2024年10月31日木曜日

with extra tip

graywolfrods/ Bamboo Blanks 6'6"#3/2pc.2tipを使い、NCA が作るとこうなる。6フィート6インチと言う長さは日本の渓流で楽しく使える長さと番手だと思う。エキストラ・ティップ付きロッドの替穂は万が一の破損時に安心である。extra tipは新品のまま取って置くのではなく、釣りの度にローテーションして各穂先と元竿を均等に「使用する」ことが肝要である。さてと、もうワンティップ巻くか〜

2024年10月30日水曜日

Tapered Leaders

抽斗の中から今まで使って来たテーパーリーダーが出て来た。FFを始めた頃はメイソンMason'sだったけど、よくブチッと切れた思い出がある(笑)袋取っておけばよかったな〜と今頃になって思う。次に古いのはコートランドCortland、バークレーBerkley。7-1/2"が標準的な「時代」だった。日本製のイーアンAEONが出た時は画期的だったね。マキシマMaximaやClimaxは長いこと使っていた。こんな古いの、今でも使えるのかは判らないけど、自らのFFの歴史の一部ではある...

2024年10月29日火曜日

STEFFEN

 ダラダラと時間のかかったSTEFFEN BROTHERS Glass Rodも間も無く「完成」。薪屋の菊治さん(屋号:人中)が「えらく冷えたので薪がいると思って...」と頼んであった薪を持って来てくれ、薪小屋に積み上げたり、先日切り倒した木の始末をしたり、冬に向かう準備で忙しかった。人中(ひとなか)さんの旧宅は、早池峰ダムの完成で湖に水没した「落合地区」にあった。折壁川と岳川が合流する辺りだから「おちあい」の地名が付いた。「ダムを造る前は家の前でイワナもヤマメも、鱒(サクラマス)も簡単に捕れたもんだ」と積み上げ作業の間に昔日の話も聞いた。タイムマシーンが欲しくなった...(笑)

2024年10月28日月曜日

Angler's mail

 『Today I went out a TRIED to catch some fish...only little finger size fish...so no pictures of fish But I did catch a good picture of NCA+TRUTTA French rod with VITA TRUTTA REEL.It's really a fantastic rod to fish with especially in these higher Sierra streams.』今日、魚を釣ろうと出かけました。小指サイズの魚しか釣れなかったので、魚の写真はありません。でも、VITA TRUTTA リールを装備した NCAが作ったトラッタのフレンチ ロッドの写真はきれいに撮れました。特にシエラ山脈の高地の渓流では、このロッドは本当に素晴らしい竿です。と画像を貰った。彼の行くシェラ山脈を流れる渓はブルックトラウトを周年釣ることが出来る...

2024年10月27日日曜日

Trout Smiths

「3番ラインがピッタリのるロッド」と言う話をした事のあるTROUT SMITHS 7'0"5pc.グラスロッド。先日、来た方が「振ってみたい」とご所望なので、ラインを通しリーダーを付け「試し振り」をして貰った。『本当ですね!5ピースとは思えない!!』スムースな曲がりでタイトなループからルーズなループまで意のままにラインをコントロール。欲しくなったでしょ...(笑)

2024年10月26日土曜日

Cork Ring

Florコルクリングのストックが無くなって、慌ててポルトガルのコルク屋に発注。相手先も在庫が無く2週間待たされ、製造後ようやく配送された。竿屋には無くてはならないものの一つ...
「ncaはいいコルク使ってますね〜」と言われるけど、私にすればこれが「標準」。多少、値が張ってもロッドの「品格」が決まってしまう「顔」なので...
色々なビニルエマルジョン系接着剤を使ったけど「木工用ボンド」が最適。コルクは木ですからね...(笑)

2024年10月25日金曜日

The work continues

the work continues作業は続く...Steffen Brothers 3pc.グラスロッドの製作はここまで来た。バットセクションから始めミッドまで進んで、ティップ・セクションを残すのみ(笑)Aコーンキャップを装備するU/Lリールシート。アップロックだと「フィッシュテール」が多いけどグリップ後方を握ると言う、ご希望で「ストレート」グリップに。受け金具のキワキワまでコルクを削る...渓流解禁まで残すところ4ヶ月とちょっと、って気が早いか〜
ほんの少しだけ贅沢して、Struble Agateを装着...

2024年10月24日木曜日

Wrapping

 Gudebrod #5274/chesnutをメインに飾り巻きは#001/blackを5巻。Steffen Bros.のグラスブランクにラッピングwrapping...ガイド取り付け位置を建築塗装用Scotch 243Plusでマーキング。それを跨いでガイドを取り付ける。このテープ、ご存知のように表面は塗料や接着剤を弾くように出来ている所謂マスキングテープで、接着度合いも弱い。とあるメーカーのロッドを改造する折にリールシートとグリップ下のギャップ調整に使われていたのに驚いた。接着出来ないのでグリップは動くし、シートもガタガタ。これは酷い。ま、外すには好都合でしたが...知らないとは恐ろしい(笑)
メスフェルールの口はダブルラップして補強しておく...

2024年10月23日水曜日

Replacement

 Replacement入れ替え...展示在庫していた「IWANA REEL/ MINAMI」2-3/4"(3-4wt.line)を20%offにて販売。ついでに世界に一台?Black faceとSilver faceにリプレイスメント(笑)リールメーカーの希望小売価格は296ドル(¥44,400)ポストシーズンだから$236.80(¥35,500)にてご提供致します。ncaflyfish@Gmail.comまで、メールでお問い合わせください。在庫はこの2台。【SOLD OUT】...(フライラインは別売り)

2024年10月22日火曜日

le mimosa de printemps

「春のミモザ」le mimosa de printempsと仏語でロッドに記入...春の訪れを心待ちに、山が紅葉していく秋に作るフライロッド。いつもなら、紅や黄色に染まる裏山の紅葉が一向に進まない。寒くなってきたけど冷え込みが足りない?朴の木や樺の木は落葉を始めているのだけど...

2024年10月21日月曜日

Chestnut

 Chestnut color、栗色に塗装したグラスロッドは7'0"#2/3wt.の4ピース。リールシートは細身のアルミ「オールメタル」を使用。ウッドやコルクも良いけれど、たまにはクラシックなロッドを彷彿させ、あまり見かけることの無くなったデザインを試みたくなる。スロー気味なアクションも「慣れ」れば、ラインを押し出すようなキャストが楽しめる。春先、小振りの鱒釣りに持ち出すならこのロッドだね...

2024年10月20日日曜日

canne à mouche (2)

三段のフラット・ワインディングチェックに青・白・赤のトリコロールと来れば...(笑)静止画像ですが30RPMの低速モーターで回転させ最終塗装中。フックキーパーはU型を装着。おフランスな気分でしょ...
ストリッピング・ガイドにはStruble Agate/ Redを使用。フェルールのラップwrapは白絹糸を使い一部ダブルラップで補強。先週くらいから気温が低く、エポキシ塗料が心なしか硬くなってきた...

2024年10月19日土曜日

Up or Down

リールシートをアップロック(U/L)にするかダウンロック(D/L)にするか「悩みどころ」ですね。シートスペーサーは「楠」(樟)クスの杢。「学名:Cinamonmum Camphora、英名:Camphor Laurel。クスノキの最も有名な用途は樟脳の採取である。木部ないし葉を原料とし抽出する。木部を採集したものは樟木(しょうぼく)と呼ばれていた。現在では伐採されることは稀で、枝葉からの採取が多いという。樟脳には防虫効果があり、衣類の防虫剤として箪笥に入れられた。葉や煙は防虫剤、鎮痛剤として用いられ、作業の際にクスノキを携帯していたという記録もある。江戸時代には、夏に夕暮れ時にクスノキの葉を焚いて、蚊遣りとしたほか、その煙に包まれて「自然養生にも良きよしと言えり」といった記録が残されている。樟脳を精製したものはオランダ語でKamferといい、日本でもこれをカナ転写した「カンフル」とも呼ばれる。カンフルは、強心剤として注射薬に使われるほか、神経痛や打撲に用いる軟膏、チンキ、歯科用フェノールカンフルなど製薬原料として重要である...」wikipediaより抜粋。シート・スペーサーに有効利用...(笑)

2024年10月18日金曜日

canne à mouche

canne à mouche(フランス語でフライロッド )まぁ、この組み合わせなら想像できるでしょ(笑)黄色に塗装されたT-GRASS 713-4MSブランクスを使って製作する。この方に聞いたところ、nca製作のロッドも含めてフライロッドはこれで300本目!他にテンカラ竿やらリールやらも、竿だけで600本近い「コレクション」をお持ちとの事「フライフィッシング釣具博物館」が開設できるじゃないか!!...驚き〜!!!

2024年10月17日木曜日

Favorite

 グラスロッドでもバンブーロッドでも、良い働きをしてくれるので「気に入り」favorite、使っている ROYAL WULFF PRODUCTS/ Long Belly Classicフライライン。なかなか小売店では手に入らないそうだけど...NCAにあります(笑)
ウェイトフォワード(WF)ラインだけど、ベリー部が長めで「ロングベリー」全長100ft.のLBWFフローティング・ラインは3番から8番まで有ります。お問い合わせなどは ncaflyfish@Gmail.com までどうぞ...

2024年10月16日水曜日

model 38

HLLのモデルナンバーで7ft.2pc.はmodel 38と呼称される。6'0"は(36)、6'6"は(37)、7-1/2"が(39)、8ft.で(40)といった塩梅である。今回作ったnca/ParaGlassは素直に703とか表示しているけど...(笑)
Struble Agateを太陽光に透かしてみると、こんな感じ。ストリッピングに使ったアゲート・リングは自然石から削り出されるから、どれひとつとして同じ柄や色のモノは無い...
1974年のHLLカタログにある「Ausable」のページで記念撮影。ね「カタチ」でしょ、model 38 7ft.のGlass Rod...

2024年10月15日火曜日

Yellow Ocher

イエローオーカー(黄土色)に塗装したnca/ParaGlass「この色のロッド欲しかったんです!」とTN(笑)仕様は?と聞けば「HLL風味」でと言われた。「夜目遠目、遠出山越、笠のうち」遠目で見ればHLLバンブーロッドを振っている様にも見える...
メインスレッドはAW#805 / tan。シグネチャーラップは緑と赤。二段傘のワインディングチェックも作って装着すれば「気分」でしょ...

2024年10月14日月曜日

Woodcutter (2)

プロが使う機械はインパクトモーターで広げていく「クサビ」や、材木を引き揚げるエンジン「巻き揚げ機」もある...
滑車を二つ使い、力を分散させて倒伐された木を引き上げる...
チェーンソーで「玉切り」した「赤松」は家の薪ストーブで焚くには不向きなので、勿体無いけど山に放置...
この道35年、プロフェッショナルな木樵woodcutterの仕事なので、手を出さずに倒伐作業を眺めていたワタシであった...(笑)

2024年10月13日日曜日

Woodcutter

ncaの顧客には色々な職種の方がいて、先月、完成したロッドを取りに来たOKは「木樵」woodcutterであった。家の周囲を見渡して「だいぶ、松食い虫にやられてますね〜」と言うことで、枯れて倒れる前に伐採をお願いした...
山仕事用の車は機材や燃料・オイルなどが満載されていた。いずれも使い込まれ、安全靴のワークブーツは油びかりしている...
倒す方向と木の傾きを見定め、引っかからない様に倒れる場所を刈り払い整地して臨む...
スチールSTIHL/MS 261Cのチェーンソーが軽快なエンジン音を響かせ、1本目の伐採作業が始まる。受け口の切り込みを入れたあと、追い口にクサビを打ち込んで...
はい伐倒された1本目の年輪を数えたら、約60年生であった...松食い虫にやられた「赤松」は全部で6本あり、プロの作業は続く...

2024年10月12日土曜日

Rod Conponents

今はどうだか知れないが、昔は部品、ブランク、チューブにバッグなど、なんでもカタログ通販で手に入れることが出来た。カタログを眺めていると、今欲しい物もあるな〜(笑)
ヘンリーズフォークHenrys Fork・ロッドのグリップ交換完了。スーパーファイン・グリップSuperfine Grip U/Lも似合いますね。ガイド部や巻き上げに使った巻き糸はGudebrod #541/Med.BrownでOrvis Brownと言われているモノ...

2024年10月11日金曜日

Henry's Fork

Orvis "Henry's Fork" 8'6"#5がカタログに登場したのは1984年である。今回、グリップ交換をするのは、黒アルミ金具のデザインから1993年以降のモノと判断できる。オリジナルのグリップは7インチ(178mm)もあり長〜い(笑)'93年カタログには「アイダホ州ヘンリーズ・フォークのトラウト攻略を目的として開発されたロッドで、スムースで安定したキャストを約束します。スピードのある狭いラインループからスピードを殺したラインループまで、投げ分けが簡単に出来ます」の能書きがある...
グリップスタイルは【B】のリバースド・ハーフウェルズから【D】のウエスタンに変更。ガイド3個、フックキーパーを外し、新しいコルクを使い150mmのウェスタン・スーパーファインの巻き上げに...

2024年10月10日木曜日

with Golden Yellow

 古いハーディ・バンブーの画像が送られてきて「巻きはこれで」と(笑)ダークグリーンにゴールデン・イエローの飾り巻きが施されている。このカラーの組み合わせはアメリカ向けの仕様なのかな?
ストローカラーの竹肌にピシッと決まる。ストリッピングガイドに使ったStruble Agateも仲々「オシャレ」でしょ...

2024年10月9日水曜日

Wild Trout

『I went fishing yesterday. With the Oikawa Super Slow. Very cool!!! It took a while to get used to the Super Slow...have to treat it like a whip...like Indiana Jones...once you have in your mind you are whipping the fly out from your grip...it's easy. And when you catch the fish...it's like you caught a horse!!! It is Super Fun!』昨日釣りに行きました。オイカワ スーパースローを使って。すごくクール!!! スーパースローに慣れるのに少し時間がかかりました... 鞭のように扱わなければなりません... インディ ジョーンズのように... フライを握りから振り払うことを頭に入れたら... 簡単です。 そして魚を捕まえると... まるで馬を捕まえたようです!!! すごく楽しいです!とメールをもらった。
米国に「オイカワ」はいないけど、カリフォルニアの山岳渓流で野生のブルック・トラウトBrook Troutを釣るそうだ。アメリカには「禁漁期」って無いの?と訊ねたら『here it depends on the state you live in. There are a lot of limits. Some places you can't fish in the winter. The creek that I have been fishing, for example, you can fish all year. It is considered a wild heritage creek. It is catch and release only, barbless hook, no live bait. They don't stock the fish there so all the fish are native wild...in this case brook trout.So yeah we can fish for trout in the winter bit I have found them to be quite elusive when there is snow around.』こちらでは、住んでいる州によります。制限はたくさんあります。場所によっては、冬は釣りができません。たとえば、私が釣りをしている小川は、一年中釣りができます。野生遺産の小川とされています。キャッチアンドリリースのみ、バーブレスフック、生きた餌は禁止です。魚は放流されていないので、魚はすべて野生の天然魚です...この場合、カワマスです。そうです、冬でもマス釣りはできますが、雪が降るとなかなか釣れないことがわかりました。との答えが...ATH "MACH"0 リールに#1wt.のラインで「暴れ馬」を操る...(笑)

2024年10月8日火曜日

Reed Grass

Tricoloreが入った「フランス風」仕立てのロッド画像を見たTSから「私も一本!」で同じスタイルで製作することになったT-Grass 713-4MS(笑)既にロッドに記入するネームも決まっていて「le mimosa du printemps」春の黄色いミモザの花。確かにこの黄色はそう見えるかも。ブランクの手配で群馬・トラッタに連絡すると「余談となりますが、T-GrassのGrassにつきましては一番最初に製作したロッドのコンセプトがとてもしなやかなReed grass/葦(ヨシ)をイメ-ジしたRodなので、Grassの名称となりました...」と言われた。なる程〜これからブランク塗装をするので二週間後には入手出来るだろう...

2024年10月7日月曜日

FF Trip

 岩手の渓流釣り最終日の9月30日までいた二人は、青森・八戸からフェリーで北海道・苫小牧に渡った。午後には、早くも「釣り」パンクしていたウェーダーも岩手で「修繕」し「完璧!水漏れ無し」ということであった。この修理には笑い話が...左足が滲みていて、場所を特定するのにひっくり返して水を入れ圧を掛けながら探したが、何処にも欠陥が無い。おかしいな〜あれだけビチャビチャになったのに...あ、なんだこれ右足だ!左足を裏返し、水を張ると「ピュ〜」と出るほどの穴を発見。他にも怪しい箇所があったので修繕「これでダメだったらウェーダーを買いに、釧路まで二時間くらい走らなくちゃ」と言っていた...
使用したロッドは McFarland "Spruce Creek" PARABOLIC だそうで、いい弧を描いてますね...
この旅で、彼はこれだけのフライロッドを持ち歩いている...(笑)

2024年10月6日日曜日

Tricolore

製作途中「シーズン終盤戦」になり、遊んでいたので遅くなりましたが、Trutta 713-4pc.MS/イエロー・ロッド「完成」...使用するリールはIWANA/Small Troutということでサイズを合わせた。Triが3でColoreは色。「三色旗」で調べてみると、ユーロー諸国に多い国旗の色である。縦のカラーなら糸で巻くのは可能だけど、横位置の国旗配色はどうなんでしょ?...(笑)

2024年10月5日土曜日

Flyfish (extra)

渓流釣りの最終日、9月30日(月曜日)に膝元T川に休暇を取って釣行したMからメールが...う〜ん「灯台元暗し」であったか〜(笑)
『ヤマメは諦めて岩魚を釣ることにして上流へ。最初「一番高い堰堤」下プールで大物がいきなりガツンと来て竿を持って行かれバラし...他の岩魚も半沈のアント・パラシュートパターンにはスレてしまっていて何度も出たが掛からず、何とか1匹(フライがお腹に掛かってました)上流に移動し同じ#10位のフライで前回、川鵜がいた堰堤下他で5匹を追加。その後に最初の堰堤ポイントに戻り、フライをハイフロートのカディスパターンにしたら反応が変わり3匹釣れました。そのあと下流の3つ堰堤がある場所の「真ん中の堰堤」下でも同じカディスで釣れて、何だかんだで18匹になってしまいました(笑)今年は尺が出ませんでしたが最後に数が出ました。やはり釣りは平日ですね...」