ncaflyfish

2025年1月18日土曜日

Gold plated

 誤って沼にロッドを落とし、水の中から現れた女神に「お前のロッドは、銀のガイドか?金のガイドか?」と尋ねられても、迷わず正直に「金の!」と答えられます(この逸話は斧だったけど)gold plated金メッキされたトップ、スネークとストリッピング・ガイド。使う人は少なく、ncaも使うのは数えられるほど。通常のガイドより3.3倍ほど値がはる。Lamiglas FL90-4のネームに「GOLD CUP」と記入したし、Classicな雰囲気をより醸し出すのに「金ガイド」を採用。能書きには「チタンコート」ともあったから、だいぶ手間が掛かっているのだろう。発注者は「NCAの沼」にハマったままですが...(笑)

2025年1月17日金曜日

Chisel & Hammer

chisel 鑿とwood-hammer木槌...レストアには必需品(笑)リールシートを叩いて割る。いつもなら金具が外せるのだが、47年間の接着剤固着ではずれない。そこでグリップ側からフード金具を外し、ノミと木槌で割った。このグラスロッドの場合、バットが太く、HLLバンブーの取り付け方と同様にブランクをカットしてシートが付けられていた...
パーツを外す前にガイド位置を「計測」したのは言うまでもない。簡単な絵を描き、数値を書き留めておく。グリップはHLL言うところのウェスタン・シェープ・グリップで要所の寸法も測った。ブランクに戻った806Fロッドは再塗装前に、一皮剥いて「下地」作りから...

2025年1月16日木曜日

Chrysanthemum

chrysenthemum 菊の英名である。この文字の長い綴りをロッドに記入する、Lamiglas FL90 4 (7'6"#4)。まさか、恐れ多くも天皇家の「菊の御紋」菊花紋章(きっかもんしょう)を入れるわけにもいかないし...
そう、50円硬貨のデザインに「菊花」が使われていましたね...

2025年1月15日水曜日

model 806F

HLLのファイバーグラス・ロッド、model 806Fがフルレストアにやって来た。1976年まではPillipson/OEMのCatskillシリーズ、Rangelyシリーズのグラスロッドがあったけど、1977年にはこのカタチになっている。つぶさに拝見すると、シャフトの擦り傷、ストリッピングガイドの破損、樹脂ワインディングチェックの劣化、何よりリールシート金具の劣化が際立つ。RODON製の金具は加工されていない「生アルミ」で、長年の使用で腐食したと思われる。Kennedy Fisher製のブランクはスピゴットフェルールの不具合がある。何たって48年前のロッドなので「劣化」は免れない...さぁ、キレイにしましょうね。

2025年1月14日火曜日

Lamiglas

Lamiglasブランクの入っているビニール袋に添付されたタグに書いてあるbalancing tradition with innovation「革新を伴った伝統のバランス」この時代は「革新的」だったE-glass。ブログをみたTSが「あの3ピースが欲しい!」と言われても時すでに遅し。オールドストックから探し出したブランクはFL90 4、7'6"#4/2pc.である。製造は1970〜1980年代で少し濃い目のカラー。このブランクを使いシェークスピア・ワンダーロッドWonderodの様に巻いていく...

2025年1月13日月曜日

Hardware

リールシート用の金具hardwareは中々気に入ったものが少ない。NCAはスクリューダウンロック(D/L)やポケット&スライドバンドはNCA趣味ではあるけど、画像の「リールシート」から選んで貰っている。今年に入り「Lemkeconcept」から発売されたハードウエアーに目を引くモノがあった。2024年ゼネラルマネージャーになったシェーン・グレイShane Grayがデザインした「S-1」がそれで、REC/MBDのストックがまだあるのに「S-1」が頭から離れない...
Joel Lemkeは若い頃からGlenn Strubleとシートを作っていた機械工で、その腕は確かだ。シェーン・グレイが参加して、素晴らしいハードウエアを作っていくことだろう。画像はLemke/S-1 hardware。かなり「気になっている」から、困ったもんだ...(笑)

2025年1月12日日曜日

delay

本当なら、昨年とっくに到着していたはずなのに・・FF/ncaflyrodロゴのキャップcap.。最初は青森・黒石まで行ってしまった。気がついて追跡番号で行方を探したときには、既に遅く宛名不備で「送り主に返送」された。米国の製作先とメールのやり取りで、この訳のわからないトラブルと「返送されたら直ぐに送ってほしい」旨を伝えると「返送品がいつコチラに戻るか分からないので、返金するか新たに作るかを選んで下さい」との事。迷わず「新たに作り、正確な住所に送る」ことを選択・依頼。工程の流れはネットでわかる。発送されて到着は12/19(日本時間20日)まで表示されていたのに、再び「遅延」に次ぐdelay「遅延」...おいおい、頼むよ〜(苦笑)やっと入荷しました!円安と高額な関税で、申し訳ありませんが「'47 CAP」@¥9,800、送料別途¥660。尚、このデザインでは限定製作です。お待たせしました。ご予約をいただいている方には即日発送させていただきます。お問い合わせ、ご購入はncaflyfish@Gmail.comまで...「一帽一会」(笑)