2018年3月25日日曜日
Silk
作られてから半世紀以上越えていると思われるキャスティング・バンブーロッド。経年劣化とはこのことだという見本(苦笑)ブランクやスレッドに塗られているバーニッシュもひび割れ、巻かれた絹糸silk threadもパリパリ。この時代の塗料は今ほど良くなく「ニス」の様なもので薄く塗れば糸目が出て、厚く塗れば収縮してひび割れる。フェルール部の糸ふけを直したいとのご依頼で剥がしてみれば元の糸色はアンバーamberのシルクスレッド。糸が巻かれていた下地の竹肌は美しい。全部剥いて塗り直したら「新古品」になりますよ、と提案したら「取り敢えずそこだけで...」と言われた。セレーション(割り)の入っていないフェルールとロッドシャフトの段差を調整して、Pearsall GOSSAMER SILKで巻き上げた。ここだけ「新品」に...(笑)
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿