2022年1月15日土曜日
Wen old wisdom new
釣の本より...『父が巻く毛鈎は、主に家鶏の襟毛を持ちひてゐた。釣道具屋で賣る毛鈎や、凝った人になると孔雀の羽やキツツキの羽、カハセミの羽などを使ふが、父はそんな必要はないと説いたのである。白、黑、茶、心赤の先黑、心黑の先赤などの家鶏の襟毛があれば、どんな毛鈎でも巻けるものだと教えた...』著者、佐藤垢石(本名・亀吉)は昭和21年(1946年)に釣りの専門誌「つり人」を創刊し、戦後の釣りブームの基礎を作った。「釣りの本」初版は改造社から昭和13年(1938年)1989年にアテネ書房から700部限定復刻された。旧仮名遣いなので読むのに難儀するが、掲載されている地図には五十里湖も川俣ダムも無く、見えてくるのは先達の釣りと昭和10年代の美しき渓流の光景。古き良き時代の「渓流釣り指南書」で、今も「釣り熱」が伝わる。う〜ん芯黒ね、と仕舞い込み忘れていたバジャーBadgerハックルを持ち出して巻いてみる...「温故知新」Wen old wisdom new
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿