2026年8月20日木曜日

Far-and-Fine

 釣友Kが1988年に東京・新富町マッキーズ・クリークでブランクやパーツを購入し「自作」したOrvis ファーアンドファインFar-and-Fine7'9"#5。リールシートは当時のStruble U-8/ Rosewoodが使われている。北海道で使いたいと「画像で診断」を...
ストリッピングガイドにはセラミックリングの入ったPerfection/ACSが使われている。ラッピングスレッドはGudebrod #5274/Chestnutと思われる。今この時代のローモデュラス・グラファイトが見直されているので大切にしたい。ただ製作から38年の時が経っているので、塗料が目痩せしたガイド部の巻き直しとグリップ交換をお勧めしたい...(笑)

シルクスクリーン・プリントされたロゴは擦れているけど、ここ塗らなかったんですね〜まだ症状は軽いので白インクで「補修」してオーバーコートすれば生き返ります...
80年代後半、ファーアンドファイン・ロッドはアップロックかダウンロックのシートを選べた。また、バットに比べティップ・セクションが3インチ長いので、持ち運び時「穂先の折れ」にご注意...







2026年8月19日水曜日

Ouch !

 

Ouch ! 痛っ。木の枝と格闘して負けたバンブーロッド(苦笑)5月に北海道で草と戦い、折った我がロッドが脳裏によぎる。これはnca Bamboo 663だから、ティップ・セクションを新しくして「再生」...
折った方は633に、新たなティップは663として復活。バット部とエンドキャップに「傷」があり、こちらはタッチアップして補修。「コケた?」と聞いたら「転んだ回数が多くて、覚えていない...」だと(苦笑)『教訓:木や草にフライを取られたら、ロッドを「煽らず」ラインを直線的に引きティペットを切りましょう。フライの回収は諦めて下さい。これはバンブーロッドに限らず、カーボン・グラファイト、ファイバーグラスのロッドに共通します』..



2026年8月18日火曜日

Butterscotch

 「トラッタの白いブランクです。スレッドが前回と同じルビーの指輪っぽいガーネットでは若干ケバい気がして悩み中です。馴染むかわかりませんが、バタースコッチ色が気になっております...」と送られて来たt-glass 713-4pc.blanks。Butterscotch(バタースコッチ)とは主にブラウンシュガーとバターを材料とする菓子の一種だけど、ここではフライロッドに巻くスレッドカラーの名称である... 

グリップは前回お作りしたバンブーロッドと同じ210mm長「魚雷」topedo型、シート金具はREC/NGMDを使用した。乳白色のブランクにバタースコッチ色、似合いますねキャラメル色。画像の「サイコロ・キャラメル」は北海道のお土産。子供の頃、食べた「明治サイコロ・キャラメル」(2016年に販売終了)を懐かしんで購入したけど「記憶の味」とはちょっと違う...(笑)












2026年8月17日月曜日

Polarized

 不注意で川に流してしまった偏光グラスPolarized sunglassesを新調するために花巻市街の昔からある眼鏡屋まで出掛ける。ネットショップでの購入も考えたが、フィット感やレンズなどの確認もしたかった。ここは岩手県唯一のTALEX取扱店で、店舗の一角を占めるほど品数も豊富である。「何にお使いですか?」と聞かれて迷わず「釣りです!」と事情を説明したらレンズサンプルを二つ提示され「外で見て下さい」とレンズを覗き選んだのがイーズグリーンEASE GREEN。明るくて、釣りに適している様だ。重量は14.7gで意外と軽い...

出来合いをすぐ購入出来るかと思っていたら「これからフレームに合わせレンズを加工し製作するから、4時間後に」と言われた。え〜家まで片道25kmあり、また出掛けるのやだな〜と無理なお願いをして待つこと1時間でやってもらう。老舗のメガネ屋さんありがとうございます...

2026年8月16日日曜日

Flyfish (5)

障害物snagを乗り越え進む。この渓も2日前まで水が嵩かったけど、だいぶ引いていたので遡行できるが、それでも水勢は強く毛鉤を流すところが限られる...
付き纏うアブを追い払うのに目のそばで手を振って、メガネにあたりマグネットで留まっていた「偏光グラス」を流れの中に飛ばしてしまった!偏光グラスが無いと川の中、水面の状態もわからず、渡渉する場所の水深も足探り。なんと不便な事か!それ以後は流したフライの行方は「心の眼」で追う(嘘です・笑)
崖上から、ヤマメの着き場所を確認したら、居る居る大物(笑)対岸、大岩の割れ目から出入りしていた。DYは「おっとり刀」で(いや、ロッドを持って)崖を下る。何度かこれぞと思われる所にフライを流し一度は見に来たけれど、結果は雨も降り始め終了した...







 

2026年8月15日土曜日

Flyfish (4)

                             

樹間から陽が差し込んで「幻想的」な流れの中でロッドを振る。「後光が射してる...」と言われたけど、まだ仏様では無い(笑)もう少しだけ水量があってもいいかな...

nca / Fawn Glass 764-4pc.と Orvis Battenkill Reel (1970年製)を持ち出す。リーダーは5X、フライはカディス#12を結ぶ。朽ちた木に「えのき茸」のようなキノコが生えていた...
林道を上流に向かい、窪地に車を止めて入渓。瀬とちょっとした深みのある場所が連続する。柳の被さる深みでDYが投げた毛鉤にヤマメが見に来た。掛けそびれ再び投げて、また現れるも「見ただけ」(苦笑)その上流の深みで私が投げた毛鉤に「もっそり」とヤマメが出た!ほんのり紅く染まった「ほっぺ」が見えて、デ、デカい。結果、掛けることは出来なかったけど、こんな上流までヤマメが居るんだ...
崖を高巻きをして林道に出ると、ここも伐採された材木の集積場であった。赤松の良い「香り」が漂っていた。施錠された林道を車まで下る...









2026年8月14日金曜日

Flyfish (3)

夏場、車で移動しているとやたらと「昆虫」が寄ってくる(笑)走行中にフロントグラスにベチっと当たり、体液がベッタリ付着。停車してドアを開ければ大小の虻が襲来する...
フロントフェンダーのど真ん中に飛び込んだバッタ...
付着した虫を集めてみた。バッタの翅って大きくて美しいんだ〜と感心。この時期はアブhorsefliesやグラスホッパーgrass hopperという毛鉤はありですな....
ああ、この橋の袂でクマに遭遇会いたく無いんだけどな〜距離にすると約10m、右側から左の薮へ体長1mくらいで真っ黒な若グマが道路を横切った慌ててカメラを持ち出すも時すでに遅しで「画像なし」...














2026年8月13日木曜日

Flyfish (2)

大岩の上で保冷ボトルからまだ冷たい麦茶を飲んで、ひと休み。この時点では、この先に堰堤があることを知らない...

深みのある長いプールから、もっそりとでたイワナ...
白泡に紛れた毛鉤を二度追って掛かったヤマメ。こんな上流なのにヤマメが多いね〜と釣友とともに数が出て、笑いが止まらん...
途中の林道に、どうだ!とばかり山積みされた丸太。左奥は主に赤松だけど、右手には「薪」にしたい雑木が壁をなす。一緒に川を巡ったDYと比べてもその高さと容積に驚く。ここは「林業の町」の面目躍如...








2026年8月12日水曜日

Flyfish (1)

先週、2泊3日で釣りに行った。20数年ぶりの「県北」の川なので、辿る道筋もすっかり変わっていた。前の週に降った雨でどこの河川も増水していて、ウロウロと偵察。なんとか出来そうな渓を探し当てた(笑)ロッドはOrvis Bamboo 7/3(セブンスリー)にリールはCFO I。フィルソンFilsonストラップベスト、NCAオーバルネットを持ち出す...

広葉樹林帯を流れる渓は気温も低く、遡行するのも気持ちがよい。瀬とプールが交互に現れ、イワナ、ヤマメを育む...

流れは、ほぼ平坦なんだけど、入・脱渓で崖を降りたり登ったりするのでウェーダーとシューズは泥だらけ...






 

2026年8月11日火曜日

Varnish

50年前のOrvis Rod Varnishはあまりにも古すぎて「塗料の力」が無くて使えない(笑)ラベルには "A plastic resin base varnish designed for fishing rods. Orvis varnish is self-leveling, producing a high-gloss, clear finish that is extremely flexible and resistant to scuffs, shocks, and cracking..."と書かれている。同様の一液性塗料を探し、使用目的や希望を塗料屋に相談して入手...
Orvis "SEVEN four"(1982年)の修繕、完了しました。コルク・グリップとコルク・シートフィラーも新しくしたから、再び気分よく渓に持ち出せますね(笑)2箇所のガイドが動いた原因は、ベークライトを含浸されたブランクと経年で老けたスレッド・バーニッシュにありました。脱脂して新たに巻き直し、再塗装。一つのガイドが潰れていたので、当時のPerfection社スネークに付け替え。スレッドが巻かれた他の部分も気になって、タッチアップ・ペイントしておいた...
 

2026年8月10日月曜日

60th.Anniversary

今日、8月10日に60回目の誕生日を迎えるMIから自分用「お祝い」としてオーダーを頂く。60歳と言えば「還暦」十二支が五周して生まれた年の干支に還ることを意味する。年祝い、華甲、本卦還りとも言うそうだ。西洋ではダイヤモンドを60周年の祝いに贈る風習があるとか。今回ロッドにお仕立てしたのはSteffen Brothes. 7ft.#2/3の3ピース・グラス。なんだか作る方も「お祝い」気分で製作(笑)現代では60で長寿祝い?という感じだけど、古来、日本における伝統的な長寿祝いとして知られる。厄払い儀礼もあるそうなので、良き川で、良い釣友と「ご清遊」され、良き魚が釣れますように「年祝い」おめでとうございます....

 

2026年8月9日日曜日

Blank for sale

 中学生だった「元中」(モトチュウと呼んでいる・笑)にフライフィッシングを教えてから早30年、(今では中年のオッサンだけど)がグリップの変更で来訪。別件で取り出したのは...

Ijuin-Rod blank E-Glass Special Series 7'02" #3/4 3pc.( Black)である。なんでも昨年購入して、そのままになっていたとか。こちらのブランクを¥25,000で売りたいとの事(ブランクだけの購入も可)ncaでロッドに仕立てると製作費・パーツ代で+約¥40,000かかりますが、購入希望の方がいらっしゃれば、ncaflyfish@Gmail.com までご連絡ください...

2026年8月6日木曜日

Gone Flyfish

 

「釣りに出掛けています」gone flyfish...(笑)

2026年8月5日水曜日

Replace

NCAのオススメにしたがって頂き、グリップとリールシート・フィラーの交換を...
ガイド2箇所を交換して、じっくりとブランクを見ていて気が付いた。どうやらティップ・セクションは同時期のものでは無いことが判明。シャフトの色もガイドラッピングの糸色も異なる。何より、記入されたシリアルナンバーの筆跡が全く違うのだ!しか〜し、フェルールの嵌合もよく、オービスのファクトリーで新たに作られたことには変わりはない。オーナーは「オリジナルには拘りません」と言っていたので、問題は無いよね。気分よく使えるのが一番!

 



 

2026年8月4日火曜日

Bookshelf

イザベラ・バードIsabella Lucy Bird (Isabella L.Bishop)1831〜1904年はイギリスの女流旅行作家である。イギリス王立地理学会特別会員。1881年結婚によりビショップと改姓。世界の広域な地域を旅して、その旅行記はどれも高い評価を得ている...明治11年(1878年)に来日し、この時代に北海道までの旅をしている...本棚bookshelfからこの4冊を取り出し、何回目かの「旅」これを読み終わったら、女史の文章で昔のチベットとアメリカ・カナダを案内してもらおう...(笑)

 

2026年8月3日月曜日

Repair

Orvis Bamboo "SEVEN four" (セブンフォー)7ft. 2-3/4oz. HEG(4) 3pc.が修理repairでやって来た。症状は糸ごとガイドが動く。指示されたのは1箇所だったが、その下も同じように動いた形跡がある。パーフェクション・スネークガイドもひとつ潰れていた。シリアルナンバー#86XXXから製造は1982年と判明。その時代に使われていたロッドバッグは「タンカラー」であることも記載されていた...
ブランクシャフトのベークライト樹脂が紫外線で日焼けしたところと、スレッドの下で温存されていた白い肌がハッキリ分かる(昔の日焼けクリーム、コパトーンの宣伝でお尻だけ日焼けしていない幼女のイラストがあったのを思い出した・笑)44年も経っているから、コルクグリップとシートフィラーは凸凹、シャフトに書かれたスペックも既に消えかかっている。今回は言われていないので手をつけませんが、フルレストアがお勧め...(笑)

2026年8月2日日曜日

Graphite for Sale

nca/Graphiteで小粋なHLLの「味」を、それらしく作り込んだロッドです。(このスタイル、たま〜に、作りたくなる・笑)画像はスピゴットフェルール部、N/Sフェルール・クラスプが付いています...
同仕様の7-1/2ft.#3/4と8-1/2ft.#3/4があります。(各一本)リールシートはREC/CRNS、ブランクカラーのRich Brownに合わせたスレッドはベージュbeigeをメインに、RedとBrownで気分はもう...お問合せ、ご購入は ncaflyfish@Gmail.com までどうぞ...









 

2026年8月1日土曜日

JOURNAL

オーストラリアAustralia・シドニーsydneyのAEMから2025-2026版のジャーナルjournalが届いた。毎年送ってくれていたのが今年届かなかったので、他の用でメールした時に聞いてみた。「だいぶ前に発送したけど、やはり届いていないか。英国の友人にも届いてなかった...」と郵便物の「不達」が発覚(苦笑)再送してくれたジャーナル、表紙の「オーストラリアの青空」が美しい...

Journalは日記や記録という意味がありthe New South Wales Rod Fishers' Societyの会報でもある。
この会の設立は1904年(明治37年)というから、122年の伝統を持つフライ・フィッシングのSocietyソサエティー(協会)であり、旧宗主国である英国の色合いが強い...






 

2026年7月31日金曜日

Engraving

「オービス・グラファイトのバットプレートにあるロッド重量とライン番手の下にある数字の刻印はシリアルナンバーでしょうか?」と画像が送られてきた。え〜昔のグラファイトロッドをこんなに持ってるの〜

認識は左側の二桁は製造月で右側は製造年と返信。例えば「0785」は1985年7月製造という事ですな。お探しの1975年〜80年代のオービス・グラファイトロッドOrvis Graphite Rod は味も歴史もある。
Orvis Catalog 1975に初めて登場したグラファイト・ロッド。オービス・グラファイトの歩はここから始まった。ロッド個別の名前はまだ無い...






2026年7月30日木曜日

BAGS

Hardys Bag "Compact" (43cm x 31cm)は半世紀をこえ、手元に。購入後、活躍したのは1972〜90年代で 、主に「通勤」に使っていた。コンパクトという割には収容力もあって便利だった....
荷物の少ない時は" Aln"Bag (33cm x 23cm)に代えていた。この頃のハーディ・バッグは英国独特のゴムがラミネートされた生地で作られ、金具は真鍮製であった。さすがに半世紀も経つとヨレてきて、ストラップの革もダメになり、革を細工できる友人に頼み、交換してもらった。まだ使えるので、Aln Bagの方はたま〜に釣りに持ち出す...
House of Hardy になってからのカタログ。フラップ部に革のロゴ・タグが付いた。上から3番目の"Troutfisher"(38cm x 31cm)は名前と外側のネットに惹きつけられたけど、実際に肩にしたらデカすぎて...(笑)






 

2026年7月29日水曜日

Rodmaker 247

米国ミシガン州のシェーン・グレイShane Grayは多くのブランドでロッドを提供している。その中の一つ「ロッドメーカー247」Rodmaker 247(247は24時間7日間、ロッドメーカーだと・笑)円安が続き、送料・関税も含め輸入価格が上昇しているグラスロッド。今回、ブランクス入れ替えの為、在庫している完成品703-4pc.ロッドと他一本はブランク状態なので、お好みにて製作可能です。ブランクカラーはLt.Brown。これを通常より20%offでご提供いたします。ご興味がありましたら ncaflyfish@Gmail.com までご連絡ください...


 

2026年7月28日火曜日

Olive

171色の糸色が載った「カラーサンプル・ブック」の中から、塗装後の色変を想定してスレッドthreadを選ぶ。巻き色をオリーブ色olive colorにしたくて手にしたのはシルク糸silk thread / #85。オリーブに変色する糸は六種あり、全て巻いて試して「これだな」と思った色である。HLL/Duracaneがオリーブ色で巻かれていた時代、1975年に戻る(笑)「二段傘」型のワインディング・チェックの成形も、ひとつ目は気に入らず再度作ったモノを装着した...

 

2026年7月27日月曜日

remembered.

 

漁協の放流日、支流の最終集落・黒森まで約8kmの道を久しぶりに走る。途中、空き家が目立つ集落を抜けながら思い出した事がある。ご多分に漏れず、高齢化で「限界集落」が多くなってはいるが、人は住んでいる。25年か30年経つのか、支流入り口の小学校(いまは廃校)の校庭は子供達の遊ぶ声が溢れていた。川沿いに道路が走り、ガードレールのすぐ向こうに川が流れていた(現在はバイパスが出来て、旧道は行き止まり)近所の爺様が咥えタバコで毎日のように岡っぱりで脈釣りの竿を出していた。通りがかる度に話をする事があったが、目が不自由なのか瞳は見えなかった。唇を火傷しそうなちびた両切りタバコの煙に目を細めていたのかも知れない。爺様が新しいタバコを取り出した時のパッケージが脳裏に甦った。当時売られていた「新生」SHINSEIだ。♩国民のタバコ、しんせい。安くて本数が多い。バットでは品がない。ホープでは高すぎる♩という戯れ歌が頭の中でメロディーを刻んだ...