2018年12月31日月曜日
CTS
ああ、間に合った~NZ釣行に...じゃなくて、年内にということですが(南半球のNZはシーズン真っ只中・笑)CTSブランクを使い、作った8フィート#4番の4ピース・ロッド。仕舞込み寸法660mm。マルチピースが余裕で2本入る内径70mmのブラスヘッド・アルミケースに収納して航空機を使い移動する釣行にも便利。この方、グラスロッドが大好きで2016年6月の米国モンタナ州への釣行にKameglass one-halfを持って行った「強者」だけど、次回は楽チンに携行できますな(笑)
グリップ上のトリコローレ・イタリアーノ(イタリア三色旗)とブランクカラーに合わせたPerfect社のAgate Guideも「オシャレ」でしょ...
2018年12月30日日曜日
Kameglass
日本海側は「大雪」で大変らしいが奥羽山脈から離れ、北上川の東に位置する亀ヶ森では何日か前に降っただけ。冷え込む日は続いていて明け方-9℃くらい日中でも-4℃で道路はバリバリ、つるつる。暖かい家の中に引き籠ってロッド製作は進捗。Kameglass ペインふう完成したはいいけど、年末年始は宅配便の集荷制限があり出荷は年明け早々に...コルクのツマミをつけたフェルール・キャップをみていて「これ、エンドから差し込んでエクステンションにしたら収納も出来ていいかも...」と余計なことを思いついた。まぁ、このロッド、7フィート3番だから無為なことはやめときますが...(笑)
2018年12月29日土曜日
Peerless
Peerless 天下一品...McFarland 683 Rodに合わせるリールはなにと尋ねたら「Hardy FeatherweightかPeerless」と言われた。ピアレス・リールは米国ニューハンプシャー州ナシュアのボブ・コルセッティBob Corsettiが同じ町の住人でもあったスタン・ボグダンStanley E. Bogdan (1918-2011)の助言を得て製作したと工房を訪ねた折、本人から聞いた。まあ、このロッドに合わせるサイズはNo.1もしくはドラグ調整の出来るAdjustable pawl drag systemを付けたNo.1Aであろう。幅は1-5/32"、直径2-3/4"、重量4.6 oz.でラインキャパは1~4番、DT4+30yds.20lb.Backingとある。22年前、NCAで輸入・販売していたが人気と共に価格が大幅に上がってしまったのでやめた経緯を思い出した。現在は生産されておらず「中古品」がたまに市場に高額で出る。画像右上はNo.1-1/2Aでパーフォレーション(穴)無し。「世に3台しかないぜ」とはボブの談...(笑)
2018年12月28日金曜日
magic wand
ビール片手に甲板員が「船長、行者の錫杖が落ちてますぜ」エイハブ船長「なんだそれ?ん~白鯨モビィ・ディックの骨でもないし俺様の杖にしてはでかすぎるし...」甲板員「マハリクマハリタ、サリーちゃんの魔法の杖か?はたまたアッコちゃんのテクマクマヤコン(変身呪文)すかね?」あはは、NCAがご説明いたします。Kameglass one-halfは穂先が長く、布袋に入れ保管する時に長さが合っていないと「心配」だという方からの依頼で作った長さ合わせの部品。まるで妖精ティンカーベルの持ち道具の様な形ですが、コルクの持ち手、ワインディング・チェックとフェルール・クラスプのついた長さ275mm、内径5.3mmのファイバーグラス・チューブで作った「釣天狗」様の小道具であります(笑)
2018年12月27日木曜日
dispense
dispense 分配する...昨日のブログにちょっと写っていたアレなに?にお答え。「Roberto Pragliola」のティペット・ディスペンサー。直径が94mm、厚み13mm、重量約72gのブラウンアルマイト処理されたアルミ製で5つの小さなスプールに各サイズのティペットを収納する、糸の出具合はステンレスのワッシャーを外ナットの締めつけで調整する。またこのワッシャーのギザギザはティペット・カッターにもなる。昔、横浜の釣具店で購入した。以来、糸サイズのシールを貼り使っていたが剥がしてみたら12~14~16~18~20の刻印が40数年ぶりに現れた。この数字はきっとフライサイズだ。糸を巻き替えるのが面倒になり「お蔵入り」していたが、来シーズンは使おうかな(笑)Patent-Made in Italy...
2018年12月26日水曜日
pastel color
Wikipediaによれば「パステルカラー(Pastel Color)とは、色の種類でパステルに使われるような中間色。原色(赤・青・黄・緑等)のような明確な色合いではなく、桜色や藤色のように白色が混ざったような淡い色彩をさす。パステル自体は、原色を表現できるが、パステル独自の表現として、淡い中間色が用いられたため、この名が付いたと考えられる。絵画表現以外に、衣服・建築物・家具・身の回り品などに用いられることが有る」これがパステル・カラーの定義。CTSフライロッド・ブランクのなかでこの水色は「Pure」という指定色。注文主の奥様の車がこの色。営業活動の結果ご購入(笑)本人は日本人だしブランクはニュージーランド製だけど折角だからFIATカラーに「イタリアの三色旗」トリコローレ・イタリアーノ(Tricolore Italiano)も入れておく。緑は国土、白は正義、平和。赤は熱血や愛国を表している。と言われる。
2018年12月25日火曜日
Kameglass
以前からKameglass one-half Rodが気になっていた方からのご注文は「ペイン」風でお任せ(笑)色々な「カタチ」でKameglassを作っているけど、インデアンレッド色のブランクにミディアムブラウン糸を巻きゴールデンロッド色ティッピングを施し「ペイン風味」で作るのは初めてかもしれない。グリップ周りを仮組みして使用する糸を巻いてみるとピタリと「似合う」...Bellinger社DLSB PAYNE Style金具を黒染。胡桃の木のスペーサーを装着すれば「気分は・・・」(笑)
2018年12月24日月曜日
Origin of name
在庫しているMcFarland Glass 763-3pc. どの様に作ろうかと思案していたところWinston社がサンフランシスコにあった1970年代、Ultra-Light Bambooとして名を馳せた"Leetle Fellers"ロッドが浮かんだ。名前の由来はなんだ?と調べたところ「リートル」はソト語でリールと翻訳される(Wikipediaによると、ソト語はバントゥー語群に属する言語。南アフリカ共和国・レソト両国の公用語である)えっなに?「フェラーズ」も木を切り倒すヒトたちと訳される。いろいろ調べてみたがスラングなのか?日本人には「意味不明」ま、いいか~と思ったが、そうだ米国バーモント州の友人Alan Erdossyに聞けばわかるかも知れない!メールしたら「Translation: Little Fellows
slang for small people, or small things」と返信があった。「リトルシング」なら分かるけど文字の綴り方が違うんだけどな~と折り返しメールしたら「It is regional slang, that you might hear in a very rural community - it generally refers to a small person or thing. 」と返事が。何だ「Little Thing」の俗語Slangか~聞いてみるもんだ(笑)オリジナルのLeetle Fellersは透けないベージュ糸で巻かれているが、G.H.Howellsふうの巻き方でそれらしくと思いを巡らすことに...
2018年12月23日日曜日
Angler's mail
久しぶりにオーストラリアの釣り人AMからメールがあった「先週(オーストラリア)北西部のスノーウィ山カランゴに釣りに行った。朝、パインロッジという釣小屋Fishing Hutから外をみたら霧の中、松の木pine treeの間にカンガルーが現れた...」拡大するとお~確かにカンガルーkangaroo が2頭みえる。南半球オーストラリアの12月は暖かそうだね。北半球、日本の東北地方・岩手の冬はこれからが寒い...(苦笑)
2018年12月22日土曜日
Wood Work
wood work 木工...McFarland Translucent Brown グラスブランクを使い「ボブ・サマーズ」R.W.Summers"Midge"風に仕上げる。依頼主からNCAブログの画像を示され検索したら「2016年9月28日ブログ」で紹介していました。あの日あの時、試行錯誤して作った木製の装飾用リングやエンドキャップ。久々なので旋盤を操り、手順を思い出しながら製作して「仮組み」した。A.J.Campbell著 "Fly-Fishing Tackle" Lyons & Burford, Publishers.1997年刊によればボブはPaul & Jack Youngのところで1953年から働きだし1972年にP.H.Young社から学んだ手法を用い独立したとある。ヤングロッドを連想させる特徴あるグリップ・デザインだが、NCA流に解釈するとこうなる(笑)
2018年12月21日金曜日
actual
CTSからブランクスが到着する前にグリップ周りと巻きのイメージを固める(まだ一週間もあるのに~苦笑)先ずは「原寸大」actual sizeで絵を書いて確認し、指定された寸法にコルクを切って大まかな形に削り出す。リールシートのパーツを持ち出し仮組み。イタリア国旗ふうの三色を選び出し試し巻き。平面図から立体にすると少しイメージが変わるのは致し方ない。ブランクに接着後に調整。使用するトップ、スネーク、ストリッピング・ガイドのフットをグラインダーを使い削っておく。メインスレッドと飾り巻きtippingの糸を仮巻して糸の発色と対比をみる。新しい「巻き方」のアイデアが浮かんだりするけれど、試してみると「当初の計画」が一番良かったりするのが現実 actual...(笑)
2018年12月20日木曜日
Reliable
NZのCTSからメールで荷物の出荷を知らせてきた。クリスマスから新年に続く休暇に入る前に間に合った。FedExによるとNCAへの配達は25日になる予定。その前にグリップ用コルクを接着しておこう。バインダーひとつは140mmだと4本分、44個の外径1-1/4"x 厚み1/2"x穴径1/4"のポルトガル産コルクが接着出来る。ストック数量が来年にかけて足りなくなるので、付き合いも長く「信頼できる」Reliable米国ミシガン州のマット Matthew Draftに「いつものFlor gradeコルクを...」とお願いした。相変わらず「打てば響く」好人物で昨夕のメールに今朝、返信がありパッキングも済ませたと...(笑)こちらも来週には到着するだろう。
2018年12月19日水曜日
Gray's
#14番、16番、18番の毛鉤を使い「Gray's Sporting Journal」の表紙絵のような渓で2番ラインの釣りを。CTS Custom 7'0" #2/3pc. Olive のグラスロッド。当初、オリーブ色と補色関係にあるあるラスト(錆色)や同系色で巻こうかとも考えたが、そこは「単品製作」のNCA。すぐに計画を変更して渋めに「グレイ」で巻いた(笑)#2 wt.ラインを探したらマーキス #2/3リールのスペアスプールにDT2Fが巻いてあった。ついでに新品のDT2ラインも発見したのでこのカスタム・ロッドをお買い上げの方に進呈。お問い合わせ・ご注文は ncaflyfish@Gmail.com までどうぞ
グリップの長さは125mm、リールシートは80mmコルクフィラーにREC社 N/S P&R。nca アングラーズ・マークが入る。
2018年12月18日火曜日
McFarland
米国の熱心なNCAブログ読者であるダンさんからこんな動画があるよとメールに添付、紹介されたのはYouTube「https://youtu.be/aeFScSmbf-M」8分28秒。マイク・マクファーランドMike McFarlandが登場。どうやら巻いているのはカーボンブランクみたいだけど、グラスブランクスも同様の工程で製造される。ご興味のある向きは一見。グリップシェープやガイドの取り付け方はNCAのやり方とは全く異なるけど、ビルダーそれぞれの「手法」があり、馴染んだやり方で行なうのが得策。塗装時にアルミホイル皿に混合したエポキシを流し込み貯めておくのはちょっとしたアイデアかも(笑)混合時に発生する泡が平にすることで早めに消えるのかな?そのうち試してみよう(笑)"Classic Glass"トランスルーセント・ブラウンの683【SOLD】と763【SOLD) ・・ストック無し!
2018年12月17日月曜日
repair
ササクレたFarlow's "The Midge"のオリジナル・ネームはこの部分の修理のため消すことに。文字を真似て書き写し記入時の参考にする。樹脂含浸impregnateされたバンブーは表面の樹脂が紫外線で「焼け」黒ずむが修理時に耐水ペーパーを掛けると本来の竹色がでてくる。ほかの部分と差がでるので着色して多少古めかしい仕上げにする。文字の記入箇所や修理箇所が分かるよう、いつものように絵を描いて残すことにする。ロッド名の文字はガイドとは反対の「上部」長さと重さは「ガイド面」に記入となる。グリップとシート部分だけがオリジナルでスレッドは全て巻き変えられている様だ。ストリッピング・ガイドもオリジナルのワイヤーガイドからミルドラムSRMC#8に変えられスネークガイドもイングリュッシュからアメリカン・ツイストになっている。スレッドはローヤルブルーRoyal Blueで昔は無かった「エポキシ塗料」が使われていた。
2018年12月16日日曜日
winter Sale (2)
B-1 Bamboo 6'6" #3, 2pc. 【SOLD】 B-2 Bamboo 6'6" #3, 2pc. 【SOLD】 B-3 Bamboo 7'6" #3/4 2pc. ¥45,000
B-4 Bamboo 7'0" #3 2pc. ¥45,000 B-5 Bamboo 7'0" #3/4 2pc. ¥40,000 B-6 Bamboo 7'0" #2 2pc. ¥45,000 いずれのロッドも税・送料別途。本体のみの価格となります。布袋(別売り)はサイズに合わせ+2,000円でお作りできます。お問い合わせ・お申し込みは ncaflyfish@Gmail.com までどうぞ。
2018年12月15日土曜日
with the Bamboo
『リーウルフを真似てミッジ(ファーロー)でサーモンをやったのですが(画像)調子に乗ってやってたら、バットが一部割けました。何とか治して頂きたいのですが...』Farlow's "The Midge" 6ft.1-7/8 oz.Bamboo Rod (5)で釣ったの~そりゃ凄い!!この英国製ロッドは"Armour Cane"といって樹脂含浸impregnated されているバンブーだ。鮭を釣りササクレたロッドみて「鎧armourもサケるサケのパワー」(笑っちゃいけないんだけど不謹慎にもこのフレーズが浮かんだ・苦笑)
さて如何にして治すか...傷は軽いが、ん~どうしたもんでしょ...
あまりにも有名な写真(オービス社125年記念"The Orvis Story"1980年刊より)リー・ウルフLee Wolff(1905ー1991)が軽いオービス・バンブーロッドで1950年に釣ったアトランティック・サーモン...ワォ!(笑)
2018年12月14日金曜日
winter Sale (1)
① Glass 6'6" #3 wt. 3pc. ¥38,000 Al/ P&R
② Glass 6'0" #3 wt. 3pc. Golden Eagle仕様 ¥33,000 N/S R&R
③ Glass 6'6" #3 wt. 3pc. JET 風味 ¥35,000 Al/P&R
④ Glass 7'0" #3 wt. 5pc. ¥35,000 ⑤ Glass 6'3" #3 wt. 3pc. ¥35,000 N/S R&R
いずれのロッドも税・送料別途。本体のみの価格となります。布袋(別売り)はサイズに合わせ+2,000円でお作りできます。お問い合わせ・お申し込みは ncaflyfish@Gmail.com までどうぞ....... Note: NCA accepts overseas shipment. Payment can be sent by PayPal and shipping by EMS.
2018年12月13日木曜日
Custom Blanks
CTSのHPをみていると「カスタム・オーダー」グラス・ブランクを作れるとある。最初から決まったアクションではなく、色々な組み合わせで特注することが出来る。例えば長さLengthを7'0"と選びラインを#3番とすると継数は3pc.に。アクションもRegular やtipを#1番や#2番、ミッドやバットの番手を落したりアクションをカスタマイズしてオーダー(ここが悩みどころだけど・苦笑)さてブランクカラーはこれまた多くの色から選択できちゃうので大悩み。グラスロッドに「似合うかな?」と思われる色はクリア塗装で乳白色のShine/黄色Honey/赤茶Burnt Orange/濃茶Tea/抹茶色Olive/水色Pureだろうか?これほど個人の趣味に対応してくれるところはないな~カスタムブランクはオーダーから約5週間ほどで入荷。NCAを通じ発注可能。ロッドに仕上げるのも勿論、NCAで(笑)お問い合わせは ncaflyfish@Gmail.comまでどうぞ...
2018年12月12日水曜日
Countryside
昨夜の天気予報で冬型の気圧配置と雪雲の動きを見ていたので「来るかぁ~」と思ってましたけど(苦笑)来ました!外気温-3℃、外が少し明るくなったので写真を撮りに出てみる...髭がモシャモシャだったので電動バリカンを使ったところ刃の深さを間違え刈り過ぎたー。顎のあたりがスースーして寒い。防寒用ネックウォーマーをつけて雪掻きだな。
2018年12月11日火曜日
favorite
favorite お気に入り...NCAフライロッドにこの「細身シガー」グリップを付けるのが好き。ガイド部などをこの「グレー」で巻くのが好き。合わせるリールは小さめのが好き。数え上げればキリがない(笑)そのグレー巻きKameglassを「気に入って」くれた方からのご注文はone-half 703。NCAが作るロッドにコレといった決まりはないからそれぞれの「お好みのカタチ」で製作可能。ブランクカラー、ベージュもアリマス。
2018年12月10日月曜日
signboard
signboard 看板...雨の日も風の日も、雪の日も外でぶら下がり続けてくれるNCA看板。余りにも埃まみれだったので外して、お湯で洗い拭き取ったら新品の輝きを取り戻した。吊るしてある場所には屋根があり、素材も耐候性があるので細かいところまでさしたる変化はない(嬉)製作はNCAステッカーなども作ってもらっている群馬の「Grafix」君。以前からルアーに面白い彩色やイラストを描いているが本職は「看板屋」この道のプロなので安心して任せられる。釣竿は釣竿屋のNCAに...(笑)
2018年12月9日日曜日
year-end
雪が降っている。薪を取りに外に出ると寒暖計は気温ー6℃を示していた。ストーブを点火するため室内に薪をいれたら、薪小屋に積んだ木の間で塊って冬眠中の「カメムシ」が付いていたらしく、解凍されブィンブィン飛び回る(苦笑)...こんな寒い日は部屋に籠って仕事を進めるに限るね。NZのCTSからのメールに「12月19日から1月6日までクリスマスと新年の休暇です...」と。あ~年末year-endなんだよな~頼んであるブランクスは休みの前日、18日に出荷されるそうだ(喜)
2018年12月8日土曜日
Workbench
Bellinger社のP&R用のウッドスペーサーを作る。「花梨」は芯まで赤く、削ると赤粉が舞って集塵機に吸われる。布ヤスリ#120番から最終的には#400(使い込んでいるのまで含めると#800番くらいか・笑)で塗装下地を作る。下塗りは平筆を使い塗料を染み込ませ、乾いたらスチールウールで磨き平滑にして、また塗る。これの繰り返しを数回(画像は4回塗り、スチールウールをかけた状態)自然乾燥させている間に「旋盤加工」ガイドフット削りやグリップ作りなど他の作業を進めることに...
2.5mm幅N/Sフェルール・クラスプも旋盤で削り、内径を合わせて接着。
2018年12月7日金曜日
McFarland
渓流でショートロッドと小さなミノーを使う釣りがルアー釣り師の間で一般的になってきた。米国ペンシルバニア州のマイク・マクファーランドMike McFarlandに頼み5'3"UL/3pc.のクリアグラス・ブランクを作って貰った。多くの釣り人がピンピンのカーボン竿を使うけど、しなやかな「ルアー用グラスロッド」があったって楽しいじゃない!と考えた。アクションはUltra Light(日本じゃウルトラだけど海外ではアルトラと発音。地球上で3分間しか活動できないのはアルトラマン?)ルアーウェイトは1~7g。さてと、ガイド部を何色で巻くか思案中。リアグリップは昨日、インレットを掘ったモノでフォアはエッグシェープ(卵型)
2018年12月6日木曜日
inlet
アップロックシートの受け金具を入れる穴、インレットinlet(入口)を作る。コルクグリップを大まかに削り「掘る」...切削箇所は「シャチハタ」のスタンプ台に金具を押し付け、中心を合わせ「スタンプ」するだけ。使う工具はドレメル社DREMEL model 732 Heavy Duty Flex Shaftハンド・リューター。先端のハイスピードカッターは新品なので良く切れる。削り過ぎないよう細心の注意を払いフットスピードコントローラーを踏み込みウィーンと掘り進む。深さはポケット金具より気持ち深めに...マスキングテープでコルクの広がりを締めつけて接着。
2018年12月5日水曜日
CTS
納入予定より2週間遅れでニュージーランドのCTS社からブランクがやって来た。配送業者はFedExで最終的にはセイノースーパーエクスプレス社が配達。Tracking No.で追跡でき、いつNZオークランドを飛び立ち何処を経由して何日の何時頃、NCAに配達されるか予想される。そのスケジュールより早目の午前中に受け取ることができた。「来たかブランク待ってた、ホイ!」デザインは決まっているので予め用意してあるグリップ、シート、パーツで組み立てる。手早く作業をして1回目の塗りまで進捗...南半球に位置するNZと日本の時差は4時間早く進み、季節は半年先の「初夏」ロッド製作中にSpring Greenの糸を巻くと「緑の季節」が浮かび出て、口ずさむ曲はとても古い小坂一也の「青春サイクリング」作詩 田中喜久子 作曲 古賀政男 昭和32年(1957年)の替え歌♪ みどりの風も さわやかに にぎるグリップ 心も軽く フライフィッシング フライフィッシング ヤッホー ヤッホー♪(字余り)...岩手の渓流解禁までもういくつ寝ると...など考えてもまだまだ先に「春」がある(笑)
2018年12月4日火曜日
unknown
お気に入りのベージュ色ブランクを活かし、ご希望の「ロッド」に作り替えた「unknown Rod」(笑)飾り巻き(tipping)は黒・白の二色を各2ミリでと「仕様書」に指定されていた。糸4巻きで1ミリ幅だから8ターンを数えながら2ミリにする。その数12箇所X4、同じ作業を黒・白で行う(苦笑)メインスレッドはGudebrodの#5274 Chestnut 栗色。元のロッドについていたパーツは使わずに全て新しくした。手こずったのはトップガイド。熱をかけても外れないので、ヤスリを使い慎重にパイプの両面を削り外した。このブランク、米国の小売店でネット販売されていた品物の様な気がするが...定かでは無い(笑)
2018年12月3日月曜日
Prayer
暮れになると亀ヶ森八幡社の御札などを氏子総代さんが持ってくる(毎年同じものなんだけど・苦笑)古くなった御札の処理に困る。まさか燃えるゴミの日に捨てるわけにもいかず、薪ストーブの炎で「お焚き上げ」不信心なワタシでも亀ヶ森神社氏子に組み入れられ、守られているのだ(笑)♪あれもかめ、これもカメ、きっと亀♪1979年、松坂慶子「愛の水中花」ふうに口ずさみながら亀ヶ森でつくるKameglass 633-3pc.にP&Rを取り付け、恵毘寿大神に大漁を「祈願」Prayer(笑)
2018年12月2日日曜日
Carboloy
Mildarbide というのが旧ミルドラム社の「カーボロイ」の正式名称だ。ガイド・リングにはGE社(General Electric)のCarboloy 616が使われている。耐磨耗性素材としてセラミックやSICなどのガイドが開発されるまで首座にあったと古いカタログにあった。「これしか使わない!」というカーボロイ好きも多い(笑)現在REC社でも入手できるが、NCAが使うのは30年以上前の古い「ストック」でSRME#10をストリッピングにトップにPMTを使ったグラスロッドも「完成」まであと少し...(笑)
2018年12月1日土曜日
unknown
宅配便の配達は早ければ9:30頃にやって来る。頼んであった代引荷物と共に、ロッドらしき長さの梱包物が到着。前もってメールで依頼されていたモノだと分かったが、作業中だったので開梱しなかった。気になって仕方がない(苦笑)一段落して「パンドラの匣」ならぬロッドケースを開けてしまった!依頼主のメールには「購入した釣具屋でも素性がわからずに困ってました。でもブランクカラーが気に入って当初から改装目的で購入...」とあった。これはカーボン竿の9フィート3番とわかった。グリーンの糸で巻かれていて、塗装は太鼓胴。稚拙な文字で名前?と903とだけ書いてあり、グリップはA社の170mmシガーでシートもA社が販売しているアルミ2点式スライドシート(画像を撮らずに壊してしまったが)これは製品じゃないよね?いかにもアマチュアの手になる竿。「えいっ!やっちゃえNCA」と製作に入る。メールで「仕様書」が来ていたので早い作業が出来き、バットセクションの巻きは完了...(笑)
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