2023年6月30日金曜日

Backpacker

『バックパッキング入門』芦澤一洋(1938-1996)山と渓谷社/1976年初版。ご存知、芦澤一洋大兄は日本のフリーライター。 山梨県南巨摩郡鰍沢町出身。フリーのグラフィックデザイナーとして活動するなか、JFF(Japan Fly Fishers)の設立者の一人でもあり、日本のアウトドア界の草分けとして知られる。この時期から日本人のアウトドアライフのスタイルがフライフィッシングも含め、大きく変貌した。本書にはFFの事も書かれていて、マルチピースのルアー&フライ・ロッド、道具類が解説されている。後の『フライフィッシング全書』1983年・森林書房刊へと続くプロローグだ...時を経て、進化したマルチピース・ロッドだけど、携行を考慮した作りは変わらない。Backpacker803-6pc.改

2023年6月29日木曜日

in stock

6月14日、ポルトガル・ポルトにあるコルク会社に発注した「物」はポルトガル郵政公社(CTT)で発送。1-1/4"X1/2"Xbore1/4"/Flor gradeコルクは、約14日間で日本郵政により配達された。フライロッド製作には必要不可欠な「部材」のひとつであり、残り少なくなっていたので大いに助かる。コルクの「コマ」を接着してストックしておく。リールシートやブランクス等もUSドル建てで輸入なので「円安」が痛い!それでもNCA qualityは絶対に崩さないぞ(苦笑)

2023年6月28日水曜日

Deluxe (2)

OrvisバンブーロッドにはCFOリールを合わせたくなるが、1974年にCFOが登場するまでは、Hardy LRH.LightweightやSt.Gorgeなどが推奨リールとされている...
当時の販売価格は$100。調べると1960年の大卒初任給が¥13,100、為替が固定相場の$1=¥360だから¥36,000で月給の2.8倍。かなりの「高級品」だった事がわかる。

2023年6月27日火曜日

Deluxe

「Wes Jordan /Profile of a Rodmaker/Cross-SouthBend-Orvis」by Dick Spurr and Gloria Jordan(1990年、セントラル・パブリケーションズ刊)に掲載された、60年代オービスロッド監督者superintendent、ウエス・ジョーダンWesley Dorrell.Jordan(1894ー1975)...いつもソフト帽を被っていて、それが彼のトレードマークとなっていた...
Orvis "Deluxe" Bamboo Rodが2本。一本はフルレストア、一本はグリップ、シート交換でやって来た。左の製造番号は消えかかっていたが、読みとれば#35XXXで1963年製、右は#40XXXの1965年製である。
両方とも6-1/2"、2pc./2tip/2oz.フェルールサイズは11/64、ライン番手はHDG(6)。左のグリップは103mm!右はちょっと「訳あり」で、それをカバーする為にフックキーパーを付けた...もう一本もかなり「訳あり」だったけど「技有り」ncaの手でレストア...(笑)

2023年6月26日月曜日

flies

川辺で時折、ハッチして重たそうにプププッと不器用に飛ぶカゲロウが目に付く季節になった。フタスジモンカゲロウは6月〜10月まで羽化する。20mmもある大型種だから目立つけど、単発ではなかなか捕食されにくい...もう大分前の事だけど、これのスーパーハッチに会ったことがある。流芯ではヤマメやイワナが狂乱してコレを捕食。大型のフライに付け替え、キャストしてナチュラルに流しても喰わない。ん?暫く観察すると、カゲロウの翅が動き、飛び立とうとする瞬間に捕食することが判明した。確かにフライに少し動きを与えるとヒットする。え〜誰だよ〜ナチュラルドリフトだと言ったのは〜(笑)
毛鉤を少し巻いておこう...

2023年6月25日日曜日

Diamondback

76年のLeonard/Graftek(右)と1977年のLeonard/867Gである。グラフテクからダイアモンドバックにブランクが変更された。その理由はいくつかあるのだが...グリップスタイルは170mm「フィッシュテール」fish-tail。リールシートのスクリュー部品はRODON社のアルミ製だけどバットキャップはダイフォームド(型押し)のN/S製ポケットで、誇らしくH.L.Leonardと刻印されている。インスプリクションが消えかかっていたので、ncaが書き直した。ストリッピングガイドが壊れていたので当時のパーフェクション・セラミック#10をGudebrod/#290 tanで巻いて「時代仕上げ」にする...

2023年6月24日土曜日

festival

宮城・仙台は「祭り」festivalの多い土地柄らしい。有名どころでは「仙台七夕まつり」...仙台KTからのメールで今は「仙台・尺岩魚まつり」の季節だそうで(笑)こんなのやら...
こんなのも!!ロッドはnca/Gull Gray。そう、HLL/Graftek(1975era)みたいな雰囲気で作った。本家より綺麗でしょ。むうう〜ん、それにしても良いサイズの「イワナ祭り」...

2023年6月23日金曜日

Masu salmon (3)

今季3本目!!!電話をして来た「M」は意外と落ち着いた声で『釣れたのは朝8時40分頃でした。橋上から見ると4匹いましたうち列の後方にいた一匹が横にけっこう動いていましたので、とりあえずトライしたらヒットしてしまいました!上手側から距離をとって、鱒の列の上流にフライを落とし、少しそのままラインを放置して流して送り込んでから止め、ゆる〜いスイングをラインにかけてからゆっくりとリトリーブを始めたらヒットしました...』岩手・稗貫川は「鱒の川」
『フライはビーズヘッド・マラブー、北海道の湖などでミッジに鱒がライズする時に引っ張りで使うフライです。3Sのビーズを鉤に通す時に返しが邪魔で入らないので、仕方なく潰してバーブレスになってしまいましたが、NCA/グラスロッド8656が味方になってくれてバレませんでした!』岩手県河川規則で「鱒釣り」は6月30日(金)まで...

2023年6月22日木曜日

modification

modification(改造、改装)T社の「Backpacker」803-6pc.2023年の新製品である。グリップ周りには未だ収縮フィルムが!グリップの太さや、巻き方、全体のデザインがどうしても気に入らないので「改造」したいと送られて来た。あらあら、ロッドを購入するより、其れなりのコストが...でも、嫌なものは嫌ですからね。全部バラしてから「再構築」(ブランクだけでは売っていないと思う)するから、少し時間がかかります。グリップ太さは22.5mm、長さ140mm。リールシートはD/Lスクリュー、ブライヤーウッドに変更。先ずはブランクに戻すところから始まる...「改装の日」は続く(笑)

2023年6月21日水曜日

Fly Line

ROYAL WULFF PRODUCTSの「LONG BELLY CLASSIC」Fly Lineフライライン、入荷しました。@¥9,680(税込・送料別途)ライン各番手のスペックは以下の通り...
渓流でncaが好み使っているのは、#3番と#4番。「ハラナガ・フライライン」Long Belly FlyLine、飛びます、飛びます、飛ばせます...(笑)

2023年6月20日火曜日

R.L.Winston

サンフランシスコ時代のR.L.Winston Light Fiberglass Trout Rod 7'#4/5である。コチラもグリップ交換でncaに。ゴールド・アルマイトされたFeatherweight社の#9MS(ミドル・スロット)リールシートが使われている。オリジナルグリップは細すぎるリッツ・タイプに削られていたので「TMさんの遺したロッドなので、元に戻して使いたい」とのご要望にお答えして、当時のフルウェルズ・スタイルに...

2023年6月19日月曜日

Rainy day

雨の日、姿は見えないけど裏の森でサンコウチョウが鳴いている。今年も来たね。英名をJapanese Paradise Flycatcher、おっ、パラダイス・フライ・キャッチャーだ!こっちはフライ・フィッシャーだぞ(笑) 『サンコウチョウ(三光鳥、学名:Terpsiphone atrocaudata)はスズメ目カササギヒタキ科に分類される鳥類。日本へは夏鳥として渡来する。静岡県の鳥に指定されている。日本には、夏渡来し繁殖する。日本で繁殖した個体の多くは、冬季中国南部からスマトラへ渡り越冬する。雄が約45cm(繁殖期)、雌が17.5cm。繁殖期のオスは、体長の3倍ぐらいの長い尾羽をもつ。羽色は、顔面部が黒紫色、腹部は濁白色、背面はやや赤みのある黒紫色、その他の部分は暗黒紫色で、アイリングと嘴は明るい水色である。 メスは、オスの色彩とほぼ同色であるが、オスと比較してアイリングと嘴の水色は不明瞭であり、更に、背部と尾部はかなり赤みの強い赤褐色をしている。尾羽は体長と同じくらいの長さにしか伸長しない。平地から低山にかけての暗い林に生息する。繁殖期には縄張りを形成する。食性は昆虫食で、林内で飛翔中の昆虫を捕食する(おお〜それでこの名が)産卵期は5-7月。抱卵日数は12-14日で、雌雄ともに抱卵する。雛は孵化後、8-12日で巣立つ。地鳴きは、「ギィギィ」と地味だが、囀声は、「ツキヒーホシ、ホイホイホイ」月・日・星、と聞えることから、三光鳥と呼ばれている』(Wikipediaより)
「ツキ・ヒー・ホシ、ホイホイホイ」何処かに「三光鳥」はいる...翌日、ホウノキにとまる雌雄のフライキャッチャーを現認した(画像はWikipediaより転載)

2023年6月18日日曜日

McFarland

McFarland "Spruce Creek" 7'2"#3wt.3pc.である。IWANA REEL/Wideと共にお買い上げのTNは渓流の宝庫・岩手にUターンした。お好みのグリップスタイルは145mmの「リッツ」Ritz。型で削る画一的な既製品と違い、長さ、太さ、スタイルを選んでいただける...輸入に頼るポルトガル産のコルクリング(Flor)グレード、日本の経済が悪く円ドルの為替相場は、ずっと「円安」今年に入り再三の高値で「時価」的扱い。今朝だって米ドルの円安も加速して、ブランクやリールシートの輸入価格も上昇。ncaとしてはロッドの顔でもあるコルクのクレードを下げる気はサラサラ無い。この価格に慣れるしか無いのかな...

2023年6月17日土曜日

Graftek Ⅰ

1976年のHLL/Graftek I Heavyweight model.909である。グリップ交換かと思えばそうでも無い。「使わないから、壊してパーツを流用したい」とおっしゃる。え〜壊すのは惜しい、HLLの歴史が〜と一度は反対したものの「ncaで新しく作るロッドに...」ということなので「合意」(笑)1975年から76年はHLLの職人が替わり、難儀した時代だったと思われ「らしからぬ」作り。ま、パーツは新たに作るCTS686-4pc.に流用するから、いいか〜使われていたリールシート・パーツはRODON社製。この会社はHLLにいたテッド・シムローTed Simroeに関係している...

2023年6月16日金曜日

Headwater

 『こちらは源流の季節になりました。竿、活躍中です。久しぶりに良さげなヤマメが釣れたので、メールさせて頂きました。そろそろ、次の竿が欲しくなってきました。』と神奈川HTからのメール。白砂の流れで育ったヤマメは透き通る肌を持つ。水も綺麗なんだろうね...林道を長い距離歩き、入渓するFFMにはマルチーピースが便利。それも「短いところ」でSteffen 603-4pc.(GRA)を選ばれた。正に「渓流の小太刀」で仕様はGLASTECH風味。シンプルだけど「味」のあるロッドに...

2023年6月15日木曜日

Masu salmon (2)

ま〜よく通い、よく釣る(笑)今年の稗貫川はサクラマスmasu salmonの遡上が多いらしい。ルアー釣師の間では有名らしいけど、フライ釣りでは今のところ「M」ひとりかも...
鼻が曲がっているでしょ、稗貫川のサクラマス56cm(オス)遡上するサクラ鱒は殆どがメスで、オスが釣れるのは「珍しい」と言われる...
『リーダーティペット合計4.75mでした。約15フィートです。(前回は13フィート)2X部分が65センチでした。ライズしてても釣れないので1X(2.5号)に2X(2号)を継ぎ足しました。ソフトハックルもサイズダウンして#14。前日、橋上から漁協組合長が「この川はサクラマスの川だがらさぁ!」と強烈にアピールされていました。まるで私に呪文でもかけてくれたかのような今日の釣果です(笑)昨日やった時とは別の鱒が入っていたと思いました。また遡上して来た奴でしょう。その中の一匹が掛かったものと思っています』ですと...

2023年6月14日水曜日

peg

ParaGraph 4(four)を作るためにスピゴット・フェルール用のペグpegを作る。全長80mmで半分の40mmはブランク内に挿入・接着される。カーボンの丸棒をサイズに合わせ、粛々と削る。微妙な感覚を要する事なので、素手で行う。削られた炭素粉は微細で手が真っ黒になる(洗い流すのも大変・苦笑)4pc.だからペグは3箇所、最終的に機械は使わず手で擦り合わせる、気が抜けない作業...
スピゴット・フェルールのギャップは4〜5mm残す...

2023年6月13日火曜日

Stonefly

国道396号線沿いにある「成吉思汗食堂・よねたや」のラードで炒めたチャーハンと半ラーメンが食べたくなって、釣りに(笑)日曜日に川の周りの一斉草刈りが行われた様で、大方の葦が刈られていた。あ〜これは暫く、魚は出ないだろうな。案の定、毛鉤に出るのは小振りのヤマメ...サッサと切り上げ開店20分前に着き、釣り支度を解く。
女将に「この虫、今年は特に多いのよね〜何これ...」と聞かれた。見ればストーンフライstoneflyオオヤマカワゲラの成虫。窓や壁、柱にウロウロしていた。店の裏手に水のキレイな沢があり、そこからの来店と思われる。全長40mm(体長30mm)だから大軍で来られたら、知らない人は気持ち悪いだろうね...「千客万来」

2023年6月12日月曜日

Rise

先週「北の大地」道東に行っていた「D」から40、43、50cmの虹鱒画像と動画が続々と送られて来た。ここでライズ待ち。動画ではそこら中でライズriseが始まるシーンもあった。30cmなんか子供、相手にしないで選んで釣るそうだ。コレは50cmのRainbow Trout...
8ft.Rodに#4wt.ライン、ティペット5X。フライは#14カディスで狙う...
如何にも道産子レインボー。ひたすら潜り動かない、潜水艦みたいな大鱒にリーダーとティペットの結束部をぶち切られたと言っていた...
CTS/480-4pc.も大活躍ですね...by NCA (笑)

2023年6月11日日曜日

Clean-up

稗貫川に鉄骨構造で作られ、常設されている「鮎やな」(簗場)1年の間に増水・減水を繰り返した挙げ句、蓄積した石、流木、砂、その上に葦まで生えて、ご覧の様な無惨な姿に...
朝5時から、漁協理事の勤労奉仕。それぞれチェーンソウ、鎌、フォーク、鳶口、刈り払い機を持ち寄り作業する...
わたしもウェダー履いて、流れの中で頑張りましたよ〜あ〜がおる(岩手言葉で疲れるの意)
水のチカラというのはヒトの想像域を越えていて、50cmくらいある岩や2メーター位の丸太まで流れ着いていた...
作業する事、二時間弱。スッキリ、サッパリしました!

2023年6月10日土曜日

7/11

花巻市の広報車が「亀ヶ森地区に熊が出没しています。ご注意ください」と言いながら、爆竹をパンパンパンと鳴らし走り去った。山裏の集落では仔熊も見られたそうだ。子がいる=親もいる、から草刈り時に注意しなくては...あ、本題。作業完了しました、オービス・セブンイレブン7'11"#4-2pc.(1981年)「次の岩手釣行時に取りに行きます」と言われたけど、出来ちゃいました〜岩手に取りに来ます?深〜い、趣味の「沼」が待ち構えています(笑)6月に入り、鮎を放流した沿岸河川が軒並み本・支流を含めて約一ヶ月の「川止め」に入ったからご注意下さい。稗貫川は釣り人がいつも川にいる状況を作ることも「川鵜対策」という考えで、無粋な「川止め」は無し。いつでも、ご清遊下さい...

2023年6月9日金曜日

Work content

作業内容work content。今回は竿尻からのコルク交換。大まかな形から接着後に巻き上げ部分と共にグリップを成形する。当時の塗装の感じを出すために巻き糸は一液性の「Spar Varnish」で仕上げていく...
バットプレートは#1000番の耐水ペーパーで磨き出し、エナメルの黒を刻印部に入れる。プレートに刻まれた深い傷はここまで落としたけど、印字がなくなるから、これ以上は無理...シリアルNo.0481
バットプレートは木栓に開けられた穴に差し込み接着する...

2023年6月8日木曜日

Seven/Eleven

♪セブンイレブン、いい気分♪1974年(昭和49年)に東京・豊洲にできた本邦第一号のコンビニエンス・ストアのCMソング(笑)...こちらはオービス 7/11 (Seven/Eleven)グラファイト・ロッド。登場は1980年で、その前年まで日本ではタイトループと呼ばれていた。80年に本国と同名の7/11に変わる(後に8ft.4pc.#4が出て、Tight Loopの名は引き継がれる)長さが揃った8フィートよりバットセクションを1インチ短くした 7ft.11inch.#4 で特色を出して長い期間、製作された。好んで「赤ラベル」の中古ロッドを探し出し、使われるFFMは多い...
ロッドブランクの程度は「良好」経年劣化したコルクを毟ればボロリだけど、グリップとシートフィラーの交換だけで済みそうである...

2023年6月7日水曜日

Masu salmon

朝9時前に、妙に落ち着いた声でMから連絡。はは〜ん、この時間の電話、こりゃ釣ったなと思った(笑)稗貫川に通い始め、昨年も釣り上げているサクラマス(英名:Masu salmonまたはCherry salmon)今年はロッドを新調して挑戦中。先日は彼と二人して橋の上から「60cm越えのぶっとい」サクラマスを見つけた。Mは川に降りて、フライを何度かスイングさせたが、魚影は橋下の深みに消えた...今日釣れたサクラマスは53cm、ロッドはK-Glass8656でリーダーは15ft.でティペットは1X(2.5号)、ローウォーターなのでフローティング・ラインを使う。フライは環付きチヌ鉤3号にパラリと巻いたソフトハックル・タイプ。ここまでは「取材」済み(笑)まぁ、行かねば釣れませんが...

2023年6月6日火曜日

DH1408

信州から仙台、そして宇都宮へ転勤のNS。渓流派のFFMなのだが、せっかく日光のお膝元にいるのでダブルハンド・ロッドで中禅寺湖を!と14ft.#8wt.をご所望。地元の先生について習っていたらしい。中禅寺湖の澪標(みおつくし)になるには良い季節を迎えた。湖の「杭」となって「悔い」になるかは、アナタ次第の「運・根・勘」(笑)