2024年1月31日水曜日

WINSTON

 ウインストン・バンブーのグリップは6-1/2"(約160mm)の太いシガー・タイプのアメリカン・サイズ。ロッドは7-1/2'#3のHollowなのだが、国内で使うには長さ、太さの「塩梅」が良くない。「極力、オリジナルを残したい」ということなので竹製ワインディングチェックがあって上からはイジれず、思案していたが、下からの作業をせよと「夢のお告げ」あり。ただ、シートフィラーを壊さなくては作業は出来ない。REC/LCRNオーバルウッドの寸法をオリジナルの金具に合わせて加工...
付いていたウッドを割って見ると、案の定、下地は紙テープで太さを調整していた。あらあら、ロッドビルディングの教科書?に記載されているけど、ダメなんだよコレ。長い間にテープの糊が劣化してしまうし、接着剤も効かないのだ。他社のロッドにも多見する「欠陥」である。先日、頼み込まれて嫌々改造した国産グラスロッドは、事もあろうに粘着力が弱く、用途も違う3Mメンディング・テープが使用されていて、表面で接着材が弾かれて接着不良となった酷いものであった(苦笑)...依頼主のイメージは「後ろのフレアした、昔のウインストン」だったので、オリジナル・コルクを半分残し加工。長さを5mm縮小し、細身に画像のカタチへ改造...やれば出来るぞ、NCA(笑)

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