2013年2月16日土曜日

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      American Museum of FlyFishing・・バーモント州マンチェスター、オービス本店前にあるフライフィッシング専門博物館。この前のTVにも出ていたのでこの名称をご記憶の方も多いと思う。3~4回訪ねたと思うが、これを見ると必ず思い出すことがある。我々は50マイルも離れた隣町に宿泊していて翌日、ミュージアムの取材が予定されていた・・妻と幼子を岩手に残し出たっきりの鉄砲玉。一週間以上も連絡をしなかったので、こりゃいかんと国際電話を入れた。東京からなれない土地に引越して日も浅く、心細い気持ちで留守を守る奥方が出て「そこらじゅうに連絡して、あなたたちを探してたのー・・芦澤さんが・・」「え~っ・・」芦澤一洋さんの訃報を聞いたのはバーモント州ラットランドだった。そもそもこの旅は芦澤さん出演を念頭に置き企画されたが、前年よりのご病気で出られず私にお鉢が回って来た。短期間で大幅な企画変更をして9月中旬には出発、取材は一ヶ月半に渡った。芦澤さんとも旧知のアンガス・ボーズマンとアラン・アドシーに訃報を伝え共に号泣・・翌日マンチェスターまでの車内でも涙が止まらなかった・・出かける前、東京で入院中の芦澤さんを最後にお見舞いした時に掛けていただいた「精一杯、楽しんでらっしゃい。マコちゃん・・」の言葉と芦澤さんの笑顔が蘇る小さなピンバッチ・・

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