2014年5月31日土曜日
nca/T-Glass
4月24日の拙ブログに掲載した画像のロッド(クリーム色のシャフトと巻き上げ部分、CFOリールの一部しか写っていない!)に目ざとく気づき「あのロッド何ですか?」と質問してきたのは元・仙台勤務、今は転勤して信州NSさん。これだけでピンと来るなんて、余りにもス・ル・ド・イ!
同じ時に撮ったT-Glass画像はこれ・・岩手に移り住み、今年で20年目なので記念ロッドとして考えていたシリーズ。なんだかズルズルと、そのままになっていた。信州NSから電話を貰い、あ~そうそう、そう言えば・・となった次第・・この為に20th.Anniversaryのシルクスクリーンまで作ってあったんだわ(苦笑)7023/7623/7923 One-HalfでマイルドなSlowアクション・・
2014年5月30日金曜日
Flyfish
「よねたや」の女将の話では朝、大川目地区で熊が出たそうな。げげ、さっきまでその辺で釣りをして橋のところから出たばかりじゃない。それで県警のパトカーがウロウロしてたんだ・・12時、気温はすでに30℃で昨日に引き続き「真夏日」(朝は15℃!)空には入道雲。こりゃ夏の景色じゃないか、こんなんで釣りになるのかよーと半信半疑で入渓・・
ピーカンの空の下、膝くらいの水深のこのフラットで真昼間、普通釣れると思います?・・あはは、ところが釣れる釣れる・・それはいいんだけど取り込みで「バラシ」ばかり・・えっ?毛鉤をちゃんと咥えてない?む~ん・・
イワナもヤマメもどれだけ掛けて、どれほど「バラシ」たか・・あ~暑い、熱い・・フライはこの前巻いたトビイロカゲロウ。茶色の#16番が大活躍!
2014年5月29日木曜日
ParaGlass
the Sons "ParaGlass"・・息を止め、ネームを一気に記入する。現在のブランク在庫は663-3pc./703-3pc./7634-3pc.そして703-2pc.があります。Glas-Pak 4/Kameglass/K-Glassとアクションの違いは?「パリッとしたドライフライアクション」それでもグラス素材のロッドですから~「振って知るべし・・」
2014年5月28日水曜日
Heddon #35
Heddon #35 Rod Restoreが終わった・・4月7日に送られてきた時、最初のオリジナル画像を撮るのを忘れていたことに今頃気づいた。バーニッシュは劣化して見られたものではなかったが、ひと皮剥けば程良く火入れされた美しい竹色だった・・グリップは表面を削り直しただけでフォルムはオリジナル。シートもウッド部を磨きだしただけのオリジナル。スレッド色は限りなくオリジナルに近づけた。ncaの手によるRe-Born....
2014年5月27日火曜日
nca/ Drybak
nca/Drybak...川に立ったらみんな制服のようにお揃いのベストじゃなぁ~と言うことで、個性的なストラップベストをご提案。このネービーとサンドベージュが出来上がりました・・本来はバードハンティング用にデザインされたモノをフィッシング用に改良・・手仕事なもので少量の入荷。¥30,000也
2014年5月26日月曜日
Country Side
昨日、9時半頃「熊」が出たらしい・・高校野球の練習試合を見にでかけていて、試合中にメールを貰った・・熊は屋号・袖小森の花を作っていたハウスから現れ、道路を横断して沢を渡り、右手奥にある山の神から諏訪森(スワサモリ)の方へ駆け上がったらしい。小熊1頭らしく近くに親グマがいるんじゃないか?と話していた。袖小森の右手にある納屋の床下には今年もミツバチが巣を作っていて、その蜜目当てとも思われる・・これが午前中の話。
花巻から帰って来て屋号・山口のオヤジに話をきく・・午後も出たのさ~諏訪森霊園から降りてきて、屋号・滝ノ沢と屋号・小森の裏の崩れた土手を登っていたらしい。最初は災害復旧の作業員が登っているのかと思ったらしい。それにしちゃ~黒くて小さい、あっ子熊だ!と駐在に連絡したりの騒ぎだったらしい・・どうやら、山の神から山を越え、墓地から降りてきて道路と沢を渡り袖小森の裏山(右手の小山)に消えた様だ・・今日からしばらく、小学生は親が車で送り迎えとのこと。本当に今年は熊が多いんだな・・「熊出没注意!」
2014年5月25日日曜日
Flies
昨日の蜉蝣は「トビイロカゲロウ」の亜成虫(dun)♀と思われる・・刈田敏著「水生昆虫ファイル」によれば「翅はダークグレイ、後翅は大きく丸みを帯びて、細長い体型、テイルは3本、体長9mm・・」なるほど~と早速、毛鉤を巻いた。体色の「鳶色」はフライライトのダークレディッシュ・ブラウンを使った。リブはオリーブ6/0スレッド、ウイングはポリヤーン。ブラウン・ハックルをソラックス部に軽く巻き下部を逆Vカット。フックサイズは#16...茶色のフライ
週明けにでもこの毛鉤を試しに行かなくっちゃいけないなー(笑)
2014年5月24日土曜日
Flyfish
渓魚の生育調査のため川へ(嘘です。ただ釣りに行きたかっただけ)・・今日はバンブーな気分とフィルソンを久しぶりに着てみたかった。途中の自動販売機に「いろはす」の新製品、炭酸レモンがあったので、新しもの好きとしては即購入。ロッドはOrvis Midge 7'6" #5 2pc.にて10:00からの釣り。
こんなカゲロウやら・・
こんなカディスやら・・
はたまたストーンフライまで・・川辺を歩くと沢山いた・・
結果、ヘッド&テールで飛び出したヤマメ・・順調に生育(笑)
2014年5月23日金曜日
MUG
サンド君に手配してもらいJFF( Japan Fly Fishers)震災支援チャリティーのマグを購入した・・前回は「ヤマメ」今回は「イワナ」のプリントだ。原画は引き続き、漫画家の酒川郁子女史の手によるモノで女性らしい色使い・・
同封されていた印刷物を見ると「第三弾」とあった。あれ?第一弾知らんな~で、早速サンド君に連絡を・・「あーあれ、タオルかなにかでしたねー」疑問解決。4弾5弾6弾と渓魚や海魚のフライフィッシングで釣れる魚が欲しいなぁ~切に希望と伝えておいた・・@¥1,500+送料。欲しいでしょ?
2014年5月22日木曜日
504 TS
504 S...渓流用4ピース、Ultra Light Lure Rod。昔のT&T Lure Rodみたいなグリップデザインになった。使うガイドは「絡みにくい」Kガイド・・
古いMitchell 308 リールのフットの長さは68mm...かたやABU Cardinalは62mm・・この6mmの差が現行のリールシートに入るか入らないか・・ご安心あれ、nca のFarguson typeなら「クラシカルなリール」でも大丈夫。
2014年5月21日水曜日
Countryside
今年も家の「朴の木」に花が咲いた。裏山でもそこらじゅうに子孫を増しているホウノキは広葉樹の見本みたいなもんだな・・そろそろ、夕方にマダラカゲロウの乱舞が始まるかも知れない・・昨日16:00に家を出て、近所の川まで様子見に行った。川辺の道を一輪車を押している、顔見知りにあった。いつもこの時間、釣竿を持って晩酌の「魚」を釣っているのだが・・今日はやらんの~と尋ねると「まだ小っさいから、育ててんだー」だと(笑)「こないだ、雨あとで水増えた翌日はいい魚ついたな~」とおっしゃる。田んぼからの泥水も収まった川だけど、底石が泥っぽいので一雨欲しいと思っていたら今日の降水確率80%・・今日は川に行けないのかな?
2014年5月20日火曜日
Restore (6)
Butt Sectionのシグネチャー・ラップをして一回塗をした・・ほかのロッドと並行作業しているので、ここまで、ここまでと、結局は止まらなくワンセクション巻いてしまった。糸3巻きの部分もその幅を一本一本「面相筆」にて塗る。こちらは息を詰めての作業(笑)
Heddon #35はご丁寧に両側にトリミングが施されているデザインだったので、それに習い「黒糸」3巻きを入れる。いやはや手間のかかること(苦笑)昔の人は勤勉だったな~とひたすらた感心する・・
2014年5月19日月曜日
Countryside
緑が濃くなり景色が変わった。田圃も水が入り、あとは田植えを待つだけ・・5月も残すところ2週間だもんなー。今週中には川の濁る農作業もあらかた終わり、再び釣りになることだろう。行かなくっちゃー
こちらは「クマガイソウ」小さいのは「サギソウ」・・どちらも蘭の仲間らしい・・この群生は自然にあるものではなく植栽されたのが増えたと教えられた。クマガイソウの名は平安中期から鎌倉時代前期の武将・熊谷直実(クマガイナオザネ)に由来するそうだ。騎馬武者の背に敵味方の識別と矢避け、威嚇の為に付ける「袰」(ホロ)の形に花が似ているので命名されたとも聞いた。花や山野草に詳しくなく興味もない(笑)わたしはただただ、はぁ~と関心しつつ、持ち主の解説を聞くのみであった・・
2014年5月18日日曜日
Restore (5)
ブラウンに黒のティッピングで巻き始めた・・巻く数は3ピースで2ティップということもあり、ガイド数の多さとシグネチャーラップを含めると100箇所にも及ぶ。考えると気が遠くなるので「考えちゃいかん!」と自分に言い聞かせ、淡々と作業を進めるしかない。さてはて、いつになったら出来ることやら(笑)
2014年5月17日土曜日
Flyfish (2)
一年ぶりに「有宇内峠」を超える・・遥か下方に先程まで釣りをしていたTSB川。峠道は全舗装だけど使われる頻度が少ないのか、落ち葉、枯れ枝、そして落石が多い・・限界集落と思える「小倉掛」を抜けYGM川へ・・
いつものハシゴからいつもの流れに降り立つ。キャスト一発!すぐヒット!・・その上の長めのプールでライズを発見して、下から順番に流れ込み白泡まで4ヤマメ。これは楽しい・・も~いいでしょうと、時計を見れば2時半。下流部に移動するとまたしても田圃の濁りが・・本日の釣り4時間半にて終了
2014年5月16日金曜日
Flyfish
朝のお告げにより10時に川へ(笑)・・予報では雨模様だったけど「曇天」しかも気温は上昇し、上着を脱ぎシャツ一枚にA-Bagという格好。今日のお供はOrvis Graphite Superfine touch 4pc.6'6" #3番。久しぶりのグラファイト・・
川に降りて遡行しているとトラクターの音がそこら中で聞こえる。田圃の代掻き時期なのだ。よって、水田の広がる地区では水が少しばかり濁る。田からの排水のある場所では沈黙・・少し上流にエッサマンがひとりいたので、更に上流へ入る。去年3ch.と入った橋の上で「でかい!山女魚!!」をランディング間際でバラシ@@たものの、その後シャローで山女魚連発~~
2014年5月15日木曜日
Diamondback
Diamondback 7'6" #3/4 3pc.が完成・・ダイアモンドバックの名は米国中西部に生息する蛇に由来する。「リリアン」のように編みこまれたファイバーグラスでグラファイトを覆い込む製法は、独特のアクションを生み出した。クロスバインディング柄が「蛇」の模様に見えるわけだ・・スピゴットフェルールの♂側と♀側にシルバーの「フェルール・クラスプ」を取り付けたのはH.L.Leonard Golden Shadowを意識して・・少し長めのグリップはB.フリースの握りやすいテーパーを採用した・・
2014年5月14日水曜日
Restore (4)
一回目の塗装が乾燥後に「ネーム」を書き入れる。使うのはホルベイン水性インク。息を止め、ビビらず一気に書く・・書体を似せようとしても、結局のところnca 流の文字になってしまうのは致し方なし・・50年以上前の時代に思いを馳せ、当時の職人が書いたオリジナル文字特徴を掴むのがコツ・・
Heddon #35 Rod のリールシート部・・PAT.No.16240582。金属とプラスチック、ウッドから成るシートは当時としては「最新」だったんだろうな・・以前に釣具の新案特許件数が一番多いと聞いた。いつの時代も、釣り人は閃めき、工夫し、すぐに申請する・・待てない人が多いらしい(笑)
2014年5月13日火曜日
Restore (3)
ディップタンクで一回目の塗装・・フェルール部を「養生」して、吊り下げ紐を取り付ける。岩手の朝晩はまだ寒いので塗料の入ったパイプは「鞘箱」に設置したサーモスタット付きヒヨコ電球により前夜から温められる・・
塗装の間、ぐちゃぐちゃに書かれたメモを清書。描いているうちに面白くなってきて、彩色までしたくなったけど、それはヤメ・・昔からこのてを描いてファイルするのが「趣味」だった(笑)・・「備忘録」代わりで勉強になるな~
2014年5月12日月曜日
Restore (2)
Heddon #35のミッドセクションまでは「剥いて」残りは2本あるティップ・セクション・・竹専用に作られた「刃物」で塗装をはがし、サンドペーパーで調整後にスチールウールで磨き上げる。下地をちゃんとしておかないと、この後の塗装仕上がりに影響するので気の抜けない作業・・
フェルールを磨いたあと黒染して乾燥後、表面をコートしておく。その間にガイドフット先端を削り、ここも黒染を施す・・
2014年5月11日日曜日
Featherweight
SAGE Fiberglass Rod にお客様のご要望でFeatherweight社のアルミシート・ブラウン/ゴールドを装着した。わたしのロッド、nca/ Glas-Pak 4には同サイズのシルバー/ゴールドを、Kameglassは細いサイズをつけている。
袋を開けシートを取り出す段になり、しげしげとラベルを見た。は~「DIVISION OF WESTERN GRINDERS」か・・フェザーウェイト社は最終的にウエスタン・グラインダーズ社が傘下に置いていたのね~Grinder を辞書で引くと「粉屋」「研磨屋」とあった。今となってはどちらかは判らない・・そう言えば、かのH.L.Leonard Rod Co.も何度か会社が身売りされて1980年頃「Johnson Wax」にアソシエイトされた時代があったな~当時、神奈川県・大磯にあった日本ジョンソンワックスにHLLの件で連絡をしたことがあった。対応に出た方に「当社は釣具と一切関係ございません・・」と笑われてしまった(爆)
2014年5月10日土曜日
Restore
Heddon model #35のレストア・・手をつけると大変なのが判っているので、先延ばしになっていたモノをいじってしまった!・・この時代のロッドシャフトは実に良く出来ていてバランスも良い。ブランクに後塗りされたワニスは経年劣化していてパリパリ剥がせるのだが、荒い粉状となり顔や衣服に飛び散り始末が悪い。時代的には50年以上前のロッドだから致し方ないか。剥くと美しい竹の肌が露出。作業前、作業後の「肌」の違いを比較願いたい(笑)ヘドンロッドは以前に2本レストアしたことがあるので手順を追う。ガイド位置や巻幅、シグネチャーラップ、Heddon #35の記入文字を書き写し記録しながらの作業となる・・グリップは削ってみたら余りにも素晴らしいコルクなので特徴あるリールシートと共に、そのまま活用することに・・
フェルールはブルードされたその上をワニスでベッタリと厚化粧されているので磨きだし、あとで再黒染めする・・古いロッドにしてはフェルールもタイトで、キレイにすれば使える状態。あ~しかし、道はまだ遠いなー
2014年5月9日金曜日
Catalog
ウェブ時代でも印刷されたカタログの方が好きだな。情報が通り過ぎないで残る(笑)・・T&T Horizon SeriesのHS 802のグリップスタイルをどうしようか?と1976年から1998年までのカタログのページを開き「検索」・・1988年のHeritage Seriesに使われたシガータイプも好きだけど、今はちょっと変わってきて真ん中ポッコリ、小指と薬指がかかるグリップエンドが細めの「Comfort Grip」が好み。1977年のバンブーロッドに採用されていた「カタチ」をnca流に削り出した。ブランクカラーに合わせ、巻き色はネイビーブルーにベージュのティッピングをする。筆記体のロゴもT&Tを真似て入れよう・・
2014年5月8日木曜日
Workbench
作業を進行中のロッド達・・左からSAGE Fiberglass/ Diamondback 2pc. / Diamondback 3pc. / Sp.K-Glass 4pc. /Thomas & Thomas 2pc. / nca-ParaGraph 2pc.巻いて「塗」の工程に入ったものもあれば、まだこれからと言うのも・・この進捗だと、釣りに出掛けられるのは明日だな。
2014年5月7日水曜日
K-Glass
K-Glass (Special) 4pc.の全部品・・部品点数にすればこんなもんだけど、コルクグリップやガイド削りから始まり、接着、調整の削り、ガイド位置の設定、ガイド取り付け、塗装を数回。その間に布袋寸法と形を絵にして隣のばあちゃんに頼む・・これが一連の工程。巻いている間「このロッドで良い釣りが出来ますよう・・」と念じるのも忘れずに(笑)
2014年5月6日火曜日
SAGE
Don Green指揮下で作られたSAGE Fiberglassである。彼はラミグラス、グリズリー、フェンウィックという一流のロッド製造会社でロッド作りの経験を積んだ後、1979年に「セージ」を立ち上げ、当時としては先端を走るセージ・ロッドを世に送り出した。そのブランクSFL686のデッドストックを手に入れたお客様から、ロッド製作依頼があった。東京のM&M時代、何本かのSAGEグラスロッドを作ったことがある。S-Glassを使用したブランクは太く、リールシートもアルミのパイプ状しか使えない。今回これにはFeatherweight社のシートを使用し、ストリッピングガイドもPerfection ACGというクラシカルなモノを使う・・
2014年5月5日月曜日
Flea
Flea...蚤(ノミ)と名付けられたOrvis 6-1/2' #4 Graphite Rod。カタログによると「軽量ロッドの極致。神経質な鱒に静かに、繊細にフライをキャストするロッド・・」ストリッピング・ガイドの形状から察するに1970年代中期の竿。グリップとコルクシートが経年劣化して、握った感じもパサパサ、デコデコ。新しくしたいとお客様がncaにお持ち込み。Bamboo Fleaもいい感じだったな~画像下は改造後のフリー・ロッド。コルクを新しくしただけで、金具類はご希望通りオリジナルを使用・・ncaが手を入れたOrvis Flea の完成・・
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