2019年7月31日水曜日

Style

スコット・パワープライ社・日本総代理店だった「原宿ノリエ」が竹下通り入口を越え、角の立ち食いソバのうまそうなおつゆの香りを嗅ぎながら、路地を右に入った平野ビル2階にあった頃だから40年も前の古い話。何だか見かけないグリップとモサッとした作りの気になるロッドがあった。それが5'8"~8'6"の#3~#7番までラインナップされたScott ファイバーグラスだった。Harry WilsonやLarry Kenneyがサンフランシスコでロッド作りをしていた時代。ブランクはグラスパイプのスリーブがインサートされ竿の調子を出すという工法で作られていた。なによりも特徴的なのはラバーコルクをグリップ先端に付け、コルクシートと曲線で継るグリップスタイル。ひと目で「スコット!」と思われる「カタチ」リクエストはスコット風グリップで1970年代の「気分」に...

2019年7月30日火曜日

McFarland

ブランクの到着を待つ間に送られて来た「バンブーフィラー」にREC社の CRNS金具を合わせたり、Perfect社のアゲイトガイドを揃え、指示のあったグリップスタイルを試作したりするうちに日が経ってしまった。通常NCAで取り扱うグラスブランクスとは異なるスピゴット・フェルールのシリーズ「Spruce Creek 7'7" Special #3、3pc.」を頼んだので、多少の時間は覚悟していた。Mike McFarlandに「いつごろ送れる?」と聞いたら30日火曜(米国時間)に発送予定と言っていた(嬉)彼のHPをご覧になったお客様から「なんで7'7"だけがスペシャル?」と尋ねられた。マイクよれば「通常のよりソフトなアクションだよ」と返信があり、ご購入決定。ブランク代はカスタムペイントなどもあり、価格は少々張るが「日本初上陸」初めの一本ではないだろうか...

2019年7月29日月曜日

Tennessee Orange

『黄土色はX、敢て言えば大人っぽい渋めのオレンジ...でしょうか』とのお申出ででNCAグラファイト・ブランクをカスタム塗装。何度かの打ち合わせて決まったのがTennessee Orange「テネシー・オレンジ」合衆国テネシー州の「州の色」だそうだ。そう言えば大昔のバスプロが被っていたベースボールキャップが「T」マーク付きのこの色で、州立大学ご出身だとか...送られてきた図面をNCAなりに読み込みながら作ったけど依頼主のイメージに近づくことは出来た...かな?(笑) 【このブログを読んだアメリカの友人DHから指摘があり、バス釣り師の名前はビル・ダンスBill Dance。未だあのテネシーオレンジの「T」キャップ抜きは見たことがないと言っていた。トレードマークだね・笑】

2019年7月28日日曜日

measurement

手首から肘までの長さがその人の靴のサイズだと言われる。手を軽く開いた状態で親指から小指までの距離を測り、覚えて置くのも良い。サカナの寸法measurementも何かを基準にすれば、テープメジャー(巻尺)を出して測るまでもない(笑)シート長さ87mm、グリップ139mm、チェック幅2mm、リングキーパーの巻きが15mmで計243mmでザクッと24センチ。この方のご希望は「リールシート金具の尻endから上方30cmに赤系のスレッドを...」これは明らかに「尺」狙いですな...(笑)

2019年7月27日土曜日

bobbin

糸が小分けに巻かれている物を「ボビン」bobbinと言う。この言葉を知ったのは子供の頃で母のミシンに使われていた下糸用「ボビンケース」だったと思う。フライタイイングに使用するボビンホルダーという器具があるが「糸巻き」を保持するモノということだ。ボビンbobbinを辞書で引くと「木管」と出てくるから始まりは「木製」だったんだろう...
ボビンの変遷。左から50年~60年代の木製、70年代~80年代は発泡スチロールか糸留めを単に切れ込みにしたプラスチック、その後は糸をスリットに滑り込ませて留める工夫がある現代までの普及型。糸を使い切ったら捨ててしまうモノだけど、ひとつずつ残してあるワタシ...まあ、だからどうした!ということなんだけどね...(笑)

2019年7月26日金曜日

CTS

『山形の川で朝からロッド振っていました。着信が有ったので家に連絡すると、NCAからロッド届いてるとの事。来週はどこで入魂しようかワクワクで家路につきました。ロッドとてもいいです...』先月、岩手釣行の帰りにオーダーされていったCTS763-4pc.ロッド。仕様はわたしが使っているのと同じ。ただグリップはちょっと長くとリクエストあり。発注から約一ヶ月でロッドになってお手元に...これは早かった(笑)

2019年7月25日木曜日

Wildlife

今年は野生動物 wildlifeによく出会う。ツキノワグマ、アナグマ、カモシカ、ホンシュウジカ、キツネときて今回は「イタチ」(笑)車を止めた川沿いの道をウロウロしていて一度はこちらに向かってきたものの、おっとイケナイと思ったのか意外に不器用な歩き方で藪の中に戻るところをパチリ(突然の出現にコチラも慌て、画像がボケてる・苦笑)
野生では無いけど、農家に飼われている仔馬。写真を撮るタイミングで向こうを向いてしまった...バケツ(笑)
「野性の証明」(笑)クマさんだけにはお会いしたくないので「パン!パン!パン!」と三発、100円火薬銃を鳴らした...
野生の胡桃も大きくなって夏を迎える...

2019年7月24日水曜日

Trap

土砂が堆積すると厄介な葦が活発に根を伸ばし蔓延り流れが細くなる。ここもそれで狭まった所で、陽に照らされキラリと光る蜘蛛の糸が流れを横切る。クモ体内の「紡績腺」で作られる糸の主成分はタンパク質で大型の女郎蜘蛛は連続して700Mもの糸を排出するらしい。3箇所ある「糸いぼ」というところから放出する糸を風に乗せ対岸へ導線を渡し、あとは行ったり来たりして粘着質の「罠」 trapが幾重にも構築される...
サイズにすれば#14番くらいか?この色フライボックスに入れたはず...

2019年7月23日火曜日

Flyfish (2)

森を流れる渓は「蜘蛛巣城」...張り巡らされたクモの糸との戦い。MIがキャストした毛鉤がポロリとリーダーから切り落とされるのを見た。ハッチシーズンの長い「シロタニガワカゲロウ」も蜘蛛の餌食に...
フライ、リーダーはもとよりラインとロッド、おまけにガイドまで絡みつき、その処理に手間取る。このベタ、取り除いて置かないと肝心の時にプッツンである。時にはリーダーを新しくすることも...誰かスプレー式「ウェブ・リムーバー」を開発してくれないかな~と思う...
「なんでコレ喰ったんだろう」と恨めしげな眼差しのヤマメ...

2019年7月22日月曜日

Flyfish

台風が発生して九州で大雨、こりゃ岩手も週末は雨か?と思っていたが予想に反して「晴天」だった。出張で宮城・気仙沼まで来ていて沿岸から内陸への道すがら川の水況を見ながらやって来たMIが「水ありませんでした」と報告。ダメ元で峠を越えてみた。橋から川を覗くと水の色も良く入渓することに。4年前の水害の復旧工事が続いて砂が堆積し、流れにあった大岩が取り除かれたりと昨秋とは違う流れになっていた。
水量少なめ...それでも底石のある場所にドライフライを流せば勢いよくヤマメが飛び出す。唐突にサイレンが山里に鳴り渡り、気が付けば昼12:00。二人とも釣りに夢中で時を忘れていた...(笑)

2019年7月21日日曜日

Red Wrap

Red Wrap 赤巻き...1975年のHLL"GRAFTEK"の「洒落た」デザインが好きでCTS Quartz 7'6" #3-4pc.UDグラスブランクを使い、その雰囲気を作る。数ある色の中にはグラフテク・カラーに似たグレーもあったが、グラスの透明感を残したいので「SMK」Smokeを選択。Gudebrod #326 スカーレットをメインに#001ブラックの飾り巻きはオリジナル通りに。ストリッピングガイドにはPerfection/ACG、D/Lスクリューシートを装着して気分は70年代、HLL...(笑)このロッドNCA「Builder's Proof/GLASTEK」を販売します。お問い合わせはncaflyfish@Gmail.comへ...

2019年7月20日土曜日

Bull-eye

Bellinger社のDLSB/ Payne styleというリールシート。ペイン・スタイルというだけあってキャップの底には「ブル・アイ」が...え?なにそれ?と思われるだろうが、底に彫られた「同心円」を牡牛の目玉に見立てブル・アイbull-eyeと呼ぶ。確かにウシのビックリ目玉(笑)数あるウッドスペーサーからSpanish-Ceder、Red-Wood、Vintage-Walnutを選ぶ。金具はニッケルシルバー。ニッケルと言えば先日、BS「巨大重機」という番組で世界産出量7%を占めるニューカレドニアのニッケル露天掘り鉱山を紹介していた。本題である巨大重機が大活躍の鉱石採取から精錬までの工程をN/S金具の原材料として興味を持って観た...

2019年7月19日金曜日

How to

梅雨前線が停滞、週末ごとに「雨」雨雲レーダーとにらめっこ(苦笑)釣りに行けないあなたに CTSグラス、グラファイト・ブランクスの買い方を...NZオークランドで製造されるブランクスをどの様に手に入れるかをご説明。ご自分で作りたい方はhttps://ctsfishing.com/を隅々までご覧いただきオーダーしてください。(NCAに持ち込みも可・笑)...え~オーダーするの面倒だし、うまくロッドに出来ない~という方は経験豊富なNCAにお任せを...ロッドの長さ、ライン番手、継ぎ数、ブランク色を決めてNCAへメールでお問い合わせの上ご発注下さい。お好みのグリップスタイル、リールシート、スレッドカラー、ネーム入れ等、打ち合わせながら対応いたします。標準的なユニグラス4ピースのブランク価格はNZD300+送料NZD65(前金、関税別途)これに製作費、パーツ代が加算されます。受注後、NZに発注してCTSブランクが送られてくるまで約4週間。待つ間にロッドの「仕様」を考えていただく、という流れでカスタム製作いたします...♪あなたなら どうする♪(1970年、唄:いしだあゆみ、作詞:なかにし礼、作曲:筒美京平)...(笑)

2019年7月18日木曜日

arrangements

手配arrangementsしてあったCTSブランクスとBellingerリールシートは17日の時点で東京に...通関を終え今日18日の午後に届く(嬉)それまでにグリップの大まかな成型とガイド削り、リングキーパー作りをしておく。製作するロッドのイメージを捉えておく為に、自分のロッドを持ち出して糸色などを確認。いつもの「カタチ」なので製作の手順などは万全。次のCTSは来月に、McFarlandは月末に来る...か?(笑)

2019年7月17日水曜日

Twiggy

2ピース、3ピース、4ピースときたら次は5ピースでしょ(笑)7フィートぐらいでグラスってないかな?と探していたら米国の友人のウェブサイトにありました・・Twig小枝という名称のブランク。この名をみて真っ先に思い浮かべたのは、1960年後半から70年初頭に羽田空港に降り立ち、日本の女性にミニスカート・ブームを引き起こしたイギリスのファッションモデル「ツィッギー」Twiggy細身の小枝ちゃん(笑)ブランクはまだ現物を見ていないので何とも言えないが仕舞込み寸法約450mm。Eグラス素材で作られ、カラーはDk.ブラウン『「小枝」のブランクは私達の他のグラス繊維のブランクより柔らかいアクションという特色があります。フェルールはティップオーバーでスムースなベンドカーブを描き、それは素晴らしい働きをします。また 5ピース構造のため携帯も簡単...』とあった。ブランクを取り寄せNCAで「お好み」のスタイルに製作可能。お問い合わせは ncaflyfish@Gmail.com までどうぞ。

2019年7月16日火曜日

Tracking

 FedExからCTSブランクスの配達予定を知らせる追跡trackingのメールが来た。15日にNZオークランドを発ってAUマトラビル、CN広州を経由してJPN東京へ。予定では岩手に18日18:00とある。それより前に米国からUSPSで発送されたベリンジャー・リールシートはもう東京に。明日にでも届くのかな?ご注文された方に連絡を入れて「仕様」を確認してコルクを接着したりガイドや巻糸を揃えたり...(笑)

2019年7月15日月曜日

Butt Wind

「Gives the distinctive look of a custom rods!」と箱書きにある。平編みされた飾り糸は近頃見かけなくなった。GUDEBROD BROS.SILK CO.INC.とも記されているから「50年物」(笑)古くはフライロッドのバットにも巻かれていたが、なんの役にも立たない割に、ひと手間がかかるという理由からか消えてしまった様だ。今このデザインを残すのはベイトロッドくらい。適当に巻いているようで見た目よく仕上げるには、クロスは一直線上、等間隔という「巻の法則」がある...(笑)

2019年7月14日日曜日

Sole

後方のストラップが両方とも切れた。いっそのこと捨ててしまおうかと思ったが履いた期間も短く、側の痛みはなく勿体ないので張替えることにした。OMNITRAX Interchangeable Sole Systemという簡単に付け替えられる「替え底」をドライバーを使い、穴や溝に押し込んで最後にストラップをかける。同じウェーディング・シューズをもう一足持っているが余程、力がかかるのかストラップは全て切れている。ここが壊れると砂や小石が間に入り込み塩梅が悪い。まぁ靴本体と底は良く考えて作られているんだけど、惜しいのはこのストラップ素材と伸びの余裕がない寸法。何とかならないものですかね~フェルトが減るよりここが早く壊れる...「二兎追うものは...」ですかね?(苦笑)

2019年7月13日土曜日

Souvenir

アイダホ、モンタナ、ワイオミングへ2週間の釣りに行っていた友人から「お土産」Souvenirを貰った(嬉)ボブ・ジャクリンの「J」をフックに見立てた刺繍入りキャップを被って思い出した...ウエストイエローストーンにある彼のショップでトイレを借りたとき、先ずその広さに驚いた。日本風に言えば縦長の八畳間くらい。中に入ると奥の方に便座が「ポッンと1台」(笑)天井や壁、棚にはスキニングされたフライ用の獣毛や羽根が大きいまま干してあって二度ビックリ...この「おみや」が消えかけていた「記憶」を呼び起こしてくれた。ありがとう!

2019年7月12日金曜日

Bellinger

雨だれの音で目が覚め、ボーッとPCを立ち上げメールをチェックするとオレゴン州レバノンのベリンジャー社Bellinger Inc.から出荷の知らせが来ていた。アルAlとヒューHughベリンジャー兄弟によって同州セーレムでベリンジャーリールシート作りが始まったのが1979年。兄弟がリタイアして現在はチェット&アリス・クロコChet & Alice Crocoによりその品質と理念を保ちながら経営されている。6月中旬に頼んだシートだから「早い」ほうと言っていいだろう。あとはCTSブランクとマクファーランド...♪わたし待つわ~待つわ~♪と歌いながらも、お待ちかね(苦笑)

2019年7月11日木曜日

Label

アングル社のカタログに「スプレータイプのハイパフォーマンス・フロータント。全てのドライフライに高浮力を与えます...溶剤不使用、シリコンベース。国産」とあったリフトフォースLift Force(AXISCOのは綴り間違い?)揚力という名のスプレーフロータント。105mmX36mmφのアルミボトルに収められた薬剤をポンピングして霧状に塗布する。どこの釣具屋でも手に入るオリジナルの「ラベル」は感心しない。ラベルって重要で、購入動機のひとつだと思う。う~ん!作っちゃえとNCAで販売する分のラベルを作成(笑)同時に取り寄せたのは「アメリカのガイドに教えてもらったけど、ドライフライにいいですよ」とNYが言っていた「ミューシュリン」グリーンラベル(57mmφX14mm)赤ラベルより固めのシリコンペースト・フロータント...釣りに持ち歩くフロータントがまた二つ増えてしまった...NCA限定ラベル...

2019年7月10日水曜日

Actual size

緩衝材の入った320mmX460mmという大きな封筒が「クロネコ」により配達された。あれ?なんだろうと伝票をみればNCAロッドのユーザーさん。開梱したら実寸大Actual sizeの「絵図面」が丁寧に2セット4枚、ファイルケースに入っていた(笑)シートやグリップ形状、巻糸の色、詳細な寸法 などがPC(多分)により描かれている。いつもならeメールに同様の図面画像を添付してのオーダーだが、今回は「実寸大図面」新しいロッドに対する「思い」が絵や文面からも伝わって来て、こちらも何だか楽しい気分に。この図面を元にメールで細部を打ち合わせた...使用するリールも記されていたので指示に従い、手持ちのリールを合わせながらシート、グリップを作り「仮組み」...

2019年7月9日火曜日

Carboloy

GE(General Electric)社の作った耐磨耗と腐食に強いカーボロイ616リングを使用し、ニッケルシルバーのフレームを銀ロウ付けSilver brazedした「Mildrabide Carboloy Guides」はそのクラシックな風合いと性能からバンブーやグラスロッドのストリッピング・ガイドに使用することが多い。#3~#4番ラインの長さ7'6"くらいまでのロッドにはサイズ#7や#8を、8ft.以上にはリング口径の大きなV-frame/SRME#10のように大きなサイズを全体のバランスに配慮して使う。かつて意匠登録されていた旧ミルドラム社のカーボロイも時代の推移と共にパテントは消滅し、他社でも似た形が作られるようになった。ところが実際に比べてみると「雰囲気」は全く別物。デッドストック品は「オリジナル・ミルドラム」と呼称され、昔ながらの「カタチ」で「品格」すらある...あれほどあった在庫も先がみえた。この手のパーツは、気にしない方には全くもってウケない話だが、わたしにはとっては「大いに気になる」部品のひとつ...(笑)

2019年7月8日月曜日

FlyFish (extra)

『7月のサクラマス。朝8時10分頃、金色ボディのウェットフライを咥えてくれた58センチです。付近に釣り人は私一人だけ...』とメール。今年はよく釣るな~まあ、それだけ通っているということか(笑)NCA製作のTwo Handed Rodが活躍中。そう言えばNZ/CTSのラインナップにuni-directional S-glassのツーハンドロッドがあり、11'6"か12フィートの4ピースで#6 番もしくは #7番...気になりませんか?ね、MYさん(笑)

2019年7月7日日曜日

CTS

CTS(Composite Tube Systems) グラスロッドの購入を決め、色を検討中の方へ送った「カラーサンプル」画像。burnt orange/tea/shineの切れ端にWinstonとHardyのブラウン系ロッドを添えて...何だか料理解説の言い回しみたいだけど(笑)ウインストン社もハーディ社のロッドもブランクスは1970年代にJ.Kennedy Fisher社で製造されたモノだが茶色の色味が微妙に異なる。ご希望は「暗めの茶色」ということで「TEA」を選択された。Unidirectional S-glassの乳白色(CTSではこの色をShineという)が基本色で、これに車両塗装に使用するレベルの耐候性に優れたペイントを使いクリアDk.ブラウン等に塗装する。ブランクスは70年代のFF黄金期を彷彿させ「渋い」ロッドに(笑)CTSグラスロッド(グラファイトもあります)のご用命・お問い合わせは ncaflyfish@Gmail.com までどうぞ。

2019年7月6日土曜日

Thorax

「Index of Orvis Fly Patterns」(1978年刊)を見て、こればかり作り使っていた時代があった。その頃の名残の「七面鳥」Turkey Flatが出てきたので久しぶりに作る。あ、やっぱりいいかも~サイズを変え、色を変えて、いろいろなカゲロウのパターンに対応出来る。何よりも簡単に巻けるのが良い。どうして、このパターンのこと忘れていたのだろう?
PMD(Pale Morning Dun)やBWO(Blue Wing Olive)がこれからの時期に岩手の渓流でも活躍する...かな?(笑)

2019年7月5日金曜日

Ephemera

 あはは・・2日続けて同じ場所に行っちゃった。逃がした「大物」の流れにはサイズダウンしたヤマメがいた。いつまでも柳の下に大物ヤマメは居ないということか...夕方、大型カゲロウが浅瀬から葦に登って羽化したところに遭遇した。翔び方もバタバタと不器用で色も目立つ「フタスジモンカゲロウ」学名Ephemera Japonica McLachlan、6月から10月末まで羽化する...画像の個体は翅が透けていないので亜成虫Dun。もう一度、脱皮してガラス状の翅を持つ成虫Spinnerになる...毛鉤にするにはちょっと大きく、ボディサイズは20mm...(笑)

2019年7月4日木曜日

Countryside

新聞を開き、またかと驚いた。酷いもんだ...外山川は入口の農家でポニー馬を飼っていることから釣り仲間内では「ポニーの川」と呼ばれていて鮎貝橋下で小友川に合流する支流。小友・氷口(スガグチ)からコゴミ沢を経て柏木平で猿ヶ石川本流に注ぐ。記事を読むと大規模太陽光発電所(メガソーラー)建設のために山を削り建設したのが赤土流出の原因。「環境への配慮不足」というがそんなこと計画当初から分りそうなものだ。山の上を開発してろくなことはない。遠野ではかつて「牧野」や「風力発電」の設置で森林帯を切り拓いたので表土が流出して渓が埋まったり、川の水質が悪化した事例がある。施工会社は勿論のこと、指導・監督にあたる行政の責任も大きい...またひとつ釣り場を失った。

2019年7月3日水曜日

Barbless

曇天で今にも泣きそうな空を見上げながら川に出かけた。6月に雨の日が続いて「増水」しているが濁りはない。ただし、轟々と音を立てて流れる川はまるで白い兎が群れで跳ねているようだ。緩流を狙い昨日巻いた「スパークルダン」を流しヤマメを釣る。見易いカディスに替えたほうがいいよ、と「天の声」あり。長いあいだ餌を取ることが出来なかったか、フライが良いのかはわからないが「マメ」のオンパレード(苦笑)
この下のタルミでカディスを見に来た魚の頭がデカイ!そこに幾度投げても喰わない。こういう時は心静めてバイオットボディのパラシュートにフライを交換。一投、二投、出たァ~!一気に下流へ走り、白い腹部と魚体をみせて「跳躍」leapしてバーブレス・フックBarbless Hookを自ら外し、遁走...逃がしたヤマメは大きかったけど、ま~仕方ないね。

2019年7月2日火曜日

Squirt

毛鉤を咥えたSquirt 水鉄砲...どう見てもサーモンじゃなくてアメマスかブルック・トラウトBrook Trout。雨に祟られている今日この頃、暇に任せて毛鉤を補充していたMIがシート状の「エゾシカ」ボディヘアを使い切った!と言っていた(笑)...スパークルダンSparkledunは米国ウエスト・イエローストーンの町にある釣具屋、ブルーリボン・フライズBlue Ribbon Fliesのクレイグ・マシューズCraig Mathewsとジョン・ジュラセクJhon Juracekが開発。マテリアルはジーロンZ-lon、ディア・ボディヘアdeer body hair、ダビング材の3種だけのシンプルな毛鉤。色とサイズを替えて作れば「量産」やむなし。さて「実弾」いつどこで使うか...

2019年7月1日月曜日

CTS

 梅雨前線の停滞する日本を尻目に6月20日に開園した米国イエローストーン国立公園周辺に「釣り旅」をしているDYから画像。この旅にあわせて作ったCTS Glass Rod 480-4pc.が活躍。とは言っても完成後、国内の釣りで「慣れなくっちゃ...」とご愛用(笑)さぞやBig Sky Countryに映えることでしょう。岸辺から直ぐ深くなる流れでの撮影なのでとの断りが入っていたけど『今日はゆっくりして夕方からヘンリーズフォーク。ラストチャンスからは大分、上流のフラットな流れ。グリーンドレイクのハッチが始まり川面はお祭り状態。サイズは40cm止まりですが嫌と言うほど釣りました。ブルック・トラウト出ました...』メインハッチはどうやらBrown Drakeだったらしいが、#8~#10番のエゾシカ・スパークルダンで釣ったそうだ。Big Fly Big fishの格言そのまま...(笑)