2018年3月31日土曜日

Game

春なんだろうな...花巻で5時23分と「日の出」が早くなっている。とは言っても外気温は-4℃。関東ではサクラも散り始めているらしい。晴れて降水確率は0%、日中は気温も上昇して行きそう。こんな日は川へ行くべきなんだろうけど今日31日は土曜日で同じ思いの釣り人が多そうだし、センバツ高校野球Baseball Game第二試合の岩手・花巻東VS滋賀・彦根東をTV観戦するからGame Fishingには「いかない!」(いけない)西武・菊池雄星(花巻東出身)も開幕勝利したしね~(笑)

2018年3月30日金曜日

Reversing

Reversing 先祖返り...年齢を重ねるとともに「昔」のことを懐かしむ傾向にあるな~(笑) HLL型(イングリッシュ・タイプともいう)シートが終了してしまい長いあいだ作れなかったのだが、そうだ!アレが「あるじゃんあるじゃん...」(漬物QのCMではない)と引っ張り出したラウンドスレッド(丸みのあるネジ山)にワンピースのナールド・フード・ロックナットを持つイングリッシュ・タイプ・シート金具に黒檀のフィラーを削り 作り始めた(カタカナばかりで...苦笑)NCAが目指したのはシャレた雰囲気のこの「カタチ」...
そう1975年頃に存在したHLLの"GRAFTEK"、DBになる以前のグラファイト・ロッド...国産ブランクを使い同色で塗装、NCA「Gull-Gray」のネームで販売していた長さ7'7" #3/4のフライロッド。こういうデザイン「オシャレ感覚」を持ったロッドって無くなりましたよね~わたしも好きで使用頻度が高いロッドの一本。
「むかしのカタチででています」とはいってもブランクスは3本。価格も「据え置き」今回はアルミケースも付けちゃいます。ご興味のある方は ncaflyfish@Gmail.comまでご連絡ください。

2018年3月29日木曜日

Countryside

歯医者の予約が15:00だったので車に乗ったら蒸されて「暑い」車載温度計は23℃を示していた。宅配便のお兄ちゃんも「トラックの中は暑いので半袖デビュー」と言っていた。風があって屋外の寒暖計は18度、4月下旬並だとか。この風で膨らんでいたスギ花粉が飛散し車が黄色い。花粉症でなくともムズムズするね(苦笑)歯科医院は町内なので裏道を抜けて川を観察しながら向かった。25キロ先の早池峰山も雪融けが進み地肌が目立つようになってきた。稗貫川は水量を増し立派に流れている。町裏の中居川も雪融けが流れ込み水は多い。底石は見えてはいるものの釣りは「もう少し、待っててね」という感じでアリマス。

2018年3月28日水曜日

tool

New Zealand/ StrikeIndicatorと言うからニュージーランドから送られてくるものとばかり思っていたら、なんと米国ミネソタ州トラバースシティから郵送されてきた。なぜNZ?インジケーター・マテリアルが100% Pure NZ Woolだった(笑)インジケーターはいろいろ使ったが、なかなか満足の行くものがなく、コレはどうかな?とウエブサイトでポチッと購入してしまった。頼んでから「あっ、そうだレース編み針とビニールパイプ、未脱脂ウールを使えば良いのだ!」と気がついたが、それはそれ「オリジナル」に敬意を表して待つことに。ツール自体の長さは65mmでおまけにビニールパイプとウール二色が付いてくる。予備のウール4色、ビニールチューブの入ったCombo Packを購入すれば「送料無料」小間物好きのワタシとしては早く川で使ってみたいのだが...(苦笑)

2018年3月27日火曜日

simple

NCA/ Dundun-premium Rodも「だんだんと」カタチになる。赤巻きRed wrap、ワインディングチェック無しというシンプルな作り。スレッドはGudebrod #326。巻くのに使う道具も「ハサミ、ニードル、モノフィラライン」とシンプルなもの。シート金具はニッケルシルバーのP&R...ストリッピングにもMildrum SRME-7を奢ったるか(笑)

2018年3月26日月曜日

Angler's mail

関東地方では「桜」も咲いて春たけなわの模様。「フライは#14ホワイトウルフ、ロッドはもちろんNCAで作ったDiamondback Glass 804...」狙った魚じゃないのに・・釣れたのはそう、目の辺り尾鰭そして鱗をみれば紛う事無き「サクラマス」この強運の釣り師から電報(いまはメールだけど)「サ・ク・ラ・サク!」...がははの笑顔が目に浮かぶ...(笑)

2018年3月25日日曜日

Silk

作られてから半世紀以上越えていると思われるキャスティング・バンブーロッド。経年劣化とはこのことだという見本(苦笑)ブランクやスレッドに塗られているバーニッシュもひび割れ、巻かれた絹糸silk threadもパリパリ。この時代の塗料は今ほど良くなく「ニス」の様なもので薄く塗れば糸目が出て、厚く塗れば収縮してひび割れる。フェルール部の糸ふけを直したいとのご依頼で剥がしてみれば元の糸色はアンバーamberのシルクスレッド。糸が巻かれていた下地の竹肌は美しい。全部剥いて塗り直したら「新古品」になりますよ、と提案したら「取り敢えずそこだけで...」と言われた。セレーション(割り)の入っていないフェルールとロッドシャフトの段差を調整して、Pearsall GOSSAMER SILKで巻き上げた。ここだけ「新品」に...(笑)

2018年3月24日土曜日

telescopic

telescopic 伸縮自在の...テレスコピックロッドを作るときに必ず重い浮かぶ歌がある(笑)美空ひばり♪「お祭りマンボ」作詞:原六朗 作曲:原六朗 がそれで「私のとなりのおじさんは 神田の生まれで チャキチャキ江戸っ子 お祭りさわぎが大好きで ねじりはちまき そろいのゆかた 雨が降ろうが ヤリが降ろうが 朝から晩まで おみこし ...」と続き「ピーヒャラピーヒャラ、テンツクテンツク...お祭りだ~」となる。これが「てれすこてれすこ」と聞こえちゃうんだな~(笑)
テレスコ、テレスコ、てんててんとtelespin が完成。あ、フライロッドは7'10"#3-4-5/ 9'#3-4-5/9'#5-6-7がアリマス.....made in Japan.

2018年3月23日金曜日

Bookshop

昨年取材を受けた"Fiberglass Fly Rods/ International Edition" by Victor R.Johnson,Jr.が出来上がり、送られてきた。日本の編集・窓口は東知憲さんTomonori "Bill"Higashi....内容は前文から始まり第1章~第7章まで。1: Custom Fly Rod Builders/2: Major Rod Manufactures/3: Tenkara,Spey and Switch Rod/4: Catch & Release/5: Best International Fly Fishing Books/6: Worldwide Fly Fishing Trips/7: Other Reference Material 英文113ページですが盛りだくさん(笑)ご興味のある向きはNCAからでもご購入出来ます。価格は¥4,536(税込)ncaflyfish@Gmail.com までお申し込み下さい。お取り寄せいたします。

2018年3月22日木曜日

project D

1972年Thomas MaxwellとThomas DorseyがSewell Dunton & Son社 から工作機械や膨大な量の古い竹材を譲り受けて製作した"Dunton Premium" ロッド。本にあったマクスウェルの項目とドーシーのページを読んでいたら久しぶりに作りたくなった(笑)
細身のTorpedoグリップの長さは190mmと短く、ガイド部は赤巻きのシンプルな「カタチ」まさかダントンと入れるわけにもいかないのでダンダン・プレミアム"Dundun Premium"使っているうちにだんだんとあなたのプレミアムロッドになることを祈って...(笑)

2018年3月21日水曜日

Telespin

 Telespin テレスコピックtelescopicとスピニングspinningを合体させたNCAの「造語」...長さは5フィート6インチ、ルアーWt.2~10gの渓流用。4本継ならぬ引っ張り出してロッドにする「4段式」和風に言えば「振り出し竿」遊動パイプは別棒に差しガイドを取り付け、塗装。各セクションは竿尻から「タケノコ式」に差し入れる。万が一どこか破損の場合は当該セクションを交換できる。フックキーパーにルアーフックを掛けて畳むことができるので、高巻き登山の釣りに便利。しまい込み寸法は付属するパッテッド・コーデュラナイロン袋を含み550mm...

2018年3月20日火曜日

Design

Tom Maxwell がHLLに参画する前年1975年と76年カタログに登場するHLLグラファイト・ロッドは「Graftek Ⅰ」シリーズ。そう、グレイに塗装されたロッド。NCA / Gull-Gray7734はそのレプリカ(笑)バーモント州ストーにあった旧REC/ Diamondback社に廃棄寸前のグラフテク・ブランクスが束で放置されていた(喉から手が出るほどだったけど目的は他にあったので断念した。いま思えば勿体無かったな~笑)我々の「記憶」にあるゴールデンシャドーと言えばこの「カタチ」。巨星マクスウェルが去り、古くからの職人が去った後、ジョンソンワックス社傘下の時代にブランクスはダイアモンドバックだけど巻きはブラウンスレッドだけという「味気ない」デザインになっていた(その後は「復活」したが)当時のHLL社の混迷ぶりがカタログやロッドからも推察できる...

2018年3月19日月曜日

synchronouse motor

エポキシ塗料は表面硬化するまで約6時間、塗料の片ダレを防ぎ均一に仕上げるためモーターでロッドごと回転させる。100V/1.5W/30RPMのJAPAN SERVO Co.Ltdのシンクロナス・モーターが頼り。「グッ、ギギ、ガガッ」という音とともに塗装中のロッドが止まった!これは大変。塗りの最中だったので別のモーターにセットして凌いだ。新しいモーターに交換(二箇所)出来たのは3日後となってしまった(苦笑)
20年以上、毎日6時間、負荷をかけられ「酷使」されれば壊れて当然か。こんな時のために新品のストックがあるので余裕で交換。ジョイントは「車田製作所」におねがいして作ってもらったアルミ製。モーターのバックアップもまだまだあるし~で、ひと安心。

2018年3月18日日曜日

Maxwell era.

Maxwell era. マクスウェルの時代...「トム・マクスウェルがHLLにいた頃の巻き方で...」と言われたゴールデンシャドー風味ロッド。Thomas Maxwellは1970年にThomas Dorseyと共に"Thomas & Thomas"を創立した人物として知られている。1976年にT&Tを去り、HLLのオペレーションマネージャーとなりMaxwell-era.Leonardとして創業当時の高品質なバンブーロッド目指した。しかし1982年にはHLLの会社経営が思うように行かず畑違いの大企業Johnson Wax Co.に買収されることになり、その職を辞した。この辺の話は"Classic Bamboo Rodmakers Past and Present"Dick Spurr /Centennial Publications 1992年刊 に詳しい...さて問題は送られてきた画像。よく見ると巻糸の色の配列が知っているのと違う(苦笑)左から3番目の巻き方。手元から「ゴールド/ブラウン/レッド/ゴールド」となっていてNCAがいつもGS仕様で使う「レッド/ブラウン/ゴールド/レッド」と異なる。昔のPAYNE Rods で見受けられる「配列」だ。ひょっとして、そこ目指しました?マクスウェル大先生!(笑)

2018年3月17日土曜日

mask

mask 被う...マスキングテープmasking Tapeは18mm幅を多用している。ガイド位置を示すのにも2mmほどの幅に切って使う。いろいろな「テープ」を使ってみたが黄色い3M社のモノが「粘着剤」の塩梅がよろしい様だ。既にブランクにリールシート+グリップ+ワインディングチェックは接着してあるので、シートやブランクにヤスリのキズが付かないように前後をマスキングテープで「養生」してからコルクを削る。

2018年3月16日金曜日

workbench

 長年お付き合いのある釣具店から「スーパー!ウルトラ!大至急!」とロッド製作を頼まれたのでDiamondback Golden Shadow 風味ロッドのスタートが遅くなってしまった。ブランク塗装をして完全乾燥のためそのままにしてあり「時間」が掛かった。ブランクがオリーブ色に塗られていたので剥がし下地を作り、少し赤みのあるオータム・ブラウンに塗り替えた。今日からロッド作り始めます...手始めに旋盤を使いN/S「フェルール・クラスプ」を2mm幅、内径4.5mmで削り出し内径調整後に接着。同じ要領で4mm幅のN/S「ワインディング・チェック」も作る。予め塗装してあった「リールシート」を接着。コルクを削り大まかなグリップ形状のまま接着...フライロッド製作の手順を踏む。

2018年3月15日木曜日

A.S.A.P.

「修理してもらうパートリッジ・バンブー送るの忘れてないからね!出来るだけ早くas soon as possible...」のメール。A.S.A.P.で女性ボーカルグループを思い出しちゃった。古いCDのタイトルにもある「I Believe in you」だから首を長くして到着を待ってます(笑)
メールの主はオーストラリアのAM。だいぶ前からこのブログを閲覧してくれていて、何本かNCAロッドを購入している南半球の顧客だ。 「先週、有名なオーストラリアのハイカントリークリークであるオグルヴィーズクリークOgilvie's Creekで釣りをした。小さいけど元気な虹鱒、ブラウン、ブルックトラウトを釣ったよ...」と画像付き。なんだかわたしが釣りに行く「近所の渓流」みたいですな~(笑)

2018年3月14日水曜日

Diamondback

1990年代後半にNCAでも3pc.ブランクスを輸入して「ゴールデン・シャドウ」風に製作販売したDiamondback。無くなってしまうと無性に欲しくなる(笑)スパイン調整のついでに行った巻き直しはHLLと同じ糸色のGudebrod #832 BeigeでGS風味に...フッキーパーなし、フェルールクラスプなし、グリップは先丸シガー、ワインディングチェックもそのままに。シルクスクリーンでプリントされたロゴなどを消して書き直そうとしたけど、使われている塗料が剥がせずにそのままに(無理をするとクリア・スカーレットに塗られたブランク塗装も剥がれるので)さあ、もう一本のダイアモンドバックも作り始めないと...(笑)

2018年3月13日火曜日

Sticker

「ミドリムシになっちゃいますよ」と人に言われたくらい緑色が好きな時代があった。チェックのシャツやセーター、バッグ、車の色もミドリ。ロッドブランクスもDk.Greenにグリーンラップ、フィッシングベストもグリーン(笑)その名残は初代と二代目NCAステッカーにもある。左が初代で作ったのは20年くらい前。真ん中が二代目で現在の「アングラーマーク」が登場するがまた「緑色」三代目からは「エンジ」色に変えた。現在は四角いNCAステッカー(H 68mm X W 120mm)で車の後部窓などに貼って貰うように、UVラミネート加工をしてあるから色も褪せない。自分の車にも8年間貼ってあるが劣化もない。たまに修理で戻ってくるアルミチューブなどにも貼られている。息子達に「NCAステッカー頂戴」と言われたので在庫をみたら残りは2枚!慌てて製作をお願いしているGrafix君に発注。いまはデータとして残っているから話は早い。出来上がってきたら「NCA Sticker」¥600(郵送料込み)を単体販売の予定。NCAロッドをお買い上げの方には差し上げていますが...(笑)

2018年3月12日月曜日

Memory

昨日は「2011/3.11/東日本大震災」から7年の時間があれよあれよと過ぎたがあの日のことは忘れない...当時、小学生だった次男、中学生だった長男。いまは成人した彼らの「記憶」にも深く刻まれていると思う...今日12日、日の出は5:52 明るくなるのが早くなった。気温-3℃、水気の多いボタン雪が降っている。「あの日」もこんな雪だったか...さて、ご依頼の"T&T Lite-Eight"Rodの修復も完了して眺めていたら1980~1990年代に掛けてT&Tに憧れ、夢中になっていた時代が蘇る。Len Codella (HLLの販売でトップだったとか)や Dean McCauleyがゼネラルマネージャーをしていた「時代」だ。ロッド、リール、小物などフライフィッシングに関わる全てをカタログによる通信販売をしていた。ネット社会の今とは違い郵便やファックス、電話を使い注文をした。代金は郵便為替を書留で送るか銀行の窓口で送金手続きをするしかなかった頃の話...

2018年3月11日日曜日

Spine

Spine 脊椎...「スパインがズレているようでラインが直進しないんですよ...」と送られてきたのはDiamondback Classic Trout Rod。製作者不明だがキッチリと組み立てられている。ブランクはDGS700 Graphiteでクリア・スカーレットで塗装され、ガイドなどはブラウン系スレッドで巻かれている。一瞬、あれ?DB社の完成品?と思ってしまった(コチラのほうが断然キレイですが・笑)リールシートにはREC/ LCRNのメープルスペーサー、ストリッピングガイドにMildrum SRMC#8、リングキーパーなど「基本的な仕様」惜しまれるのは「スパイン」フライロッドの場合「柔らかい」方にガイドを乗せるがコレは180度裏の「硬い」方にガイドがセットされていた。スパイン探しのことは「諸説」あるが、NCAは昔から曲がる側にガイドを取り付けている(しか~しキャスティングロッドは硬い方に付けるという訳のわからんことになっている・苦笑)気になり出すと大いに気になる事柄ではある...(笑)
1998年のカタログをみていたら、米国バーモント州ストーにあった、旧REC/Diamondback社に至る坂道脇に作られた大きな「キャスティング・プール」を思い出した。

2018年3月10日土曜日

Project T

Serial No.56XX、90年代前半に製作されたT&T/ Lite-Eight が送られてきた。開梱して確かめるとああ矢張り「症状」は私のと同じでコルクグリップとシートチェックのあいだに隙間がある。この時代、ブランクス7.4mm径とシート内径8.5mmのギャップを埋めるため粘着剤付き「紙テープ」が巻かれている(今はどうかは知らない)これが28年の長い時を経て粘着がダメになり「動く」のだ。自分のT&Tロッドを修理をしたことがあるので判る。80年代は普通に完成品と同等の「リールシート」が売られていて(流石にT&T刻印は無かったが)何本か使った。ウッドは樹脂含浸impregnatedされたローズウッドで磨けば綺麗に。ニッケル・シルバーのシート金具3点は金属研磨剤「ピカール」やバフを使い磨いた。Thomas & Thomas の刻印を消さない様、慎重に作業...(笑)

2018年3月9日金曜日

hook keeper

フックキーパーにも様々な形がある。NCAでご用意しているのは「丸軸U型」「平打U型」「リングタイプ」そしてイカダ竿に使われる小さなMKGガイドをキーパーに流用した「シングルフット」...画像のストリッピング・ガイド真上にキーパーを配置したのはIK好み。彼の長いリーダー(16~21ft)がトップガイドとリール側面を行ったり来たりするのにこの場所にツノが必要だといい、毛鉤を掛ける為では無いみたい(笑)

2018年3月8日木曜日

Lite-Eight

"Thomas & Thomas" catalog 1988 に「New!」として登場するLite-Eightは8'0"DT3/WF4 2-1/8oz.のグラファイトロッドである。やはり30年間も経つとコルクの劣化やニッケル金具の酸化は避けられない。グリップの交換や「金具を元のピカピカに...」とのご依頼。この方、以前もT&Tをお持ち込み修理した筈。お好きなんですね~(笑)
こちらは同時代の Special Dry Flyだけど、グリップ交換や金具磨きをすると...こうなります(笑)

2018年3月7日水曜日

Punch

Punch 穴あけ器...コンと叩いて穴を開ける。欲しいのはポンチに残った円柱状のコマ。パイプの蓋「センカイ」に使う。小さいところで1mm径、大きいのは40mm径のポンチを大量に貰った。三代続いた金属加工のK製作所を辞めるので「使う?」とKYが持ってきてくれた。単体の重量は軽くともまとまれば重たいしザックのサイドポケットには重い無垢の洋白棒まで(釣竿かと思ったよ・笑)運んでくれた。そこらへんで売っていそうで、いざ探すとサイズの揃わない「ポンチ」ありがとう...

2018年3月6日火曜日

Sunny man

温泉旅館で対面に座るKYは今更言うのもなんだが「超」の付く「晴れ男」だ。彼が東京からやって来る前の日まで雨が降っていたのに岩手に近づくにつれ晴れてくる。同行のDYに「こんな時に無駄に魔力を使うな...釣りの時だけでいいよ」とも言われている(笑)岩手にいた2日間は「晴れ」川を見に行った連中から「水の状況よし、沈めりゃ出るんじゃない?」といわれ翌日の昼頃に行くか~と考えていた。しか~し、彼らが帰京した夜から風雨!いつものパターンと諦める。ついでに月曜日の朝からの雨は午後になり雪になった。ん~なんてこったい!だから通り名を「さんちゃん」と言う!?...(あ~違うか~笑)
3月6日、朝6:00、気温-4℃、日の出後の亀ケ森...川が遠のく。

2018年3月5日月曜日

Reprint

Reprint 復刊...没後20年を経て芦澤一洋さんの著作が昨年来、次々と「復刊」...初版で読んだ者としては嬉しい限りだ。芦澤さんをご存知ない方にも復刊版でアウトドア・ライフに対する芦澤さんの「考え方」「ものの味方」を読むことにより「知識」を得ることが出来るだろう。内容は1980年代の「情報」だが注釈により現在を知ることも。「アーバン・アウトドア・ライフ」芦澤一洋、昭和59年(1984年)初版、講談社現代新書。復刊 平成30年(2018年)芦澤沙知子 編、中公文庫
478ページの「フライフィッシング全書」も!と芦澤夫人にご提案したことがあるが...経費がとても係るらしく未だ「復刊」を待望のみ(笑)

2018年3月4日日曜日

Hot spring

Hot Spring 温泉...渓流解禁にはなったものの寒いので「釣友」達と温泉に。2月に行く予定がインフルエンザ罹患者がいて延期され3月になった。あわよくば釣りもということだったが今回は温泉旅行。普通のホテルじゃつまらんと言う事で花巻・台温泉「中嶋旅館」(ナカシマ)を選択した。NCAから約30分で到着... 昭和初期に建築された旅館だそうで、山に張り付く様に建てられている。我々の部屋は最上階「翁」(オキナという部屋名はジジィ達の宿泊場所にピッタリ・笑)
まあ迷路のような階段をひたすら上り下りして部屋にたどり着く頃にはハァハァ、ぜいぜい...(苦笑)
最上階「翁」の部屋遠望。天然かけ流し温泉は地下にあり、タオルを忘れ取りに行ったり来たりでハァハァ、ゼーゼー(笑)
テルマエ・ロマエ風浴室でやっとこ「入浴」はぁ~日本人だね~(笑)

2018年3月3日土曜日

Brown Trout

「ブラウン・トラウト物語」セシル E.ヒーコックス Cecil E. Heacox / 矢島紘一 訳。昭和52年(1977年)ティムコ版を持ち出し読み返す。41年前に購入して熟読した筈だが内容はとっくに忘れていてとても「新鮮」な感じを覚えた。ブラウントラウトの絵を描く資料として本棚から探したのだが、ウェイン・トリムのイラストレーションと共に本文の素晴らしい世界に再び引き込まれている。
昨日ロッドに描いたブラウンの絵は一晩眺めて気に入らず、翌朝に描き直した(苦笑)水彩絵の具なのでエポキシ塗料でオーバーコートした後、眼の表情など細部を修正して塗装工程を進める。

2018年3月2日金曜日

drawing

お客様たってのご希望で「ブラウン・トラウト」の絵を発注ロッドに描く...先ずは紙にスケッチして色鉛筆で着彩して眺める。う~ん、こんな感じかな。実際に描くロッドの太さは8mm径。細くて描きづらい~いかつい顔に褐色の背中とイエローゴールドの腹、青い輪郭に赤ドット、黒ドット、なんだかんだと特徴を追う...あ~描き込み過ぎた~(苦笑)