2022年9月30日金曜日

FlyFish (2)

9月30日は岩手の渓流釣り最終日、諦めの悪いヒト達で川を巡る。
天候は秋晴れ、水量も申し分ないんだけどね...
魚も明日からの平安を知っているのか、出が悪い...
すっかり錆びた、ヤマメとか...
このサイズとか...でもね、ドライフライで釣れる楽しさは変わらない。
あ〜陽が西に傾く。時間は、あっという間にやって来た...

2022年9月29日木曜日

FlyFish

9月29日は芦澤一洋さん(1938ー1996)が58歳で帰天されて26回目の「命日」...彼の著作「きょうも鱒釣り」(宝島社・1995年刊)を昨夜持ち出し、少し読み返した。いつもの仲間と彼が愛した渓流に行ってみよう。この26年で川もいじられ、すっかり様変わりしたけれど、今年も「追憶の流れ」で釣りをしよう...

2022年9月28日水曜日

Reflections

この時期の鱒の生態を「省察」reflectionsの為、出掛ます(笑)

2022年9月27日火曜日

Countdown

9月30日まで渓を徘徊...光明はあるのか?どうなんでしょ?(笑)

2022年9月26日月曜日

Autumnal colors

今週は岩手県の渓流釣りも最終週final week。思えばシーズン始め春先の寒さと、ベストシーズンの長雨、エンディング寸前の大雨に悩まされた年だった。この週末の連休に出掛けたFFMが「釣りました!」と画像を送ってくれた...
ncaで新調したロッドで「朝2時間だけやりました」と仙台KT...
盛岡MYは「雨ニモマケズ...」え?雨じゃなかったのと尋ねたら「ずっと雨でした。降ったり止んだりで、時々強くなりましたが、土砂降りにはならなかったのでラッキーでした。国道からたまに水飛沫が護岸下に降って来ました(笑)水は多めでも濁りは無かったです。後半は魚がフライを見て戻るのでやめました。2時半過ぎ頃から北側から晴れ間が出て、今は岩手山が見えています」だって...
フライフィッシングを始めて2シーズン目の若手KMは既に立派なFFM。「秋の色」autumnal colorsを纏ったヤマメ...あ〜釣りたい!(笑)

2022年9月25日日曜日

Seasonable Angler

「季節にふさわしい」seasonableということで、フィッシングベストを持ち出して衣替え。とは言ってもシーズン終了まであと5日だけど。選んだのはARGYLE CLUBのStill Waterスティル・ウォーター・ベスト(1996年製)メインやニューハンプシャー、バーモント州の釣りにも同行したベストフレンド(笑)大切にしまってあった...
台風15号(タラスtalas、中心気圧1004hPa)の影響で縦長に雨雲が連なり日本列島に雨をもたらした。渓流シーズンも終盤だというのに〜何でこの時期!家の脇を流れる「大林沢」も昨夜の雨で轟々と流れている...釣りに行きたいんだけどな〜流れが落ち着くまで2日でどうでしょ?お願いしますよ〜!

2022年9月24日土曜日

Ben's

初秋なのに外気温8℃、湿度64%と冷え込む朝、ピャ〜ピャ〜と悲しげなホンシュウシカの鳴き声が山にこだまする。ゆっくりと進めていたBen's of Holland/3wt.7'0"-5pc.も完成。NCA今年のベストセラー(笑)オランダのベンズ・フライロッドHPを見たらブランク・ストックが少なくなっていたので、無くなる前に慌てて発注。シリーズ内のout of stock欠品も多く、来シーズンに間に合うのか?

2022年9月23日金曜日

Pencils

鉛筆を買うなんて何年振りだろう。トンボ鉛筆「創業1913年」(大正2年)の#8900番、鉛筆の主成分は黒鉛。粘土で固め芯にする。紙箱入り12本。誇らしくMade in Japanと印刷されている。シャープペン全盛の時代に昔ながらの木製六角軸の鉛筆が愛おしい。先ずはカッターナイフで鉛筆を削る。毛鉤の絵をタイイングの手順通りに描いて毛鉤flyを巻く。鉛筆の硬さは「B」製図や一般筆記用general writingを選んだ。描いて巻いて、釣りに行く...(笑)

2022年9月22日木曜日

Stream Designs

Stream Designsの"Classic"Fishing Vest(U.S/Mサイズ)、会社がコロラドに移ってからだから、35年くらい前かな...コレもGolden Era(笑)長年「箪笥の肥やし」になっている新古品ベスト【SOLD】販売。お申し込みはncaflyfish@Gmail.comまでどうぞ...完成したロッドはSteffen(GRA)をヘリテージ風に作ったモノ。このベスト着てこういうロッド振ったら、気分は一気に「1980年代」...(笑)

2022年9月21日水曜日

humidity

渓を遡行していると顔から汗が吹き出た。気温はそれほど高く無いのに蒸し暑い、川筋はもっと湿度humidityが高いのだ。じっとり汗をかく。チリンチリンと熊鈴を鳴らし歩いた分だけ、CTSのロゴキャップに汗染みがくっきりと表れている。首に巻いたNCA手ぬぐいはしっかりと汗を吸ってヨレヨレ、こちらもヘロヘロ。
コチラは茨城AMのCTS376-4pc./Glastek、上のと同じブランクだけど、作り方で印象が異なる...同じようなヤマメは釣れません(笑)

2022年9月20日火曜日

FlyFish (2)

実りの秋、収穫されハセに掛けられた稲。鹿や熊を避ける為、どこに行っても電気柵に囲われている...
今日はCTS376-4とLamiglas703-3(composite)にSteffen(Gra)703-4pc.を使用。大量に実を落としている「胡桃の木」の下で...
この流れ、水が多目でヘタすると流されそうで冷や汗モノ。水圧に耐え遡行する...
護岸きわに毛鉤を流して、Lamiglasにイワナ...あらあら、流れにピントが行っちゃったね(苦笑)
護岸帯を抜け出したら、木から首が生えていた「コワッ!」
このサイズは沢山釣れるんですけどね...う〜ん(苦笑)

2022年9月19日月曜日

FlyFish

世の中、連休。シーズンも終盤でどこに行っても釣り人に会う(苦笑)今日から3人で釣り。久しぶりの岩手に登場したMIは竿おろしで、NCA製作のWinstonとSteffenのグラファイトを持ち込む。古い雪印(現・雪印メグミルク)の宣伝ベンチが置かれた元酒屋も閉鎖されて久しい。旧街道にある、この町も過疎化が進む...
前日、NCAにロッドをとりに来た茨城AMの車が川沿いに駐車していた。リアウインドに「NCA」のステッカーが貼られていて、社有車か?(笑)話を聞くと、すかさずスマホの画像を見せてくれた。お〜秋色に染まった立派なヤマメ!CTS376をHLL/Graftek風味で製作したロッドとともに写っていた。作ったこと忘れていたけど、改めて見るこのスタイルいいな〜と自画自賛...
3人の釣り?さしたる異常無し...水量多目で秋の釣り。

2022年9月18日日曜日

Golden Era

1975年HLLカタログに掲載の「Letort series」に取り付けられたリールシートに着目。幅の広いリングとエンドキャップ底に施されたブルアイと呼ぶ飾り刻み、細いダイアゴナル・ナーリング(ローレット)ベリンジャー社からバンブーロッドビルダーの為にリプロダクション・リールシートとして販売されている「良き時代」golden eraのシリーズがある。Reproduction Reel Seatsはディカーソン DickersonスタイルのDLTB, ペインPayneスタイルはULTB,レナードLeonardがDLSB、そしてギャリソンGarrisonはR&Pが用意されている。これはリクエストがあって取り寄せたHLL style...「気分」でしょ(笑)

2022年9月17日土曜日

Down Locking

Bellinger社リールシートのダウンロック・スライドバンドDLSBとダウンロック・スレッデッド・バレルDLTB。どちらもBen's of Holland 5pc.グラスロッドだけど、グリップスタイルとリールシートによって印象が異なる。スレッドの色も含めて、どの様に作るかはアナタ次第の「カスタム・ロッド」...

2022年9月16日金曜日

Up Locking

Bellingerのアップロッキング・リールシート。太陽光で透けて見えるBen's/3wt.7'0"にスライドバンドULSB/DXL、Steffen 804にはスクリューULTBをT&T寄せのフィッシュテール・グリップで使う。アップロックにするかダウンロックにするかは「好み」の分かれるところだ。コルクにハンドルーターでインレットを掘り込み、受け金具を埋めるのでグリップ尻がフレアしたスタイルが適している...

2022年9月15日木曜日

Grasshopper Wind

「鱒釣り」アメリカ釣りエッセイ集(1983年・朔風社)にアーネスト・シュウィバートErnest George Schwiebert (1931–2005) の短編が翻訳掲載されている。邦題「バッタ風」(原題・Grasshopper Wind)北海道のMHからメールが来て『今年は好天続かず悶々としてましたが秋になってやっと安定してきました。昔買った古い本を読み返して刺激され「バッタの釣り」にハマっています。飲み込むくらいガッツリ喰ってきます、こんな毛鉤巻くのも面白いですね。シーズンも終盤、良い釣りを...』とランディングネットからはみ出した虹鱒とグラスホッパー・フライの画像が添付されていた。そういえば、フライボックスに小さめのLetort Hopperが入っているけど、なかなか使わないな〜今度、投げてみようか...
ロングシャンクのフックに巻かれた、大型フライ。こんなのにガバッ!と来ちゃう北海道の河川...
ディヴ・ウィットロックのDave's Hopperにはイエローボディにカットされたボデイハックルがあるけれど、フェザントテールを結んで作った脚のあるMH'sホッパーが効くのだな...(笑)

2022年9月14日水曜日

replacements

IWANA REEL用のリールフットが発売された。懸案だった「クラシックタックルのシートに入らない」と言う悩みが寄せられていたのに対応してくれた。通常は64mm長さで少し厚め(Bellingerシートではホールド出来る)交換replacement用は60mm長さで、厚みも薄目で作られている。リールフットサイズは「基準」standardが無く、何を基準にするかは各リールメーカーの永遠の課題だと思うけど、メーカーが要望に答えてくれた事はとても喜ばしい...Bring Classic,Back to the River.

2022年9月13日火曜日

detachable

語呂が米国・禁酒法時代のエリオット・ネスEliot Ness(1903-1957)が活躍する「アンタッチャブル」the untouchablesを連想させるけど(笑)コチラは取り外し可能なデタッチャブルdetachable グリップgrip使用のバンブー・ベイト・BTC-50ロッド。グリップはSHIMANO Colforガングリップで、専用のコレットが付属する。さすが機械屋さんだけあってキッチリ作られている(フライロッドは?だけど・笑)Oリングがついたフェルールを挿入し、カップに刻まれたネジで固定して使う。方向が決まっているので間違いないようにする事、カップリングを始めから入れておきガイド類を取り付ける事が肝要。近頃のベイトロッドはロッドトルクを最大限引き出すために、使われるガイド径が小さく数も多い。5ft.でトップを含め4mm〜8mm径まで9個もある...

2022年9月12日月曜日

Western Cigar

1987年のR.L.Winstonカタログにあるグリップスタイルはシガーcigarとだけ記載されている。1929年にサンフランシスコでRobert WintherとLew Stornerによってthe West Rod Co.が創設され、後に二人の名を合わせたR.L.Winstonとなったのは広く知られている。1973年にダグ・メリックDoug Meerrickからトム・モーガンTom Morganに経営が売却され、この頃にはモンタナ州ツインブリッジ・ドロウワーに移転して現在に至っている...米国西部だからウェスタン・シガーなる名称(笑)NCAはフィッシュテールと言っているけど、小指と薬指がかかる部分の「握り」をくびれさすとR.L.W寄せとなる...

2022年9月11日日曜日

McFarland

McFarland "Spruce Creek" 7'0"と7'6"#3-3pc.Rod。一人の方から長さを変えての発注。同じではつまらないので、メインスレッド、飾り巻きの色違いで作る。これが如何様にでも作れるカスタムロッドの楽しみ。記入も赤と白で、めでたく「紅白」揃い踏み。グリップはウィンストン寄りのフィッシュテール。シートはベリンジャーDLSB金具を黒染めし、スペーサーはオレゴン・レッドウッドで。ストリッピングガイドは到着したばかりのパーフェクト・アゲートを...次のマクファーランド・ブランクス、早く来ないかな〜と、日々待つわたし...(笑)

2022年9月10日土曜日

Agate

ポーランドのパーフェクト・アゲート社アーネストErnest Oczosに発注したのが7月下旬。丁度、夏休みで少し遅れると言っていたが戻って来てから製作(一つ一つが手作りです)して、8月19日に発送してくれた。早く必要だったので、郵便より早いが少し運賃の高いUPSでお願いした。Ozarowice,PolandのUPS倉庫に到着したのが8月22日で前回同様に1週間かからずに入荷するものと思っていた。が、荷物追跡trackingをすると22日〜9月5日まで倉庫から2週間動いていない!これはおかしいと連絡を取り、調べてもらうと「UPSと話したところ、配送コードの割り当てを誰かが間違えたため、パッケージが倉庫でスタックしていました...それが何を意味するのか... 彼らは小包を今日、日本に発送するべきだと言いました。 今、私は慎重に進捗状況を確認し、苦情を申し立てます」とアーネストから丁寧な報告をもらった。なんだよ〜UPS!Perfect Agate Guidesはドイツ・コーレンKoelen,Germanyから中国・深圳Shenzhen,Chinaを経由し、台風の影響を受け遅延したり、波乱と長旅の末、岩手・亀ヶ森に辿り着いた...

2022年9月9日金曜日

Re-Born

Steffen Glass 3pc.をre-born、生まれ変わらせて、再び活躍させる。
ブランクからスレッド、ガイド類を取り外す。スネークガイドにライトワイヤーを使っていた。このライトワイヤー、ラインの通過音がシャリシャリと増幅されて嫌いなのでスタンダードワイヤーに交換。ストリッピングはPerfect Agate #9 に付け替える。スレッドはGudebrod #5274 Chestnut、ブランクカラーに合う色に...
グリップはパンプキンpumpkin(topedo)、金具はREC/NGMD P&R...別モノに「変身」...でしょ(笑)

2022年9月8日木曜日

Heritage

Steffen Graphiteを使って「ヘリテージ」風味に(笑)1980年代のT&T Heritageシリーズは40年以上経ってもncaの「デザインの規範」となっている。当時、トム・マクスウェルThomas Maxwellとトム・ドーシーThomas Dossey達が求めたに違いないヘリテージ(遺産・伝承)を再現する。また優秀なセールスマンであり経営者でもあったレン・コデラLen Codellaの知見と選択もT&Tに大きな遺産を残した。何故、これらの事が、現代に「継承」されないのか不思議でならない...

2022年9月7日水曜日

Steffen

Steffen Graphite 6'0"#3-4pc.である。仕舞い込み寸法は490mmと短く、ご希望のGLASTECH風味で製作。リールシートはRECのNGMDニッケルのダイフォームド・ポケットにスライドバンドを使う(P&R)ストリッピングガイドにはPerfect Agate Guide #8/Red...
Steffen 603-4north country anglerと白で記入...

2022年9月6日火曜日

Graphite

美しく塗装されたSteffen 4pc.のグラファイトgraphiteブランクスとT&TのLPSのブランクスカラーが酷似している事に着目「そうだ、これはヘリテージ巻きだ!」と1990年代の感じで製作。リールシートはBellinger DLSBと ULTBで当時の「雰囲気」を醸し出す。そんなに当時のロッドは美しかった?と問われれば(今となっては)「ん〜それなりに」と答えるしか無いが、独特な「気分」があった。え〜竿なんて釣れりゃいいのさ、なんて言うのは論外「フライロッドは美しく無ければ...」とはマッキー宮坂さんの口癖だけど、激しく同意。「美しいロッドで、美しい日本の鱒を釣る」を目指すNCA...(笑)