2020年3月31日火曜日

Dyret

 米国のDHからメールで彼が今シーズン使う毛鉤を送ってきた。フライの名前は「Dyret」ダイエットじゃないよ ダイレット。ノルウェー語で動物のことらしい。え?モジャモジャの動物か?と思ったら別名があって「ラフ・ウォーター・カディス」Rough Water Caddis。オリジナルはグナー・ビンゲン Gunnar Bingen。流れの荒いところに突っ込む(笑)巻き方は至って簡単。デアヘアを頭から尻まで芯に使い、ボディダビングしてグリズリー・ヘン・サドルハックルをスパイラルに#14番のフックに巻き止めて、下をカットするだけの「量産型」毛鉤...わたしも早速、巻いてみたけど、DHの巻いた方が「モジャ感」があるな~(笑)

2020年3月30日月曜日

ParaGraph

『今使っているパラグラフと同じ仕様で804を...」と電話でご発注いただいた。ParaGraphは時により仕様を変えているので、現物を送ってもらい「同仕様」で作ることに...送られてきたモノをみれば、ブラスヘッド39mmφの細身アルミケースとシリアル番号でかなり前のロッドとわかった。この頃の巻き方は所謂「ペイン仕様」で先丸シガーグリップを装着して、ストレートのワインディングチェックを付けていた...
記入文字も同じでという事なので(まぁ、書くのは同じヒトですから・笑)位置と寸法をあわせて「記入」文字は変わらないが少し大きくなったかな?763の方は時を経たとは思えないくらい「綺麗」な使用状態だったけど、来たついでにコルクとシートフィラー、金具の手直しをして、今回新調されたNCA/ParaGraph 804と共にお送りする...

2020年3月29日日曜日

Countryside

30年来パーツなどを頼んでいる米国のAW社からメールが来た『COVID-19アップデート/ウェブストアでの注文は引き続き発送できます。 私たちの電話担当者も、安全に通話を続けることができるように設定されています。 制限により、注文処理は少し遅くなりますが、すべての注文を比較的迅速に処理してドアの外に出すことができました。 状況を考慮すると、注文の履行は通常にかなり近いです。覚えておかなければならないことの1つは、多くのサプライヤーが現在閉鎖されていることです。 これは、物が売り切れて在庫を補充できなくなると、製品不足が発生する可能性があることを意味します。 皆様のご迷惑をおかけしておりますことをお詫び申し上げます。 あなたの時間を埋める方法を探しているなら、私たちはいくつかの新しいカスタムロッドを構築することを強くお勧めします!』翌日、米国SK社からもメールで「工場閉鎖で注文は受けられない」と言っている。世界に猛威を振るうCOVID-19の影響は拡大。NCAはもとより「在宅勤務」粛々とロッドを作る。さあ「NCA Rodを持って、自然の中へ釣りに行こう!」

2020年3月28日土曜日

Style

CTS Quartz 376-4pc./Teaのバット尻は9.4mmφ、tiptopは#4というサイズを使う。昨日の11'6"#6と比べると「楽」(笑)3~4mmの差は作業に大きく影響する。この方のご希望は「ブランクと同色になるように巻き、GLASTECHのイメージで...」とのこと。グリップ長さ140mm、シートはHardy Featherweightのフットにあわせ極力短く75mm。金具はREC N/S P&Rを使う。ワインディング・チェックの内径は8.5mmφ...
Denise Franke先生のと同じく、グリップ上の飾り巻きはコパーをスパイラルで4ターン、キーパー無し。CTSカラーのSLT/Slateを使いブルーのスレッドで巻いたらもっと近いカタチstyleになるなと思ったりして...
太陽光に当たるとTEA/Teaカラーはこんな感じに透ける...

2020年3月27日金曜日

Persimmon

CTS Quartz Flyシリーズのなかに「DH11'6"#6/4pc.」というのがあって、サクラマス釣り師のMYはブランクカラー「柿色」Persimmonを選択した。長さ3センチくらいのサンプルでは知っていても、長尺で見るのは初めて。とても良い色だ。ファイバーグラスのDHだけにアクションも「トルク」を感じさせる。トップガイドのパイプ#6.0、バットエンドは14.5mmφ。容易ではない太さ。打ち合わせで決まっていたブライヤーウッドのリールシートに如何にして穴を開けるか...沈思黙考...穴開けからこの位置まで持ってくるまで、長い時間がかかった(苦笑)下に見えるグラファイト11'6"#7/4pc.だと「お茶の子さいさい」なんだけど(笑)

2020年3月26日木曜日

Varnish

昨日の画像にあったOrvis Rod Varnishは40年以上前のもので、硬化するかどうか分からず使ってはいない「記念品」勿論、使うのは新しい一液性ウレタン・バーニッシュ。この件でアメリカのDH(Covid-19の影響でお休み。在宅なのでロッドビルディングも進む・苦笑)とメールのやり取りをした。彼から送られてきたれ画像をみると「一液性」を使い、グラスロッドのラッピングを仕上げている。これで3回塗りとか...
この塗料は自然乾燥なので時間がかかるが「Self-Leveling」自ら平滑になるので扱い易い。特にバンブーロッドの様に角のあるものに向いている。近頃はバンブーでもエポキシ塗料やUV塗料で一気に仕上げ、時間短縮をするものを見かけるけど、角もなく丸く盛り上がっている状態は美しいとは思えない...メールのやりとりは平滑に仕上げるNCA式のエポキシ塗装の方法まで及んだ...(笑)

2020年3月25日水曜日

Bamboo

1970~1980年代にかけて、オービス・バンブーの中に「Flea」蚤という名が付けられた6'6"#4番があった。他のロッドと比べても、真ん中が膨れて先端が鉛筆削りで削ったような、特徴あるグリップスタイルである。メーカーの能書きに『Flea蚤と称するだけに極小のフライをキャストするのに最適なロッドです。昔からごく一部の愛好家の秘蔵品。初夏から初秋にかけて、スレた鱒の釣りに...』とある(笑)昔のOrvis社のKitに付いていた小冊子のガイドチャートを参考にして、ガイド間隔をインチで測って作る...NCA/Bamboo 6634 Rod.(kitでも販売致します)

2020年3月24日火曜日

Tea

アメリカ北東部で釣りをすると紅茶色tea brownの流れに出会うことがある。日本の渓流のクリアーな水と比べると「なんじゃこりゃ」という感じだ。聞いてみると、落ち葉が堆積・腐敗してタンニンが溶解し流れ出ているらしい。雄大な森林を抱える北米の大地ならではの光景だ。CTSグラスロッド・ブランクスの色に「茶」teaというのがあり、クラシックな風合いで人気も高い。ガイドを留める巻糸はブランクカラーに近いものを選ばれる方が多いが、この方は「グレー」を選択。シート下で試し巻きをして、色の相性をみたら「渋い!」REC LCRNSシートを加工してアップロックに、ストレートに近いフルウエルズ・グリップを装着。ちなみにシートフィラーは「バーモント・チェリー」Vermont Cherry...

2020年3月23日月曜日

Orange

三本目ですかね?古いパーツとグリップ、シート、塗装を剥がしてから下地を作り、調色した塗料を塗り、仕上げにクリアー塗装。調色はその都度行うので以前の色と若干異なるかもしれないが「テネシーオレンジ」Tennessee Orange色。塗料の乾燥を待つあいだに再度、指示書を読み込み乾いたら「寸法」に留意して巻く。三本目ともなると「好み」もわかる...Project Tは完成に近づく...以前のDUロッドの片鱗もない(笑)

2020年3月22日日曜日

Green

 SYが以前みせてくれた「R.L.Winston Stalker Glass Rod」が再び持ち込まれた。前は「コレ、本物ですか?」とのことだったが、使われている金具と刻印、デカール、記入文字をみれば「本物です」(笑)「このまま使います」と一度は持ち帰ったものの、眺めれば眺めるほど6-1/2"の大きく太いハーフウェル・グリップが気にいらなかったようだ。今回は「削ってOrvisみたいに巻き上げを...」とご希望。装着された黒アルミ製のワインディング・チェックを切りはずすのに難儀したが、バットキャップも外して巻き上げができるようにコルクを削る。ローズウッドのシートフィラーが傷だらけだったので磨いて再塗装。巻き上げ部分も塗料を染み込ませる一回塗りまで終了。早いでしょ、気になっちゃってすぐ手をつけましたからね(笑)それにしても、この緑Greenのブランクの「ストーカー」は初めて(いや、二度目か・笑)一体いつ頃のロッドなんだろう?モヤモヤしながらも二回目の塗装に進む...
時代とともにストーカーStalkerのロッド名は後にレトロRetoroに代わって行く(ストーカーという言葉が犯罪を思い起こさせるから?我々の時代はストーキング技術を習得しろと言われたものだが・苦笑)シート金具は1980年代後期から使われているスタイルだからブラウンの「レトロ」が登場する2002年までの期間のロッドと判断できる。作業をしながら考えていたら、オーナーより別件の電話があったので、このストーカー・ロッドのことを尋ねれば「昔、大阪出張の際に衝動的に購入。1999年ですね...」だと...これにて「謎」は一件落着...(笑)

2020年3月21日土曜日

Cranberry

Bluehalo SEVEN SIX ➂のブランクカラーはクランベリーcranberry「cranは鶴の意があり、この果樹の花が鶴の首状なのでつけられたとも言う。berryは水分のある小さな果実で、苺やブルーベリー、ラズベリーと同じ。クランベリーは酸味が強く生食には向かないが、菓子やジャム、ペミカン、クランベリージュースの原料となる。七面鳥の丸焼きに添える甘いクランベリーソースは、アメリカ合衆国とカナダの感謝祭には欠かせない。高さ10cm程度の矮小潅木で、枝は細く小さな常緑の葉をつける。花はダークピンクで反り返った花弁をもつ。果実は小さく、中が数室に分かれた空洞になっており、熟すとピンク色から深紅に色づく。加工用など傷が付いてもさほど支障のない場合、クランベリー畑に木が完全に沈むほどまで水をはり、水中で木を揺すると果実が外れて水面に浮かぶので、大型機械で果実をすくい取って収穫する...」そういえば、池のように水が張られ一面赤く染まったクランベリー畑で収穫する映像を見たことがある。東向きの窓から差し込む陽に透けるブランクを見ていると、お菓子のクランベリー味ジェリービーンズにも見える...(笑)
ガイド部などのスレッドはGudebrod #066 Navyと#002 Whiteを使う。片側で5回あってなかなか捗らないな~下地を出す部分の巻きは引き抜き糸を残す。その上、カラープリザーバーで色止めするから余分に時間がかかる...ただひたすら巻数をカウントしながら、コッコツと作業を進め...
そして「完成」...(笑)

2020年3月20日金曜日

Brick

Brick 煉瓦...このブランク色の名称で昔、フィリプソン・グラスロッドが好んで使っていた色としても知られる。どちらかといえば「赤レンガ」このnca/Glas-Pak4 Rodの巻糸は黒をメインに、白3巻き、黒4巻きの飾り巻きを施した。白の巻数が少ないのは白が「膨張色」で太く見えるので、黒4巻きとのバランスを取るためにそうした...ストリッピングガイドは「ベルマータイプ」カーボロイを装着。魚雷型(topedo)グリップとベリンジャーDLSB/redwoodを段差なく仕上げる。グリップ先端は巻き上げ、フックキーパーは付けないでと、ご希望の「カスタム・ロッド」

2020年3月19日木曜日

Clear

Clear Blanksのグラス素材は乳白色。McFarland やKabuto では「クリアー」と表記されるけど、CTS Quartz Glassでは「シャイン」Shineと呼ばれる。左はご依頼のあったKabuto 662-3pc.で、ガイドはシルクで透けさせLt.Grayで飾り巻き。 Blanksはアンサンドでスピゴットフェルール。右はCTS 763-4pc.でブランクスはサンディングされ、クリア塗装でスリップオーバー・フェルール...いずれも元色のクリアー(乳白色)に好みの色が塗装されカラー・ブランクスとなるが、McFarland Yellow Glassだけは素材自体が黄色いプリプレグで作られている...

2020年3月18日水曜日

Azure

この鮮やかな「青」のことを英名でAzureアジュアと言う。CTS Quartzブランクカラーで選ばれたのがコレ。色の名称をWikipediaで調べると『アジュール(仏: azur)は色の1つで、青系統の色を表す。アズール(葡: azul、西: azurなど)とも言う。アジュールブルー、アザーブルーも同じ意味である。この色を発色する瑠璃色石(ラピスラズリ)はペルシャ語のلاژورد (lazhward) が語源である。この語は現在のトルキスタンにある地名だったが、その地で産出する青色の宝石のラピスラズリを意味するようになり、さらに色名になった。lapis lazuliは、ラテン語で「lazhwardの石 lapis」という意味である...』とある。シルクスレッドを使って透けさせ、飾り巻きはバーガンディ...「洒落た」渓流の瑠璃色Azure...これを書いているうち「瑠璃の色」で思い出した。「少年探偵団のうた」壇上文雄作詞・白木治信作曲 ♪ぼ ぼ 僕らは少年探偵団、勇気凛々(りんりん)瑠璃(るり)の色、望みに燃える呼び声は、朝焼空(あさやけぞら)に谺(こだま)する、ぼ ぼ 僕らは少年探偵団 ♪覚えているのは1960年TV映画。原作は江戸川乱歩「明智小五郎シリーズ」だ...(笑)

2020年3月17日火曜日

Smoke

昨日の「キャップ」が気になって価格などをメールでCTSに問いあわせたら、 the Angler's Paradise社の Snapbackでワンサイズ・フィットオールone size fits all and cotton 100% だそうだ。NZ~日本までの送料が一つじゃ高いな~数で割れば送料が安くなる「共同購入」を画策。欲しい方います?...ご注文のCTS Quartz Rodも完成したので「お披露目」多くの色からお好みのブランクカラーを選べるグラスロッドなので「十人十色」の仕様で作ることが出来る。このブランクカラーはSMK/Smokeスモーク色、巻きはティールtealにナイロン、ゴールドのティッピングで渋目の雰囲気を醸し出す「大人のロッド」...Topedo魚雷型スケルトン・グリップを好まれて、これで二本目...

2020年3月16日月曜日

baseball cap

あはは・・こんなの作ったんだ~CTSグラスロッド・ユーザーだから欲しくなるじゃないかー(笑)米国ミネソタ州の木版画アーティスト、タイラー・ハケットTyler Hackettの手による「版画」を元にワッペン式でベースボール・キャップに付けられている。価格は35NZD...被っていないキャップが沢山あるんだけどな~確実に増えそう...ジャンピング・トラウトの向こうの富士山みたいな山はAraoki/Mount Cook アラオキ・マウント・クック3,724MでNZ南島にあるNZの最高峰だ...。

2020年3月15日日曜日

Angler's Mail

『こんにちは。以前、グラスロッドを折ってしまい修理をお願いした時にはお世話になりました。今回は違うロッドの事でお尋ねしたいのですが。知り合いがあまり使用しないのでと言うので かなり前に譲ってもらったのですが、あまり使う気がせずに置いておいたロッドを今シーズンから使い始めました。本流や里川で尺上を狙うには良い感じで...ちなみにこちらのブランクはまだありますか?』とメールを頂いた。二人くらいの釣り人を経由して、現在のオーナーが手にされたのはNCA/Glas-Pak4.8'0"4pc.#DT4/WF5。画像で仕様を拝見すると「カスタム」で誰かさんのために製作したものだった(笑)ブラスフットの古いハーディ社 パーフェクト・リールが装着され、泣き尺「アマゴ」と記念撮影。釣れる魚も、すでにこんなコンディション。九州の春は早い!...今回、新調されるGlas-Pak4 Rodも大活躍すると思います...はい。

2020年3月14日土曜日

the Stars and Stripes

 Bluehalo Seven-six ③のグラスブランクで組み立てるロッド。注文主ご希望のスレッド・カラーと共にスレッドワークのイメージは「星条旗」的なと書いてあったがグリップスタイルと試し巻きをメールで送ったら「NCA提案のそれで...」となった(笑)Wikipediaで「星条旗」the Stars and Stripesを調べてみると「白線と赤線の組み合わせの13本の横縞(赤7本と白6本、したがって上下は赤)、四角に区切った左上部(カントン)は青地に50の白い星が配置されている。白は purity(純粋)とinnocence(純潔),赤は hardiness(たくましさ)とvalor(勇気),青はvigilance(戒心)とperseverance(忍耐)とjustice(正義)を、縞模様は独立当時の13の入植地を表し、星は現在の州を表している。現在のデザインは27代目である...」とあった。まさか正確に線の本数や配列が出来る訳もない。ブルーハローのブランクカラーが「クランベリー」cranberryなのでこの色も借りてNavyとWhiteをあしらい朝のメールで送った画像とは別モノ、この様に構成を変更してみましたがコレでいいですかね~?「星」はないけど...

2020年3月13日金曜日

Welded

CTSグラスロッドに「Royal Wulff Bamboo Special」バンブースペシャル・ラインを合わせる。BB3Fの場合、フロントテーパー5'、ベリー37'、リアテーパー4'、ランニングラインは44'で長さ90'(約27m)と箱に書いてある。長めのベリーbellyはキャスティングの際、ロッドに負荷を掛けるのに適していて、気がついたら4シーズンも使っている。ラインの先端は「溶着」weldedされたループでテーパーリーダーのパーフェクション・ループと結合させる。昔は「Loop to Loop」にする為に「輪」を自作したものだが、いまじゃ手間いらず(笑)出始めのウエルデッドループはこの部分が太すぎたが、現在は製造技術も向上し「スッキリ」...

2020年3月12日木曜日

LHW/RHW

Bellinger/DLSBとの装着状態を確かめるため送られてきたラージアーバーリール(わたし持ってないので...)HATCH 2リールをみればLeft Hand Wind「左巻き」これだと写真写りを考慮してネームの記入は左側が良いだろう。右巻きRHWのリールには右側へ。下書きを60mmサイズに収めて不用のブランクに試し書きをする。NCAで取り扱うCTSブランクスはNZオークランドにある製造元Composite Tube Systemsにお願いしてシルクスクリーン印刷なしの「No Print」で出してもらっている。こちらで手書きするからいかようにでも記入出来る...このCTSブランクのカラーはスモーク(SMK)、記入は黒インクで右側に...はい、息を止めて~(笑)

2020年3月11日水曜日

FlyLine

Royal Wulff FlyLineが4月から「値上げ」される、と輸入代理店から連絡を貰った。フライラインも各社それぞれのコンセプトがあり複雑になっていて混乱するが、ウルフラインは昔ながらの「トライアングル・テーパー」(ウェイトフォワード)で後にロングベリー(LB)、バンブースペシャル(BB)、スペイキャストむきにアンブッシュなどが製品に追加されたくらいで、大変わかり易い。NCAが使っているのはLBとBBでグラスロッドやグラファイトにも合う(と思う・笑)他のオススメはトライアングルテーパー PLUSフライライン。オリジナルのTTラインに比べて半番手重めに設計されていて、ラインカラーはヘッドがアイボリー、ランニングラインがライトオリーブのツートンカラーで視覚的にもキャストが楽かと。オリジナルTTFラインの各番手の中間の重さ、TTFP#3ならTTFの#3.5相当。ライン負荷に対して許容範囲の広いグラスロッドやバンブーロッドにも...指定番手のラインだと やや軽い あるいは やや重いと感じることはありませんか?番手表示にこだわらず試してみることをご提案します。...3月中は旧価格で販売。ご入用の方はncaflyfish@Gmail.com までご連絡を...

2020年3月10日火曜日

Plan

だいぶ前に「計画書」を送っていただいていたが、CTSのブランク入荷が判明せずにそのままになっていた。9日に成田空港に到着して通関も終わり、今日10日午後には岩手・亀ヶ森に配達される予定...「絵図面」を再読してイメージを固めてから製作に入ろう。ご希望のシルクスレッドが上手く透けるかだけが問題だ。NCAで数本作っている方たちなので、なんとなく「好み」もわかっている...前回も使った旧ベリンジャー社DLSBのシートがまた送られて来たので、沢山お持ちですね~とメールをしたら「まだあります」と返信が...どれだけ持ってるの~?(笑)

2020年3月9日月曜日

Cluster

近頃のニュースで耳にする「クラスター」cluster(集団)を聞くたびに「クラスター・ミッジ」毛鉤を連想してしまう(苦笑)「雨ニモマケズ風ニモマケズ雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ丈夫ナカラダヲモチ・・東ニクラスターミッジデ釣レタト聞ケバ巻キ、西ニクロカワゲラガデタト聴ケバ巻ク...釣レヌトキハオロオロアルキ ミンナニボーズトヨバレホメラレモセズクニモサレズサウイウ釣人ニワタシハナリタイ」岩手・花巻の詩人、宮澤賢治先生のお言葉をお借りして。毛鉤自体、作り方が簡単なので直ぐに「集団」となる。レネ・ハロップRene Harropがグリフィス・ナットに白いCDCを付けたことで、視認性が高まったと言われる...

2020年3月8日日曜日

Classic

Classicは「古典」「古風」とかの意味で広く知られているが、他に「けばけばしくない」「はやりすたりのない」「典雅の」という形容詞としても使われる。NCA/Classic Graphite 3pc.は2020年なのに1980年代の雰囲気に立ち戻る(笑)フライフィッシング、第二の黄金期かもしれない「時代」グラファイト・ロッドの発展と台頭を迎えた'80sを知っているひとも、知らない人もあの頃憧れた「道具」の美しさは理解していただけると思います。ロッドの持つ自然なベンドカーブを損なわない「スピゴットフェルール」を採用。ゆったりとした心でキャストを楽しみ、鱒と一日戯れ遊ぶ...先鋭より懐古的な趣味でもあるフライロッドの世界へ...スタンダード・シリーズには7934/8334/8634/904があって、この他にもご希望によりグリップやシート、巻糸を選べる「カスタム仕様」でもお仕立ていたします...

2020年3月7日土曜日

tracking

長い時間お待たせしていた「CTS Quartz」fiberglass Blanksの出荷スケジュールを知らせるメールが来た~NCAに3月10日入荷予定。CTSとメールのやり取りをしていたけど「すみません、今やっています...」と蕎麦屋の出前の様な返事。諦めて待てば突然の「出荷」メール(苦笑)FedExの追跡trackingをみると、通常はNZから中国・広州を経由していたのに今回は異なる経路を取るようだ。これも「COVID-19」(コロナウィルス)の影響なのか?...ブランクをご注文いただいている方と「仕様」を電話で打ち合わせメモから絵を描き、形に...わたし♪「待つわ」♪...

2020年3月6日金曜日

Bookshelf

「水生昆虫とフライフィッシング」田代忠之・憲之 共著で知られる田代忠之さんが亡くなられた...本は1981年3月初版でティムコ社が新宿にあった時代。裏表紙のメモには「1981/4/23 横浜にて」と書いてある。当時、東京・大森から横浜・石川町まで通勤していて、帰りに横浜駅で途中下車。近隣の釣具屋を数軒巡った後、東急ホテル裏にあった、昭和の雰囲気を色濃く残す路地を入って「お加代」という田代兄弟の経営する飲み屋に立ち寄る。お兄ちゃん、忠之さんの店はその先の堀割沿いにあり、兄弟の店をハシゴ。ティムコの霜田さんはじめ多くの釣り人と会ったのもこの店だ。お兄ちゃんが水生昆虫を研究し、弟が毛鉤を開発して「釣る」...店も遅い時間になれば飲み始め、ほろ酔いとなって接客していた忠之さんの笑顔を思い出した...(合掌)

2020年3月5日木曜日

Heirloom

昔のT&Tカタログにあるイラスト「キャスティング・マン」これをみれば「あ、T&T」とわかる、今や同社のシンボルとなっている絵はトム・マクスウェルThomas Maxwellの手により描かれた。ページを繰っていくと、座って休息している絵もあり、ノートの片隅に描かれた「いだずら書き」の様でもあり、遊び心も伝わる...Heirloom 7-1/2"#3ロッド完成。リールシートは送られて来た、古いベリンジャー社のニッケルシルバー製金具DLSBでウッドはBox Elder。Heirloomエアルーム」は伝家とか家宝のほか、珍品とも翻訳される...カスタム・オーダーで作った「一竿」

2020年3月4日水曜日

Early Black Stonefly

テールがウィングから出ているので「クロカワゲラ」学名Capnia sp.1月~3月にハッチする。解禁初期のフライフィッシングではニンフ、イマージャー、アダルトのパターンが使える。早春の暖かな日差しに誘われ出たのか、外水道の水を張ったボウル内にとまっていた。カワゲラだからStoneflyのカテゴリー。体長は11mmくらいだから、フライサイズは#16番かな?...これだけでは見づらいので目印をつけた。
これをみた日に「安全川釣り協会」のHSから、解禁のお知らせがあった(笑)『祝2020解禁...ということで今日は「KKY作戦」!!KG川~KN川~YH川を巡るってだけのことなんだが...昨日の偵察で、KG川とYH川ではライズを確認していたので、#16ドライで通しました。KG川:ライズ有りっ!実釣2時間ほどで16匹。最初の1匹がヤマメ、あとは全部ヒカリでした。昨年の台風で河岸が崩落している箇所があり、丸木橋は跡形もなく流されたようです。KN川:反応なし、風も強く10分で見限る。YH川:ライズ有りっ!ヒカリを1匹追加。20分ほど釣ったところで、ぱったりとライズがなくなったし、風も強くなったし「ヤ」抜きの「マメ釣り大会」にも飽きたので帰宅...』う~ん、もう少し先か~

2020年3月3日火曜日

4800yds.

右から100yds.中は950yds.大きいのは4800yds.巻き。1yds=91cmだから4800yds.は4368メートルになる。ここまで大きいと重量の表示もあって4oz.(約113g)の糸がボビンに巻かれている。100ヤードスプールで約10本の竿が巻けるので、4800ヤードで巻ける本数は推して知るべし(笑)NYLON Thead Size:A の中でも「黒」は使用頻度が高く、えぃ!デカイのにしちゃえとばかりに購入。糸は一生分以上あるな~

2020年3月2日月曜日

Handwriting

ブランクの入っていたポリ袋のラベルは「Graphite Blank」のものだったが、品番FR763-3、中身は間違いなく「Heirloom」久しぶりに作った。ブランクに貼るデカールも付帯していたけど「手書き」がご希望なのでクリーム色を調色しThomas & Thomas文字の綴りと特徴に気を配りながら「息をとめ」一気に書きあげる。勿論、アルファベット以外にも漢字、カタカナ、平仮名、お好きな言語でも書き入れ出来ます...(笑)

2020年3月1日日曜日

Heirloom

明け方まで冷たい雨が強く降っていた3月1日。気温2℃・湿度65%、天候くもり...「祝・岩手県内・渓流釣り解禁」さぁ、シーズン開幕!
Heirloom 先祖伝来の...依頼されたのはだいぶ前で、バックオーダーで手に入ると言われ待つこと2ヶ月。その後、連絡があり「生産中止だってよ...」え~早く言ってよ~!今は「Lotic」に移行して残っているのを探すのは難しいと判っていた。再び知る限りのところを探し回り、米国の友人にも手伝ってもらい、やっと手に入れた「T&T/ Heirloom 7'6"#3 Glass Blank」もう一本と思ったが既に無かった。現行のロティック・グラス・ブランクスはまだ手に入るが、ncaが手掛ける「エアルーム」はこれが最後。「Lotic」(流水)だって「いつまでもあると思うな水の流れとブランクス」といったところかもしれない。長い間、お客様をお待たせしました。「悠々として急ぎ」やってます。T&T Lotic Glass Blanksを使って80年代T&Tの渋い仕様で作るのもいいかも~そこのあなた、あなたですよ、ア、ナ、タ(笑)NCAメイドのT&Tグラスロッド一本いかがです?お問い合わせは ncaflyfish@Gmail.com までどうぞ...