2020年3月22日日曜日

Green

 SYが以前みせてくれた「R.L.Winston Stalker Glass Rod」が再び持ち込まれた。前は「コレ、本物ですか?」とのことだったが、使われている金具と刻印、デカール、記入文字をみれば「本物です」(笑)「このまま使います」と一度は持ち帰ったものの、眺めれば眺めるほど6-1/2"の大きく太いハーフウェル・グリップが気にいらなかったようだ。今回は「削ってOrvisみたいに巻き上げを...」とご希望。装着された黒アルミ製のワインディング・チェックを切りはずすのに難儀したが、バットキャップも外して巻き上げができるようにコルクを削る。ローズウッドのシートフィラーが傷だらけだったので磨いて再塗装。巻き上げ部分も塗料を染み込ませる一回塗りまで終了。早いでしょ、気になっちゃってすぐ手をつけましたからね(笑)それにしても、この緑Greenのブランクの「ストーカー」は初めて(いや、二度目か・笑)一体いつ頃のロッドなんだろう?モヤモヤしながらも二回目の塗装に進む...
時代とともにストーカーStalkerのロッド名は後にレトロRetoroに代わって行く(ストーカーという言葉が犯罪を思い起こさせるから?我々の時代はストーキング技術を習得しろと言われたものだが・苦笑)シート金具は1980年代後期から使われているスタイルだからブラウンの「レトロ」が登場する2002年までの期間のロッドと判断できる。作業をしながら考えていたら、オーナーより別件の電話があったので、このストーカー・ロッドのことを尋ねれば「昔、大阪出張の際に衝動的に購入。1999年ですね...」だと...これにて「謎」は一件落着...(笑)

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