2012年12月24日月曜日

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吉村昭「羆嵐」新潮社刊・・1915年(大正4年)12月9日~14日にかけて起こった実際の獣害事件を題材にしている。読んだのは初版・昭和57年だけどその後、北海道で釣りをするのに「羆」のことが頭を離れずに困った・・長男が急に「昔の事件」に興味を持って(スマホで検索したらしい)「ね~知ってる?」と来たのでとーちゃんの知る限りの話をした。「事件」は多岐にわたったが、獣害で言えば北海道日高で起きた「福岡大学ワンダーフォーゲル事件」のことなども話した。札内川の(今はダム湖になっている)川畔にあった三角屋根の小屋に遺体が収容されたことや、釣りに行った頃はその小屋がまだ存在していたこと。川岸の葦原に羆のヌタ場があったこと・・今の時代はインターネットでの情報が即座に入手できるけど、やはり活字で読むのが良いね・・吉村昭、松本清張、司馬遼太郎なんか勧めてみよう。

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