ncaflyfish

2025年6月25日水曜日

RETORO

 WINSTON "RETORO"は「ストーカー」Stalkerの後継として2000年代に発売された6'6"#3から8'0"#4までの3ピース・グラスロッドである。ウィンストン・グラス好きには欠かせないアイテムである。初期のモデルにはダウンロックでStruble D-8シートが使われている。これは後に特徴的なウィンストンのN/S,U/Lシートに変更された。どこと言って悪いところは無いけれど、JKCによれば「グリップが手に馴染まなくて...」と、これもストーカー風のグリップに交換したいと依頼あり...
結果、この様に「改装」...

2025年6月24日火曜日

STALKER

韓国のJKCは703/803/804とレトロ764を所有する、無類のWinston グラス好き。古いウィンストン・ストーカーStalker 8'0"#3を駆使して、お国のヤマメを釣っている。修理に来る前は「原形」を留めないほど痩せてカサカサ、ボロボロで酷い状態であった...
早速コルクを剥いて見ると、コマをひとつずつ接着した跡が残るだけで、あっという間に剥がれた(苦笑)N/S金具も酸化し、くすんでいたのを磨き出しピカピカに。ncaの記憶にあるウインストン・グリップの形を削り出し、装着し「再生」していく...

2025年6月23日月曜日

Bellinger

Al & Hue Bellinger Brothers....
『アルとヒュー・ベリンジャーAl & Hue Bellingerが1979年にベリンジャー・リールシート社を設立した時、彼らの目標はフライフィッシング業界向けに安価で低品質な、ありふれた木製リールシートスペーサーを大量生産することではなく、入手可能な最も優美な木材と節から、できる限り「唯一無二」の木製スペーサーを作ることでした。カスタムビルダーやロッドメーカーがベリンジャーのリールシートを注文すると、彼らはその木製スペーサーが、自分が購入できるどのリールシートスペーサーよりも抜きん出ていると確信していた。』アルとヒューからアリス&チェット・クロコAlice & Chet Crocoにその意思と技術は引き継がれた…
会社は再度売却され、米国・西海岸から東海岸に製造機械は移送。次はマイク・マクファランドMike McFarlandに継承される...NCAではアルとヒュー・ベリンジャーが作った時代のシートを入手。ストックが無くなるまではNCA Rodsに装着して提供するつもりである...

2025年6月22日日曜日

ORVIS(Graphite)

 近年、ORVIS Fullflexグラファイトの人気が再燃しているらしい。47年も月日が経てばコルクも油分を失いカサカサとなり心地悪さが掌に伝わる。今回の釣行で「実感」したので早速交換。キレイになったでしょ?これを持って、また行きたくなってしまった。フライロッドは折れていない限りグリップなどを交換修理すれば再生可能だから、修復作業は「経験と技術」のncaにお任せ下さい...(笑)

2025年6月21日土曜日

Rodmaker 24/7

Rodmaker 24/7のブランクスを使い、「南の島」のガーラ(ヒラアジ)を狙うロッドを製作。4ピースの9ft#5/6番である。ソルトウォーター・ユーズということもあり、ガイド部は糸を巻き返し「丈夫」に拵えた。リールシートはFeatherweight社のアルミ製#8-12、ダブルスクリューでリールを固定。グリップは160mmのフルウェルズ、スレッドはグデブロッドGudebrod #200/Sunburst。グリップ上とトップ下はカラープリザーバーで色止め処理をし「洒落て」みる。沖縄の美しい海で活躍することを願って...

2025年6月20日金曜日

Re-Born

グリップとシートフィラーを再生するRe-Born。簡単なイラストを描いてオリジナルの寸法を測り、記入。全てを以前のカタチに近づける...
先ずはシートの再生から。使うリールを取り付け、寸法を調整。グリップに受ける穴inletの径の印をつけ、ハンドリューターで掘る。
あとはブランクに接着後、フォルムを調整していく。思い立って作業を始め3時間...「魔天将軍」(待てん性分)降臨...(笑)

2025年6月19日木曜日

Time goes by.

 
 このORVIS GRA "TROUT"は1978製だから47年前、ポートランド・オレゴン州のカウフマンズ・ストリームボーンから購入した。当時はアウトフィット・コンプリートと言ってロッド、CFO IIIリール、フライラインと纏めて売っていた。その頃から3ピース好きで(日本国内では販売されていなかった)リストを見てファックスで注文。送金は郵便局で為替を作って書留で送る、そんな時代だったことを思い出す。東京・奥多摩で初ヤマメを釣ったのもこのロッドだ。北海道に持ち出して使っているうちに、手に違和感。長い「歳月」でコルクがデコデコになっている事に気づく。自分の事は後回し「紺屋の白袴」とはこのことだ。しかし、早くもコルクリングを接着して用意した。お客様を優先しなくてはいけないのだが・・でも待てないな〜さっさと「握り心地」を良くしよう!...(笑)