ncaflyfish

2026年10月25日日曜日

Carbonite

 1980年代、旧Diamondback社の主力だった「ヘビ柄」のダイアモンドバック/パワーブレイドシステムPower Braid System™︎に隠れてしまい、日本ではあまり知られていないけど「カーボナイト」Carbonite™︎というIM6ブランクスとそれを使用したロッドがあった。そのブランクスが見つかったので「販売」(笑)...8045-2pc./ 8656-2pc.と8045-4pc.の各一本です。

当時のカタログには、こんな記載が....『ダイヤモンドバック社では、優れたロッドにはそれ相応の対価が必要であることを理解していますが、予算の制約によってフライフィッシングの楽しみが制限されるべきではないとも考えています。だからこそ、私たちは手頃な価格のフライロッドをご用意しました。経済的な「カーボナイト(Carbonite)」IM6テープラップ・モデルは、極めて優れたフィッシング・ツールです。他のダイヤモンドバック製ロッドと同様、このテープラップ仕様のグラファイト製フライロッドも、バーモント州にある当社の工房ですべて手作業で製作されています。軽量でスムーズ、かつキャストしやすいこれらのロッドは、フライフィッシングを始めたばかりの方に最適です。カーボンナイト・テープラップ・ロッドは、トラウトやバス、あるいは小型のサーモンやスチールヘッドをターゲットにした釣りに対応しています。さらに、人里離れた秘境の釣り場へ向かう方のために、4ピース構成のトラベルロッドもシリーズにラインナップしています。』...
お問合せはncaflyfish@Gmail.com まで、どうぞ〜

2026年10月24日土曜日

Duracane

『中価格帯のバンブーロッドに対する高まる需要に応えるため、レナード社は、優れたアクションと職人技、そして経済性を兼ね備えた2ピース・ロッドを設計しました。竹材に樹脂を含浸させる「インプリグネーション」加工を施すことで、ロッド本来のアクションを損なうことなく、メンテナンスの手間をほとんど必要としない仕上がりを実現しています。非常に扱いやすく、初心者や経験の浅いアングラーにも最適なフライロッドです。名高いレナードのロッドと同様のフェルール、ラッピング(スレッド巻き)、リールシートが採用されています。私たちは、これらのロッドが現在の釣り具市場において、最も価値のある製品であると確信しています。ロッドには、ティップ(穂先)1本、布製ロッドバッグ、そしてレナード社製アルミケースが付属します。予備のティップは、購入時、あるいは後日(別途追加費用が必要)に追加で入手可能です。』とタイプライターで書かれたカタログ。HLL/Duracaneは1964年頃に登場したと言われる....
impregnatedロッド好きの「mad-scientist」の話では『樹脂真空含浸はウェスリー・ジョーダンが1944年に特許を取得し、その後Orvis社に特許を譲度。1961年に特許が失効して、他でもその製造法を使えるようになった...中略...オービスは当初「ベークライト」と呼んでいて自社で含浸処理を行なっていたが、スコットランドのシャープス社にライセンス供与(技術提供)してブランクスを製造依頼していた。レナード・デュラケーンはシャープス社Sharp's of Abadeenで製造されたブランクスを使用していた...』と。古いカタログには4モデルが記載されている.....

1975年までは、特徴あるスクエア・スレッドのスクリュー・ロックD/Lシートが使われていた。モデルも増えてますね〜(笑)

1976年にはフィッティングが、のちのロドンRODONタイプに変更された....

1978年に804とか805とか、種類がまた増えましたね〜当時、デュラケーン・シリーズは手頃な価格帯で、結構人気があったんでしょうね〜

その後「レッドラップ」Red Wrapと名称が変わったけど、樹脂含浸インプレグネーテッドimpregnatedされたブランクスを使っている.....
「1984年の新シリーズ「デラックス・シリーズ」は、従来の「レッド・ラップ(Red Wrap)」含浸処理を施したロッドに代わるものとして登場します。今回初めて、セントラル・バレーにある自社工房にて、メンテナンス不要のロッドを完全に自社製造することになりました。樹脂を含浸させる従来の手法に代わり、ウォルター・カーペンターが開発した、アクリルをベースとする極めて革新的なシステムを採用しています。研究の結果、このアクリルコーティングは素材内部まで浸透し、非常に効果的な保護層を形成することが確認されました。コーティング後のブランクは丁寧に磨き上げられ、美しい光沢を放ちます。このロッドは、これまでに製作したどの含浸ロッドよりも軽量で、よりシャープなアクションを実現しています。また、ケーン・ブランクの切り出しから製作までを自社工房で行うことで、完成品の品質が大幅に向上しました。「デラックス」シリーズには、伝統的なバターナット材を使用した、ニッケルシルバー製のキャップ&リング式リールシートが装備されています。スレッドは美しいライトグリーンを基調とし、濃いグリーンのトリムが施されています。スリッパーガイドにはカーボロイ製ガイドを採用しました。各ロッドには、専用の布製ロッドバッグと、真鍮製金具を備えたアルミ製ロッドケースが付属します。多くのアングラーに好まれる、シャープなミディアム・アクションが特徴です。これらは、レナード社がこれまで製作した中で最高品質の「ノン・バーニッシュ」ロッドであり、すぐに高い評価を得ることになるでしょう。全モデルとも2ピース仕様です。」と書いてある...H.L.Leonard Rod Co.は翌年、長い歴史に幕を下ろした。




 

2026年10月23日金曜日

brochure

他のものを探していて、本に挟まれた状態で出てきたテッド・シムローT.W.Simroe Rodsの「小冊子」brochure。まぁ、これも長い間、行方不明だったから、良しとしよう....(笑)

1980年代のカタログ。サイズは縦100mm、展開すると横875mmと長〜い。四つ折りにして郵送するようになっている。送り主は「ロドン」RODON manufacturing co. inc. Newark.N.J.
長〜いのでTROUT Rodの載っているところを、1/2のサイズで....



長文だけど、翻訳すると以下のように書かれている....

『現代のロッド製作において新しい素材が利用可能になった今、精巧に作られたバンブーロッド(竹竿)は、まるで時を超越した存在のように感じられるかもしれません。しかし、フライフィッシングの世界には、決して無視することのできない伝統があります。それは、ニスで仕上げられたバンブーロッドが持つ、魔法のような魅力に根ざした伝統です。実際、今日のバンブーロッドは、ある種の「新たな自由」を手に入れたと言えるでしょう。

合成素材のロッドが登場したことで、バンブーロッドは、遠投や荒瀬での過酷な釣りといった、負担の大きい役割から解放されました。
ボロン、グラファイト、あるいはグラスファイバーといった素材は、そうした過酷な状況に適しており、それぞれの特性を最大限に活かして使われるべきものです。
しかし、特別なひととき――例えば、お気に入りの川辺で日没を迎える静かな時間や、馴染みのポイントに最初の光が差し込む瞬間――には、長年の友人のような上質なバンブーロッドが、その場に特別な彩りを添えてくれます。
そんな時、そこには神秘的とも言える感覚が生まれ、バンブーロッドは釣り人自身の体の一部となるのです。その体験すべてが、時代を超えて受け継がれてきた伝統の一部なのです。
バンブーロッドを手に入れることは、非常に個人的で大切な決断であり、決して軽々しく考えるべきものではありません。選ぶ際に最も重視すべき点は、ロッドの基本的な設計と、作り手の技術の高さ(すなわち、その仕上がりの良さ)です。
あなたが選ぶロッドの価値は、その設計を考案し、実際に作り上げた職人の腕前によって決まります。
本稿で紹介する新しいバンブーロッドの数々は、伝統を重んじつつ、現代のフィッシングスタイルの要求にも応えるものです。これらはすべて、T. W. シムロー(T. W. Simroe)という、熟練した経験豊富な職人の手によって生み出されました。
テッド(T. W. シムローの愛称)は、過去10年間にわたるバンブーロッドの復権において重要な役割を果たしてきました。彼が自身の仕事に注ぐ情熱と、妥協なき卓越した基準は、広く知られるところです。
彼は自らテーパー(竿の曲がりや太さの設計)を考案し、竹を選び、金具を製作し、そして仕上げの重要な工程であるニス塗りまで、すべての工程を自らの手で行っています。そうして完成したロッドには、卓越した技術と経験だけが成し得る、真の価値が宿っているのです。これらの限定生産ロッドは、いずれも末永く大切にされる、かけがえのない宝物となることでしょう。
シムロー(Simroe)製ロッドには、対となる2本のティップ、スーパー「Z」ニッケルシルバー製フェルール、ステンレススチールおよびカーバイド製ガイド、そして特製のロドン(Rodon)社製ハードウェアが採用されています。すべてのロッドに、逆ネジ式のロッキング・リールシートが装備されています。
ラインウェイト4番および5番用のロッドには、軽量化を図るため、コルク製のリールシート・スペーサーが使用されています。その他のロッドにはゼブラウッド製スペーサーが採用されており、サーモン用ドライフライ・ロッドには3インチの着脱式エクステンション・バットが付属します。また、真鍮製キャップを備えた堅牢なアルミ製ケースと、ポプリン生地のロッドバッグも同梱されています。
素材の特性が許す範囲内で、ラインウェイト4番から9番、最大10フィートの長さまで、2ピース、3ピース、あるいは4ピース構成の特製バンブーロッドを製作可能です。ご希望の仕様をお知らせいただければ、お見積もりと納期をご案内いたします。
途絶えることのない伝統があります。精巧に作り上げられたバンブーロッドを所有する誇りと、そこから得られる喜び――それらもまたフライフィッシングの伝統の一部であり、このロッドを通じて、いつでもあなたのもとに届けられます。』Simroe Rod.












 

2026年10月22日木曜日

Marryat

『ジョージ・セルウィン・マリエットGerge Selwyn Marryat(1840年~1896年)はイギリスの郷士であり、釣り人としても知られた人物である。F・M・ハルフォードやフランシス・フランシスとの親交、そしてイングランド南部のチョークストリーム(石灰岩質の川)におけるドライフライ・フィッシングの発展に貢献したことで特に名高い。1896年に死去した際には「フライフィッシャーの王子(プリンス・オブ・フライフィッシャーズ)」と称された。彼は、極めて高い技術を持つイギリスのフライフィッシャーであった。彼はキャスティングの達人であり、チョークストリームを専門とする博識なアマチュア水生昆虫学者でもあった。また、新しいフライタイイング技術の開発者でもあった...』wikipediaより翻訳して抜粋....

彼の名を冠し、SMITH社から販売されていたグラファイトロッドMarryat(1979年頃からフライロッドを作り始めた) 7'6"#3 Lineのグリップとリールシートの改装作業完了。ブランクにGeorge S.Marryatの記入があり、関係ないけど気になった。1840年は天保11年、日本では幕末と言われる時代。1896年は明治29年である。フライフィッシング大先達のマリエット先生も没後100年以上経って、自分の名前が書かれているグラファイト・ロッドがあるのには、ビックリ!だね....(笑) 


2026年10月21日水曜日

Countryside

田圃の稲もすっかり刈り取られた「亀ヶ森」籾殻を焼く煙が秋の深まりを告げる。薪ストーブ用の薪firewoodを準備しなてはいけない季節....

昨年まで「薪」を供給してくれた人中(屋号)さんが春先に亡くなり、今年はやれないと言われた。さて困った、どうする。近くの川沿いで度々出会う薪やさんに電話したら「まだ乾いてないよ」と言われた。むむ、とネット検索したら隣の東和町に「フォレストリーはなまき合同会社」なるところがヒット、近いので直接訪ねた。お〜ありますな〜。話を伺うと、移住者家族で森林伐採が主な仕事で薪も扱っているとのこと。事情を話し「配達」をお願いした。薪は高校生の子息が斧で「手割り」したモノ。労働の報酬、アルバイト代が支払われるそうだ...(笑)
軽トラ・ダンプ満載を2回運んでもらい「薪小屋」に積み上げていく。スクワット状態で筋肉痛(苦笑)これで、来年の春までは「暖かく」....





 

 

2026年10月20日火曜日

the Telescopic

定冠詞のtheをつけて" the Telescopic " に改名したロッド。内径を合わせた遊動するカーボン・パイプにシングルフット・ガイドが「テレスコ」の定番である。今回、発注のあった9'0" #5-6-7のフルウェルズ・グリップ175mm長さ。お使いのO社グラスロッドに合わせる。グリップは「お好み」で製作。スレッドは「黒」で一部の飾り巻きにNCP/Whiteを配した。ロッドには穂先を保護するカバーとパッデッド・ナイロンケースが付帯する。使用するラインは、かっての「ウォルトン・パウエル」Walton Powell ロッドみたいに幅広く、3タイプ使える(笑)テレスコ作りついでにウエスタン・シガー・グリップの7'10"#3-4-5も製作中....

2026年10月19日月曜日

Fly Line

世の中にフライ・ラインは数々あれど、NCAも愛用しオススメ出来るのは、ROYAL WULFF Products / LONG BELLY  WFライン....
ロングベリーラインはダブルテーパーDTとウェイトフォワードWFの良いところを併せ持ったフライラインです。先端から30ft.+α(番手により異なります)まではDTの感覚で、後ろにリアテーパーとランニングラインが続きます。近距離ではDTラインの感覚でロールキャスト、メンディングが可能です。SA(Scientific Angler)社のトラウト・テーパーの原型でもあり、1970年代にリー・ウルフがデザインしたクラシックでいて、スタンダードなフライラインです。グラスロッド、グラファイトロットからバンブーロッドまで、幅広くご利用になれます。「好事家」の間では既に、このラインに巻き替える人が増えています。ラインカラーはアイボリー、番手は#3〜#8まであり、トータルレングスは100ft.(30.4m)....入手し難い方にはNCAからも、お買い求め頂きお届け出来ます。お問合せは ncaflyfish@Gmail.com まで
東京・銀座にあった「イエナ書店」2階の洋雑誌コーナーで購入した「ガルシア・フィッシング・アニュアル」Garcia "Fishing Annual" 1972年版に、初期のウルフ・ラインの広告がありました.....
当時「ガルシア」Garciaブランドで発売されたWulff Fly Line。コンセプトは半世紀を超えても変わらない.が、進化しながら今に至る....