2022年8月31日水曜日

blued (2)

コルクスティックを削り「治具」を作り、金具三点(シートチェック・リング・キャップ)を保持して「黒染め」blued...いつも使っている分割治具から進化して、三点用も作った(笑)酸化液は経験で「この位をこうする」と分かっているけど、N/S下地の磨きと脱脂を怠ると均一に酸化しないので注意が必要。仕上げはTX塗料で行い、使用中の擦れによる剥がれを軽減させるのがNCAのやり方...

2022年8月30日火曜日

blued

そもそもニッケル金具と呼んでいる金属は真鍮 brassとニッケルの合金である。その比率は解らないが、昔、バーモント州バートンBartonの「Classic Sporting Enterprises Inc.」にSuperSwissフェルールの件でベイリー・ウッドBailey C. Woodを訪ねたときに「C.S.Eフェルールは18%ニッケルの合金であり、ニッケル含有率が高いと硬く、少ないと軟くなってしまう。この比率が金属と金属を接続するフェルールには適している」と聞いた。Bellingerのシート金具もニッケル合金で作られているので、酸化液を使って「黒染め」bluedできる。ncaでの黒染めは下処理から始まり、酸化させた後に最終処理をする...

2022年8月29日月曜日

angler's mail

『東北はどこも長雨なのに、仙台近辺の川は渇水・・ようやく昨日ひと雨降ったのでヤマメ釣りに出かけました。28センチのヤマメが釣れましたので写真を添付します。しかし絵になるロッドですね~。 またどうぞよろしくお願いいたします...』と仙台のKTから、先日お作りしたriver PEAK Superglass Rodでの釣果報告。お〜やりましたね!苔の緑とロッドのオリーブ、ライン色がマッチしてますね(笑)はい、ロッドは何本でもお作りいたします...(笑)

2022年8月28日日曜日

TB

ncaは単にスクリューシートと呼んでいるが、ベリンジャー社ではスレッドバレルThreaded Barrelと言っている。このスタイルにはアップロックup lockingとダウンロックdown lokingがあり、好みで使い分けられる。呼称としてD/L、U/Lその後ろにTBがつく。古いウィンストンIM6ロッドに付けられたシートはアルミのD/L、画像のベリンジャー・リールシートはニッケルN/S金具にレッドウッドRedwoodスペーサーのDLTBとULTBである。さて、あなたのお好みはアップorダウン...

2022年8月27日土曜日

Fry release

長雨と増水で延期されていた「稚魚放流」前夜からの雨で「大雨注意報」が出ていたけど、10時頃には晴間が覗く薄曇りの天候になった。川は増水して濁りが残っていたが、これ以上延期は出来ない。組合側からは理事を含め6名で決行。本流と支流の二班に分れ、ヤマメ稚魚250kg、イワナ稚魚50kgを川に放す...
川鵜による食害を避けるには、支流の枝が張り出した場所が良い。開けた本流では、待ってましたとばかり、つがいの川鵜が上空に現れた。降りられる場所にはバケツで、降りられない場所では太いビニールホース状のシューターを使い稚魚を投入する...
稚魚fryは岩手八幡平・寄木にある「岩手県内水面養殖漁業協同組合」からトラック2台に分けて運んでもらった...
トラックのドライバー(養魚場職員)に質問すると「ヤマメは今年2月生まれで今は6ヶ月。重さは11グラムくらい。イワナは3月か4月生まれで5グラム位」と教えてくれた。単純計算をするとヤマメ2万3千尾弱、イワナ1万尾となる。これらが全て育つわけでは無いが、来春までの成長を願い、放流release...
この場所に放流したら、葦の根に隠れていた50cmくらいのサクラマスが、慌てて対岸に走った。もう産卵遡上が始まっている...
放された稚魚は暫くは塊になり泳いでいたが、やがて散り散りになり流れに入っていった...
最後に水槽に残った稚魚を、タンクの水と共に盛大に放出...(笑)

2022年8月26日金曜日

Fishtail

グリップの名称にフィッシュテールとういうのがある。アップロックでもダウンロック・シートでも使用される「カタチ」呼び方はこの他にウェスタン・シガーwestern cigarともいう。T&Tでは後者で表示されている。握った時の小指のホールド部分をもう少しくびれさせると昔のR.L.Winston風に。古いウインストンのカタログを見ると、単に「シガー」とだけ書かれている。ncaは尾鰭を連想させる「フィッシュテール」fishtailという呼び方が好き...ご注文のnca/9056-4pc.Heritage仕様。完成したので取りに来てください(笑)

2022年8月25日木曜日

aging

修理repair依頼のロッドが送られて来た。症状は一度折れ修理した箇所が「再破断」繊維が切れた竹は修復出来ない。折れた範囲にシルクスレッドと塗装で補強がしてあったが、保たない。フェルールはオービス・オリジナルでブランクも含浸impregnatedもの。ネームはOrvisとだけ書かれている、長さ6'6"の3pc.ロッド。樹脂は年を重ねて、焼けた飴色に変色。フェルールには留めてあったピンを抜いた穴が残る。リールフットが当たる場所にはコルクブッシングで外側はウッドの鞘という珍しいアルミR&Rのシートが取り付けられている。グリップ先端は巻き上げでは無く、コルク際まで糸が巻かれている。これらを見る限り、ブランクを「再利用」したバンブーロッドにも見える...
ティップ側のオスフェルールを抜き、作業の邪魔になるスネークガイドも外す。ステップダウン・フェルールの下地を加工して、全長が80mm短くなるけど再装着。ブラウン系のスレッドで巻いて、塗る...
スレッドの塗りは完全には仕上げない。目痩せし糸目の出た「経年」aging(ageing)の感じを残して完了...

2022年8月24日水曜日

Clear water

『Ben'sのグリップが良い感じにくすんできたので、連絡させて貰いました。少し秋の風が入り丹沢の鱒も活性上がってきました。イワナは貴重な大物。岩手では通常サイズかと思いますが』HTからメール...その岩手の川、早池峰山の周囲では先日の豪雨の影響が未だ残り「水嵩く濁り気味」丹沢山塊の澄んだ水clear waterが羨ましい...  

2022年8月23日火曜日

reason

4〜5年ぶりに現れたNFがThomas & Thomas DNA1267-4XFをガイド修理に持参。スネークガイドが外れ飛んで、キャストがままならない。このロッドに使われているのはスネーク・ブランド社の最大サイズ#6。ncaではライトライン用でSnakebrand社ガイドのストックは#3まで。ここまで大きいのは使わない。一個だけ輸入したら高い送料がかかるし、と手持ちのクロームスネークガイド#6を取り付け、9月の釣りに向けて取り敢えずロッドの機能を回復...
ガイドといえば、T&TのストリッピングガイドはFuji SIC。取り付け方向に違和感がありませんか?そうトップ方向にブリッジが来てるでしょ。これには理由reasonがあって、この付け方をするとラインがブリッジに当たること無く、SICリングを通過すると考えたのでは無いだろうか(ncaの推測ですが)昔、この方法をncaロッドに採用したら、お客さんから「ストリッピングガイド、逆についてますけど」と鋭く指摘された(笑)これこれの理由で、と説明して納得いただいた。合理的だけど、やはりそう見えますよね...

2022年8月22日月曜日

90's

♪雲は湧き 光りあふれて 天高く 純白の球 今日ぞ飛ぶ♪【栄冠は君に輝く】詞・加賀大介、曲・古関裕而、唄・伊藤久男(1948年)第104回全国高等学校野球選手権大会・夏の甲子園、決勝戦の日。下関国際VS仙台育英、どちらが勝っても初優勝...天気は回復して歌の通りになりそうだけど、川は水も多く濁っているので釣りはなし。予定は14:00から試合開始。ラジオを聴きながら「ロッド製作」...あ、エンゼルス・大谷翔平選手の登板日だ。こちらはBS1の視聴か〜忙しいな〜(笑) 
『リールシートをDLSBにするかU/Lにするかですね。9ft#5/6だしアップロック・スクリューなのか...迷います』そんな「迷える釣り人」に1990型T&T Western Gripを(笑)1980年頃はグリップの後ろがフレアしていないストレートだったけど90年代になって洗練されフィッシュテールになった。昔は良かった、HERITAGE時代のコスメティック...

2022年8月21日日曜日

article

2022年のFlyFisherman magazinに「The New Generation Appreciates Vintage Fly Tackle/After 50 years of pushing graphite, most fly rod manufacturers are beginning to feel pushback.」と言う興味深いBen Carmichelの記事articleがある。要は進化した(し過ぎた)近年のファーストアクションのカーボンロッドからソフトな昔の感覚に好みが変化して来て、メーカーもそれに気づき始めているということ。それはフライタックルからアパレルまで及ぶと言っている...1980年代のFFに関連したことが「好物」なNCAとしては歓迎したい事象である。
nca/Graphite "Classic"は低弾性のカーボン素材を使用し、お客様のご希望に「ソフト」にお応えいたします(笑)...1993年、25周年を迎えたAMFF(the American Museum of Fly Fishing)の記念スピーチで高名な編集者ニック・ライオンズNick Lyonsは「私たちが(フライフィッシングの)過去を理解し、守っていれば、現在の釣りはより深く、より意味のあるものになります。 フライフィッシングを(取り巻く全てを)愛し、そこから生まれる伝統を愛しているなら、必然的にそれらだけでなく、それを可能にする水も守りたいと思うでしょう。」と語った。

2022年8月20日土曜日

angler's mail

『CTS366-3pc.のグラデーション巻き。解禁から里川、源流、藪沢、本流と何処へ行くにもいつも相棒として活躍してくれてます。まだ1シーズン目ですが沢山の魚や景色に出会わせてくれました。この竿での目標「尺アマゴを釣る」為に本流やイブニングなど初めての事に挑戦して、一度大物をバラしたものの釣り上げる事なくあっという間に時間だけが過ぎていきました。が、ようやくお盆休み4日間車中泊木曽釣行の最終日に尺アマゴを釣ることが出来ました!初めて手にした尺アマゴの貫禄、尺上になるとあんなに存在感があるんですね。本当に頑張ってきて良かったです。これから何本竿が増えようとこの竿は一生特別な宝物です。木曽には50超えのアマゴイワナがいるそうで、いつの日かこの竿で。シーズン残りひと月半となりましたが禁漁まで良い釣りを...』と岐阜のMKからメールが。おお〜立派なアマゴ!6'6"#3番でさぞやスリリングなやり取りを味わいましたね...(笑)

2022年8月19日金曜日

announcement

今朝5:00にアメリカの友人Danダンさんからメールを貰った「友達のBillが沢山ステファンのカーボン・ブランクを持っていて、欲しい?」という事だ。Steffen Bros.は現在、Shane Grayが製作を引継いでいるが、このブランクには「Mark Steffen」製作のデッドストックものもある。リストを送ってもらったので記載。ブランクカラーはSteffen Blueで603-4pc./703-4pc./804-4pc./904-4pc./906-4pc.805-4pc.はtip overフェルール、9056-4pc./9045-4pc./8634-3pc.はスピゴット・フェルールとの事。ご興味のある方は ncaflyfish@Gmail.com まで「早急に」ご連絡ください。数に限りが...

Break

ピポパポ、ポン。ピポパポ、ポンと携帯電話から煩く知らせる大雨洪水の「避難情報」から、やっと解放された。稗貫川水系は早池峰山(1914m)から流れ出る岳川を本流として多くの支流を集め、北上川に流入する。降り続いた雨で長い間、大増水し泥流となっている。途中、洪水調整を目的に造られた早池峰ダムもあるのだが、下流部の水勢はなかなか収まらずにいる。豪雨が続き、知り合いが「今年の鮎釣りは終わった」と嘆いていた。
気温30℃、湿度30%、晴れ間breakのある日に、隣町の川を「偵察」に行くも「天気晴朗なれど波高し」下流部の堰堤から恐ろしい勢いで水が落下していたので、上流の状況も解ってはいたが車を走らせると案の定。ま、こういう事だよね(苦笑)いつになったら水が引くのだろうかね〜翌日も再び激しい雨となった。

2022年8月18日木曜日

Peak

ラスRussでも無ければスノーSnowでもないピークPeak。しかしてその実体は?リバーピークRiver peak superglass(笑)ブランクを購入されお持ち込みで、Orvis Superfine Glass風に作る。「ピークとかスーパーとか記入されると笑えます」と依頼者の弁。当初、スレッドはグデブロッドのジャスパー黒/黄の予定だったが手元に無い。3軒のショップに問い合わせたが、もう既に無し。注文主にお願いして、オリーブ色のシルクで巻いた7'6"#3/4-4pc.上のオービスグラスと比べると色彩がちょっと異なるけど、本家よりイケているかも...こんなカタチにする(出来る)のはNCAだけでしょ...(笑)

2022年8月17日水曜日

Like it

Ben's of Holland 4wt.7'5"-4pc.が完成した。「使うのは9月中旬、ゆっくりと...」と言われていたが出来ちゃうものは出来ちゃう(笑)先日のブログで紹介した、ブラウントラウトを釣ったのもこの4番ロッド。北海道でも活躍必定。グリップはT&T風フィッシュテール。アップロック・スクリューシートを使う場合、大体はこのスタイル。え〜またかい!と言われようが好きなんですよ〜この「カタチ」...

2022年8月16日火曜日

Life is Fly Fishing

 フェルール抜けの修理でFLYBITO Press/BYの紹介でTMの「トム・マクスエル」Thomas Maxwell Rodがやって来た。メールには『私がこの竿を手に入れたのは本当にたまたまのタイミングでした。ちょうど3ピースの3番ロッドを探していた時に、アメリカのディーラー・カタログにPost-Leonard(1982〜1998年)のMaxwellだとされる竿がまとめて数本出てきた中にこの竿があったので買ってしまいました。Leonardを辞めた後のMaxwellの竿はけっこう怪しい偽物も出回っていると聞いたこともあるのですが、とりあえず信頼できるディーラーだったので大丈夫だろうと判断した覚えがあります。この時期のMaxwellはペンシルバニア州に住み、限られた機材で細々と竿を作っては地元のThe Evening Hatch Fly Shopという店に卸していたそうです。今回の竿のロッドケースのキャップにメイフライの刻印がありますが、これはこの店がよく使っていた意匠のようです。どちらにしても使ってみるととても使いやすいアクションで、これからさらに出番が増えそうな気がしています』...シルクスレッドのクラレットclaret色で巻かれているバンブーロッド。当初は作り方や使用されているパーツ、記入文字の書体などが妙に怪しく、疑念を持っていました...
しかし、特徴ある「the Top Hat Logo」(キャスティングマンとも言われる)の描き方とスレッド上にある「TLM」のイニシャルを見るに至り、1998年に亡くなったマクスウェルの手になるロッドに間違ないと「確信」...おみそれ致しました。

2022年8月15日月曜日

Mudflow

岩手でも猛烈な雨が降り続いた...早朝、川を巡回してみた。
多くの支流を集める「稗貫川」本流は泥流mudflowと化していた...
家の脇を流れる「大林沢」もこの状況。少し下流の「鶴尾沢」は溢れて葡萄畑が浸水被害...
県道43号・大迫〜東和線の諏訪沢森の切通しでは電線を巻き込んで倒木...
稗貫川に架かる「亀ヶ森大橋」から上流部を望むと大濁流。午後には雨雲も台風も去り気温と湿度が上昇したが、川は相変わらず泥流となり流れている...

2022年8月14日日曜日

Northland

ノースランド・フライロッドは東京・新宿中落合にあったグリーンスタジオのOSさんによって1985年に誕生した。現在どうしているかは知らない。1985年(昭和60年)頃は日本のフライフィッシングも隆盛期で、数多のロッドメーカー、フライ専門ショップが犇いていた。コルク交換で送られて来たNorthland "Royal Coachman" 7'6"#3/4-4pc.は経年と釣り歴をグリップに反映していた。オリジナルの形に戻したい、とのご要望でフィッシュテール、先端巻き上げ。コルクフィラーのリールシートも全て新しくした。当時の能書きを見ると「S.E.カーボン使用で、しなやか・腰が強い・反発力がある」と当時、最先端の素材特性が解説されている。(S.E.はSpace Enginerring)...これでまた気持ちよく使えますね。この方、釣り場で行きあったS-HunterのKKに「全身ヴィンテージですね」と言われたそうだ...(笑)

2022年8月13日土曜日

Meari

「T&T風フィッシュテール・グリップで」と言うことなので、選別したコルクリングを接着・成形。さて、いつ頃のスタイルにしようかと70年代から90年代のT&Tカタログで探す。NCAの好みは1997年型。安定期で洗練されていると思う。グリップ長さは150mm、コルクリングにすれば12コマ。自分用のLPSに付けたのと同寸・同形なので横目で見ながら削る。コルクの入荷が予定より1ヶ月半遅れたので、まとめて接着作業もしなくちゃいけないな〜ずっと天候が悪く釣りに行かないでいたら、今度はメアリーさんmeari(台風8号)がやって来る...働くか〜

2022年8月12日金曜日

hybrid Wader

先週の釣りで履いていた8シーズン目のL.L.Beanのウエスト・ウエーダー、右足がジワッときていた。使い始めたのが2014年だから、無理もないか〜と新しいのを探していたら「Jointer」ハイブリッド・ウェスト・ソックスウェーダーにたどり着いた。チェストハイがいるような渡渉も無い里川の釣りには気軽な方が良い。能書きを読むと上部は浸透性のあるポリエステルナイロン、下部は丈夫なナイロンポリ塩化ビニル。価格もお手頃。ネットショップ経由で購入したら翌日に配達された。新しいジョインター・ウェーダーで「濡れない幸せ」...(笑)

2022年8月11日木曜日

YAMAME

8月11日は「山女魚の日」...いや「山の日」
『先日、良い雨が降ったということで、久しぶりに日帰りで五ヶ瀬川の支流まで行ってきました。思ったよりも水位が下がっておらず遡行には苦労しましたが、「此処ぞ」というポイントからは良型が。大きな毛鉤をくわえながら栗色の「unknown No.3」を引き絞ってくれました。正午頃には納竿し帰路につきましたが、長距離の移動もヤマメの顔を見ることができたので、気分的には随分と楽なものになりました』と北九州市にお住まいの釣り人からメール。高速道があるとは言え、遠いですよね〜精悍なヤマメを釣れば、距離も縮まる...(笑)
30数年前に宮崎・延岡から五ヶ瀬川に沿って運行していた高千穂鉄道に乗って釣りに行った記憶が蘇って来た...高千穂線は2005年の台風で大打撃を受け、復旧できず2008年に廃線となった。

2022年8月10日水曜日

Brown Trout

『こんなところで10番のドライフライに出てきました。NCAさんの念力でしょうか...』と信州の方からメールを貰った(笑)お〜ブラウントラウトですよね。ロッドはBen's of Holland 4wt.7'5"-4pc.4番ラインの秘めたるポテンシャル。在庫があと一本なのでBen'sに頼もうと思ったら、あちらは在庫が歯っかけ状態。そろそろ来年用作るのかな?
一方的にブラウン鱒が悪物にされ、残念なことに岩手や秋田では「害魚」として駆除対象。それにしても、こんな河川改修された川で釣れちゃうんですね〜驚き〜。

2022年8月9日火曜日

Yellow Jacket

家に前に広がる「袖小森カマド」の休耕田、休んでいても年に何度かは持ち主のヤスローさんによって草刈りが行われている。この間、隣を訪ねたときにヤスローさんから「あの道の土手、気を付けろ!」と言われた。何のことかと思ったら、斜面を草刈り中にキイロスズメバチがブンブンと威嚇して来たそうだ。山側から流れる土管の脇にある杭が腐れ、そこに巣を作っていると言う。もう少し刈り払っていたら刺されるとこであったらしい。「いずれ焼き払うから、それまで近づくな」とも言われた。危ない危ない...話を聞きながらFenwickのグラスロッドYellow Jacketのロゴを思い出していた(笑)

2022年8月8日月曜日

old One

先日、一緒に釣りをした釣友モーゼKから預かったLamiglas GFL8433ロッド。オハイオ州のダンさんが『当時Lamiglas が作っていた「Spring Creek」シリーズの1つは、60%グラスで40%がグラファイトでブランクカラーは黒だったと思います。 同名の以前のシリーズに茶色のものがあり、全部グラスだったと思う』と情報をくれた。これでモヤモヤ解消...ところで、なぜモーゼ?彼の行手の雲が切れて晴れるのですよ!雨雲を押しやり、流れを分て進む「モーゼ」のようだと名付けられた(笑)さて、この7'0"#3のグラファイト+ファイバーグラスは埼玉・蕨のササノ釣具店でブランクを購入して東京・新富町マッキーズクリークに持ち込まれ、ロッドになったモノ。「ラミグラスのロゴシールもあったけど、丁度それを失くしたお客さんが店にいて、あげちゃいました」と言っていた。マッキー宮坂さんの手でLamiglasのロゴ風に記入されているから、こっちの方が良かったんじゃない?黒いスレッドに、手間のかかる割りに目立たない白で一本巻きのピンライン。金具類は今では手に入らない物ばかり。40数年前だからね〜グリップがちょっと太いので削り直すことに...

2022年8月7日日曜日

J.T.Towel

お客さんが「J.Traditional Towel」と呼んでいて、語呂がカッコいいので採用!(笑)何のことはない「NCA/手拭い」入荷しました。手ぬぐい一本@¥1100。郵送料は枚数により¥180〜¥370。手ぬぐいは木綿で作られ、NCAロゴと毛鉤がプリントされています。幅340mm、長さは1000mmで両端は和手ぬぐいと同様に断ち切られています。使っていると糸が出ますが、ハサミで切って下さい。洗濯を繰り返すうちに糸は出なくなりフリンジfringe状に。これが伝統的・和手ぬぐい経年の「風合い」です...使い方はご自由に。

2022年8月6日土曜日

Flyfish (4)

恐ろしい「豪雨」が北東北を襲った。大雨で増水した稗貫川が川鵜の餌場と化す。少し観察していると4羽の川鵜が潜って魚を採っているようだ。濁流なのに見えるの?釣行を予定しているがどこへ行けば良いの?
水は高く、渡渉するのに難儀するけど濁りの無い川を見つけた...
今日はBen'sとLamiglasにCTSで行く。このまんなかの黒いのがラミグラス、品番GFL8433は7'0"#3-3pc.でカーボンとグラスのコンポジットらしい。なにせ40年以上前のロッドなので詳細は判らないが、振らせてもらうと「え?カーボン?」と思ってしまう。キャスティングはタイミングをずらし、ゆっくりと振るグラスロッドの感じでやると、ラインが乗って来る。今の時代、コレは面白いロッドかも知れない...