシャー」達へ・・ 

2013年11月22日金曜日

TSUNAMI

2011年3月11日に起きた東日本大震災・大津波から2年8ヶ月が経過した・・釜石のHTさんが津波に襲われた自宅の瓦礫から見つけ出した釣具の中に「アルキュオン・フライリール」が有ったことは2011/5/31の拙ブログで既に報じた。やっと仕事や家の事に目処がたちましたと今月初旬に来訪された。アルミケースに入っていたロッド数本はなんとか難を逃れ、このリールも泥まみれ潮まみれになりながらも発見したとのこと・・自分で分解・清掃・整備をして機関外観共に良好。しかし軸受カバーのパーツがと言うことなので手持ちのパーツ・ストックを合わせるとピッタリ。これで「大津波」から立ち戻ったリールが使える・・漁業会社を営んでいて、不幸中の幸いというか保有トロール船がたまたま沖合で操業中など「あの日」の事、色々なお話を伺った。高台に新しい家を建てているということだが、その場所がなんとよく行くUSM川沿い!来シーズンはその川で一緒に釣りしましょうか~復活リールと共に・・

2013年11月21日木曜日

re-born (2)

頼んでおいた「金具二点」が届いたのでコルクシートを作り接着後、グリップと合わせ、再びR部分を際まで削り・調整・・1980年代の金具の色はブラウン系アルミ・アルマイト加工されたモノだったけど、今では手に入らないので同型類似の黒アルミ・ポケット&リングに・・これで「完成」・・金具の接着終了まで「TROUT」ハリー・ウイルソン、Scott Power-Ply Co.の項を再読・・

2013年11月20日水曜日

re-born

1980年頃だから今から33年前のスコット・ファイバーグラス・ブランクを使い、当時の雰囲気のロッドに戻す・・米国サンフランシスコでSCOTT POWER-PLY Co.としてHarry Wilsonがオペレートしていた「年代物」その道の先駆者である「原宿ノリエ」がスコット・パワー・プライ社日本代理店だった。当時の雑誌広告では「F60-3、F65-3、F58-4/4」が輸入販売されていたとある。Ernest Schwiebertの名著「TROUT Vol.Ⅱ」によればF60~F87Bまで13種ラインナップされている。丁度、グラファイト・ロッドが台頭してきた時代で、日本の市場を考慮した上でのセレクトだったのかもしれない。ブランクで購入された一本はアマチュアビルダー(?)によってロッドとして組み立てられた。当初6'9"と書き込まれていたが実測してみると78インチ(6'6")であることが判明。だからF65-3、6'6" #2-3 2pcs.だ・・2013年11月、nca により「re-born」

2013年11月19日火曜日

Boom

「ブーム」と言ってもマイ・ブームに近いけど(笑)バンブーロッドでもグラファイトでもグラスにも「Comfortable Cigar Grip」・・一本一本、リールシートと径を合わせながら、そして先端をブランクやワインディングチェック径に削り込んで行くのは「手間」(時間)が掛かる。だから量産竿はシートチェック等を使うタイプが増えたのかな?nca ではオーダーを受けて相談の上、組み立てるので「お好き」なカタチで本当のIndividual Rodが作れます・・

2013年11月18日月曜日

Workbench

中学野球部の「バット納めと三送会」で紅白戦をやった。守備はしたくないので「指名打者・DH」でお願いした。ベース間を2周したら翌日は足が痛い・・川を歩くのとはわけが違うね(笑)・・古いScottのFiberglass 2pcs.をより「スコットらしく」re-born。昔の能書きによると「ブランク内に薄いグラスのパイプをインサートしてあり、これがアクションを決定付けるスリーブ・インサート工法・・云々」そうだったよね~右から2番目はLaLoue 2pcs.コレもグリップやチェック部に特徴があり、ひと目で「あ~アレね・・」と分かるデザイン・・

2013年11月16日土曜日

Country Side

今朝、見つけたイナゴは体液が凍っていた・・昨夜も月夜で外は冷え込んだんだろうな~こういう日が続き冬を迎える。
Graphite 9056-4pcs.も出来上がりHardy Marquis-Multiplier #6 をつけてみた。9フィートシングルだけどエクステンションがあるとリールを巻くときにスプールが邪魔をせず楽だね・・黒糸に白糸で飾り巻きはnca の定番。

2013年11月15日金曜日

Foregrip

フォアグリップ・・スピニングやベイトキャスティング・ロッドのリールシート前のグリップ。これもnca ではコルクを削り出す。長さや形に決まりは無く、お客様のお好みのデザインを取り入れる。グリップ・デザイン次第でそのロッドの印象が大きく変わる(フライロッドの場合も同様だけど)・・画像はBamboo Casting Rodだが左の丸みを帯びた形と右の先端がフレアしたモノではこれだけ変わる。下の画像は逆アールをグリップ先端部に取り、ワインディング・チェックまで絞り込んだタイプ・・他の形も同心円上での加工は可能だ。

2013年11月14日木曜日

Country Side

今朝の岩手山・・冠雪部分が増えている~朝の気温は-4℃。昨夜は冬の星座が綺麗だったけど「放射冷却」で車のフロントガラスが凍りついていた。
コチラ、早池峰山・・
北上川の水温より外気温が低いので「川霧」が発生・・うー寒い

2013年11月13日水曜日

Country Side

家の周りは昨夜の雪で白い。こういう季節がやって来たか・・今朝の外気温は-3℃。県内で最も冷え込む「藪川」で-7.7℃。各地の日中最高気温も12月並みとか。今季最低を更新したというニュース、聞いただけで寒さが増す。秋田県境に近い西和賀では積雪27cm・・スタッドレスタイヤに交換しなきゃー

2013年11月12日火曜日

T&T Heirloom

興が乗り、早々と完成・・T&Tの能書きによると「Replicating the sweet action of bamboo with durable fiberglass. For today's angling purists...」とある。このHeirloom serise には763、764、765、804、805の3pcs.4種がラインナップされていて現地ブランク価格はUS$350・・米国の「グラスロッドビルダー」達も自分のカテゴリーとしている程、人気は高い。T&Tオリジナルのロッドではウエスタンシガーグリップにアップロックのシートがつく。今回はT&T Kaneglass風にダウンのC&Rとカンフォータブルシガー・グリップで依頼された。ncaでこのブランクを使い過去4本製作した記憶がある。

2013年11月11日月曜日

4pcs.Graphite

久しぶりに「Full-wells」グリップ・・お客様はSAGE 10'00"-4pcs.をお持ちなんだけど、もう少し取り回しの良いのが欲しいとのことでnca 4pcs.Graphite 9'00"#5-6を選択。グリップ、シート周りはオリジナルに近いデザインでExt.にはソルトウォーターで使われていた丸みのある物を削り出し、装着。1996年版のSAGE Catalogを持ち出して研究・・

2013年11月10日日曜日

Write down

息を止めて~記入~グラファイトスピンの細いシャフトに「漢字」は書きにくいな。白と黒はドローイングインクを使うけど「色物」は不透明水彩絵具を水で溶いて使うのがnca流。大体の「色」はこれでカバーできる・・ロッドは「管釣用」トラウトスピン。小さなルアーを繊細なロッドで投げ「無心」に狙うらしい・・

2013年11月9日土曜日

Heirloom

コチラ、Thomas &Thomas Heirloom (エアルーム、先祖伝来の家宝)7'6"#3-3pc.・・「c のfk」画像をご覧になった八戸SHさんからコレで作ってとブランクが送られてきた。1970年代の「Kaneglass」以来40年近く途絶えていた「本家T&Tのグラスロッド」・・バーガンディにホワイトの飾り巻きがお好み。グリップはカンフォート・シガー。暗色のウッドスペーサーにニッケルC&R・・なにせ、ブランクは本モノだから堂々とThomas & Thomasと記入できる(笑)・・

2013年11月8日金曜日

Finished

「c のfkですよね・・」とメーカー名を言い当てたのは京都NI。画像だけでよくわかったなぁー(笑)鋭い!!このブランクカラーで分かったかな?今や「オリジナル」の微塵もなく改造された7'0"#3/4-3pcs.Glass rod が完成。webでコレを検索してみたら数種類あった。改造費用はグリップ、シート、作業費くらいで済む・・やってみたい向きは「c のfk ロッド」をお買い上げくだされ。

2013年11月7日木曜日

Bamboo Rod

Comfort Cigar Grip・・1975年のT&Tカタログに特徴のあるこのグリップは「Blunt Cigar」と記載されている。後にComfort (気持ちの良い)と名称変更・・リールシート際までコルクを削り込み細くするので小指・薬指でのホールドに初めは戸惑うかも知れない。慣れるとぷっくりした中間部が「掌」(たなごころ)に心地よく収まる・・どうもncaは「グラスロッド屋」と思われてるフシがあるが(笑)グラファイトもバンブーもあるのだよ~そこのところ、ヨ・ロ・シ・ク

2013年11月6日水曜日

Dot

最終塗り前にドットを打つ・・いやぁ~ジョイント・マーク、継合わせの「点」のこと。ロッドを継ぎガイドの通りと、シート位置を合わせてから白点を打つ。ネーム入れに使うGペンでも良いのだけど、爪楊枝の先端を利用する手もアリ・・

2013年11月5日火曜日

Workbench

面白がってパタパタとやったら、3日間でここまで出来ちゃった・・あとは「ネーム」を入れて二回塗れば完成だな。ロッドをつないで実測してみると215cmだから7フィート、3ピース#3/4ということになる。スローなアクションは昔風グラスの味付け・・これ、メーカーが「ブランク」で出してくれれば良いのにね(笑)

2013年11月4日月曜日

Workbench

どこで、どう探したか安いグラスロッドを購入してncaに持ち込み、ブランクを再利用し、購入金額よりお金をかけて「別物」に・・発注主は彼が中学生の頃から知っているT君。前にもORVIS Graphiteもちこんだよなぁ~(笑)・・こちらも他社のロッドに興味があるので彼の目の前でバラシてみた。色々なこと解るから歓迎・・意外と楽しいのは「改造」なんだ・・このロッド、グリーンに塗られたから緑の糸で巻く、Orvisの巻き上げの様なグリップにウッドフィラーのC&Rと常識的ではあるけど、全体的なデザインセンスが欠如(失礼)・・ま、価格が価格だから仕方ないか・・利用するのはシート金具二点にブランクとガイド類。別色で巻き直し、グリップ周りの変更。以前シルクスクリーンで入れられていたネームは上手く消せた。新ネームどうする?Thonas & Thonas(トーナス&トーナス)7034-3pcs.でいいかな?

2013年11月3日日曜日

Workbench

6pc.Casting Rod・・あと一回、スレッド上にエポキシ塗料を塗って完成。その前に塗装の乾燥を確認しながら「栓」を作る。パイプ状のロッドでは「センカイ」と呼ばれる蓋をする。ブランクの径を計り、適合した「ポンチ」で目の詰まったスポンジゴムを切り出し接着。この間にロッドの寸法を測り、絵を描き、隣のバーちゃんに「竿袋」発注書を作成・・と、いつもの手順。

2013年11月2日土曜日

Rise

ライズと言っても鱒が跳ねたわけではなく「値上げ」・・nca/ Bamboo Oval Netが価格改定。製作工房からの連絡で原材料の値上げにより「値上げ」の意向・・12月中旬までは現行価格¥29,800(税込)で販売させて頂きます。竹フレームにクルミ材のハンドル、真鍮金具、鍋底に編まれたクレモナ糸で出来ていて、乾燥重量60g。背中にぶら下げても重さが気になりません。尺物も楽々ネットイン・・来シーズン消費税上がっちゃうしなぁ~お早めに・・

2013年11月1日金曜日

Casting Rod

ベイトリールを使うキャスティング・ロッド・・6ピース、ウルトラライトのブランクを使用し製作。ガイド数はトップも含め8個使い。リールシートはトリガー付きの樹脂製なんだけど「G.Loomis」の刻印が入っている。その訳は製造会社が以前、G.Loomis社に納入していたらしく、同じ金型からインジェクションされた物と推察・・さすがに新しく輸入したものはノーネームだけど(笑)シートとブランクのギャップはコルク・ブッシングを作り接着後、シートを後ろから挿入・接着しないと内径に段差があり、収まりがよろしくない・・米国製。