2024年4月30日火曜日
workbench
nca/ParaGraph 4が修理でやって来た。確か4年前にも同様に直したような...今回はバットセクションのジョイント近くを踏んで「破断」これはこのセクションを新らしく製作するしかない。グリップも黒ずんで、頻繁に使われているのがわかる。「季節が良くなるので、修理時間はどのくらい掛かりますか?」はい、約一週間でお手元にとお答えした。4pc.バットセクションは交換し「新品」でお戻しします...
2024年4月29日月曜日
dandelion
♪ダンデライオン〜遅咲きのたんぽぽ(松任谷由実・1983年)夕焼けに小さくなる くせのある歩きかた ずっと手をふり続けていたい人...川辺と言わず「たんぽぽ」だらけ。
『タンポポの種類を見分けるのはとても難しいのですが、大きくは「セイヨウタンポポ」と「ニホンタンポポ」に分けられます。 その名の通り、セイヨウタンポポはヨーロッパ原産の外来種で、ニホンタンポポは日本に古来から生育していた在来種。 2つの違いは、花の下、「緑の部分」の総苞片(そうほうへん)で見分ける事が出来ます...』の解説を覚えていたので「総苞片」を見たら、下方に開いていたのでセイヨウタンポポと判明。在来のニホンタンポポは外来種に押されている。タンポポを見たら調べまくろう。世の中、連休ということでどこに行っても釣り人だらけだから、近所の渓でお茶を濁す...
コチラも満開、川辺の菜の花...
ヤマブキ、菜の花、タンポポと黄色が目立つな〜空からは遥か遠くのゴビ砂漠から黄砂が...
2024年4月28日日曜日
Special Order
スペシャルオーダーと言ってもNCAで作るロッドの殆どが、特別なのだが...HLL/Duracaneシリーズに1975年まで「Four-Pice/APPARACHIAN TRAIL PACK ROD」がスペシャルオーダー・オンリーで存在した。米国東部のアパラチアン山脈に沿った、ジョージア州からメイン州にかけての14州にまたがる約3,500kmの長距離自然歩道を旅しながら、釣りをするために特注製作されていた。このモデルは700P(7ft.#4/4pc.)と800P(8ft.#6/4pc.)で構成されている。画像はHLL/Apprachian trail model 700PでオーストラリアのAEMが所有しているロッド。製作本数は当然、少なかったレアなロッドである。このタイプにはオールコルクグリップにN/Sポケット&スライドバンドが付けられている......
NCAのDuraglassはイングリッシュ・スタイルのD/Lシート(コレを使いたくてやっているのだが・笑)ブランクは竹柄塗装したスペシャルオーダー・ロッド。これもトリビュートtributeシリーズの一竿でncaの「大好物」のスタイルである。さぁ、塗装をして完成まであと少し...
シルクスレッド#81番は今や定番となった...(笑)
2024年4月27日土曜日
cool
"con Colores Triunfales"(勝利の色で)ロッド完成。派手かな?と思ったけど、意外と「イケてる」cool!な、5色巻き...(笑)
5'9"#1-2番のロッドで4ピースだから、仕舞い込み寸法は470mmしか無い。あわせるリールも2-9/16"(65mm)くらいの「小さい」のですな...
2024年4月26日金曜日
BWO
雨なので「あんちょこ」を見ながら「毛鉤巻き」fly tying...そろそろマダラカゲロウが出そうなのでBWO(Blue Winged Olive)を巻いておく。パターンはソラックスThoraxやコンパラダンcompara Dun。ウエストイエローストーンのブルーリボンフライズBlue Ribbon Fliesの小さな青いフライボックスは既に満杯。天候の回復を待って、オリーブラップのショートロッドを持って釣りにいかなくちゃ...
こちらはスパークルダンsparkle dun....
2024年4月25日木曜日
new from nca
nca/Duraglass 7623-4pc.Rodはこんな感じに「完成」...わかる人にはわかる、このスタイル(笑)ファイバーグラス・ブランクスを「竹柄」に塗装。下地を作り焼けたインプリ色にして、竹の持つ縦繊維のストレートグレインを塗装し、最後にクリア塗装と手がこむ。スレッドはシルク#81、HLL風シガーグリップにリールシートは「アレ」あれです...同時に6'9"#3wt.ブランクスも塗っておいたので、ご希望があれば製作可能です。ncaflyfish@Gmail.comまで、お問い合わせ下さい。
2024年4月24日水曜日
Blowin' the wind
午後、風に吹かれて川へ。気温22度。端午の節句の鯉のぼりが勢いよく泳いでいる。まぁ、追い風だから何とかなるか...
川岸に座り込んで、リーダーにフライを結んでいたら風に飛ばされたナガレトビケラ(全長11mm)がとまった。このプール、先週悔しい思いをしたので再来。案の定多くのライズがあって掛けましたが、暖かな休日明けとあって「こすっ辛い」出方に難儀...
まだ小さいながらも飽食して腹パンパンのヤマメ。先週より成長してますね〜早く大きくなってね。Bamboo Rod/6ft.#3wt.に合わせるリーダーは短めで、と実感...
この桜もあと一週間はもたないな...花びらが川面に流れて来た。
2024年4月23日火曜日
5 colors
「con Colores Triunfales」勝利に向かう色のカラーリングは5色によって構成される。キュートな5'9"#1-2/4pc.のブランクスは派手なオレンジにすることになり(4月3日のブログに詳しい)約二週間で塗装・乾燥を終えて、ガイド部などを巻き始めた。メス・フェルールにはN/Sのフェルールクラスプを作り付け、オールコルクグリップ(一部ウッド)を取り付け、巻き始めたけど5色の糸の配置やら何やらで手間が掛かる(苦笑)製作中、来訪されたFFMには「うわっ〜!凄い色」と驚かれたりしながらも「勝利」を目指す...(笑)
2024年4月22日月曜日
Flyfish (extra)
送られてきた画像を見て、昔読んだ本を思い出した...
『遥なる山釣り』山本素石(1975年・産報刊)に「イワナの地方名がゴギとは驚きました。韓国語で、魚をゴギと呼んでいます。本来ゴギとは、あらゆる動物の肉を指す言葉なので、牛肉はソ(牛)ゴギ、鶏肉はダック(鶏)ゴギと言いますが、魚肉だけには別に当てはまる言葉がありません..中略..ゴギをとりに行くと言えば、魚釣りに行くことなのです。島根地方の土語でイワナがゴギとは面白い事だと思ひます。」との記述がある...
また「出雲地方ではイワナのことをコギと呼んでいるが、土地の人の発音はコギェと聞こえる。イワナの方言が裏日本に多いのは、それだけイワナの分布が広域にわたるのと、一つには人文の孤立性が高かったことを物語る...」とも。出雲は「コギ」石見は「ゴギ」と紛らわしい...
苔むした岩がまぼろしの「コギ」の神秘性を象徴している様だ...
2024年4月21日日曜日
Duraglass
DURAを辞書で引くと「耐久性」とある。この名前をつけられたのがHLL/Duracaneでインプリimpregnateの代名詞にまでなっている。昨日のバンブー(上)に続きDURACANE-LIKEをファイバーグラス(下)で作る。「夜目、遠目...」丸軸ながら、まるでバンブーロッド(笑)
デュラケーンの焼けた様な肌色に、控えめなストレートグレーンを特殊塗装したブランクスを使いnca/Duraglass 7623-4pc.を製作中...
2024年4月20日土曜日
Back in 1975
1975年、49年前の「カタチ」でnca/Doracane 603完成。当時のカタログだって、50年近く経てば「重要資料」紙媒体は不滅です(笑)黒ガイドにオリーブラップ。リールシートは「イングリッシュ・スタイル」のD/L、N/Sのエンドポケット。気分でしょ?あの森の流れに持ち込みたい、ショートロッド!
2024年4月19日金曜日
Olive
染色で同系色でも微妙な色合いに分かれる「絹糸」silk threads。下地のブランクスのカラーによって発色が異なるから、巻く糸を選ぶのには試し巻きから始まる...
スウェルドバットのバンブーは明色なので、数あるオリーブ色の中からT81カラーを選択する。81番はncaも好んで使う糸で、自分のロッドにも多用している。MINAMI Reel/Moss Greenを合わせたいと言う事なので、コレで巻いた。ラインはCortland 444/WF3F Peach...
日本の漢字で製作者のサインを入れて欲しいと言われて考えた...あ、そうだ!と手描きしたのが「ハンコ」stamp風。送り先の米国ではみることの無いと思われる「日本文化」の認印...(笑)
2024年4月18日木曜日
hexagonal
スウェルドバットswelled butt六角バンブーロッド用のワインディングチェックを作り出す。円形のN/Sチェックを太さに合わせて専用の「治具」を使い、少しずつ叩いて六角形hexagonalにしていく。ここら辺は彫金加工の部類だ。慎重に合わせながらの作業だから手間もかかる。この後「黒染め」bluedしてグリップに仮組みして按配をみる...
左と中が「六角チェック」右は円形のワインディングチェック...
2024年4月17日水曜日
Flyfish (3)
釣りをしていて、下を通ると必ず仰ぎ見る木。川に迫り出し、風雪に耐え、傾きながらも大洪水や集落の変容を長い間みてきた老木。まだ葉芽が見えるだけだが、緑になった頃に再びここに訪れよう...
こんなフラットな流れでも、いるときはいるんだけど...未だ早い?
居るところには居りました...(笑)
2024年4月16日火曜日
Flyfish (2)
沿岸地方の桜も咲いて、釜石道から見えた甲子川の土手のサクラ並木は満開である。内陸・遠野の猿ケ石川沿の桜は蕾であった...
今日のロッド。左からKameglassにマリエット・リール/McFarlandパラボリック4pc.とCFO 123アニバーサリーモデル/Orvis MidgeバンブーにCFO III/nca 5pc.グラスにはフルーガー1492。「竿屋の広告みたい」と言われたけど、まさに宣伝です(笑)
乗馬クラブ(?)のポニーも暖かい日は外で食事中...
河原にあった「骨」はなんでしょ?なんとか仮面のマスクみたいだ。久しぶりに持ち出したOrvis Battenkill "Midge"7'6"#5/3pc.(1979年)のスローな振り心地が楽しい季節となった...
2024年4月15日月曜日
Flyfish
気温の上昇とともに、東京から釣り人がやって来た(笑)森の木立はやっと芽をつけたくらいだけど「春」を感じられる様になった...
魚の成長が気候に追いつかないが、水生昆虫を飽食して育っていく時期だ。渓は増水気味で毛鉤を流す場所が少ない。それでも岩の巻き返しからイワナがドライフライを咥える...
川岸にはツクシが我先にと乱れ立つ「春の小川」である...
2024年4月14日日曜日
Old-School
Old-School、直訳すると古い学校だけど「古風」と言う意味もある。仕事場に吊されたフィッシングベストを、目敏く見つけた米国の友人TSが「それはなに?」と言うので過去のブログ記事(2010/3/28)から引用して解説。「WEBで探してみる!」その間にコチラでも検索。日本のサイトに程度の良い米国製(40年前のだけど)XLが一着あった。その件を知らせてから暫くして、再び同じサイトをみると「SOLD」の札が!何のことは無い、件の友人TSが「落札」(笑)...1980年代に購入した自分のSTREAM DESIGN風"Classic"と"ULTIMATE"を持ち出して撮影...
昔はフライボックスなどでパンパンだったベストも、今では道具を多く持ち歩かないから、ベストの中身はスカスカ...(笑)
2024年4月13日土曜日
Bamboo
バンブーブランクスがあり、スクリュー金具もあれば、作るのはアレに決まっている。ドラ、ドラ「Doracane」(笑)フェルールのストックからサイズに合わせて装着してから、塗装前の下地作りを始める。最終的にスチールウールで研磨し、ツルツルになった表面はストレートグレーンが美しい。このところ「気分」がショートロッドに向かっていて、長さは6ft.、6-1/2"、長くとも7ft.で3番4番用のトンキン・バンブーロッドに「仕立て」ていく。オリーブ色のシルクスレッドを使うこのカタチ、Back to 1975/HLL...ncaflyfish@Gmail.comまで、お問い合わせ下さい。他のお好きな「カタチ」でも製作可能です...
2024年4月12日金曜日
Steffen Brothers
Steffen Brothers Graphite 9056-4pc.ロッド完成しました。近年「何グレイン」のヘッドに「シューティングラインが何メーター」「リーダーは何を何メーター」ん〜とっくに私には訳が分からなくなっている。そこで昔ながらのAFTMA基準、ダブルテーパーDTかウェートフォワードWFラインで#5/6「飛びます、飛びます」(笑)この完成したロッド、販売いたします。 ncaflyfish@Gmail.com まで、お問い合わせ下さい...
2024年4月11日木曜日
workbench
ロッドに合わせるパーツを揃え、リールシートとコルクグリップを作って、バンブーとグラスブランク塗装の完了を待つ。このパーツもやがては、フライロッドとなって活躍する。コルクグリップは大まかな形に削り、最終的に調整していく「お好みのカタチ」「あなたの一竿」に対応するのも「技術と経験のNCA」の手仕事から...(笑)
2024年4月10日水曜日
The Short Fly Rod
生涯、リトートLetort Spring Runで釣りをしたペンシルベニアのエド・シェンクEd Shenk(1927〜2020)は沢山の一般的なフライパターンを生み出した高名なフライタイヤーである。彼が初めて使ったショートロッドはコノロンconolon社のTeeny-Tinyという5-1/2"のファイバーグラスロッドであった。1985年のFFMマガジンで彼がショートロッドを礼讃している...短いロッドは好き嫌いが多いけど、楽しい。短いロッドが欲しい時ありません?木や蔦など上空に障害物の多い渓の釣りで「あ〜持ってくればよかった〜」と後悔するよりも、nca には強い味方"Midget"ミゼット5'9" Rod.(2pc.or 4pc.)があります...(笑)
2024年4月9日火曜日
Flyfish
何故「休漁区」になったのか誰もその理由を知らず長い間放置され、今シーズン「解禁」した取水堰までの800メートル区間に入渓...
おお、いるじゃない!渕尻からドライフライにアタックして来たヤマメ。渓は藤蔓が絡んだり、邪魔な枯木が目立つけどショートロッドならば問題は無い...
流れは岩壁に遮られ大きく右に曲がり、森の中を取水堰に向かう。800mを2時間かかって釣り上がる...
日陰は未だ寒いけど、日の当たるところではマエグロヒメフタオ・カゲロウのスピナーが数多く川面を舞っていた。家からも近く、これから楽しみな場所になった...(笑)
2024年4月8日月曜日
Adams Family
この時期になると巻きたくなる「アダムス」毛鉤。オリジナルは1920年ミシガン州メイフィールドのLeonard Halladayがオハイオ州ロレインのCharles F. Adamsに巻いてあげてミシガンのボードマン・リバーの「当たり毛鉤」となったという...(2018年4月のブログより抜粋)
「Fly Fisher Man」Magazine/1986年12月号に高名なCtskill Anglerでもあるデイック・タルーァDick Talleurが寄稿した「Adams Family」の記事があるので、その一般的なパターンを巻く。春先に多くの「成功体験」があるフライでもあり、基本に戻る。パターンブックによれば、#10〜#20番サイズとある。え〜20番はキツイので#14〜#18で勘弁してもらおう。この毛鉤、トラディショナル・パターンの基本で、進化させてもパラシュート...♪1日3本、3日で9本。9本巻いたら2本使う♪、アダムスファミリーのマーチである...ジャ、ジャジャ、ジャン(笑)
2024年4月7日日曜日
CTS
CTS Quartz 580-4pc.が完成。ブランクはP2000と言う特殊な塗装が施されている。見た目は「梨地」のノングレア(艶消し)で白色を選んだ。メインスレッドは絹糸でシースルー、飾り巻きをガーネットと言うシンプルな巻き方である。グリップはフルウェルズでバランスの良い160mm長、シートはU/Lスクリュー、フィラーはゼブラウッド。このロッドに使用するのは#5番ラインが巻かれた北欧スエーデン、ボーモーリンBo Mohlinの両軸受けリール3インチ径のトラウトと、渋い...(笑)
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