2022年11月8日火曜日

HMT

 1989年に登場したThomas & Thomas HMT(Hight Modulus/Tensile) GraphiteはIM6やIMXとは異なるハイモデュラス繊維を使用している。赤茶色に塗装されたブランク、ガイド類はMed.Brownのスレッドで巻かれ、要所にサンドストーン色で飾り巻きが施されている。持ち込まれたロッドはシリーズの中のSalmo-9'6" for #8Line-2pc.で、ブラック・アルミのSSFB(Self Storing Fighting Butt)リールシートや付属のブラス・アポインテッド・ケースBrass Appointed Caseを見ると1990年のロッドと思われる。用途を考えると、なかなか手を出しにくいロッドなので中古を「格安」で入手出来たと言う。程度は上々、いかんせん寄る年並なのでスレッドやグリップに疲れが見えるので改修...グリップは太いので少々削り直すだけで使用に問題はない。スネークガイド部はトップセクション全部を外して巻き直し。バット部のストリッピングに使われているミルドラム・カーボロイMilldrum SRMC#12に問題があり、新品に付け替える。他、塗料が痩せ糸目が出たところはエポキシ塗料で塗り直して、32年間の時を越えて「輝き」を取り戻す...

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