2022年5月31日火曜日

Fisherman's Friend

釣りに必要なモノ。ロッドにリールにラインの「三種の神器」リーダー、ティペット、シザース、毛鉤にフロータント、ランディングネット...持ち物は、なるべくシンプルにしたくともまだまだ続く。みんなトモダチ(笑)次回釣行で使うのはCTS/376-4pc.にIWANA REEL、WulffラインLBWF#3と決めた。おっと、買って忘れていた釣り人のお友達「フィッシャーマンズ・フレンド」もポケットに入れておこう...

2022年5月30日月曜日

fill in

ブランクの表面が「アンサンド」に塗装でデコデコしている。そのままネームなどを記入しているビルダーがいたので「よくこんな表面に書けるな〜」と驚いている。ncaの場合、文字記入の場所を予め塗装して下地を作り平滑にする。Love your fontと言われた。昔からこの文字なもんで恐縮。ロッドの作り方や出来上がりの雰囲気、文字はビルダーにより異なるのは当然。パッと見ただけで「あれ、ncaが作ったでしょ〜」とわかる。今回、お客様のリクエストで文字数が多いので70mm幅に小さめの字で書き込むfill in。昔、眼鏡屋のCMで「♪メガネは顔の一部です〜だから○○メガネ〜」というのがあったけど、文字もロッドのデザインの一部だと思う...♪だから〜NCAロッド(笑)

2022年5月29日日曜日

McFarland

McFaland Rod Co."Spruce Creek"はスピゴットフェルールを採用していて、しなやかなロッドだ。イエローグラスでの印象が強くあるのだが、お客様のご希望もありマイク・マクファーランドに「乳白色」でも作れるの?と尋ねたら、問題無しとの返信があって4月19日にブランクスをオーダーし、入荷が5月27日。これって早い?(笑)作業を進めたいのだが、如何せんBellinger Reel Seatsが不足し入荷待ち...オレゴン州のベリンジャー社から出荷はされている。荷物追跡trackingしたらLA空港まで到着、太平洋を飛び越えあと少しで日本に。

2022年5月28日土曜日

share of nature

自然の分け前share of nature、バンブーロッドBamboo Rod。これで釣りをしたいと思う時がある。1970年代にカーボンロッドが登場した頃は「新しい素材」に惹かれたけど、今持ち出すのは竹竿やグラスロッドばかりだ(笑)気に入った素敵なデザインの道具を相棒に渓を彷徨うことほど楽しい時間はない。あの川の釣りに、このロッドにあのリール、毛鉤はコレで、と思いを巡らすのも一興。nca /Bamboo Rodはそのお手伝いをします。このシリーズは2ピースに6634/7034、4ピースの7034があり、販売中です。 ncaflyfish@Gmail.comまでお問い合わせ下さい。

2022年5月27日金曜日

Day 2

「今日も鱒釣り」...昨日より30分遅くしてみた。国道の気温計が27℃を表示している。陽は西に傾いたものの本日最期の照りつけを見せている。しか〜し、川には山の陰になる場所がある...
昨日やりそびれた、野焼きの所から入渓。今日はグラスロッドにIWANA REEL。あはは、今宵も好調...(笑)
季節の進行とともに順調に育ってますね、ヤマメもイワナも...
ちょっとよれたQuil Gordon #12をガッツリ喰ってくれます。この他にPale Evening Dun#14とかLt.Cahill#12も使用...
釣りは16:00〜18:00の2時間。夕方の濃厚なプライムタイムは楽しい〜帰路でみた国道の気温計は6℃低下した21℃を指していた...

2022年5月26日木曜日

invited

夕方に続いている、カゲロウ達の「上がり下がり」これは釣りに行けという暗示かも知れない。カゲロウに誘われてinvited川に向かう。道中思い浮かべた入渓点でバァちゃんが野焼きをしていて、モクモクと煙が立ち込めて断念...♪Smoke gets in my eyes
ギャハハ、カゲロウさんありがとう。お導きでヤマメも、イワナもここぞという場所から釣れました...
フライはDk.Hendrickson #12。こんなサイズを喰いにくる...
数匹釣ってウィングは崩れ、フロータントで少し白くなったけど、こういうのが魚は好きなんですね...

2022年5月25日水曜日

Countryside

緑がしっかりして家の周りがジャングル化、雑草の伸びも早くなって来た。ヤスローさんが手押しの草刈機で休耕田を刈り始めた。先日刈り残したところをやるかぁ〜(苦笑)エンジン刈り払い機でウィ〜ンとやっていると「カッ!」と刃に当たるものがあった。ホンシュウジカの落角である。揃って落ちることが無いので一本だけ。去年も草刈り中に拾った。ヤスローさんのエンジン音が途絶えたので休憩かと思い、話をしに行くと「裏山の平らな所に、鹿の骸があるぞ。白骨化してるから4年は経ってる」と教えてくれた。え〜知らなかった。山の向こうまで行くには崖を登らないとならないが、見に行く事に...
途中まで車で行き、あとは山道をヒィヒィと登る。残念ながら場所が特定できなかった「鹿の骸」次回は案内してもらおう...
18:00過ぎ、外でカゲロウの乱舞がみられた(焦点が合わず良く分かりませんが、拡大すると...)西の空が焼けて、明日も晴れだ。

2022年5月24日火曜日

by the way

Orvis "PACK"ロッドのグリップを新しくするついでにby the way、4ピースの7'#3番も作ってみる事に。ブランクスは樹脂含浸impregnatedでは無くナチュラルケーン、あれ程あったオービスタイプの金具でも無いけれどこの段階でもう「気分は1974年製パック」(笑)
「本家」ではこのスタイルをやらなくなって久しいが、好事家は「オービスと言ったらコレでしょ」という。糸の色変を少なくするためにも巻き上げはコルク部分で二重にする。右が完成した状態で、中は塗料を一度塗ったモノ。左は糸を巻いただけ。完成すればブラウンだけど、元はこんな色の糸を使っている...NCAにお任せを。

2022年5月23日月曜日

Contents

Ben's S-GlassにHardy Marquis#4を合わせ「杜の都」を流れる川の上流へ「いや〜楽しかった〜」と仙台NS...ある時は「信濃屋」と名乗る信州から東北への単身赴任者...不審者じゃ無いよ(笑)
この日、ヤマメはそこそこ釣れたが「岩魚の日」だったらしい。数釣れたイワナは型ぞろいで、本人笑いが止まらない...
「写真のイワナが、釣れた時にこれを吐き出しました。消化途中の小魚です。ミノーサイズ...」おお〜飽食の時間だったんだ〜
イワナの胃の内容物contents「悪食」と言われるだけあって何でも食べる。小魚、昆虫、蛇、蛙、そして毛鉤(笑)昔、釣ったイワナがなんか臭い。口の中から大量のカメムシが出て来て「閉口」...

2022年5月22日日曜日

soak

革製のウェインブレナーWeinbrennerウェーディングシューズは乾くとゴッゴツと固くなり履きにくいので、釣りに行く数日前から水に浸すsoak「儀式」が必要だ...釣友が新調したGOROのウェーディングシューズを持って来たので試しに履かせて貰ったが、軽くて柔らかい!件のウェインブレナーは内側に表皮を残した一枚仕立てで厚みがあり、足を包んでくれる。ちょと重いけど、好きな「カタチ」である。原型は屋根葺き職人Rooferの作業靴にあり、それをフェルト底にしたモノ。今ではこういう「味のあるモノ」が手に入らないのは残念だ...

2022年5月21日土曜日

detachable

Bamboo Trout Casting(BTC)をデタッチャブルdetachable(取り外し可能)グリップタイプでご注文いただいた。送られて来たバットフェルールはブローニングBrowningグリップ専用で、切れ込みがチャック内に固定された横棒にはめ込まれ「ロッド方向」を決めてくれる優れものである。グリップは1970年代のブローニング・サイラフレックスsilaflexベイトキャスティング用のモノで構造も良く考えられている。ただ、汎用性のあるチャンピオン・フェルール式と異なり「専用」のバットフェルールが必要となる。それを現代でも使いたくて「フェルールを作っちゃった」のがマニアックな店として知られる、群馬・前橋の「カーティス・クリーク」である(笑)
手の込んだ作りにブラウンアルマイト加工された専用フェルールは鍔brimも兼ね、スッキリとチャックに収まる。

2022年5月20日金曜日

PACK

Orvis Impregnated Bamboo 4pc."PACK"7'0" HDG(6)が来たので、早速ラインとリーダーを通して振ってみた。CFO IIIに巻いたDT5とDT4を用意したけど、DT4が良い感じにラインが伸びる〜。フェルールもタイトで「ポン!」と心地よく抜き差しが出来る。製造された1974年から48年も経っているのでグリップのカサカサ感は否め無い。握り心地が悪いので交換することに...「釣竿や」なので、お茶の子さいさい(笑)
剥いてみたら、グリップ先端から1/3に接着剤が廻って無いじゃ無いか〜(苦笑)早く治し、釣りに使いたくて新しいコルクを接着して整形、同系色で巻き直して1回目の塗装まで終わった...

2022年5月19日木曜日

Fish !

大迫町に創業200年の「後藤商店」がある。時代、時代に合った色々な商売をしたと聞いたが、先代の頃からは専ら釣具、菓子、雑貨を商っている。現在はUターンした息子さんが引継ぎ、切り盛りしている。店に「サクラマス」の写真が飾られていると聞いたので見に行った。去年の6月後半、場所はガッケ渕の下流で釣ったらしい。昨年、サクラマスの遡上はいつにも増して多かったけど、いや〜素晴らしい!釣りあげたのはABUワッペンを付けたルアーマン。フライでも釣りたいモノですなこのサイズ...近所の稗貫川にはこんな鱒が泳いでいるのだ。

2022年5月18日水曜日

back to

多くの釣り人が使い実績のあるエルクヘア・カディスだけど魚も見飽きたかと思い、あえて「昔風」に戻る。エルクヘアを使わない訳ではないけれど、それはそれ、コレはコレ。基本形はヘンリービル・スペシャルHenryvill specialでボディやハックルを変えると色々なバージョンが出来る。トビケラ(caddis)カワゲラ(stonefly)を自由な発想でサイズや色を変えて巻く。よく「見えますか?」と言われるが当然「見にくい」そこは「清らかな心の眼でみるんだ」と嘯く...(笑)

2022年5月17日火曜日

Landing Net

名古屋に単身赴任しているKWMから、日本海に注ぐ九頭竜川に合流する、石徹白(いとしろ)川の上流で釣ったヤマトイワナの画像が送られて来た。「四方を深い山に囲まれた石徹白は岐阜県と福井県の県境にあり、岐阜でも無く福井でもない石徹白独自の雰囲気を持った山村である...」(ザ・フライフィッシング/中部の山渓/吉田哲人。東海釣りガイド 社・1982年刊)岩手のイワナとは風貌も雰囲気も異なる。KWMはネットも自作していて、ハンドルに加工したパーマーク状の切り抜きが特徴だ。だいぶ前に頂いたけど、数回使って飾ってあった。今シーズンまた岩手の釣りに「お供」してもらおうかな...

2022年5月16日月曜日

Ben's 5pc.

Ben's 3wt.7'0"-5pc.「使用するリールは主に古いハーディー・フェザーウェイトですがリールシートのフィッティングは大丈夫でしょうか?それとフックキーパーは使わないので省略できますでしょうか?」とのお申出。使ったベリンジャー社Bellinger DLSB/ Spanish Cedarは問題無く装着できます。今、NCAお勧めの「IWANA REEL」のフットもジャストフィット。乾いたクリック音がたまらんな〜(宣伝です・笑)

2022年5月15日日曜日

Flyfish (2)

季節の進みが遅い?土手の胡桃の木はまだ葉が揃わずにいる...
今日のお供はQuad 703とWulff Line LBWF3Fを巻いた、IWANA REEL...
山女魚YamameとIWANA REEL...
IWANA REELと岩魚IWANA...お日並みも宜しいようで(笑)

2022年5月14日土曜日

Flyfish

ある日、あったずもな...「オジさんは手に竿を持ち、更に二本の竿を革ケースに入れて背負い、川に毛鉤釣りに出かけました」(笑)
橋の上から川を覗くと、岩の前の緩い流れで揺らめくモノが「あ、イワナだ、それも大きい!」オジさんは指示に従って毛鉤を投げましたが、岩魚は流れの中に消えてしまいました。どっこい、オジさんその前にこんなイワナ釣ってましたとさ。どんとはれ〜(語りべ風・笑)
昼を過ぎて腹も減ったので、ここで一旦、川から上がりメシを食いにいく事に...オジさんに花の名を尋ねたら実のつかない「花桃」とか。
よい季節になって来ましたよ、岩手の渓流...

2022年5月13日金曜日

Shine

朝日に輝くCTS Rod。Uni Directional S-glassの素材色、CTSでは「シャイン」shineと言っているクリアカラー。使った糸はSilk #27で良い感じに透ける。フライロッドは外で使うモノだから、その日の天候によりロッドの表情も変わる。いい魚が釣れた時に、映画「スターウォーズ」の武器、ライトセーバーのように光輝く...かも知れない(笑)

2022年5月12日木曜日

material

フライ・タイイングは少ないマテリアルmaterialで、カゲロウのサイズ感や雰囲気を模すことが肝要である。例えば、このダーク・ヘンドリクソンを巻くのに必要な材料は#12-18のドライフライフックに、6/0 Grayスレッド、ダークダンハックル、ウッドダック・フランク、Med.グレイ・ポリーがあれば巻くことが出来る。キャッキル・フライのタイヤーとして知られるアート・フリックArt Flick(1904〜1985)やロイ・スティーンロッドRoy Steenrodの作ったヘンドリクソン・バージョンはEphemerella suvariaのイミテーションだと言われる。コレが日本のカゲロウのどれに似ているのかは不明だが、5〜6月にハッチするクロマダラカゲロウの色に近い。まぁ、ザクッと「カゲロウ」の擬似餌としてスタンダード・フライは普遍的かつ有効である。暗いのと明るい毛鉤をフライボックスに忍ばせておけば事足りる...のか?(笑)

2022年5月11日水曜日

Take over

「もうフライも巻かないし、誰か使う人に...」と段ボールで送られて来たバイス、ツール、フックにマテリアル、関連書籍。40年くらい前か、TV局時代の同僚(とは言っても年上だけど)をFFの道に引きずり込んだ(笑)そのひとりEHさんからだ。中身を拝見すると、既に無くなった会社のモノや、今では手に入らないようなモノ満載。NCAに出入りして「フライ歴2シーズン目」の20代青年が二人いるので、彼らに「引継ぐ」take overことにした。電話でその旨を話したら「まじっすかー、スゲエ!」(苦笑)と大喜びしていた。同梱されたフライボックスに彼が巻いた毛鉤がギッシリ入っているので、しばらくは巻かずに済むけど「フライタイイング」を覚えると、もっとFFの世界が広まるよ...

2022年5月10日火曜日

It's late

『橋の上から覗いて見ましたが、代掻きの濁りも入っていて、残念ながらサクラ鱒は見えませんでした。堰堤プールの橋脚付近〜下流側へ対岸(右岸側)から投げて流しましたが無反応でした。 堰堤下流のポイントでライズがあり、流すと一発で出ました。結構引きました。今年の初ヤマメです!ロッドはNCAモデル44、9ft#5でした。仕掛けは4m位のフローティングのヘッドに2mのフローティングのティップ+リーダー&ティペット(0X-3号)が12フィート。フライはシルバーマーチブラウン風のウェットを使いました。水温は13℃ありました。サクラのアタリは無く夕方5時前に終了しました。ぜひ稗貫川でも釣りたいものです...』今年の春サクラマスは遡上が遅れているのだろうか。稗貫川の桜鱒釣りは6月末日まで、フライで釣れたらご報告下さい...

2022年5月9日月曜日

COHO

1980年代の京都・烏丸通り二条南入ルに「COHO」と言う釣具屋があった。コーホーはシルバーサーモン、銀鮭のことだ。丁度、日本でフライフィッシング熱が上がって来た頃で、草分け的存在でもあった。縁あって、Coho店主の息子さんからロッド製作を依頼された。当時、店主は「僕の小学校の入学式にも来ないで、釣りに...」と語られるほどFFに熱中。残念ながら早くに亡くなられたそうだが、現在は子息がフライフィッシングに夢中の様子「子供の頃、イエローストーンに連れていって貰いました...」親の背を見て子供は育つ(笑)「オヤジを偲んで、ロッドにflyman's ProShop COHOと入れてください」と言われた。80年代はフライマンやプロショップという和製の言い回しが多かったな〜おっ、プロショップCOHOの復活か...(笑)

2022年5月8日日曜日

poison

うわ〜!イケナイものを見てしまった!朝、チェックした時は無かったのに午後に追加されていた。Orvis"PACK TRAVEL" 7ft.4pc,/2tip、3-7/8oz.である。ウエス・ジョーダン・スタイルのDL/Screw,Walnutスペーサーで全てオリジナル。ライン表示はHDG(6)だけど、現在のフライラインなら#4-5wt.といったところだろう。シリアル・ナンバー#75xxxをデータ・ベースで調べたら1974年に製作され、1975年カタログに載っているロッドだった。売り文句のRod is in excellent が頭の中を駆け巡るじゃないか... コレは「猛毒」deadly pison である(笑)
1975年カタログに「a 7 Foot fly rod of real quality but it can move right with you on a plane. It has been designed and balanced as four piece rod.not simply cut into four segments.It will lay out a 6-weight fly line with somooth full length flex and delightfull"feel" which have made Orvis Bamboo Fly Rods famous.」(本当の品質の7フィートのフライロッドですが、飛行機であなたと一緒に移動できます。 単純に4つのセグメントにカットするのではなく、4ピースのロッドとして設計されバランスがとられています。オービスバンブー・フライロッドを有名にした、滑らかなフルレングスのフレックスと楽しい「感触」を備え、6番のフライラインを使用します。)と書かれていた...