2024年9月30日月曜日
replacement
REVIEW TOUR 8045-5pc.のグリップ交換。何年前のロッドだろう?30年位?オリジナルグリップは165mmと長い。ご自分で削ったらしく、受け金具が露出していた。新たにつけるグリップは150mm長さだから、短くすることで出来た未塗装部分を「処置」する...
コルクを剥くと、受け金具が外れた(苦笑)これは接着剤の劣化から来るものだろう。古い接着を剥がして、下地作りから始める...
2024年9月29日日曜日
care of ferrules
今更なのだが、ORVIS "Midge"7'6" HEG (#5)3pc.(1979年)フェルーリサイズは14/64"と9/64"である。ロッドに付いていたインストラクションを見つけたので読み返した「Orvis ロッドのニッケル シルバー フェルールは精密に取り付けられています。しっかりとフィットし、何年も長持ちするように設計されています。通常の酸化や小さな汚れの粒子が原因でフェルールがきつくなった場合は、簡単なクリーニングだけで十分です。オス フェルールを乾いた石鹸でこすり、メス フェルールに挿入してから取り外します。メス フェルールを「綿棒」で拭き取り、オス フェルールを拭きます。必要に応じて繰り返します。フェルールは清潔で乾燥している必要があります。潤滑剤にはほこりや汚れがたまるからです。ロッドのジョイントをフェルールにできるだけ近いところでつかんで取り外します。フェルールがくっついてしまった場合は、他の人に手伝ってもらいます。手を交差させて、まるで一人で作業しているかのように、各セクションを片手でつかみます。フェルールが酸化してくっつく可能性があるため、ロッドを一晩「セットアップ」したままにしないでください。」(笑)45年も経つと忘れていることが多いけど、ちょっとしたキッカケでババっと思い出す。このロッドはオレゴン州ポートランドにあった、カウフマンズ・ストリームボーン/Randall Kaufmannから購入した。当時はインターネットもなく、ファックスでのやりとりだった。送金は為替を作り書留郵便で送った。郵便局留めで送られてきたRod & REELを引き取りにゆき、関税を支払い受領。待っ間ワクワクした時代だったね...
2024年9月28日土曜日
Tricolore
Tricoloreトリコロール(三色)この飾り巻きを施すだけで「おフランス」それにRitz グリップとこの金具が付けば最強ざんす。シェー!(赤塚不二夫風・笑)持ち込まれたブランクスはT-Grass(TRUTTAではそう呼んでいる)fiberglass。713-4MS。フライフィッシングを始めた頃、手にしたロッドがこのグリップスタイルだったそうだ。グラスロッドの感覚に「ハマって」からは「あれらの竿は何だったんだ?」と思うらしい。ストリッピングガイドにStruble Agate Red/Orangeを使い、他は「それ風」に仕上げていく...
2024年9月27日金曜日
metal fittings
Pezon et Mitchelロッドに付けられた特徴的なポケット&リング金具でロッドを作りたいと言われた。え〜だいぶ前にストックは無くなったんだけど〜いや、待てよ、あそこならまだ持っているかとW釣具店に問い合わせたところ「アルマイト色にばらつきが有りますが、まだ少しありますよ」との事。お〜なんでも有りますね(笑)細かいデザインはオリジナルと異なるけど「ぺゾン風」に日本で製作された金具。製造した会社はとっくに廃業している...
三段のワインディング・チェックも10mm穴径のみ在庫。少し手を加えないといけないかもしれないが...気分でしょ(笑)
2024年9月26日木曜日
found it
何処に仕舞い込んだか「忘れ」ずうっと探していた物を見つけた!オービスCFOのインストラクションとオールメタル・リールシートである。シートは真鍮にニッケルメッキが施された「ライト&マッギル社」Wright & McGillのULとC&Rで2〜3年行方知れずであったモノ...
捜索中に40数年前購入したORVIS Bambooに付いてきた「取扱書・登録証」も発見...
この荷札は30年前にチャールス・H・デマレスト社から12ft.トンキンケーンの束をコンテナで輸入していた頃のもの。当時は需要がピークの頃だったな〜と懐かしむ...こんな物まで大切に取ってあるので「断捨離」なんて無理だわ...(笑)
2024年9月25日水曜日
Beehive
このロッドの英語名はビーハイブbeehaive蜂の巣。どうしてその名をつけたのか疑問を抱き、Trout SmithsのSteve van Winkleに聞いてみた。"We dubbed this the "Beehive" in honor of the first fly fishing pack trip I ever took with my dad. We hiked to the Beehive Lakes in northern Idaho. I was 15 and we rambled to the trailhead in a 60s-era Jeep Wagoneer on a road my dad said, "...kept the tourists away." We loaded up and headed for the lakes on a damp, cold Idaho June day.Once we arrived, I caught 5"-8" Brookies with nearly every cast in a snow storm. I'm certain I was using one of the old Eagle Claw combo rods that remsembled a pole vault. It was yellow."『父と初めて行ったフライ フィッシングのパック旅行にちなんで、これを「ビーハイブ」と名付けました。私たちはアイダホ州北部のビーハイブ湖までハイキングしました。私は 15 歳で、60 年代のジープ ワゴニアに乗って、父が「観光客が近寄らない」と言った道をトレイルヘッドまでぶらぶら歩きました。私たちは荷物を積んで、アイダホ州の 6 月の湿気の多い寒い日に湖に向かいました。到着すると、吹雪の中、ほぼ毎回 5 インチから 8 インチのブルックを釣り上げました。棒高跳びに似た古いイーグル クロー コンボ ロッドを使用していたことは間違いありません。それは黄色でした』と答えてくれた。なるほど〜湖の名でしたか〜いい思い出ですねgood memory。あなたもTrout Smithsロッドを使って「記憶に残る」釣りを...
2024年9月24日火曜日
One Weight
【オイカワ(追河、Opsariichthys platypus)は、コイ科に分類される淡水魚の一種。西日本と東アジアの一部に分布し、分布域ではカワムツやウグイなどと並ぶ身近な川魚である。釣りの対象としても人気がある。婚姻色の美しさから川の宝石と呼ばれることもある。成魚は体長15cmほどで、オスの方がメスより大きい。背中は灰青色、体側から腹側は銀白色で、体側に淡いピンクの横斑が数本入る。三角形の大きな尻びれをもち、特に成体のオスは大きい。背中の背びれの前に黄色の紡錘形の斑点がある。上から見るとカワムツやヌマムツに似るが、各ひれがより大きく広がってみえる。ハスの若魚にもよく似るが、ハスは横から見ると口が大きく、唇が「へ」の字に曲がっている...】wikipediaより抜粋。学名:Zacco platypusともいう。英名はPale Chub...7'0"#1-4pc.Super Softグラスで狙う、日本のゲームフィッシュ「追河」
Oikawa...
2024年9月23日月曜日
simple
NCAは、お客様の「好み」に沿ってロッドを製作しますが、このスタイルが最もベーシックbasicな作り方。シンプルでしょ...(笑)
でも、手抜かりはありません。フェルール部の二重巻きやジョイント部のアラインメント・ドットと言った「必要」とされることは、製作する全てのロッドで行います。やたらと装飾するよりもフライロッド は簡素なカタチが望ましい...「simple is best」
2024年9月22日日曜日
remodeling
ブランクとガイド、リールシートを支給されNCAで製作した「Epic 580」購入先の販売店で被せたシュリンクカバーが未だ付いていた「未使用品」使いたいリールが上手くとまらないのでD/LからU/Lに改装remodeling。バットキャップを外し、ウッドを壊し、スクリューバレルを抜き取りバットエンドからの作業。これは何度となくやっているので、手順を踏んで進め「改装完了」...
2024年9月21日土曜日
Press Release
「Epicブランドを展開するニュージーランドのSwift Fly Fishing Company子会社化のお知らせ。株式会社スノーピーク(代表取締役 社長執行役員 : 山井太、本社 : 新潟県三条市)は、ニュージーランドにあるフライフィッシングギアの企画、開発、製造、販売を行う、Swift Fly Fishing Company(以下スウィフト社、代表者 : Carl McNeil、本社 : ニュージーランド ワナカ)の全株式の内、68.64%を取得し、子会社化したことをお知らせします。」(日本経済新聞)という記者発表press releaseが。へぇ〜凄いですね〜。Epicはお客様の持ち込みブランクをロッドにしたり、改造修理はやっているけど...1971年の笹沢佐保の時代小説「木枯し紋次郎」のセリフ「あっしには関わりの無いことで」と、つぶやく...♪どこかでだれかが きっとまって(もって)いる〜(ドラマ主題歌・笑)
ちょうどEpic Rodのリールシート改造を依頼され、準備をしていたところで驚きましたが...
2024年9月20日金曜日
Agate
アゲートガイド入荷のお知らせをしたら『その左上の赤いの、次のロッド用に取っておいてください...』とメールをもらい、2日後には「発注」あり。その間いろいろな「仕様」が脳裏を駆け巡った、と思う(笑)Struble Agateは上々の人気で「以前ncaで作ったロッドなんですが、ストリッピング・ガイドをアゲートに交換可能ですか?」と言うお問い合わせも...勿論、可能です。
グリップを巻き上げ出来るまで削りこみ、ガイドやシルクスレッドを用意。ここまで来れば、あとは「早い」...
2024年9月19日木曜日
Carrot
以前製作したロッド画像のグリップをじっと見ていたら「人参」carrotに見えてきた。1969/1970年のT&Tカタログに掲載されている洗練されたsophisticatedスタイル。当時のキャプションには「スタンダード・シガー」とあるけど、今考えても決してスタンダードでは無いよね〜ncaではキャロット・グリップと呼ぶことに...(笑)
完成形を想像して、大まかな人参スタイルに削っていく...
握るとグリップエンドの膨らみが、掌(たなごころ)にフィットする感じが心地よい。接着後に再び削り、形を整える...
2024年9月18日水曜日
Trout Smiths
Trout Smiths glass 703-5pc.を巻く準備ができた。アルミチューブは、ほぼ同時期に入荷していたので寸法を合わせカット。5本継だと2"径のパイプの方が「余裕」を持って収納できる。仮止めしたグリップを眺め、もう少し細目?などと推敲する。このロッドに使うアゲートガイドはストルブルStruble/navajo blanket #10...
2024年9月17日火曜日
Struble Agate
1974年からオレゴン州でGlen StrubleとJuanitaによりリールシートなどのコンポーネンツを作っていた「ストルブル」Struble社は現在、コロラド州に拠点を移しSteve van Winckleにより運営されている。オレゴン時代の全てのシートはまだ揃わないが、時間をかけて徐々に復刻製造されている。その中で、アゲートガイドagate guideは比較的早く復活。今回はRed/Orange、Tiger Stripe、Navajo Blanketをストック...
これはナバホ・ブランケットnabajo blanket。先住民ナバホ族の作る織物を連想させる色あいだ...
2024年9月16日月曜日
Flyfish (extra)
先週の月曜〜水曜まで岩手で釣りをしていたと思ったら、土曜には富山で釣り(笑)川石が茶色いから、イワナまでも保護色に染まる。推定尺イワナ。ロッドはNCAで仕立てた、CTS 376-4pc./SmokeカラーにレッドラップRed wrap。D/Lスクリューシート。Hardyマーキス Marquis #4にピンクの#3番ライン...
岩手にいるときに撮影した、彼のフライボックスにはよく見えるカディスcaddisフライ#8〜16が満杯。開けたら、蓋にくっいてきた。ちなみに使用した毛鉤はサイズ#8のデカいエルクヘア・カディスだそうで、Big Fly Big Fishとはよく言ったもんだ(笑)
2024年9月15日日曜日
flyrodtube
日本国内の問屋では長い間、欠品「いつ頃?」と何度聞いても「未定です」と言われ続け、埒が明かないので米国から輸入。アリゾナ州メサMesa,Arizonaから6日間で届いたのは、パイプ径1-5/8"(39mm)と2"(49mm)サイズで梨地brushed肌を持ったアルミチューブ。ヘッドとボトムはシルバーで昔のチャンピオン社スタイル。NCAで作ったロッドに「ご希望」で利用できます...(別売り)
2024年9月14日土曜日
bookshelf
2017年に文庫版となって再版された「山女里の釣り」芦澤一洋(ヤマケイ文庫)の帯紙にある通り「詩情」溢れる釣りの旅の記録。釣りの技術解説でもなく、釣り自慢でもない。芦澤大兄(1938ー1996)の知的かつ鳥瞰的な視点と探究心に乗って、一緒に「釣りの旅」をしているように思え、情景が自然と浮かんでくる...
初版の「山女里の釣り」は山と渓谷社から1989年2月に出版。機会があれば、ご一読あれ...カバー写真は高野健三さん撮影。
2024年9月13日金曜日
FlyFish (2)
本日はMcFarland Rodが集合(笑)先日の大雨の影響がいまだ残っていて、増水の渓が多い...それだけ降ったと言うことか。
いつも入渓する中流部も、ダムに溜まった水を放流中らしく「ガンガン」と流れていた。上流に入ったけど大岩を越えていくから「労多くして...」なんだかな〜(苦笑)
帰り道に寄った渓も「ガンガン」流れ。毛鉤を流すところを探して...ワッハッハ。
2024年9月12日木曜日
FlyFish
あ〜久しぶりの釣り...今日の釣りのお供は、Steffen Brothers Rod。ステフェンの三兄弟(笑)マーク・ステフェンMark Steffen時代の「オリジナル」originalと呼ばれるロッドに左右を囲まれた、真ん中が新しいSteffen Rod。昔と同じマンドレルから生み出される...
あの大雨・大洪水に耐え、残った魚たち。この流れのヤマメは早くも秋の気配を纏う...
飽食し、でっぷりとしたヤマメが深いプールの真ん中から飛び出す...
2024年9月11日水曜日
Steffen Brothers
前回のロッドに付けたのが190mm長のTorpedoグリップ(パンプキンともいう)、今回は200mm長にしてみようかな(笑)手前はncaで標準としている210mm。そんなに変わらんだろう、と思っても意外に5mm、10mmの差は見た目も握った感じも大きい。スレッドカラーはどうしましょ?納期はまだ先なので、ゆるりとご検討ください...
2024年9月10日火曜日
Blued
昔からBIRCHWOOD/Caseyの「黒染め液」Liquid Gun Blueを使っているけど、数年来、国内で入手困難になっている。「液状」のモノの輸入が規制されたようだ。これはエポキシ塗料などにも及び、ロッド作りには痛手である。代替品をテストしているけど、手が出るのは少なくなったバーチウッド社のこれ...困るんだよね〜どうしましょ?
2024年9月9日月曜日
Trout Smiths
Trout Smiths 7ft.#3wt.5pc.このシートスペーサーウッドが使いたくて、と「発注」あり。これから日に焼けて「栃縮み」の縞が強調されていく。巻き上げたスーパーファイングリップにD/Lシート、デッドストックのAW#123/Med Brownで「それ風」に巻く。ジョイント部はシルクスレッド(透け)で二重巻きして「補強」した。渓流シーズンもあとわずかだけど、間に合いましたね...(笑)
2024年9月8日日曜日
CANNE A MOUCHE
Pezon et Michel/ Ritz Super Parabolic PPP, Fario Club type Ritzの「修繕」とは言っても症状は軽い。キャストの際、鉤先が当たり生じたティップ部の「フックディグ」hook digの傷を治していく。#500〜#1000番の耐水ペーパーで削り研いで下地を作り、ウレタン塗料でタッチアップ。フランス語でCANNEはロッド、MOUCHEはFLYのこと。要するに「フライロッド」ということ...Farioはブラウントラウトのことだ(笑)
画像を見たMHから『5年前友人(元仏外人部隊)に逢いに巴里へと言った際「デュボの店」に行ってきました。店の裏がブルトンビリエ通り、店はセーヌ川の中洲のサンルイ島、其処に掛かる橋がシュリー橋と言ったデュボ監修のペゾン竿の名前は結構適当に付けてたんだなぁと言う感じで...ブレットンビリエール、セントルイス、サリーとか言う日本での呼び方は滅茶苦茶です、もう戻せないでしょうね。現在の「デュボの店」の内容は月並みなモノでした。』とメールをもらった。看板にecole de peche釣りの学校とある...(笑)
2024年9月7日土曜日
YOMOGI
『おはよう御座います。始めまして。私は室根のOKと申します。フライは30年位。NCAの事は雑誌やブログや岳川に向かう際、工房前の看板などで存じあげておりました。この度、バンブーロッドビルダーAさんに誠に失礼なことだったのですが、以前購入していたブランクの組み立て依頼をしたところ、丁寧なメールをいただき、ロッドの組み立てなら自分より25倍上手い(ご本人弁)とNCAを紹介して頂いた次第です。お忙しい中とは思いますが私の持ち込みのグラスブランクを組んでんいただませんか。お願い致します。ご都合が許すなら工房に伺いたのですが、どうぞ宜しくお願い致します...』とメールが。え?25倍?「九里四里よりうまい十三里半」(焼き芋の売り言葉。栗よりうまい)みたいなもんですかね「持ち込み、問題ありません」と返信したら、その日の午後にブランクスを持って来訪...
Ijuin "YOMOGI"二本であった。NCAが作ると、こうなる...(笑)
2024年9月6日金曜日
Trout Smiths
Trout Smiths(トラウト・スミス)の7ft.5pc.は「え〜マルチピース、それも5本継〜?」という概念を完全に覆してくれた、#3番ラインにピッタリのグラスロッド。今まで小継の竿はもしもの時のサブロッドと思いがちだけど、これは「ちょっと違う」4箇所のつなぎ目が独特なアクションを生み出す。仕舞い込み寸法が470mmと短いから携行も便利。T/Sブランクスを米国から輸入し、NCAがアナタの「お好み」で仕上げます。先行の「ご予約」(5本まで)にはSTRUBLE/Agateストリッピングガイドをお付けいたします。ncaflyfish@Gmail.com までお問い合わせ下さい...別売り革ケースの製作もお受けいたします。
2024年9月5日木曜日
Battenkill
THE ORVIS STORY (1980年刊)に拠ると...
「the surviving indian name for the river is Ondawa, a Mohawke word meaning " white stream" the original word Battenkill has been lost. "Kill " is the Duch word for river, appearing as past of many stream names in the east. 」(この川のインディアン名はオンダワで、モホーク語で「白い川」を意味するが、元の言葉は失われている。「キル」はオランダ語で川を意味し、東部の多くの川の古い名称として登場する。)FF有名河川、Catskillもその例に挙げられる。Battenkillバッテンキルはオービス社創業の地バーモント州マンチェスター近郊を昔と変わらずに流れていることだろう...
2024年9月4日水曜日
McFarland
昨年9月にNCAで製作したMcFarland " Spruce Creek"PARABOLIC 7'2"#5で北の大地からHTの報告『5番ラインの短竿のお陰で、楽しい釣りができました。また、このような竿探しに力貸して頂きたくよろしくお願い致します...』だと〜(笑)Brownは内地では嫌われているけど「生命体」に変わりは無く、フライフィッシングの相手に不足もない...
2024年9月3日火曜日
to be, or not to be.......
復元restore。この先、スレッド上を塗り重ねていくか、それとも以前の様に糸目が出た「時代仕上げ」にするか依頼主にメールで確認すると『そこは悩み所ですね。当時の仕上げにこだわりたいのが本音ですが、今後を考えると...う〜ん、お任せ致します』と一任された。「塗るべきか、塗らざるべきか、それが問題だ」と悩める人のシンボル的存在、ハムレットの心境「To be, or not to be, that is the question. この台詞、小田島雄志訳の『ハムレット』では、よく言われる「生きるべきか死すべきか...」ではなく「このままでいいのか,いけないのか,それが問題だ」となっている。NCAの経験上、薄いエポキシ系塗料を染み込ませ、乾燥後に一液性ウレタンで仕上げていくので、強度に問題は無い(笑)
2024年9月2日月曜日
restore
楽しい修繕restoreの始まり...
見た目はそれ程痛んでなくとも、ポロリと剥がれるコルクグリップ。64年の歳月、よく持ったもんだ。ガイドを二つ、U型フックキーパーを外し、コルクを剥いて下地をクリーンナップ。巻かれているスレッドはGudebrod #340/ Gold...
ガイドはパーフェクション・スネークとミルドラムSRMG。オービス独特の先端が六角になったワインディングチェックを慎重に外したあとは、古いブルードを磨き落とし再び「黒染め」blued。チェックには挿し込む方向があるので、探りながら圧入接着する事に...
新しいコルクグリップの尻にインレットを掘り、接着するスタイル。この後に外したガイド類を巻き直して塗装に入る...
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