2020年5月31日日曜日
project M (3)
新古(old/new)スネークガイドのストックから使用するサイズと個数を選び並べる。簡単に描いた「寸法表」から段巻きintermideate wrapの数を数えたら174箇所、ガイド数は25個。あぁ、数えるんじゃなかった〜(苦笑)トップガイドはMildrum PMT カーボロイcarboloyリングが銀ロウ付けされたフライ用を取り付ける...
朝から巻き始め、途中で飽きたりしながらも漸くここまでたどり着いた。グリップ上のシグネチャーラップsignature wrapは7箇所。巻終わりに引き抜く赤糸を間に巻き等間隔にする。残すはバットセクションの段巻きのみ...巻き終われば終わったで次の段階「塗り」が待っている。竿の「カタチ」になっていくのは嬉しく、楽しい...(笑)
2020年5月30日土曜日
Mayfly
ロッドを巻いている時「カゲロウ」mayflyがグラスロッドにとまっているのを見つけた(グラス好き?笑)手を止め観察と撮影。ドアの開閉時に紛れ込んだようだ。名前は「モンカゲロウ」オスのスピナーspinner。夕方、上がり下がりをしていたやつだな。翅に「紋」crestがあるからモンカゲロウ。大きさは25mmで3本のテールがやたらと長い。クリーム色のモンカゲ・ダンは毛鉤を作るけど、スピナーはつくらないな~北米とは「種」が異なるので何とも言えないが、似た毛鉤はブラウン・ドレイクBrown Drake(Drakeとは帆船のことらしい)#10/2XLフックにデァヘアーで作る大型フライ...ん、川が呼んでいる?(笑)
2020年5月29日金曜日
project M (2)
コルクはよる年並みでスカスカ、ボロボロ。リールシートにもかなり使われた形跡がある。古いロッドの常でN/Sバットキャップに脱落防止の釘が二箇所。ピンは入念に打ち込まれていて外すことが出来なかったので、そのままにして作業を進めることに...
Butt Sectionからガイド、スライドバンド、シート&ワインディングチェックの金具を外してコンパウンドで「磨く」くすんでいた表面をピカピカにしたら、幅1ミリに満たない溝にもローレット加工が...デザイン性の高さとこれをやっちゃう昔の職人は凄い〜と改めて思う。巻かれていた糸はシルクのゴールドで塗装も痩せ、劣化していてパリッと剥がれる。スネークガイドは現代では使われなくなった小さな3/0が11個。ストリッピングはsize#7赤アゲイト。トップガイドはカーボロイ・リングだがラインが幾度も通り擦った跡がある、シルクライン時代のロッド。
2020年5月28日木曜日
project M (1)
project M...Mills Standard Rod再生計画(笑)オーストラリアのAEMからDHL便で送られてきたミルズ・ロッドは先端3インチが折れているオリジナル・ティップ一本、フェルールのついていない替え穂2本、ミルズと同じ形で作られたフェルール2つ、オリジナルがひとつ入っていた。梱包を開け、古色溢れる竿袋から取り出したのは「総段巻き竿」!金具類も古い時代のモノで、これは初めてみたぞ「ミルズ・スタンダード・インターミディエイト・ラップ」...ガイド位置や段巻きの幅、グリップ長さの採寸をしながら「作業手順」を考える...
2020年5月27日水曜日
angler's mail
杜の都「仙台」と言えば「青葉城恋歌」1978年♪広瀬川流れる岸辺 想い出は帰らず早瀬躍る光に 揺れていた君の瞳時はめぐり また夏が来て♪ 作詞・作曲 星間船一、佐藤宗幸で知られる、あの「広瀬川」も上流部はこんな感じで流れているのか〜行政区は「市内」ということで2~3時間の釣りに出かけたそうだ...
お~いるじゃない。岩手の田舎のイワナと、仙台市内のイワナじゃ顔つきや体側の斑点が違う...シュッとしてなんだか都会的?(笑)
2020年5月26日火曜日
flyfish
ひと雨ごとに伸びていく草。どんより曇り空の下で草刈りをしている時に「夕方4時を目指し釣りに行く!」と決めた。気温22度、川が呼んでいる。まあ雨は降らないだろう...先週末、釣れすぎて動けなかった〜と言われた場所を目指す(笑)到着してみれば「盛岡ナンバーの先客」あり。その上に移動するも「先客」そのまた上にも。あらら、今日は日曜日だったか〜仕方なしに上流へ...いつもの処で出たけどのらない。ん?先行者ありかな?長いプールで出たヤマメは合わせ損ない(良いサイズだったな〜)餌釣り師のやらないであろう浅い流れから釣れ始めた...
ワハハ・・カゲロウが出始めたので、この前巻いておいた「メイフライ」Mayflyのパターンで...ライズしてる魚はやる気満々。夕方、家の周りでも大量のスピナーが上がり下がりの「乱れ舞い」...
2020年5月25日月曜日
thread
Gudebrod #832 Beigeの糸はこのロッドを作るために用意されたように思えてきた(笑)この糸があるうちにGS仕様を作っておこう。ブランクはグラスの5ピース。1975年頃にHLL/Duracaneのシリーズにスペシャルオーダーで作られる「APARACHIAN Trail Pack 」という4ピースロッドがあった。model700Pとmodel800Pがそれで#4番か#6番用の用意があったが、カタログでその存在を知るだけで見たことはない。その名が示すようにアパラチア山脈に分け入り、川で釣りをすることが目的だった。nca/ Fiberglass 703/5pc.Rodをあなたのスペシャルオーダーで...
2020年5月24日日曜日
peg
スピゴットフェルールのジョイント部を「ペグ」pegと呼んでいる。本来の意味は杭とか釘とかだけどロッドビルディングでも「ペグを打つ」と言うから似た様なものか、まあスピゴットspigot自体、栓のことだけど(笑)...先日「グラスの6'3"3pc.を6ピースに出来ますか?」とお問い合わせがあり「無理です。テーパーの関係でスピゴットの剛性が保てません」と返事をしてから、5pc.のデーターがあった事を思い出した(苦笑)7フィート5ピースの仕舞い込み寸法はペグ先端まで450mm、グラス素材の白ペグを各セクション用に4本製作して接着しブランクは完成。削って合わせる段階で削り粉で手は真っ白け(笑)...この作業、カーボンでやると真っ黒に...
2020年5月23日土曜日
Brown
新緑のペンシルベニア州クラリオン・リバーをボートで下りながら、マスク姿のケビンKevinが釣ったブラウントラウト...8'6"#4 Graphite Rodにラビットファーを皮ごと二枚使った「ダブル・バニー」Double Bunnyという#6〜#8番のストリーマーを3Xティペットに結んで使ったそうだ...画像を見ると岸寄りがバンクになっていて、ブラウン・トラウトがこういう場所を好み生息しているのがわかる...
本棚から持ち出した邦題「ブラウントラウト物語」ティムコ・1977年刊(原題は"The Compleat Brown Trout" Cecil E. Heacox 1974年)がデスクにあったので再読「アメリカには1883年に移入され、ドライフライ・フィッシングの秘技はニューヨーク州のビーバーキル、バーモント州バテンキル、ペンシルベニア州ブロッズヘッド。ミシガン州オーサブル、ウィスコンシン州ウルフ、ワイオミング州ファイアーホール、モンタナ州マディソンなどの有名な流れをはじめ、他の数百に及ぶアメリカの川に広まった...」とある。
2020年5月22日金曜日
delay
今朝も雨だれの音、気温8度でブルッと寒い。今週もずっと天気が悪く、晴れれば強風、曇りや雨降では低温。週間天気予報の画面には「傘マーク」が連続している。山の木々は雨水を吸い上げ、勢いを増して家の周囲がジャングル化した。放って置くと山の緑に飲み込まれかねない(苦笑)川は増水して釣りに行けないので、意を決し「草刈り」第一回目を遂行...首を長く〜して外国からの荷物を待っているが、この騒ぎで国際間の航空便が減少して世界的に流通は遅延delay...USPSを追跡してみたら、ひとつは東京に到着とあった。
2020年5月21日木曜日
Bamboo
釣具屋店主と話していたら「今、クラシックな渓流用ベイトロッドに興味を持つお客さんが増えてます...」と言っていた。昔も今も「カッコ良いものは美しい」(笑)卵型のフォァグリップ、少しくびれたリアグリップ。リールシートはファーガソン・スタイル。旧式リールの長いフットやプレスフットも難なくホールド。nca/Bamboo Bait 5ft.2〜7g...ウッドスペーサ色はチーク(こげ茶)かメープル(明るめ)のどちらか、スレッドカラー、グリップスタイルもお好みでお選びいただけます。お問い合わせはメールで ncaflyfish@Gmail.com まで...
2020年5月20日水曜日
Mills & Son
covid-19の影響で長い間送れなかった荷物を発送する旨のメールがオーストラリアのAEMからあった。送られて来るのは「Mills Standard 8ft. 3pc.」で、シドニーのSean McSharry(2015/2/21にPezon Colorado Replica Bambooを作ったブログ記事がある)の新しいティップ二本と米国ニューヨーク州のDave A.LeClairが作ったフェルールがロッドバッグにテープで留められているらしい。これを使い「レストア」するプロジェクトだ。来てみない事にはどういう状態だか分からないが、いずれにしても楽しい作業に違いない(笑)1976年版のウイリアム・ミルズ&サン社のカタログを持ち出してイメージを膨らましておく...
2020年5月19日火曜日
hackle tips
蜘蛛の糸に小さなカゲロウが捕まり透明の翅を震わせていた。おっ、季節到来と「Index of Orvis Fly Patterns」を持ち出しメイフライを巻く。ウイングはヘン・ハックル・ティップを二枚とりつけるトラディショナル・パターン。ボディカラーやハックルカラーを変えて数種の「飛行隊」を編成...ステイ・ホーム中の友人たちに、毛鉤でも巻いておけばといったら「いつ行けるかわからないし、目的が無いとリキが入らん」と返され、そりゃそうだと納得...早く釣りに来られると良いね。
2020年5月18日月曜日
proof
緑が濃くなってきた川で「ゼンマイ胴毛鉤」の証明proof...どんよりと曇って「釣り日和」なんだけど虫っけ無し。夕方から雨の予報で低気圧が近づいている。先ずはクラスターミッジで探るとピシャ!と出た。この素早さは先行者のいたことが濃厚。ん〜新しい足跡もあったしな〜こんなメイフライは飛んでいないけど「Zenmai fly」に交換...
キャスト一発〜オホッ、岩魚もヤマメもゼンマイ好きなのかも...(笑)
2020年5月17日日曜日
flyfish
土手の向こうは山際まで水田が開かれていて、トラクターがジーゼルエンジンの唸りをあげ「代掻き」をしているのが聞こえる。この時期、川沿いで見られる作業だ。一雨ごとに緑が濃くなり、虫も増え季節は「フライフィッシング!」なのだが釣り人には困惑の時でもある。水を張った田んぼを掻き回して土壌に酸素を供給する代掻きで「泥水」が川に排出され、濁る〜。まぁ、これだけは仕方ないのだけどイワナを釣り、さあこれからというところで見る見るうちに「カフェオ〜レ」!(苦笑)
2020年5月16日土曜日
O.japonica
O.japonica(Osmunda japonica)はシダ綱ゼンマイ科ぜんまいの学名。そう、あの煮付けて食べるゼンマイ(大好物)昔、山奥の職漁師はゼンマイの綿毛を使い毛鉤を作った。隣のジジ、ババが裏山で収穫したゼンマイをもらい、天然植物のダビング材として「フライボディ」にする。綿毛の繊維は粗めで、ファインワイヤーでリビングするとケバ感があってよろしい。この時期にしか収穫できないので「季節の毛鉤」(笑)
2020年5月15日金曜日
Countryside
町に出たついでに遠望...大迫から早池峰山(標高1,914m)まで25km、だいぶ雪が溶けている。川の名前は「稗貫川」(流程31.6km)上流部では「岳川」と呼ばれる。先日の雨に雪解け水が混ざり流れは速いが、濁りは無い。数本の支流が流入して、大河、北上川(流程175.9km)に合流し、宮城県・石巻で太平洋に注ぐ...
稗貫川に架かる亀ヶ森大橋の両脇に水田が広がり、水が張られ、早いところでは植え付けされている。我が家ではこの辺りで出来る「米」(あきたこまち)を農家から玄米で譲ってもらい、コイン精米機で白米にして食している。天気は良いけど時折、強風が吹く田舎の風景。
2020年5月14日木曜日
abolition
CTS再開の報を聞いて、信州から仙台に単身赴任しているNSからメールがきた「今までにCTSグラスブランクでGolden Shadow風に作ったヒトいますかね?廃番abolitionのグデブロッド#832ベージュの糸があるうちに...」おお、その手があったか〜未だそのカタチで作ったことは無かった「穴」だった〜早速、時差3時間のNZ/CTSとブランクカラーの件でメールのやり取りをして、長さと継数、ライン番手も決めて即日発注!...ああ、またもや「魔天将軍」が降臨した...(笑)
2020年5月13日水曜日
remodel
remodel 改造...Fenwick Rodのグリップ、シート改造完了。9Ftのヘビーライン・ロッドにしては細いものがついていた。ご希望のプロダクションモデルより1.5mmφ太いものに交換。リールシートもD/LからU/Lに...フェンウィック社は1952年に米国ワシントン州シアトルで創業、その社名は工場近くの「Lake Fenwick」から付けられたという。1970年代に何度か日本に訪れたジム・グリーンJimmy Green(SAGEのDon Greenとは無関係)により広められて、知ることとなる。鈴木魚心先生が設計に携わった、山梨・忍野「富士フライキャスティング・エリア」(当時はこう言っていた)で催されたデモンストレーションに参加させてもらった。当時、初心者の私にとっては彼の「眼から鱗」超絶テクニックの数々を見学したことなどを、懐かしく思い出した...
2020年5月12日火曜日
stent
stent ステントの定義「a tubular support placed temporarily inside a blood vessel, canal, or duct to aid healing or relieve an obstruction.」とあった。訳は「一時的に血管、管、または管の内部に配置され、治癒を助けたり閉塞を和らげたりする管状のサポート」...ロッドビルディングの場合はリールシート部の接着やエクステンションに多用される手法。Fenwick FF9010 ロッドの今ついているグリップを太めに、D/Lリールシートをアップロックに、他はオリジナルのままというご希望に沿って「改造」は尻からやるので、この手法を使う。太いカーボンロッドの端材を探し、寸法に合わせ切断・接着...
グリップを剥くと下のブランク太さは直径16mm...うわっ、コルクに穴を開けるのも大変だ〜まあ、そこは「技術と経験のNCA」(笑)
2020年5月11日月曜日
bottle
「閉店セール」で上の棚でホコリまみれでぶら下がっていて「ん、アレはレンゼッティ?」と背伸びして取った。Renzetti Applicator Botttle、それも真鍮の持ち手が付いた古い物だ!赤いRマークは退色しているが未使用品。画像の左と同じ時代のモノ。右はいま手にはいる新しいものでアルミ持ち手が付いている。まぁ、こんなところに「注目」して喜んでいるのはわたしだけか〜このボトルについては拙ブログ2017年11月17日の「Brass」という題で投稿した...
Gudebrod Butt Windは大きなビーニール袋にひとまとめされて9枚、売れ残っていた。ロッドビルディングをする人以外、これはいらないからね。9という半端な数から推測したのは、10仕入れたとして、ひとりはこれを購入してロッドに使った?...なんてね(笑)
2020年5月10日日曜日
threads
承前...「ヘラ・ハリス」を探して近くのU釣具店へ(とは言っても、片道15km・笑)入口に張り紙で「閉店。御用の方は隣の電気店へお声がけ下さい」とあった。建物は中でつながっていて、ドアを解錠して入れてくれた。顔見知りだった店主は昨年8月に他界され、娘婿が「閉店セール」で在庫品を処分しているそうだ。「私は釣りをしないので分かりません、ご自由に見ていってください...」と言われ店内物色。フライ関係を探す。流石にタイイング・マテリアルは古くてダメ。ショーケースに「Gudebrod Bros.Silk Co.Inc.」と記された50yds.3Doz.の箱を見つけた。うわ、NCAゴールデンシャドー風ラップに使う#832 Beigeがあるじゃないか!当然、時代を経た紙箱ごと「箱買い」他にも懐かしいものを数種購入...ハリスのことなどすっかり忘れていた...
2020年5月9日土曜日
tippet
『連休中は4日連続釣りに行きました。いきなり気温が高くなり、山の木々も一気に芽吹いて、良型は釣れませんでしたが17センチ前後のヤマメ、イワナは相当釣れました。地元の小さな山岳渓流ではNCA 633ショート/グラスロッドはやはり抜群でした。ティペットは例のヘラブナハリスです(笑)最近は「パワード・ヘラ・ハリス奏(かなで)」を使用しているのですが、しなやかさ、クッション性、耐擦り、糸グセのつきにくさは結構良い感じだと個人的には思います。0.4号、0.5号、0.6号と7X、6.5X、6X相当で70メートル巻きです。ヘラブナハリスティペットなかなか良いですよ』...近所の釣り具屋で探してみよう...(笑)
2020年5月8日金曜日
CTS
ニュージーランド政府、首相のジャシンダ・アーダーンJacinda Kate Laurell Ardernのリーダーシップと早い決断・対応で実施された全土閉鎖Lockdownは3月25日から約4週間に及んだ。covid-19の拡大感染は他国と比べると最少に抑え込んでいる。経済支援も同時に手厚く行われ、素晴らしい成果を上げている。その間、NZオークランドにあるCTSも操業を停止していたが、先週こちらも無事「通常営業」となった。高評価を頂いているCTS/Unidirectional S-glassブランクで作るフライロッド、NCAも「受注」再開しました。ご興味がございましたら、メールでお問い合わせください...ncaflyfish@Gmail.com まで..
2020年5月7日木曜日
Amber
Diamondback Classic Trout 793 Rod、完成品はDRG0793と表示されカタログには「このライトライン・ロッドはショートからミディアムのキャストができ、ペンシルバニアのポケットウォーターに向いている」と書かれている。持ち込まれたロッドはDGS700 Graphiteという最終型ブランクを使い上手に組み立てられているが、修理の内容は「ラインが直進しないので、スパインの修正」調べて見ると「硬い面」にガイドが取り付けられていた。これはNCAが通常取り付けるガイド面の180度「真逆」で特にライトラインではラインの直進性が悪くなる傾向にある。巻かれていたスレッドを外してみると細いシルクスレッドだった。同種と推測した糸は英国製「Pearsall's Gossmer Silk」色はアンバー(Amber Yellow)ガイドを全て外し、研磨して「巻き直し」...
2020年5月6日水曜日
Bamboo
盛岡ナンバーの車から降り立った釣り人二人、マスクをしていて誰だかわからん(苦笑)目元に記憶があり「久しぶりですね〜釣り行ってきたの?」と声を掛けた「はい、その辺を一巡り。ところでNCAステッカーあります?」とのことなので工房に入って貰った。ぐるりと室内を見渡して「あ、バンブーだ!お高いんでしょ?」と言われたので「いやいや、高くは無いですよ、そこにあるのは展示用未使用品で特価です」とお答えすると「えー!それは安いー!!欲しい」と相成った。リールシートが付いていなかったのでお好みを選んで貰い、後日、お渡しすることに...帰り際「そうだ忘れてた、ステッカー買いに来たんだった〜」では、お買い上げ記念にステッカーは贈呈。NCA/スウェル603 はまだあります。ストレートバット7034【Sold】 ncaflyfish@Gmail.com までお問い合わせください...
2020年5月5日火曜日
Diamondback
『年初にリビルドして頂いたDiamondback 7634-3 Yamame、昨日現場でラインを通しリーダーを引っ張った瞬間、折れました(悲)箇所はミッドセクションの上端フェルールより約19cmのところ。未だ1回しか使っておらずショックのあまり目眩がしましたが、気を取り直してメールします。
そこで以前にも修理して頂いた様に、折れた箇所までをカットし、ワン&ハーフ&ワン?みたいな修理はアクションも含め有りでしょうか?』あ~これは悲しい...DBはPower-Braidという構造上、ポッキリとは折れずペグ下7-1/2インチが「メチッ」と潰れたように破損していた。む〜ん、何とかロッドとして使えるようにしましょう...
ティップと破損部分で切り落としたミッド・ブランク内径の「寸法差」があって、スピゴット・ペグが通常のやり方では合わない。レディッシュ・ブラウンのブランクを用意してミッド・セクションを作りロッドとして使える状態にすることが一番の方策とスピゴット・フェルールのペグを無垢のグラファイト丸棒から削り、合わせた...作業中、破損したロッドを眺め考えていたら、二段式ペグの作り方を思いつき、早速製作。これで太さの異なる径を継なぐペグを作り、19センチ短いのも含めてミッド・セクションが二本ある「変則」ダイアモンドバック3ピースロッドが作れることとなった(笑)
これがDBの"Power-Braid System"の概要...
2020年5月4日月曜日
Arrow
Diamondback Rodsが3本修理に来ている。その中の一本「アローストレート」Arrow Straightは製造された中で矢のように「真っ直ぐな」ものを選んだと言われる。これは「完成品」1990年代後半にバーモント州ストーStoweにあった工場で生産されたものだ...ブランクはクリアー「オータム・ブラウン」ストレートシガー先丸のグリップに、メープルウッドのスペーサー、N/SのC&Rがつけられ、ガイド部などはブラウンスレッドで巻かれている。ロゴは白で入れられ、オータムブラウンを上から塗るので茶色に見える...当時は最上級モデルだった。
この792ロッドのシートが経年で塗装剥離をおこしていたので、シートウッドの再塗装が修理内容。古い塗装を剥がし、着色して塗りを重ねる。N/S金具やグリップも歳を重ねくすんでいたので磨いて「お手入れ」も...「光陰矢のごとし」時の流れは早い...
2020年5月3日日曜日
Rise
「県をまたいでの移動はお控え下さい」と国道の電光掲示板に表示されていた。国道は車も少なくガラガラ。あらっ、この流れも大水が出て底石がひっり返されて白い!フライを替えている時に、目の隅でライズを確認。やる気のある魚は釣れる(笑)画像のX印がその場所で、毛鉤をそこにトレースしたら出た!これだからフライフィッシングはやめられない。その上流もやるぞと思ったら「餌釣り師」に頭をはねられた...
2020年5月2日土曜日
memento
「改修」で持ち込まれたFenwick FF9010 5-1/8oz. AFTMA Fly Line No.10はお父さんの「遺品」mementoだそうだ。これで何を狙っていたかは判らないが、綺麗に使われていて保存状態も良い。ご希望はグリップを太目に、シートをアップロックに変更するのだがオリジナルの雰囲気はなんとしても残したい。懐かしいトライアングル・ケースを眺めていたら$56.40の値札がそのまま付いていた。いつ頃のフェンウィック・ロッドだろう?例えば$1=¥360の固定為替時代で計算しても当時の収入を考えると「高級輸入品」だったに違いない(笑)オヤジが使い、遺したフライロッドを息子たちが使う。こりゃ~父ちゃん嬉しいよね...
2020年5月1日金曜日
goofy
NCA"Classic 3pc.Rod"にファールド・リーダー、ティペット、フライをセットして家を出た...国道の温度表示は14℃、まだ少し早いかな...今日の予報は20℃で外にはわんわんと虫が飛んでいる(笑)この場所にたどり着くまで数箇所でヤマメを掛けた。町内放送から「ピンポロリン~」と12時を知らせるチャイムが鳴った。ほぼ、同時にライズが始まる。X印の場所で背びれをみせ、流下している虫を食べ始めた「昼飯か」(笑)
この時点で気温が上昇して17℃。ポンポンポンとライズを取り、では11匹目とキャストしたら流れの脇の木にフライを取られた(苦笑)ま、フライ交換をとバッグを探ったが「無い!」落としたわけでも無い筈「出かけるときに忘れたに違いない」と釣りは終了。何とも間抜けGoofyな話である。家に戻りデスクをみたら、ティペットとハサミ、フライボックスが並べて置いてあった...午後3時に予想気温の20℃に達した。
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