2021年7月10日土曜日

Horn

ニホンカモシカの「ツノ」hornを貰った。今は天然記念物だから捕獲や狩猟は出来ないが、死骸から切り取ったものらしい。1934年(昭和9年)に天然記念物になる以前、明治・大正期には冬山で猟をして食べていたそうだ。黒部川流域でイワナ釣りと鉄砲でカモシカやクマの狩りを生業にしていた猟師たちの事は、甲山五一著「釣り師・遠山品右衛門」(1983年アテネ書房)に記述がある。ウシ科の動物だから旨いのかな。本州シカのそれは芯まであるのに対しカモシカのツノは空洞で縞々の成長線が見られる。先月、宮城・登米で「四つ目のカモシカ現る」神のお使いか?とニュースになった。眼と見えない事もないが、あれは眼下腺が大きく発達した個体でいつの間にか話題は消えていた(苦笑)裏山に現れるカモシカは本当に「お使い」かも知れぬ神々しさがある...

0 件のコメント:

コメントを投稿