2014年7月31日木曜日

Workbench

nca/ Classic 3pc.をご注文のお客様が選んだのはFull Wells Gripにニッケル・アップロック・スクリューシート。ローズウッドのスペーサーで渋好み。クオリティの高いシートが姿を消す中、探し出して米国より「輸入」したのがこれ。細かく装飾された「ローレット」とN/Sの美しい輝きにシビレる・・nca/Classic 3pc.Rodは7934/8334/8634/904 がお好みの「カタチ」で製作可能・・

2014年7月30日水曜日

Quad

業務連絡。ご注文いただいていた「Quad Bamboo Rod 7'3" #3wt.3pc.」完成。いつでもお渡しできます(笑)・・夏休み前に間に合った~但し、アルミケース用のパイプが「欠品」中でコチラは8月中旬以降になりそう。ブラスヘッドと数を合わせて発注してある筈なんだけど、いつもどちらかが半端に残るのはなんでだろ?またしても金属の原材料価格がアップで嫌になるー

2014年7月29日火曜日

Glass

お持ち込みの「Walt E.Carpenter Fiberglass Blank 7'3" #3-4wt.3pc.」で作るロッドはPAYNE 100風にというご希望。ここまで巻きました・・
オリジナルの「ペイン100」のグリップは5インチ(約125mm)7'6"の2pc.にしては手の中に隠れてしまうほどの小ぶりだが、リールシートの長さとコルクグリップのバランスがとても良い感じ。今、ncaで製作したこれも小さいけど「ほっほ~っ」という握り心地・・先端をもう少し削るかな・・

2014年7月28日月曜日

Bookshelf

「熱帯夜」にモゾモゾと起き出して本棚を探り読み返し・・「イワナ・源流の職漁者」白日社、昭和62年(1987)刊。秋山郷や奥只見、檜枝岐で「生きるため」に釣りをした人たち、平野惣吉、山田亀太郎、並木晴政、平野守元氏からの聞き書きだ。川も生きていた時代の実話は、わたしを「その場所・その時代」に誘ってくれる。この白日社は他にも「秘境」ものを数多く出版していて、「猟師」や中禅寺湖の伊藤乙次郎翁の聞き書き「森と湖とケモノたち」、尾瀬に生きた最後の猟師、平野與三郎 述「山人の賦」Ⅰ・Ⅱなども興味深い・・

2014年7月27日日曜日

Repair

今朝6時前から「ザーッ」と激しい雨が・・昨夜は蒸し暑く寝苦しかったな。ラジオニュースで「今日は寒冷前線が東北地方を通過するため、雨や雷雨・・」週末ごとに天気が悪い・・川の状況も渇水・増水・渇水と一週間で目まぐるしく変わる・・あ、修理のこと。FENWICK Yellow Jacketというグラス製バスロッド剛竿のバット部にクラックが。外側に糸を巻いただけじゃダメだろうな~内径を計りながら適合するカーボンブランクを調整しスリーブを作り、圧入・接着して外を糸で補強巻きするしかないと判断。見積もりをお客さんに提示してから「作業」に掛かる・・

2014年7月26日土曜日

Cap

先日、Casting Gentleman Logo Capの話を書いた・・昨日、信州NSから電話があって「買っちゃいましたよ~それも3色・・罪作りなBlogだなぁ~」あはは・・「いやいや、それ、ビョーキだよ~」と二人で大爆笑・・ncaでも以前、ロゴキャップを作り販売していたが「完売」して久しい。「また作って~」の声も多いのだが、数を作らないとコストが...何色か作りたいしと長いあいだ逡巡している・・大手は会社宣伝も兼ねて「ドカッ」と大量に作れるんだろうけど、いまどき新たにnca capを作って、どれだけの人が購入してくれるのかしら?
そんなこと考えながら「Noth Country Angler マーク」の絵を描き始めたワタシ・・クラウン前面にこれだけ大きく刺繍したキャップを計画するか?(笑)

2014年7月25日金曜日

Quad

クアッド3ピースロッドの進捗状況・・ここまで進んだ。スレッド上塗装の乾燥を待って、あと一回塗るつもり。今月中には納品予定・・個人的にも3ピースは大好きなロッド。アクションはもとより、携行や収納も良い。東京に暮らしていた頃に乗っていた車が「MINI Mayfair」これで釣りに行く時、先ず手にするのはスリーピース・ロッド(笑)9フィート以上の長竿なら4pc.だったな~

2014年7月24日木曜日

Casting Gentleman

我ながら「アホ」だとは思うのだが、有るときに揃えておかないと無くなりそうで(笑)・・T&T Casting Gentleman Logo Cap...この一番左、Gray/Deep Red のロゴ見た途端「クラ~ッ」ときて、思わずバックアップまで購入してしまった・・あ、この帽子、残念ながらncaでは販売してませんから・・・
こんなとこにも・・「良い釣りを!」

2014年7月23日水曜日

Workbench

昨夜巻いたQuadの状態が気になって(夢にまで出てきた・・)午前4時前に目が覚めた・・一回目の塗りを確認すると「良く出来てるじゃん!」・・窓を開けると明け方のひんやりとした空気とヒグラシの大合唱が仕事場に流入。ヘタな目覚ましより大きい鳴き声は共鳴し森に谺する・・コルクグリップの先端を四角に削り込み、四角いブランクから巻き上げる作業は、丸軸から丸コルクに巻くよりも少しばかりコツが要るけど、好きな「カタチ」だ。今日から数回、塗り重ねればガイドなどの巻糸はトロリとした感じに仕上がること請け合い(笑)

2014年7月22日火曜日

Bookshelf

「the angler's BAMBOO」Luis Marden / Lyons & Burford,Publishers 1997・・久しぶりに持ち出した。お客さんから「トンキン竹って中国のどこら辺が原産地なんですかね~」と聞かれ「中国・桂林の方、スイ河流域で栽培されて・・」とうろ覚えの答えを・・あ~この本見せればよかったんだ(笑)
地図上、斜線に囲まれた場所、見えるかな?読み返すと新しい発見が・・別に知らなくてもいいことなんだけど、それでも知りたいでしょ?

2014年7月21日月曜日

Fiber

「バンブーロッドって、手の中でまるで生きている様に働くんだ。これは自然が創り、我ら釣り人に与えてくれたものだからね・・」と言った釣り師がいた・・トンキンケーンの縦に走るパワーファイバーと呼ばれる天然繊維をロッドの反発力に利用するバンブーロッドは、人の手を経て一本の竿になるまで約60時間以上の作業工程を要する・・自然の造形は「美しい」

2014年7月20日日曜日

Fountain Pen

義父の形見のモンブラン万年筆・・20年を経て自分の書き癖がついてペン先もこなれてきた。キーボード時代では出番も少ないが、いつもデスクのペンケースに鎮座している。自分の万年筆を初めて買ってもらったのは中学校入学時の「パーカー」でボールペンとのセットだったことを思い出した。胸のポケットに誇らしく差していたものだ。その後、パイロット社などのモノを何本か使った。時代が進み文房具や筆記用具も様変わりしたけど「万年筆」はいいね・・

2014年7月19日土曜日

70's

一度、お客さんの手に渡り、北海道釣行にいった「Orvis Superfine touch」ロッドが里帰り・・グリップ・シェープの変更。そのまま削っても良かったんだけど、コルクをブランクから剥いて新しく作り直した。1970年代のオービス・グリップに似ているな・・雰囲気は70'sでブランクは今年、2014年製(笑)

2014年7月18日金曜日

Quad

昨日の電話で打合せしたロッドのイメージを忘れないうちに描いてみた・・Quad 7'3"-3pc.#3wt.ロッドをご注文されたHSさんもnca rodsのヘビーユーザー(笑)今までも完成したロッドを引取りに東北道を走りお見えになる。「ついでにそこら辺で釣りしてきますから・・」とおっしゃるが、真冬の雪道を来られたことも・・絵を描いてみると完成時のロッドがイメージし易いし、メモの代わりにもなり便利だ。今日から製作、朝一でブランクは一回目の塗装に入った。

2014年7月17日木曜日

Bellinger

昨日、完成したロッドを取りにこられたお客さんとリールシートの話題になった・・「Bellinger Seatいいですよねー」・・nca rodsには1995年から数年間使用していたな~サンプルとして使わずに残してあったN/Sシートも年月を重ね、酸化変色。輸入書類など入ったファイルと当時のカタログも探し出した・・急に懐かしくなって、Bellinger に連絡をしてみた。「2004年にAl Bellingerは会社を売却、経営権が変わりましたが、今も元気でBill Bennettと共に製造プロジェクトに参加していますよ。あなたのことを話したら覚えていて懐かしがっています・・Bellinger Reel Seatsを思い出して頂きありがとう・・」と返事が来た。もとより使いたいシートがあり以前から考えてはいたのだが「次のロッド話」に肩を押された(笑)クオリティの高さは変わらないだろう・・

2014年7月16日水曜日

Country Side

強烈な香り(匂い)だけど嫌いではない・・今年もヤマユリが咲いた。冬のあいだは「ババユリ」(葉がなく枯れた状態、歯がないに掛かる・・苦笑)と名前は変わるけど、どっこいこの季節は華麗な淑女に変貌する。
なにせ山の中の家なので、そこらじゅうに自生している。球根を掘り出し移植したことがあるけど、やはり自ら選んだ場所がヨロシイらしい・・しばらくは百合の「香」が風に漂う。

2014年7月15日火曜日

S-glass

好みの「カタチ」にロッドを作り、釣りにゆく・・Steffen brothers S-glass Fly rodsのご用命はncaに・・只今、集計中!

2014年7月14日月曜日

S-glass

ncaで作る「Steffen Brothers Glass Rod」・・ご好評をいただき、ステファン入れないの?とご要望も多いので再び募集いたします。ブランクを輸入して、お好みのカタチでロッドに仕上げる。オーダーから約3ヶ月待ちだから(前回は5ヶ月位かかりました)来シーズンのロッドとしてお考えください・・スタンダード仕様で本体価格約¥55,000(布袋のみ付帯)・・誠に申し訳ありませんが今回からはデポジット(予約金)¥10,000を申し受けます。ncaでは3ピースを推奨いたしますが、他4pc.などお好みにより取り寄せ可能です。下記リストをご参照の上、ncaflyfish@Gmail.com までお問い合わせ・お申し込み下さい。
画像をクリックすると拡大画面で見られます。ブランク購入ご予約の締切は7月31日を予定しております・・

2014年7月13日日曜日

Workbench

台風一過の昨日は太陽の照りつける一日となった・・3ch.とDYは釣りになる川を探し200km以上走行したらしい。結果、ウハウハの釣りが出来たと報告あり。水量は多いものの濁りも取れ、魚も動いた様だ。昔から水の引き際は釣れると言われるけど、わたしは来週「平日」に期待・・釣りに行けないお客や釣り帰りのお客が集中して来訪。話では川の状況も稗貫川近辺より早く「好転」しているらしい。むむ・・そんな中、わたしは黙々と仕事だぁ~

2014年7月12日土曜日

Flyfish (extra)

東京から台風に追われるように3ch.とDYが釣りに来た・・「すごいねー!」魚じゃないよ(笑)3ch.の「晴れ男」ぶり。今更というか相変わらずというか・・朝まで梅雨前線が台風に刺激されてザンブザンブの雨だっのが、台風は茨城沖で消え、夜には丸い月が見えるほど。驚きだ~~盛岡、花巻、遠野地方はいずれも100mmを越える大雨だったので渇水の川は一変、水嵩が増し大泥流となった。画像はDYが釣ったヤマメをスマホで配信(笑)あら~釣りになるところ探したんだー「げに、恐ろしきは執念なり・・」
DYお手製シナモンフレーバーのパンで(美味しくて一本食べちゃった)朝のコーヒーを飲むわたしであった・・

2014年7月11日金曜日

Flyfish (2)

♪両手を回して、帰ろ揺れながら。涙の中をたった一人で♪・・三橋美智也「星屑の町」の電子音メロディーが集落に鳴り響く。時刻は18:00。この季節、まだまだ明るいイブニングタイムを迎える。蜘蛛の糸トラップや渇水なんかに負けて泣いてなんかいられないぞ~と鼻歌交じりで、再び川を目指す・・
この時期なら水量があるのに今日は渇水。それでも「やっぱ、いるじゃん!」もう少し待て、もう少しと待てば川面は暮れなずみ、広がるライズリング・・
この先で出ようねと言ったひと淵まえでイッチャン特製毛鉤「ラストチャンス・クリップル・ダン」にヒット!流れを下り、走り、いなされ、ようやく取り込んだヤマメは体高のある立派な魚体だった・・

2014年7月10日木曜日

Flyfish

京都のNI(通称イッチャン)が「みちのく一人旅」・・話し込んでしまい川に立ったのは昼過ぎ。まともな雨も降らずTSB川は相変わらず渇水気味。ま、なんとかなるだろ~(笑)台風が前線を刺激して午後は「降水確率70%」とのことだけど、未だ太陽ギラギラ・・但し、遠雷がゴロゴロと。
川原の草を刈ってくれたのは良いのだけど、流れてきたり岩に引っかかり溜まっていたりでロングキャストのNIは「草釣りイッチャン」となる。
葦に囲まれ川幅が絞られ狭いところ。水深のある流れめがけ、ParaGlass 663-3pc rod でロングキャスト・・
ビシッ!ニッコリ・・こんなん出ましたぁー!!

2014年7月8日火曜日

Workbench

アルミシートは内径が広いのでReel Seat Arborをコルクで作り、太さを調節する・・紙テープで「太らす」方もいるがあまりお勧めできない。水辺で使う釣竿。水に浸けて魚と記念撮影などの状況が考えられるからだ。紙テープの粘着剤はそれほどの耐久性はない。以前「海外有名ブランド」のフライロッドのシートが浮いて、廻った事がある。引っ張ったら抜けたので修復作業はし易かったけど(笑)ブッシングは例の「紙テープ」であった・・接着剤使用量も少なく、テープも劣化していた。ブランクとシート内径のギャップが少ないモノには「タコ糸」を巻いて太さ調節をし、瞬間接着剤で固めて下地を作る。

2014年7月7日月曜日

Flyfish(extra)

先日お買い上げいただいた「ParaGlass 7634-3pc.Rod」週末に「竿おろし」をされた模様・・「早速、ParaGlassで釣りに行ってきました。札幌近郊のKMB川です。狙いはイワナとヤマメ・・ラインは4番DT、フライは14~18番のメイフライパターンで・・15ヤードくらいまでストレスなくキャスト出来、コントロール性も良くラインを操作できます。特に魚を掛けてからティップがしなやかに曲がり、魚をいなすことが出来、非常に愉しい・・これからこのパラグラスの出番が多くなりそうです。この河川は北海道では希少な尺ヤマメの釣れる川、8月お盆まで暫くここに通うことになりそう・・」札幌TTさん、ありがとうございました。そこ30数年前に北海道の友人に連れて行ってもらいました。ただ、その時歩いた林道に生っぽい「羆」の糞があって、釣りをしていても何だか落ち着かなかったことまで思い出しましたー(笑)

2014年7月5日土曜日

Spin Rod

ミッチェルのスピニングリールを群馬・渋川のカーティス・クリークで購入されたお客様からのオーダー品・・グラファイト6フィート・スピンロッド。1970年代のガルシア風にとのこと。リールシートはバーマック社オールアルミ、エンドキャップと共に古い時代のものだ。これを探し出したのがC.C.店主。本当に何でも出てくるね~(笑)こんな感じでと送られてきた画像も「店主保存」の80年代ガルシア社カタログ。おいおい、どこまで好きなのさー(爆笑)
一番下のフライロッド、昔持ってたわ~。「ガルシアロッド」は当時、町の釣具屋どこにも有ったな・・輸入販売元は「ツネミ」

2014年7月4日金曜日

Baseball Cap

6月に3ch.達と岩手にやって来たコロラド州のPaulaさんから手紙、CDとキャップが送られてきた・・何でも家の近くに「この店」(笑)があるようで、購入して贈ってくれたんだね。ありがとう・・釣りにはならなかったものの、遠野観光がかなり印象深かった模様。このキャップのタグを見ていたら「keep your head cool and dry with Q3」とあった。これからの季節、麦藁帽子にするかな~と思っていたところなので早速にも試してみよう。

2014年7月3日木曜日

Inscription

ロッドシャフトに手書きでロッドネームなどを記入するのは初回塗装乾燥後に・・書体も時代とともに変わってきてるな~(笑)昔作ったロッドが修理で帰って来ると「昔の書体」を再び見ることになる。文字の特徴・癖やインク、ペンなど基本的には変わらないけど、ああ、この時なに考えていたんだろうと思い出す事がある。お客様の名前、魚の絵などを記入するのはいつものことだけど、携帯電話番号やメールアドレスを記入したことも・・