「山女魚里の釣り」芦澤一洋(1989年第一刷・山と渓谷社)が10月13日にヤマケイ文庫から再版されるそうだ。本棚から初版を持ち出し読み返し始めた。釣りの本と言うより、大兄が釣りに出かけた15本の川を取り巻く風景や土地の歴史、情緒が見事に描かれている。28年間の歳月の中でダムの出現や出水被害で河川環境は大きく変わったが、根底に流れている「気分」というか「雰囲気」が懐かしい。特に自分も訪ねたことのある河川は「あ~そうだった」と記憶が蘇る。シーズンオフ、秋の夜長、かつての「流れ」を再び旅してみよう...
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