2019年1月9日水曜日

The Handle

ブランクにコルクを一つずつ接着してからグリップに成形するやり方がいつ誰から始まったかは知らないが、ロッドビルディングの教科書では多勢を占めていることに驚く。きっと大昔のバンブーロッド時代の慣習がそうさせているのかもしれない。NCAの方法はコルクのコマを接着してスティックにするところから始まり、グラス棒の「治具」を使い大まかな形まで成形する。新富町マッキーズ・クリークで宮坂雅木さんのお手並みを拝見以来、40年以上変わらない手法だ(笑)リールシートの接着から始まるチューブラー(中空)のファイバーグラスやカーボングラファイト・ブランクはグリップを接着してから後方より「治具」を挿入しモーターで回転させ切削微調整するだけで済むのでブランクシャフトにストレスを与えない。バンブーロッドの場合はグリップ接着と調整が最初で、リールシートは最後に付ける。どの方法が正しいとは断言出来ないが、ロッド作りという手仕事には「経験と感覚」が必要不可欠...

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