2025年5月1日木曜日

Hand Grasp

グリップgripの古風な言い回し、ハンドグラースプhand graspは「フライ・フィッシング全科」鈴木魚心(1908-1989)、1973年・産報刊で知った。先生の事を少し調べてみる。釣号:魚心、本名は鈴木寅五郎。青山に生まれ、商社員としてパラオで勤務した後、退職して昭和11年、京橋区の西八丁堀に珈琲専門店「パラオ」を開業。昭和19年、精進湖へ移住。「ヤマメの鈴木か、鈴木のヤマメか」と謳わる程、鮎釣り・渓流釣りの名手でもあった氏は「魚心毛バリ」を考案...日本のフライフィッシングの先達でもある...話が逸れたけど、GLASTECHの様な握り、ハンドグラースプにするのですよ...(笑)  

1 件のコメント:

  1. フリッパー2025年9月9日 12:56

    十代のころ、魚心先生のお宅の掘り炬燵で、戦前のパラオの話をうかがった事があります。
    日本に引き上げるときに、酋長がぜひこのままパラオに留まってほしい、と訴えたそうです。誠に残念だが仕事で来ているので帰らざるを得ない、と伝えると。涙ながらに手を取って、仕事なんぞ辞めてしまえばよい。俺たちで飯は食わしてあげるから、と懇願されたそうです。先人たちがパラオの方々に尽くされたおかげで、いまだに親日の気風が残されているのですね。

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