2019年2月28日木曜日
Re-born
朽ちかけていたロッドの「再生」Re-born。新しいティップ、グリップ、リールシート、金具類を使い完成した。
『パートリッジ・オーストリア・ロッドの事。それはスタガードフェルールを持つ6-1/2'という短いロッドで#5/6ライン用です。多分、これはウォルター・ブルーナーWalter Brunner(1927-2007)のロッドを模倣したのではないかと考えています。ブルーナーはスタガードフェルールロッドがとても好きでした。以前このオーストリアタイプのパートリッジロッドについて聞いたことがありましたが、私の手に渡るまでは一度も見たことがありませんでした。6 '、3ピースWalter Brunnerロッド(Gebetsroitherシリーズのうちの1つ)を持ってます。それは#6ライン用でバンブーにしては非常にファーストアクション。 好きですがあまり使いません...』とAMがメールで言っていた。そんな「経緯」や「物語」を持つバンブーフライロッドが好きな彼が持ち込んでくる「プロジェクト」はいつも楽しい仕事である...(笑)
2019年2月27日水曜日
angler's mail
『フェンとブローニングのグリップ交換、そしてこの2本のロッドを製作して頂いてありがとうございます!バスバグからミッジピューパまで11月からほぼ毎晩タイイングしており、私生活と共に充実してます(笑)ロッドのフェルールにワックス、リールもオーバーホール、各パターンのフライ達、準備万全です(笑)3月の二週目に今シーズンの初出撃に行けそうなので早くこのロッドを味わいたいですね!』と岩手の渓流解禁を目前にしてワクワクしているのが伝わってくるメール。良い釣りを!...整然と釣道具が並べられたYMのデスク。これぞ「整理整頓」...(笑)
2019年2月26日火曜日
scraping
バットセクションに記入した「文字」のやり直しは「起きがけ」にやった(気になって・笑)Lie-Nielsen/Small Scraping Planeをかけられない場所なので「スクラッピング・ナイフ」を使う。昔、剣道の有段者であるTさんから「ヤスリを改造して、竹刀を削るの作ってみました~当然バンブーロッドにも使えるのでは?」と頂いた便利な道具。以前の塗装を削り取り平滑にして、文字を記入。NCAの筆致で書く...
2019年2月25日月曜日
Mistake
レストア中のPartridge Rod、ネーム表記を間違えて急ぎ修正することに。かなり出来上がっていて「最終塗り」に入るか~と思っていた所に画像とメールが来た。それによれば「AUSTRIAN S.F. 6 1/2' #5/6」とのこと。きれいにする前に書いたメモには「Australian P」とあった。オーストリアをオーストラリアと「思い込み」間違えた。彼とメールのやり取りが始まった頃も「オーストリア」の人と思い込んでいたが、数通のメールで「オーストラリア」であることが判明...(苦笑)
その昔、スタッガード・フェルールを取り付けたオーストリアン・タイプのパートリッジ・ロッドがあって、#5/6番のラインをファーストアクションのバンブーで投げたらしい。いずれにしてもすぐに「修正」するが、納期は遅れるかも知れない(ゴメンナサイ・I'm sorry)
2019年2月24日日曜日
assembly
またゴチャゴチャしてきた作業台、あ~前もって片付けておけば良かった~といつも思う。しかし馴染んだ「動線」があり、こんなでも「なにはどこに」と本人は判っているので差し当たり困らない(苦笑)削ってあったコルクグリップとN/Sワインディングチェックを一本一本それぞれ合わせながら「組立」assembly。接着後、完成に近いカタチにコルクを削る。今回は最後にグリップの仕上げ削りをする方法をとる...
2019年2月23日土曜日
CTS
Composite Tube Systems(CTS)のブランクが来た。NZオークランドからFedExで19日に出荷され22日午後に到着(早っ!頼んだのはだいぶ前だけど)ちょっとした「要望」があってメールのやり取りをした結果、こちらの希望を聞き入れてもらい「思い通り」に仕上がったブランクスに満足(ご協力に感謝・笑)さてと、待っている間にパーツ類は揃えていたし、あとは予てからのプランに従い巻き進めることに...
2019年2月22日金曜日
project P (3)
記入してあった文字は小さく、汚れていて判読するのも難しかったが「Partridge of Redditch/ 6-1/2' #4/5 made in England」と、どうにか読んだ。このワンハーフのバンブーロッドに巻かれた糸は経年による日焼けで変色しているが、裏面から判断するとメインにChstnut、ゴールドを1mm幅、Dk.Brownを2mm幅と手が込んでいる。頑固そうな職人の写真とともに「雨の日は仕事をしない...」これがフックメーカーのパートリッジ社が「バンブーロッド作りました」と日本の輸入元が「釣り雑誌」に掲載した広告のコピーと記憶している(40年位前?笑)
フェルールの古い「黒染」bluedを剥がしたら金色に近い真鍮色が出てきた。脱脂後、再度ブルードして巻き始める。樹脂含浸impregnatedされたブランクも汚れが目立ったので、細目のスチールウールを使って磨き、表面を処理。英国竿から外したスネークガイドはイングリッシュ・ツイストかと思いきやアメリカン・ツイストがついていた(笑)トップガイドも壊れているのでブラックフィニッシュ・ガイドに「総交換」する。
ストリッピング・ガイドにはミルドラム社カーボロイが付けられていたが、銀ロウが劣化していて取り外した段階で壊れた...(苦笑)
2019年2月21日木曜日
project P (2)
2月11日にオーストラリア・シドニーからUPSで発送された荷物は中国・香港、広州を経由して東京に入り20日午前中に配達された。130センチの塩ビ管を開梱すると出てきたのは「パートリッジ・バンブーロッド」金具類が無いという事は聞いていたが、オリジナルのアルミニューム金具がまるで溶けたように無くなっている。え~一体どうしたらこうなるのか?訳がわからん(苦笑)同梱されてたのは折れたティップ・セクションと英国で作らせたと言っていた「新ティップ」ブランク。フェルールは英国ロッドによく使われた真鍮Brass製。黒染めは傷んでいるもののジョイントはタイトである。折れたロッドからフェルールを外して、新ティップに付け替えろということだな。作業方針は「フル・レストア」使えるロッドにするために「工法」を考える。
2019年2月20日水曜日
Leader Wallet
NCAのリーダーワレットはうす茶Lt.Brown/ こげ茶Dk.Brown/黒Blackの3色から選べます。サイズは83mmX105mmで1.5mm厚の革製。本体重量は約33g。コンパートメント(中袋)は8つ、テーパーリーダーやファールドリーダーなどをサイズ別に携行できます。リーダーワレットを使えばリーダー袋、使用済リーダーなどのゴミの軽減にも役立ちます。手作りのため「受注生産」となります。ご注文の際にお好みの色をご指定ください。@¥2,920(税込)郵送料は¥180でお送りできます。お問い合わせ、ご予約・ご注文は ncaflyfish@Gmail.com までどうぞ...
2019年2月19日火曜日
Seven-Three
1978年のORVIS社カタログによれば「セブン/スリー」は7フィートで66グラム、#3ライン、とある。NCAのSeven-Threeは長さが7フィート3インチ、重量は77gの3番ライン(笑)7'と7'6"の中間、メートル法で言えば222cm。丹念に火入れされたナチュラル・ケーンロッド(バーニッシュド)は樹脂含浸impregnatedされたロッドにも見える。久しぶりに作った最初の一本が完成して「販売」...ncaflyfish@Gmail.com までメールでお問い合わせください...春を告げる陽光が室内に差し込む朝(笑)
2019年2月18日月曜日
accessorie
グリップ先端に付ける飾りaccessorie。アルミかニッケル素材で作るワインディング・チェックwinding check。ブランク外径を測り旋盤で削り出す。フラット、台形、二段、傘型などの形がある。コレ自体に何の機能もないが「ロッドの表情」作りには大切な役目を果たす。基本は「丸」で作る。バンブー用に六角hexagonalや四角square(quad)も専用のジグを使い作る場合もある。柔らかなアルミより硬いニッケル材の方が切削加工し易く、黒くするブルード液の染まりも良い。
2019年2月17日日曜日
project P
一年越しのプロジェクトproject(笑)Partridge Rodが通関を完了して20日には配達される予定。到着前にオーストラリアのAMとメールでやり取りをした結果、オリジナルに近い「カタチ」でレストアすることに。シート金具はオリジナルを使い、コルクを新しいものにして...と提案すると「金具はないよ...」え、え~っ!仕方ないのでN/Sのスライドリングで似た形に試作してみた。昔は英国製バンブーロッドもハーディをはじめ、ファーロウ、ワーロップ、シャープ、パートリッジと数多く輸入されていたが、いま日本ではあまり見かけない。AMが教えてくれたウエブサイト「the firm of Norman Agutters in England」を覗くとかつての英国竿が完成品とブランクスの「復刻版」が販売されていた。
2019年2月16日土曜日
binder
その昔、東京・北新宿に「K鉄工所」があった。再開発の道路拡張で立ち退きを余儀なくされ廃業。新宿周辺が今のようになるもっと前から、古い工場は街の真ん中にあり、周りが勝手に発展していったと本人は言っていた(笑)その彼が作ってくれたコルクを接着・連結する「バインダー」これがないと困る。とても「重宝」している。上下、中心に丸穴の空いた6.5mm厚のステンレス板を長ネジと蝶ナットで締め上げるだけの極めて単純なもの。コルクにビニルエマルジョン系接着剤をつけて、5mm径のステンレス丸棒に140mm長さを4本分通したあと「締め込む」コルクの穴の中へ絞り出された接着剤が乾きステン丸棒はカペカペになるけど、スコッチタワシで水洗いすればピカピカになる...(笑)
2019年2月15日金曜日
Hook-keepers
フックキーパーはその名の通り「鉤を保持する」もの。使わない方も多いけれど、無いと「ズボンをはいてベルトをしない」に似た感じになってしまう(?笑)形状は用途別にU型、シングルフットそしてリングなどがある。以前はパーツ工場に頼んでいた「リング&プレート」も工場が廃業してしまったので自作する。ベースストラップbase strapといわれるリングを留める板は1.2mm幅X0.2mm厚のニッケル製で、専用の治具を使い作り出す(special thanks/3ch.)リングは外径4.25mm、幅1.0mmを「標準」にN/Sパイプから切り出す。旋盤を使って「どこを切っても金太郎」の金太郎飴みたいにスパスパ。仕上げのバリ取りに#320~#500番の耐水ペーパーをかける際、一緒に指先も研いでしまう...(苦笑)
2019年2月14日木曜日
revelation
2月12日、このブログを始めるキッカケとなった兄の命日だ。以来9年間で「自分の日報」に130万アクセスをいただいた(皆さんありがとう)昨年は雪も少なく一回しかやらなかった「雪掻き」も12日、13日と続き腰が痛い。しかし2日目ともなると作業手順も思い出し時間も短縮(笑)好きで住まいする北国(釣り場は近い!)だから雪は喜びとしよう...冬の間、引きこもりがちな弟に「動け!」と兄が天から発した啓示revelationかも知れない(苦笑)今朝5時起きで外に出たら「満天の星空」だった。
2019年2月13日水曜日
experience
nca / Special Trouter Bamboo Rodsを巻き始めた。シンプルでいてベーシックな巻き方でGudebrod #205 Garnet、#340 Goldと#001 Black を少々。一般に「ヨコマキ」と言われるのは横置きのラッピングマシーンや糸に張りを与えるスレッドテンショナーといった「器具」を使う。これに対しNCAの巻き方は「タテマキ」と呼ばれ、器具は使わず左脇にロッドを挟んで左手はモーターよろしくロッドを回転させ、右手で糸に適度なテンションを保ち隙間なく巻く。使うものは「握りハサミ、ボドキン、4ポンドのモノフィラ糸、マスキング・テープ、鋭利なカッター」そして竿作りに必要な諸々の「経験」experience(笑)
2019年2月12日火曜日
Reel Seats
「nca/Special Trouter」バンブーブランクスの塗装をしている間に「リールシート」を用意。フィラーはコルクグリップと同じ良質なコルクなので細くするのは勿体無いのだが、削る(苦笑)キャップ&リング(7ft.用)とダウンロック・スクリュー(7-1/2'用)Aコーンキャップ付きにした。金具はアルミの「シャンパン・ゴールド」色(アルマイト屋さんでは、あ~洋白色ね~と言うけれど)スクリューをニッケルにすると重量が嵩んで、軽快さが失われる。お好みで作るNCAには珍しく、各長さ数本だけ製作の「お仕着せ」Ready Madeバンブーロッド。組み立てる前、いまならリールシートのスタイル選べます。ncaflyfish@Gmail.com までメールでお問い合わせ下さい...
2019年2月11日月曜日
Border
グリップとブランクの境Borderをどう処理するか...巻き上げといえばO社のSuperfine風、緩やかなテーパーをもつ葉巻型 CigarはT社風といった様な形状でロッドのイメージが大きく変わる。NCAのロッドでは、その握り易さや好みによって選ぶことが出来る。巻き上げは糸の太さギリギリまでコルクを削り込んで巻く。シングルラップでは糸色が下地を反映して明るくなってしまうのでコルク側(巻き上げた部分)は二重巻にする。T社風シガーグリップも巻く糸の厚み(太さ)を考慮して慎重にコルクを削り込む...(ワインディング・チェック使用時も同様)
2019年2月10日日曜日
Bamboo
「うっ!」と息を止めて一気に書くロッドネームは「Special Trouter」全体のバランスを見て竿尻より260mmからスタートする。ブランクを塗る前が良いのか、一回塗ってからが良いのかといえば後者に軍配があがる。ロッドの長さ、ライン番手、ロッドネーム、シリアルNo.を幅4mmに「細字」で入れるのだが塗装下地が出来ているとペン先の走りが違う。ブランクのストッカーを覗いたら、7'0"と7'6"用のバンブーブランクがあったので「スペシャル・トラウター」(この語感が好き)を5年振りに復活させる。先ずはN/Sフェルールの5.0mm径と5.5mm径の2種類をを用意してロッドサイズ別に打ち込む。次にブランクスの下地を調整して最初の塗装へ...その間、スレッドや金具、コルクを準備(笑)
2019年2月9日土曜日
Curiosity
「ANGLING IN JAPAN」を読み進めるとFishing Tackleの項に「Warm Gut(Tegusu)」が出てくる。80年前の中国や台湾で採取できた「特殊な野生の虫」がつくる繭cocoonから産出する絹糸をお酢につけて...この方法、どこかで読んだぞと「毛鉤釣教壇」金子正勝(昭和16年・釣之研究社刊。昭和54年アテネ書房により復刻)を持ち出すとありました(笑)道糸(フライライン)もシルクラインの時代、先糸(リーダー)もテーパーをつけたテグス(シルク)を使っていた。「サキイトの長さは五尺から、十二尺まで...全体が同じ太さであるよりもテーパーになっている程投射能率がよい...」テーパーテグスの作り方「蛾の幼虫で繭を造るものならば大概のものでよいが、大きさの点からいってヤママイ(山繭)類が適当。この幼虫を探して来て桑の葉等で飼養する。繭を作りはじめる頃を見計って幼虫の背中をナイフで縦に切り、之を酢と塩と水の溶液に暫く漬けて置き上から覗いてみて、絹糸袋の色が特殊な白色になったならば...」(うへっ!)とあった。ま、ここは好奇心Curiosityだけにして置こう。ナイロンやフロロなどが発明され進化した時代にフライフィッシングを楽しめる「幸せ」を感じる...(笑)
2019年2月8日金曜日
Superfine
米国のフライロッドに関するフォーラムに「なぜ日本のロッドはスクリューロックではなくキャップ&リングなどが多いのか」という投稿があった。え~本家だってライトライン用にデュアルリングという軽量・軽快なシート金具があるでしょ~と突っ込みたかったがメンバーではないので諦めた(笑)Orvis社でこのスタイルはSuperfineスーパーファインと呼ばれ、日本でスーパーファインといえばこの会社のロッドを指す「代名詞」的な存在だ。オリジナルはアルミ材の金具が使われているがNCAのはリングとバットプレートを丈夫なニッケル材で作った。今まで何本作ったか数えていないのでわからない。しかし「作業手順」は覚えていて「得意なカタチ」のひとつとなっている...(笑)
2019年2月7日木曜日
tippet
簡易旋盤を使ってroberto pragliolaのディスペンサー・スプールに「ティペット」を5種類、巻いた。面倒だと考えていたけど「あっ!」という間に終了。調子に乗ってaThにも補充(笑)ただ気になるのは見つけた箱入りティペットが少々年代物であるということ。これフケてないよな~ま、試してみるしかないか(苦笑)...解禁まで残すところ22日間。毛鉤巻きも徐々にチカラが。♪一日一本、三日で三本、四本巻いたら多すぎる...伊東深水画伯(昨年亡くなられた朝丘雪路さんの父君)の表紙絵の「ANGLING IN JAPAN」(1940年刊)を読み返せば、80年前の本邦には素晴らしい「釣り」と「釣り場」が存在したことがわかる...
2019年2月6日水曜日
Style
去年の今頃だったか「英国製バンブーロッドのレストア依頼」の連絡があった。「仕事が忙しくて...」「忘れていない、送る...」を繰り返し待つこと一年(苦笑)「2018年2月のメールにあった作業方針で...」え?とメールを探し出して読み返すと「巻き方はオリジナルの様に、グリップとシートはSpecial Trouterのスタイルで...」スペシャルトラウターのグリップは久しく作っていなかったので検証するために「カタチ」を削り出した。彼からのメールに「I will also send you (finally!) the rod for restoration.」とあった...この画像を添付して送ったらすぐに返信があって「 I will prepare the rod for shipping, and will send to you as soon as I can this week!」だって...(笑)
2019年2月5日火曜日
concern
concern 気になる...「世界異常気象」のニュースが新聞に取り上げられた。北米で-53.9℃(体感温度?)オーストリアで451cmの積雪。現在「夏季」の南半球オーストラリアでは46.5℃の高温、アルゼンチンでは一日で224mmの降雨...。TVの海外ニュースで観た米国北東部の寒波。オハイオ州の友人の安否が気になりメールを入れたところ、猛烈な寒さでマイナス25度。学校などは二日間、閉鎖されたと言っていた...日本でも近年の「豪雨」は記憶に新しい。4年前、壊滅的な災害があった川も昨年は回復に向かっていたが今年はどうだろう。一度荒れてしまった川は流れも変わり浅くなって、水生昆虫も育たず、魚の付き場所も減った。被害にあった河川は災害復旧という名目の「破壊」工事で単なる水路に変わってしまう。災害前の「美しい流れ」を知る釣り人には酷く寂しい「光景」である。今シーズン「平穏無事」を祈るしかないな...。
2019年2月4日月曜日
Recommend
Recommend 推奨する...「渓流のヤマメ狙いのフライロッドはどの長さがいい?」にお答え。ズバリ!7-1/2'。1フィートは12インチだから1/2だと6インチ(1inch=0.02539cm)7フィート6インチと表示することもある。メートル法では約2m28cm(1ft=0.30479cm)この長さのフライロッドは日本の渓流でニンフ、ドライからウエットの釣りまで何でも出来る(笑)手を伸ばせば8フィートを越え、短く持てば7フィート以下のロッドにもなる。「では、コレ一本あれば...」いやいや、そうはいかないのがフライフィッシングという遊び。5ft.9inchから長いところでは12ft.までのファイバーグラス、グラファイト、バンブーがあり、川の規模、対象魚などにより選択する。NCAで作るフライロッドは別名「魔法の杖」とも呼ばれ、その魔術にかかると知らぬ間に一抱えほど揃えてしまう傾向にあるが、重篤な「FF病患者」へ処方される良薬でもある...(笑)
2019年2月3日日曜日
Bookshelf
本棚から背表紙が日に焼けた邦題「青春は川の中に」原題Misadventure of a Fly Fisherman、ジャック.H.N.ヘミングウェイ著、1990年9月初版を持ち出してみる。メモ書きに同年9月、東京・銀座「教文館」と書いてあるから翻訳出版されてすぐに購入したと思われる、というくらい昔(29年前)に購入(笑)本国で出版されたのは1986年で著者はアイダホ州サンバレー在とある。なぜ持ち出したかというと、春先に何故か巻きたくなる毛鉤を作り始めたからだ。レシピ本で「Henryvill Special」を解説したページに「Hemingway Caddis」も載っていて「It was late named for Jack Hemingway,who fished it often」とあり、この本を探した。基本はオリジナルと同じなのだがthoraxにピーコックハール、ハックルはライトブルーダンを使う...本の埃を払って、読み直すことにしよう(笑)
2019年2月2日土曜日
Rod & Reel
HLL1975年カタログでは全ての竿にハーディ社のフライリールが推奨されている。当時、メールオーダーで扱っていたから当然のことと思うけど、ここは推された「カタチ」を守ってみる(笑)フライフィッシャー「三種の神器」(ロッド、リール、毛鉤。実際には細かいものまで含めると沢山あるけど、ザクッと分類)そのひとつ「NCA/Gull Gray Rod」は釣竿屋にて完成。あとの二つはご自分でご用意下さい...(笑)
2019年2月1日金曜日
GLASTEKA
♪柳に燕は あなたとわたし 胸の振り子が鳴る鳴る 朝から今日も~(作詞:サトウハチロー / 作曲:服部良一。1947年)Gull Gray Rodを作り始めた。手を動かしながら「コレのグラスバージョンもいいかも~」と思いついた途端「胸の振り子」が鳴ってしまい、CTSのブランク・カラーサンプルを引っ掻き回す。どのカラーがそれに当たるか。ベタ色だと「Space」透け色だと「Smoke」かな。巻糸は赤に黒。ロッドの名前は「GRAFTEK」グラフテクならぬ「GLASTEKA」(あのGLASTECHじゃないよ、グラステカ・笑)3ピースや4ピースのグラスロッドで考えようか~他のカラーリングも気になるしな~あ~心は揺れる~
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