2025年6月29日日曜日
Voyageur
『Voyager航海者...Fenwickのマルチピース・グラスはこちらの「ボイジャー」だと思い込んでいた。シルクスクリーン印刷されたロッドスペックとロッドネームをエポキシ塗料で保護するため塗っている時に気づいた...あれ?「Voyageur」だ「u」がある。英和辞典で調べると「カナダ辺地を徒歩(カヌー)旅行した仏系カナダ人《特に毛皮や人を運送する船頭》」と有る。発音も異なり「ヴァワージャーアール」?全然違うじゃん(フランス語読みか?)』と書いた2015/9/3の拙ブログをご覧になったNYから「改装」のご依頼が...
Fenwick SF75-5,7-1/2' スピンSpin&フライFly用の遊動式シートを装備している。フライ専用として使いたいので、細いファウルド・プルーフ・ガイドを外しスネークに付け替える。何分にも古いので浮いているコルクグリップも交換とのこと...
一ヶ所、試しに巻いてみる...
2025年6月28日土曜日
DLSB
DLSBとはDown lock Slide Bandの略称である。キャップ&リングとも言う。(これに対してアップロックはULSB)ベリンジャーBellingerのDLSBの金具はN/Sニッケルシルバーで作られていて、バールburlの入ったメープル材などが使われている。30年前はncaグラファイトロッドによく使っていたけど、今はグラスロッドにも使う。長年親しんで来た「カタチ」だから、思いれもタップリとある...(笑)
2025年6月27日金曜日
Winston
Twin Bridges,Montana,Population 400. In fly rod circles, it's what's know as a "happening place".(モンタナ州ツインブリッジ、人口400人の小さな町だけど、フライフィッシングの世界では有名な場所として知られている...)R.L.Winston Rod Company 2004 catalogより。二本のグラスロッド、グリップ交換と、ちょっとした修繕が完了。ncaの記憶にある、昔風のウィンストン・グリップに寄せたスタイルに...
ウィンストンではこのグリップ・スタイルをHalf-Wellsと読んでいる。あら?両側がフレアして居るからFull-Wellsじゃ無いの?と昔から思っている。紛らわしい!どっちなのよ...ま、いいか(笑)
2025年6月26日木曜日
Bamboo
nca/Bamboo 663が完成。FKはリールを2台持ち込み、シートに合うか確認。選んだのはBellinger/HLLスタイルであった。近頃、流通して居る甲高で厚みのあるフットも幅広のスライドバンドがホールドして、新しいハーディのフットにも状態が良い。昔の話で恐縮だが「リールシートはハーディリールを基準に作られる」と言われていたけど「今は昔」の語り草...フットの厚みがバラバラじゃ無いか〜(苦笑)
2025年6月25日水曜日
RETORO
WINSTON "RETORO"は「ストーカー」Stalkerの後継として2000年代に発売された6'6"#3から8'0"#4までの3ピース・グラスロッドである。ウィンストン・グラス好きには欠かせないアイテムである。初期のモデルにはダウンロックでStruble D-8シートが使われている。これは後に特徴的なウィンストンのN/S,U/Lシートに変更された。どこと言って悪いところは無いけれど、JKCによれば「グリップが手に馴染まなくて...」と、これもストーカー風のグリップに交換したいと依頼あり...
結果、この様に「改装」...
2025年6月24日火曜日
STALKER
韓国のJKCは703/803/804とレトロ764を所有する、無類のWinston グラス好き。古いウィンストン・ストーカーStalker 8'0"#3を駆使して、お国のヤマメを釣っている。修理に来る前は「原形」を留めないほど痩せてカサカサ、ボロボロで酷い状態であった...
早速コルクを剥いて見ると、コマをひとつずつ接着した跡が残るだけで、あっという間に剥がれた(苦笑)N/S金具も酸化し、くすんでいたのを磨き出しピカピカに。ncaの記憶にあるウインストン・グリップの形を削り出し、装着し「再生」していく...
2025年6月23日月曜日
Bellinger
Al & Hue Bellinger Brothers....
『アルとヒュー・ベリンジャーAl & Hue Bellingerが1979年にベリンジャー・リールシート社を設立した時、彼らの目標はフライフィッシング業界向けに安価で低品質な、ありふれた木製リールシートスペーサーを大量生産することではなく、入手可能な最も優美な木材と節から、できる限り「唯一無二」の木製スペーサーを作ることでした。カスタムビルダーやロッドメーカーがベリンジャーのリールシートを注文すると、彼らはその木製スペーサーが、自分が購入できるどのリールシートスペーサーよりも抜きん出ていると確信していた。』アルとヒューからアリス&チェット・クロコAlice & Chet Crocoにその意思と技術は引き継がれた…
会社は再度売却され、米国・西海岸から東海岸に工作機械は移送。次はマイク・マクファランドMike McFarlandに継承される...NCAではアルとヒュー・ベリンジャーが作った時代のシートを入手。ストックが無くなるまではNCA Rodsに装着して提供するつもりである...
2025年6月22日日曜日
ORVIS(Graphite)
近年、ORVIS Fullflexグラファイトの人気が再燃しているらしい。47年も月日が経てばコルクも油分を失いカサカサとなり心地悪さが掌に伝わる。今回の釣行で「実感」したので早速交換。キレイになったでしょ?これを持って、また行きたくなってしまった。フライロッドは折れていない限りグリップなどを交換修理すれば再生可能だから、修復作業は「経験と技術」のncaにお任せ下さい...(笑)
2025年6月21日土曜日
Rodmaker 24/7
Rodmaker 24/7のブランクスを使い、「南の島」のガーラ(ヒラアジ)を狙うロッドを製作。4ピースの9ft#5/6番である。ソルトウォーター・ユーズということもあり、ガイド部は糸を巻き返し「丈夫」に拵えた。リールシートはFeatherweight社のアルミ製#8-12、ダブルスクリューでリールを固定。グリップは160mmのフルウェルズ、スレッドはグデブロッドGudebrod #200/Sunburst。グリップ上とトップ下はカラープリザーバーで色止め処理をし「洒落て」みる。沖縄の美しい海で活躍することを願って...
2025年6月20日金曜日
Re-Born
グリップとシートフィラーを再生するRe-Born。簡単なイラストを描いてオリジナルの寸法を測り、記入。全てを以前のカタチに近づける...
先ずはシートの再生から。使うリールを取り付け、寸法を調整。グリップに受ける穴inletの径の印をつけ、ハンドリューターで掘る。
あとはブランクに接着後、フォルムを調整していく。思い立って作業を始め3時間...「魔天将軍」(待てん性分)降臨...(笑)
2025年6月19日木曜日
Time goes by.
このORVIS GRA "TROUT"は1978製だから47年前、ポートランド・オレゴン州のカウフマンズ・ストリームボーンから購入した。当時はアウトフィット・コンプリートと言ってロッド、CFO IIIリール、フライラインと纏めて売っていた。その頃から3ピース好きで(日本国内では販売されていなかった)リストを見てファックスで注文。送金は郵便局で為替を作って書留で送る、そんな時代だったことを思い出す。東京・奥多摩で初ヤマメを釣ったのもこのロッドだ。北海道に持ち出して使っているうちに、手に違和感。長い「歳月」でコルクがデコデコになっている事に気づく。自分の事は後回し「紺屋の白袴」とはこのことだ。しかし、早くもコルクリングを接着して用意した。お客様を優先しなくてはいけないのだが・・でも待てないな〜さっさと「握り心地」を良くしよう!...(笑)
2025年6月18日水曜日
Bamboo
北海道滞在中にメールを頂いたけど、帰着日をお知らせしておくしか無かった。それに合わせて「来訪」され、いろいろな話をしながら打ち合わせ。nca/Bamboo 6'6"#3/swelled buttでお仕立てする。グリップは太め・長めの145mm、シートはBellinger C&R/HLLを黒染め。スレッドはベージュで要所の飾りはLt.GreenにRed。Struble Agateを黒染めで使う。現在、ブランクスのバーニッシュ中...
2025年6月17日火曜日
angler's mail
『14日(土)にやっと、稗貫川の橋の下にサクラ鱒1匹見つけました。同日、お昼頃に町裏の堰堤プールに小型の鱒3匹を見つけたのも今シーズン初めて。この時期にして目視出来た鱒がこんなに少ないのは4シーズン目にして初めてです。サクラマス用に作った竹竿だけは絶好調なんです(笑)八寸位のヤマメは3匹釣りました...』稗貫川のサクラマス釣りは6月一杯で禁漁になります...ちょっと川の水が少ないかな〜昨夜からの雨に「期待」を寄せる。
2025年6月16日月曜日
Rodmaker 24/7
「釣り旅」に行く前に揃えておいたパーツ。遊び過ぎたので記憶とメールのやり取りを辿りながら「再開」(笑)Gudebrod #200/Sunburstで巻く。ソルトウォーターで使うらしいので丈夫に作る。ファイティング・バットにラバー製マッシュルームを採用。これも手に入らず在庫限り。リールシートもFeatherweight社のラストワン...
2025年6月15日日曜日
Flyfish (trip 18)
今回の釣行で雨に降られたのは一日。観光をしていたけど、夜になって雨も上がり(濁りが入りダメな川もあったが)イブニングのライズも楽しむことができた。nca製作のロッドを手にした釣り人達。毎日が釣りの「北海道釣行」20日間でした。皆さん、ありがとう...
札幌まで出て、10年ぶりにフライショップ「THAMES」テムズに立ち寄り、旧知のAM店長の懐かしい顔に再会...
帰路は新千歳空港から55分の空の旅、いわて花巻空港に到着しました。あ〜楽しかった〜(笑)
2025年6月14日土曜日
Flyfish (trip17)
前夜の雨で泥汚れしていた車が洗車したように洗われた。お目当ての川は増水して泥濁り。ウロウロするものの、釣り人たちの考えることは同じで、候補の川も駐車車両が目立つ...(苦笑)イブニングまで暇なので「観光」を。気になっていたナイタイ山(1332m)に広がる、上士幌や十勝を一望する「ナイタイ高原」標高800mに向かう。牛の放牧地で道路も整備され一気に標高800mまで登れる。途中、流れる「ナイタイ川」はアイヌ語で“ナイ・エタィエ・ペッ”と言い「奥の深い沢」という意味。確かに深い森に囲まれた奥のふかい流れである…
20日間も滞在すると、苗で植えられた小麦もこの通りに成長して緑の大地に変貌...(笑)
D車の窓に貼られたステッカー。毎日お世話になりました...
2025年6月13日金曜日
Flyfish (trip16)
入渓して暫くは「異常なし」…何かが流下して、鱒のスイッチが入り釣れ始めた。空には昨夜の残りのモンカゲロウやヒゲナガが単体でみられるが、ライズしているのはコレではない。フライのサイズを落としライズのあった場所に投げ、ヒット…圧のある水勢に乗り、走る。岩手に移住した1996年に作った、Lamiglas 805‐3pcは弧を描き、それを止める。
川原が無いので、ネットに入れ葦際まで移動してパチリ…
途中にあった流木は、鉄製のとんがり頭を被って横たわっていた。なんでしょ、門柱?…(笑)
2025年6月12日木曜日
Flyfish (trip15)
オルビスのキャラクターの様に合わせる(笑)ORVIS Graphite TROUT 8ft 3pcとCFOⅢは購入から47年を経過し、釣行の思い出が数々こもったロッド。この下流にコンクリートの構造物があって、鱒がその下に逃げ込もうとするから、いかないように止めている最中だ…
今回の旅で、そろそろグリップのコルクを交換しようかな~と考えながら、毎日のように握っている…
2025年6月11日水曜日
Flyfish (trip14)
モンカゲロウのハッチが始まり、べた~っとした緩い流れを流下する。水面を凝視すると羽化したモンカゲの脱皮殻が水面に漂う…
突然「ガボッ!」と音がしてKYがヒットした。鱒が逃げまどいロッドがしなる。深場に持ち込まれると鱒のアドバンテージとなるので慎重なやり取りをして、ランディング。
彼が昨年釣り上げた鱒のサイズを更新したそうだ…
鱒を手にした、うれしいそうな顔がニヤついていた(笑)あとで聞いた話では、フライはコンパラダンの#10で4Xティペットだったとか。
2025年6月10日火曜日
Flyfish (trip13)
閑話休題、釣りの移動中に「観光」を。いずれ風化で崩れ去る前に、糠平湖に水没したタウシュベツ川橋梁を見ておく。
「タウシュベツ川橋梁(タウシュベツがわきょうりょう)は北海道上士幌町の糠平湖にある、1937年に建設された旧国鉄士幌線(廃線)のコンクリート製アーチ橋(全長130m、10mⅹ11R)である。1955年、糠平ダムの完成に伴い水没。名称に関しては「川」を省略しタウシュベツ橋梁と称されることもある。よく晴れた風のない日に、湖面に橋が映ると眼鏡のように見える。またアーチ橋ということもあり、「めがね橋」の別名を持つ。古代ローマの水道橋遺跡を思わせるその姿は、周辺の景色とも調和しているとされる。第1回北海道遺産に選定された「旧国鉄士幌線コンクリートアーチ橋梁群」のひつである」Wikipediaより抜粋。
エゾシカの家族。右に写る、まだ幼い小鹿は恐れ知らずで寄ってきた…この道を下り川に出たいんだけど(笑)
2025年6月9日月曜日
Flyfish (trip12)
友人監視の中、ライズを釣る。皆から、ほら左、右と指示をされるなかで、合わせ損ねをカウントされる。なんと「7スカ!」…(笑)
投げること8回、やっとこフッキング。爆笑の中、ORVIS Trout 8ft.3pc(1987製)の本領を発揮して寄せる…
もっとデカイと思っていたけど、ありがとう私のフライに出てくれて…
2025年6月8日日曜日
Flyfish (trip 11)
午後から入渓した川で、ライズがあるけどなかなか乗らない。何喰ってんだ?という話になり、毛鉤をとっかえひっかえ(笑)ブラウン系?グレー系、カディス?スペント?絵にかいたようなコンプレックス・ハッチ…
そこで役立ったのがKYがネットを張り替えた「インスタネット」で、流下する水生昆虫を捕らえ観察するインセクトネットにも使える…
ヒラタカゲロウのダンや茶色いスピナーやらと判明…
遅くなってヒゲナガやモンカゲロウが少量ハッチして飛び交うも、捕食されていない。「科学する釣り人」Sientific Angler…(笑)
2025年6月7日土曜日
Flyfish (trip10)
ラワンブキ、漢字で書くと「螺湾蕗」の大きな葉に囲まれた川原。Wikipediaによれば「アキタブキ(秋田蕗、学名:Petasites japonicus subsp. giganteus)は、キク科フキ属の多年草であるフキの亜種。エゾブキ、オオブキとも呼ばれる。ラワンブキは、アキタブキの一種。足寄に螺湾という地名があり、産地である…
入渓した場所は見るからに好ポイントで、カディスのハッチもありすぐに釣れると思いきや、苦戦。二時間くらい遡行しただろうか…ncaが小さめの鱒をかけてすぐに、KYが右岸の大岩下で掛ける。
「いるじゃない」とこちらのスイッチは入ったものの、あちらはオフで「沈黙の川」ここは阿寒(あかん)川…(笑)
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