2018年9月30日日曜日
Inquiry
「バンブーキャスティング・ロッドが折れちゃったので、修理見積もりを...」のお問い合わせで現品が送られきた。ビニール袋を透かして見えたロッドは、おっ!R.L.Winston、サンフランシスコ時代だな。取り出してみると「スプライス・ジョイント」の様に見事に斜めに「繊維破断」している。え、え~これ接着してオーバーラップしても魚かけたら持たないよー。ここまで来ると「飾り」もしくは「記念」ロッドにしか...
ジョン・ギャラハーさんがどなたかは存じませんが「built for JHON GARLLAHER」だから特注ロッドなんだね。
6ft.で1/2oz.(約14g)のルアー指定だからバス用かな?どなたの記入した文字?ガイドはMildrum SRMEがつかわれていて、R.L.Wが当時多用していたベージュ色の糸で巻かれ、エンジ色の飾り巻きが施されている。
残念ながNCAでは手に負えません...です。
2018年9月29日土曜日
replace (done)
フケてしまった接着剤で留まっている雌雄のフェルールを外しクリーニング。硬化時間の長いエポキシを使って再接着し巻いて、塗りを繰り返す。メタルシートは1900年代初頭のF.E.Thomas、1940年代のGranerなどに多く見られる。ご依頼の29年前のロッドに「段巻き」intermediates wrap(接着剤が今ほど発達していない時代に、剥離どめの効果もあったと聞く)を施したらもっと「Classic」になるな...と思った(笑)
2018年9月28日金曜日
angler's mail
『大変遅くなりました。以前拵えて頂いたMcFarland GTX 8'6"#7の入魂が完了しました(笑)前日は強風で7番では心もとなく、現在8番の導入を検討中です。何かお勧め等ありますか?勿論グラスで!!』とメールを頂いた。お~やりましたね。この頃、静かに流行しているソルトウォーター・フライフィッシング。「エビで鯛を釣る」じゃなくて「エビ・フライとグラスロッドでクロダイを釣る 」(笑)お勧めのグラスロッド?McFarland GTX (8'6"#8wt.か8'6"#9wt.)しか浮かばない...です。
2018年9月27日木曜日
replace
serial No.製造番号から1989年(29年前)に製作されたバンブーロッドとわかる。昨年、製作者に戻しグリップとシート交換、フェルールの打ち直しなどを依頼し出来上がったが色々と問題があって「お蔵入り」していたところ、9/16付けNCAブログをご覧になって「そうだ!メタルシートにしよう」と送られてきた。先ずは同送された「指示書」にある問題点を確認してから作業に取り掛かる。86mm長のウッドシートは割って外し、奇しくも同寸86mm長のClassicなポケット&スライドバンド・メタルシートを装着する。これだけで「もっと昔の竹竿」風になった...(笑)
2018年9月26日水曜日
inexpensive
Lyle Linden Dickerson(1892ー1981)の本に80年代中盤のオークションで恐ろしい値段で売られた事が書いてあった。サーモン、トラウト・ロッド合わせた生涯製作本数は約1,350本。どれだけ現存するかは知る由もないが今でも高額expensiveで取引されているようだ。ライトラインロッドは故アーサー・テーラーArthur Taylor画伯の所有していたのを拝見したことがあるくらいで市井には出回らないだろう...「ディカーソン」風の巻き方をしてみたくなってストッカーを探したら「グラス・ロッド・ブランクス」が出てきた。あら、残ってたのね(笑)画像の7フィート#3番、3ピース【SOLD】他にも6-1/2ft.#3/3pc.マルーン色、6ft.#3/3pc.オリーブ色もブランクがゴザイマス。いずれも廉価inexpensiveで販売いたします。お問い合わせ・ご注文はメール ncaflyfish@Gmail.com まで...
2018年9月25日火曜日
mushroom
朝晩冷え込み、外気温が10℃を切って雨や露で地表が湿る日が続くと「ハタケシメジ」(畑占地/畑湿地。Lyophyllum)の出現がある。我が家の敷地で毎年出る場所があり秋の到来の指標となっている。この頃を見計らい「隣のバァちゃん」も現れて収穫していくのだが、今年はジイちゃんが栗拾いがてらやって来た(笑)「後でおふかし(おこわ)にしてやるから...」といわれバァちゃんから「できたぞー」と電話で呼び出される。家に帰り頂いた包を開けたら「マッタケのおふかし」おっ!「わらしべ長者」(喜)ジイちゃんが絶対に喋らない秘密の赤松林で今年も「松茸」採ったらしい。ハタケシメジは水煮にして大根おろしと醤油で美味しくいただきました...秋の日は、どんと晴れ~
2018年9月24日月曜日
angler's mail
朝起きがけにボーッとメールチェックしていたら「本日、私が釣った今年最大のイワナです。ご覧のように私もオービスとフィルソンが大好きです!」の文に添付ファイル画像が...デカイ!一気に目が覚めた(笑)寸法が書いていなかったので、どんなもんかと同じ1980年代のオービスを持ち出して巻尺をあててみたところ軽く「尺越え」?
渓流シーズンも残すところ7日、このサイズまでは望みませんが、なんだか刺激されますな~釣りに行けと...(笑)
2018年9月23日日曜日
Bi-color
Bi-color 二色...クリアグラス(乳白色)ブランクを使う予定なので試し巻き。ガイド部をグレー糸とホワイト糸で二色並行巻きにしてみる...目を凝らして見ればわかるが、手間のかかる割には効果が薄い(苦笑)かといって、グレー糸を濃くすると黒っぽくなって面白みに欠ける。フックキーパー部はグレー単色。キーパーもいるかいらないかを含め、ん~もう少し考えてみよう ...どんなもんでしょ?
2018年9月22日土曜日
Countryside
♪病葉を今日も浮かべて...黄昏の水の眩しさ♪1961年、仲宗根美樹(歌)横井弘(詞)櫻田誠一(曲)の季節だな。「病葉」わくらばという言葉を知ったのはこの歌からだと思う。落葉は「病」では無いのだが、進む季節はもの悲しい。昨夕から「雨」が降り続き、外気温10℃。日中、雨は上がりますが20℃前後で10月中旬の気温でしょうと天気予報はいう。
先週からクルマに積みっぱなしになっていた「釣道具」を今朝やっと下ろした。DYが使っていた「Ezo-Caddis」の白尻模様が遠目でも良くみえたので作る。ああ、釣りに行けない「雨の日の釣り人」(笑)
2018年9月21日金曜日
replace
これはまた懐かしいロッドを大切に使ってくれている。20年くらい前に作った693-5pc.グラスロッドだが車のロッドラックから転落してスネーク・ガイドをひとつ潰した。スレッドカラーはGudebrod #340 Goldとわかっている。ブランク塗装が剥げないように潰れたガイドを慎重に外し、新しいガイドを取り付ける。エポキシ塗料を使い塗り上げれば元通り。半年間は使われそうも無いが「修復完了」...(笑)
2018年9月20日木曜日
Flyfish (4)
長時間、川の中を釣り歩いていたら、無性にコーラが飲みたくなり川沿いの無人自動販売機に立ち寄る。ほら、と友人に指されたところを見れば取り出し口にアマガエル。ここを住処として、夜間、販売機の点灯と共に寄ってくる「虫」を待って食らう、賢い「捕食者」Predator(笑)
イブニングタイムに流れを彷徨するフライフィッシャーも同じようなものか?「待てば海路の日和あり」いや「行けば川路の恵み有り」(笑)
この日の「竿頭」(笑)NYは4ヶ月ぶりの釣行とか「運・根・勘」が合致し、見事にヒット!これがあるからやめられませんな~Fly Fishing...
2018年9月19日水曜日
Flyfish (3)
流れを交代で釣り上がる。おかしいなぁ~普通ここいるでしょ?釣れない...川からあがるにも脱渓出来る場所までたどり着かなければいけない。近年ホンシュウジカの食害を防ぐため鹿よけネットが張り巡らされていたり、ソーラー発電式「電気柵」が設置されている場所が多い。電気柵の出入り口の黄色いグリップでフックに触り10アンペアの電気でビリビリ攻撃を受けた赤い帽子の人がいました...(笑)
♪川の流れはとても綺麗ね・・をいしだあゆみの歌「ブルーライト・ヨコハマ」(1969年)風に口ずさむ。続く言葉は♪歩いても歩いても、こんなサイズだ・・(苦笑)別の場所に入った3人の釣果が気になりますな...
2018年9月18日火曜日
Flyfish (2)
「ロッドもリールもNCA!」と宣伝文句に使えそう(笑)NCA FlyReelは完売してしまいましたが、フライロッドは売るほどゴザイマス...
秋晴れの下、竿おろしをする為に今回持ち込みましたるはMcFarland Yellow Glass...シーズン終盤、秋ヤマメを釣るのでアリマス。
これはもう釣り人としてはこの上なく楽しい訳でありまして、またズルッと深みに足を踏み入れる事になるのでゴザイマス...(笑)
2018年9月17日月曜日
Flyfish
古い友人たちと釣りに行く。シーズン終盤なのでどこに行っても先行者の痕跡がある。釣り人が考えることは同じ...(苦笑)
二年前の水害で荒れた流れも回復しつつあるが、魚の付き場所が浅くなり平坦な流れになってしまったのはとても残念。
いじけた場所で痩せイワナ、岸辺の深みではヤマメ。いずれも秋色に染まる...さぁ、次はどこの流れに行く?5人組(笑)
2018年9月16日日曜日
unknown
とんと見かけなくなったメタルシートmetal seatいつどこで作られたかもわからないunknownけど「風合い」がある。真鍮にニッケルメッキで「古き良き時代」そのもの(笑)C&R式はパイプ上方を広げ、リングの脱落を防いでいる。これをブランクに装着する場合はブッシングbushingと言われる下地をコルクなどで作り挿入。現代に作られたフライロッドがこれだけで一気に1940's「クラシック仕様」に変貌。
2018年9月15日土曜日
Long Ago
作られたのが1940年代だから78年を経過し岩手にやって来たオールメタルLocking Screw Seatそれも新品!探せばあるもんだな~(驚)N/S製で丁寧に考え作られたリールシート。刻印は「MADE BY WRIGHT & McGILL ROD Co.DENVER COLO. U.S.A」...この前、メタルシートを使い改造をした時に調べて探し出した。ライト&マクギルGranger Fly Rod につけられる筈だったシート。値段は「!」だったが、時代を越えてきたことを考えれば納得(笑)昔の仕事は何故これ程にスバラシイ。こんなオモチャを眺めて喜んでいるのはワタシだけ?あなたもスキでしょ?(笑)
2018年9月14日金曜日
Countryside
地区公民館の役員だといろいろなことをやる(苦笑)朝も早くから亀ヶ森八幡神社の例祭にあわせ「幟」(はた)上げ。以前は長木(ナガキ)を氏子総代の家から持ち出し建ててからという大仕事だったが、4年前に鉄柱に替えて楽になった。14日早朝にあげて、15日夕には下ろしてしまうが神社に通じる亀ヶ森地区の道の要所に設置される。
写真に記録していたら屋号「地ノ神」のオヤジに「お~焼き増しして、設置方法の参考に...」と言われた(笑)
作業が終了すると、氏子総代「地ノ神」の裏山にある八幡様の分社に揃って参拝。お神酒をいただく。残したい美しい日本の風習(笑)
2018年9月13日木曜日
result
今朝「寒暖計」が示している外気温は12℃で寒い。日中も9月下旬か10月上旬の気温でしょうとラジオの天気予報で言っている。「Iwate TROUT CAMP」も最終日。実釣もキャスティングや渡渉に慣れた頃に終わってしまう。水生昆虫の観察や毛鉤巻きまで至らなかったことも心残り...
ウロコ雲流れる秋空の下、ちょっと難易度が上がる沢へ...時々、ガボッ!と水面で音をたてるのはライズ..じゃなくて胡桃の木から実の空爆。何度かフライを枝に引っ掛けてレスキューの要請あったり、足元の魚を追い散らしたりしながらも上流へ向かう...と(笑)
「サカナが見たい」と言っていた息子。ランディングネットの中を覗き込み「笑顔」も浮かぶ...
お~良型イワナを手にした「ニコパチ」久しぶりに撮影...
「楽しい!あ~ずっと休みならいいのに~」と岩手で4日間すごした息子の弁。来シーズンまでキャスティングや本で基礎を学び、イメージトレーニングして、来年の良い季節に再び岩手「2019/TROUT CAMP」だ!
2018年9月12日水曜日
young generation
釣りをしたいと東京から帰ってきた「長男」First Sonと川へ出掛けた。小・中・高と「野球小僧」の日々だったからFFは10年ぶり。大学生になり「おっとうが夢中のフライフィッシング」にやっと興味を持ってくれた(?)使う釣り道具はたくさんあるけど、細身の彼にはオヤジのウェーダーやベストじゃサイズが合わずガバガバ...(苦笑)
ワタシがFFを始めたのが丁度、彼の年齢だから感慨深いものがある。岩手の自然を釣りを通して楽しんでいるようで、とーちゃんは嬉しい。
Step by Step、今日がダメでも♪あしたがある~あすがくる♪...なんとか釣らせたいな、若手FFM養成講座「Iwate TROUT CAMP」(笑)
2018年9月11日火曜日
telescopic
「今シーズン中に使いたい...」という事で急ぎ作りました(笑)振り出し式telescopic、チャンピオン・フェルールをつけた渓流用キャスティング・ロッド。名前を考えていたら「503TP」が浮かんだ。ルアー1~9gの5フィート3本継ぎ(振り出し式だから、3本引きか?笑)TPはテレスコピックという安易なネーミング。遊動式スリーブにガイドを固定し、ブランクに配されたタブの位置で留める。6フィートの4本継ぎ(4本引き)「604TP」もアリマス...
2018年9月10日月曜日
magnifying glass
magnifying glass 虫眼鏡(笑)カトウ・オプトワークスから販売されている+2.0拡大鏡。商品名は「Flexsee」材質はシリコンの前枠にレンズはプラスチック。ネックストラップを付けてもなんと重量11g!コレを掛けてフライの小さなアイにティペットを通す。100mmX30mmの「鼻眼鏡」
昔、Orvisブランドで販売していたフライフックにビッグ・アイBig eyeという環の大きいシリーズがあったけど、今のフックのアイはみな穴が小さい!でしょう?(どこかのCMみたい)持ち歩くのに大げさな眼鏡じゃなくて、もっと簡易なモノを探していたらみつけた「フレックス・ルーペ」 ¥3,240(税込)...あなたもそろそろ必要なんじゃない?(笑)
2018年9月9日日曜日
elements
米国ペンシルベニア州プレインフィールドにあった"The Anglers Art"いうフライフィッシング関係だけ扱う本屋で(1973年から1990年代中盤まで営業)数々の出版物を買い込んだ。カタログ冊子が送られて来るとワクワクしながらオーダーシートを書き、ファクシミリにて送信(笑)今みたいにインターネットが発達していない時代だった。書籍は重量があるので送料も掛かったが、梱包を開ける時に独特のアメリカの匂いがした。ロッド作りに役立ちそうな「本」が多かったが、ロッドメーカーの歴史がかなり研究されているのには驚くと共に「好事家」の存在を知った。アングラーズ・アート社も廃業して久しいが、購入した本はNCAロッド製作の要素elementsになっていて、アイデアの素(笑)
コチラは新しい「Fiberglass Fly Rods」本だが、現在の動向を知るソースとして役立つ。詳しくは拙ブログ3月23日Bookshopをご参照くだされ。(NCAで販売中)
登録:
投稿 (Atom)