2022年1月31日月曜日

bushing

「寅」のひとり、Tが戻ってきた(笑)仕様は固まっていなかった。あ〜でない、こ〜でないと話をしながら決めていく。前回選んだフェザーウェイトFeatherweightのチューブ・シート#9MS(ミドルスロット)から#9DL(ダブルロッキング)に変更。アルミパイプの内径は5/8"(約15.7mmφ)、ブランクとのギャップをコルクから削り出し、ブッシングbushingを作り装着土台とする。コルクには接着剤溜りの溝を数本入れるのがnca式。使用リールは古いマーキス#4らしい「侯爵様marquisを支えますね」とその場で確認...

2022年1月30日日曜日

Workbench

『つれづれなるまゝに、日くらし硯に向かひて、心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書き付くれば、あやしうこそ物狂ほしけれ』徒然草序段・吉田兼好。カフェ・ナポレターナでコーヒーを淹れながら「つれづれなるまゝに、いっときワークベンチに向かひて、心にうつりゆくロッドビルディングのしごとをそこはかとなく思い浮かぶれば、あやしゅうこそモノのほしけれ」と思い巡らす(笑)NCAに無くてはならない輸入ブランクスやコルク、パーツ類の原材料費が価格上昇。そして送料の高騰、租税公課、はたまた円安が追い討ちをかける。悲しや、全てコロナ禍の世界の趨勢である。抑えていた価格の見直しが必要だ...

2022年1月29日土曜日

old & new

Hardy "Marquis"リールの「新・旧」である。リールシートに合わせるのに送ってもらった。左が【新】マーキスLWT.4で【旧】1980年代のマーキス#4は右。明らかにフットの厚みが異なる...
ドラグノブも、白の入れられた印字の書体も今どきな感じがする...
ドラグ・システムはスプリング&ポーで変わらないが、ドラグ・テンションをかける方法も新旧で異なる。【新】はスプール裏まで穴があけられているperforated。ボディ・フレームも無くなり、ラインガードと兼用されて簡略化。ラッチカバーは3スクリューと洒落ている...マーキスMarquis【新】を選ぶか【旧】を慈しむかは、あなた次第(笑

2022年1月28日金曜日

forever

Diamondback/Arrow StraightをHLL/Golden Shadow風に巻く。リールシートは付いていたものを流用して、150mmあったコルクグリップも新調し、オーナーのご希望でDBオリジナルの様なストレート・シガー先丸135mmにした。「ダイアモンドは永遠に」1971年の映画007シリーズでシャーリー・バッシーShirrley Basseyが歌っていた♬ Diamonds are Forever のメロディーを思い出した。古いDBを直して使う「ダイアモンドバックは永遠に」(笑)いまだに心惹かれるフライロッド...

2022年1月27日木曜日

Tiger

久しぶりにOとTが連れ立ってやって来た。二人とも干支は「寅年」古来、トラは千里行って千里帰るとか。当初はOがグラスロッドを新調する目的でTは付き添いだった様だが、雪の庭で試し振りをBen's とCTSで行い、ロッドを振っているうちにTも心を動かされ、欲しくなったみたい(笑)素材や性質の違いを理解いただけたと思う。Tはバンブーロッド好きだが、グラスロッドにもすぐ慣れてタイトなループを繰り出していた。ブランクスはBen's of Holland に決まったものの「仕様」に悩みまくって3時間。結果、二人はブランクだけキープして後日仕切り直しとなった。さて、どんな仕様を考えて戻って来るのだろうか...因みに、この糸の名称は「タイガー」と言う。

2022年1月26日水曜日

Standard

その昔はハーディのリールフットの厚みや長さを基準standardにしてリールシートが作られていたと思う。それが崩れて久しいが、近年では「本家」でさえサイズがバラバラ(苦笑)リールを沢山お持ちの方が新しいMarquis LWT.#4を購入してシートに入れようとしたら脚が厚くて「入らない!」との事。手持ちの古いマーキス#2/3や#4で合わせたからかな〜彼のリールコレクションから同じ#2/3を当てがっても入るのと入らないのがあると言う。むぅ〜ん。こりゃ、入るリールを使ってもらうしか無いですな〜。折角購入したLWT.は別のシートを調整して、新たなロッドに使う事になった...またロッドも増える(笑)
薄い脚のATH/Remcoは入りました...
デコデコ・フットのSt.Geoge Jr.もホールド出来るんだけど...

2022年1月25日火曜日

Halcyone

懐かしいロッドのグリップ交換。古い割には大切に使われた様ではあるが、如何せん20数年の時を経たコルク・グリップは痩せてデコデコとなって握り心地が悪い。KIRAKU Halcyonアルキュオン(カワセミの古語)はEグラス素材で作られた。グラスロッドとしては長めの8'0"ロッドで、ゆったりとラインを繰り出し、毛鉤を投射。グリップを新調して、再び「halcyon day」カワセミも鳴くような心地よい釣りの一日が戻って来る...8002/8003のブランク・ストックあります...

2022年1月24日月曜日

step by step

岩手県の渓流解禁まで今日を含めて「あと36日」解禁当初にドライフライは早いかなと思いつつ、コッコッと巻きためた毛鉤、一日一本、三日で三本。これを使うのはまだ先の話。今年は何本溜まるんだろ?「急ぎでは無いので、のんびりお待ちします」と言われているが、手順を踏んでコッコツと作業は進捗、nca/Shor-T 633-3pc.Rod の完成の日も近い...何故か「神の日は近い」の看板(東北地方の田舎で見かける宗教標語看板、通称キリ看)が浮かんだ(笑)

2022年1月23日日曜日

Arrow Straight

Diamondback アローストレート7034がやって来た。どなたかが組み上げたモノでストレート先丸グリップにミディアム・ブラウンで巻かれ要所にレッドで飾り巻きも入っている。「振るとラインがあらぬ方向へ行っちゃうので、スパインを見てくれますか...」ncaは素直に曲がる側にガイドを付けるが、このロッドはバックボーンと言われる硬い方に付けられている。確かにその方法を推奨する向きもあるが、ここは「素直に」(笑)ガイドを180度移動して付け替えることになった。ついでと言ってはなんですが、GS仕様に変身...

2022年1月22日土曜日

Intermediate wrap

岩手、今日の「日の出」は6:52「日の入」が16:42だから、未だ外は暗い。13ft.Two-Handed Rodの段巻き(中間巻き)intermediate wrapは糸上の塗りの段階に入った。段巻きは1mm幅なので「面相筆」を使い六面に塗料を乗せる感じで塗る。手でロッドを保持する場所を考えながら塗らないといけない。自然乾燥塗料なので、塗って乾かし、また塗っての繰り返しで気の長い作業である。PS(故人)が作ってくれた「ウェーディング・スタッフ」を思い出し持ち出した。アルミ無垢から削り出された石突きが取り付けられ、六角バンブーに段巻きが施されている。勿体無くて使っていなかったが、川に持って行くか〜

2022年1月21日金曜日

metal work

ショーティShor-T 633-3pc.glassの仕様が決まったので、パーツを揃える。糸を平滑に綺巻くために必要な作業、ガイドのフット削りから始める。次に3ピースだからN/Sフェルールクラスプを4個、ブランクの外径に合わせながら旋盤で加工。バットセクションのクラスプはグリップとワインディングチェックを接着後に装着しないといけない。先に付けてしまうと、クラスプ外径がチェック内径とグリップ内径に干渉して通らないからだ。過去に幾度か失敗したから「経験」が生かされる(笑)フックキーパーのリングもN/Sパイプを旋盤で切り出し、ベースは「洋白帯板」1.2mm幅X0.2mm厚を成形して作る...

2022年1月20日木曜日

Completed soon

KWの脳内を駆け巡ったBen'sの7'0"#3wt./5pc.が「カタチ」になった。グリップはシガー140mmで先端19mm、真ん中23mm、尻は22mmのご指定。スレッドはAW803 Bageに要所はHLL風。ストリッピングは奢ってPerfect Agate。リールシートはBellinger DLSB D/L。もうすぐ出荷できると思われる。今シーズンはこれを持って♪北国の春♪白樺〜青空〜南風〜とでも口ずさみながら「東北釣行」ですかね...(笑)

2022年1月19日水曜日

Shor-T glass

「以前調べていた時はあちこちのショップのサイトでお見かけしていた覚えですが、最近になって再度ネットで探したところ、軒並み取り扱いがないことに気付き半ば諦めながらも、慌ててご本人に直接ご連絡させていただいた次第です。お願いできることが分かりひと安心です。よろしくお願いいたします。さて、ぼんやりとした当方の希望ですが主にヤブ沢、加えて開けた河川での小物釣り用に2-3番、グラス、6ft程度のショートロッドできれば4ピース。ショートロッドもグラスロッドも初めてです...」とメールを頂いた。「迷える釣り人」に(笑)岩手の藪沢でnca が使うのは6'3"#3のショーティshor-T グラス。残念ながら3pc.しか無い。ドライフライの季節に9ft.くらいのリーダーでスパッとフライを投げ込み、ピシッと合わせる釣りに向いている。ロッドラックから持ち出したら、これを使う盛期の「あの渓」を思い出した...

2022年1月18日火曜日

Size

ライフル銃の薬莢のような「フェルール」サイズである。N/Sから削り出され、13ft.3pc.のバンブー・Spey・ロッドに装着されている...
デジタル・ノギスで径を測るとトップセクションにつけられたフェルールサイズは9.5mmφ、ミッドが12.99mmφもある「怪物」比較するためにT&T 7'0"#4を持ち出して測ると。top 4.75mmφ、mid 6.75mmφと可愛い。ガイド部15箇所の巻き直し+総段巻き、グリップ変更、etc.を予定していて..............

2022年1月17日月曜日

Ben's of Holland

「過去ブログ二年分くらい見ちゃったら、脳内でBen's、ベンズと言う声が繰り返えされまして...」というのは、昨年ふらりと現れたKW。毎年、岩手や秋田で釣りをしていたが暫く音沙汰が無かった。26~7年前にBMW/R100RTという大きなバイク(水平対向エンジンのヤツ)で颯爽と現れたのが初対面。以来、川で小林旭の唄「熱き心に」♪北国の旅の空、流れる雲はるか〜を歌いながら、小林旭風に脚を振り出して渡渉するなど、お馬鹿しながら釣りをしたっけ。モーターサイクルの趣味というか熱は相変わらずで、今は二台のハーレーを所有(笑)釣りからしばらく離れていたけど、S-Glassロッドが良さそうなのでとご注文。メールに添付されたnca Rodsの画像を見るまで、当時作ったグリップスタイルや好みを忘れてました...Ben's of Holland 3wt.7'0"-5pc.にベリンジャーDLSBとシガーグリップを合わせる...

2022年1月16日日曜日

liking

「釣竿や」だから売るほどある(笑)殆どがお客様からのご注文により作るロッドだが、個人的な趣味likingで作ったモノが「溜まる」...
昔、画家のアーサー・テーラーAuthur Taylorをメイン州リンカーンに尋ねたことがある。彼の絵は静かな地下の画室で描きあげられる。この本の表紙に描かれたディカーソン・ロッドも絵の題材として所有していた。日本に彼の限定プリントを輸入・販売したこともあるが、故人となった今では叶わない...彼の持っていた竿の中にDickerson 703があり、それにNCAが触発されて作った703バンブーロッド(未使用)を販売します。ご興味のある方は ncaflyfish@Gmail.com までご連絡ください。

2022年1月15日土曜日

Wen old wisdom new

釣の本より...『父が巻く毛鈎は、主に家鶏の襟毛を持ちひてゐた。釣道具屋で賣る毛鈎や、凝った人になると孔雀の羽やキツツキの羽、カハセミの羽などを使ふが、父はそんな必要はないと説いたのである。白、黑、茶、心赤の先黑、心黑の先赤などの家鶏の襟毛があれば、どんな毛鈎でも巻けるものだと教えた...』著者、佐藤垢石(本名・亀吉)は昭和21年(1946年)に釣りの専門誌「つり人」を創刊し、戦後の釣りブームの基礎を作った。「釣りの本」初版は改造社から昭和13年(1938年)1989年にアテネ書房から700部限定復刻された。旧仮名遣いなので読むのに難儀するが、掲載されている地図には五十里湖も川俣ダムも無く、見えてくるのは先達の釣りと昭和10年代の美しき渓流の光景。古き良き時代の「渓流釣り指南書」で、今も「釣り熱」が伝わる。う〜ん芯黒ね、と仕舞い込み忘れていたバジャーBadgerハックルを持ち出して巻いてみる...「温故知新」Wen old wisdom new

2022年1月14日金曜日

stamp

「シャチハタ」のスタンプ台にパイプシートの受け金具を押し当て、コルクに掘るインレット外周位置をスタンプstampする...
スタンプのセンターを出すために、別ブランクにブッシングを挿入しリールシートを中心に位置させ、コルクを移動してインクで印をつける。我ながらグッドアイデア!(笑)ポケット型の金具にも使えて便利である。ワンスタンプで一度と効率は良くないが、ボールペンなどで外周をなぞるより、はるかに正確である。ルータービットの長さで深さを測り、微調整しながら慎重に掘り進める。

2022年1月13日木曜日

Snow Day

外気温-4℃、湿度60%。連日の雪で外は真っ白である。今も時折、吹雪いている。暮れに除雪機が壊れて修理部品を待っている。機械屋さんも年末年始の休みで遅れると言っていたが、この機械故障を狙ったかの様に「雪」だ。200m離れている隣家まで除雪機を借りに行き、隣の道もついでに雪かきをして労働力を提供。家の周りと県道に出る坂道を除雪すると約3時間、除雪中も雪は止まないけど少しでもやっておかないと、えらい事になるのは明白。機械がやってくれるとは言え、吹雪の中、雪まみれの作業は「がおる」(岩手言葉で疲れるの意)

2022年1月12日水曜日

Favorite

好きなんですよ、Hardy Marqus Multiplier。ライン巻き取りが早い!とは言っても外周を回すか内周をギア付きの機構で回すかの差ぐらいで大した事は無いけど、その気品あるお顔と佇まいが「釣道具」として何ともス・テ・キ...アップロック・リールシートに合わせるグリップは何と言っても「フィッシュ・テール」が好きfavoriteですね。この組み合わせでRod & Reelを握ったら、鏡に映したくなったりして...これはもうビョーキですね(あくまで個人の見解です・笑)

2022年1月11日火曜日

Burnt Cork

名称はBurnt Cork 「焦げたコルク」微かに焦げた匂いがする。コルクを皮ごと粉砕し固形剤を混ぜて成形したと思われる。通常のコルクより硬く、ラバーコルクrubberized corkよりは柔らかい...
この焦げ茶色のコルクをアクセントにファイティングバットのエンドに配置。もとよりコルクには6mmの穴があり、埋めるためにポンチを使いひとまわり大きいプラグplugを作る。挿入・接着後にシャ〜と削れば同化して形跡が分からなくなるが、作業中は焦げ茶の削り粉で手が「バーントハンド」になるのには閉口する...

2022年1月10日月曜日

simple

フェルール部の巻きは必要不可欠なものだ。通常、ガイド部の糸と同色で巻かれるが、ncaはチョッと違う。ブウランク・カラーに寄せることでガイド部以外の色糸箇所が増える「うるささ」を軽減する。クリアブランク(乳白色)のCTS/Shineには透ける絹糸を巻き、細い飾りを入れてジョイント部の存在を知らせる。簡素simpleなデザインだが補強は万全。去年の夏頃からのロッドはこのやり方を採用している。まぁ、ふと思いついたのですよ...

2022年1月9日日曜日

Blue Letter

ご希望で入れるncaアングラーマークはスクリーン印刷。丸軸にプリントする方法は「うらしま堂」渡辺雄三さんから教わった。残念な事に、既に版を作る材料が作られておらず、版は在庫だけ...
専用の印刷インクをスキージーでスクリーンに押さえつける...
慎重に剥がせば、はい!アングラーズ・マークいっちょあがり...
飾り巻きと似たライトブルー色を調色して、こちらは手書きの「青文字」Blue Letter...息を止め、いつもの書体で一気に書く。

2022年1月8日土曜日

Scarlet Letter

奥のCTS376-4pc.のグリップは120mm長さと短いが、新しく作っているグリップは150mmの長さで太め。こちらも「掌」の大きなかたのリクエストにお応えして製作。巻き方などは「お任せ」なのでncaの好みで。ncaアングラーマークとnorth country anglerの文字を入れる事は依頼された。何色で記入しようか考えた末に調色して「緋文字」scaret letterで書き込む。クリア(乳白色)ブランクに赤い文字が映える...

2022年1月7日金曜日

fishing permit

釣り許可証fishing permitが来た。これがあると岩手県内(一部を除く)ほとんどの河川で釣りができるし、入漁券売り場を探さずに済む。ヤマメ、イワナ、サクラマスは相変わらず「雑魚」扱い。鮎がそんなに偉いのか!せめて「渓魚」と呼んでくれないかな〜時代錯誤の腕章だって、している釣り人を見たことがない。大型の安全ピンで衣服に穴を開けるのが嫌だからね。ncaは折り畳んでランディング・ネットを掛けるリングに取り付け、背中でブラブラさせている。西暦表示になって4年目、そろそろ年券は「ワンショウ」から脱却してくれないかな〜と、岩手に来てたまった27枚の年券を眺めながら思った...
こんな感じのが欲しくないですか?空欄に日付を記入する紙の「日釣り券」に「年券」は木の板で。ただ、早池峰神楽・鳥舞をモチーフにしたイラストの著作版権は花巻市にあるので、これは交渉だ...

2022年1月6日木曜日

#50 / cobalt blue

ご希望の巻き糸は「明るいブルー」だったけど、nca/Graphite 9'0" #5/6 3pc.のブランクカラーはマットブラックなので「ん?」ブルー系の糸で試し巻きをしてみても落ち着かず気に入らない。糸の入っている引き出しを漁って見つけたのはコバルトブルーcobalt blue。これをメインにNCPライトブルーをアクセントに使うのは如何でしょう?とお伺いの画像を送ったら「写真を確認しました。良い感じですね、それで進めて下さい...」との事でひと安心。似た感じのロッドではもっと濃い色、#66ネービーブルーや#001黒を使っていました...

2022年1月5日水曜日

inlet

「わたし、身長183センチで手の平(掌)は大きめです。グリップのシガータイプは僅かに太めが好みで、ハーフウエルの太さは過去どのメーカーでも大丈夫でした」メールを読み直して作業に入る...あはは、2日から3日にかけてみたncaの「初夢」は「正夢」だったんだ...
大まかに削り出したグリップは160mm長さで太目のフィッシュテール。アップロックの受け金具を収納するインレットinletサイズをコルクにスタンプ...
左手でグリップを握り、外周と深さに留意しながら、ドレメルDREMELハンドルーターでウィ〜ンといつもの様に穴を掘る...
掘り進めたインレットinlet(一般的には湾とか入り江の意味)とロッドビルディングの世界で呼んでいる金具受けの穴に予備の金具を差し込み「塩梅」アンバイをみる...
リールシートと仮組みして、今度は連結のアンバイを確認...

2022年1月4日火曜日

Custom

年を跨いで完成した「CND 13'2" GT #6/7/8 North Fork Rod」...
ブルー系のブランクに「赤糸」が映える。ストリッピングにはSIC/Kガイドと言われる前傾しているガイドを使う。置いてあるリールは直径87mmのHardy Marquis Multiplier #7でフォアグリップが長めに見えるが、竿尻からの全長はファクトリー・ロッドと同じ寸法。ロゴを見ない限り「え?どこの」と問われるであろう、あなただけの「カスタム・ロッド」by North Country Angler

2022年1月3日月曜日

first Dream

「初夢」と言われるのは諸説あり、1日夜から2日にかけてか、2日夜から3日にかけてみるものと言われる。私は後者で2時間前まで見ていた気がする。初夢に現れて縁起が良いのは古来「一富士二鷹三茄子」である。子供の頃、実家では正月になると床間に鶴の掛け軸と、銅で出来た「富士山・鷹・茄子」が一体になった置物を飾る習わしがあった。古い釣りの本ばかり読み直しているので「釣」の夢でも見るのかと思いきや、なんとコルクグリップを削り、カタチを整えている「夢」をみた...

2022年1月2日日曜日

Tigers

「たぶん、日本がアジアの他の地域とつながっていたとき、大陸から離れる前に、日本にはトラがいましたか?あなたはすぐにいくつかのプロラップ・タイガースレッドを使うべきです...あけましておめでとう、友よ。」と米国の友人DHからメールを貰った。そうだProWrap社に「タイガースレッド」なる縞縞の糸があったね。「大陸から離れる」くだりは調べてみたら「縄文時代よりさらに時代をさかのぼった洪積世後期の地層(静岡県の石灰採石場)から人骨片と一緒にトラの化石が発見された。 人骨片には肉食動物にかまれたあとがあり、トラに食われたと推定される。 日本が大陸から切り離され絶滅したのだろう...」と書いてあった。へ〜そうなんだ〜勉強になりました。さ〜て、ダラダラと「箱根駅伝」をTV観戦するか...

2022年1月1日土曜日

2022 New Year

新春のお慶びを申し上げます...「岩手の郷土暦」によると『令和四年の干支は壬寅(みずのえとら)周知の通り日本にはトラは生息していない。しかし万葉集に「虎に乗り 古屋を越えて 青淵に 鮫龍とり来む 剣太刀もが」と詠まれており、我が国でも早くから虎の存在が知られていたと考えられる...中略...虎がその実在性を越えて、長い間、まるで日本人の生活の隣に親しまれてきた訳は、虎が強くたくましい正義感や神通感を備えながらも、威張ることなく、その柔軟な足でしっかりと大地を掴みながら...』などと話が長〜いので割愛するが、要するに『一人一人が自分の信念を大切にし、虎にあやかり力強く歩みを進めたい』ということで...今年もよい釣りを(笑)