2025年9月26日金曜日

John Bull

 『ジョン・ブル(John Bull)は、擬人化されたイギリスの国家像、もしくは擬人化された典型的イギリス人像のことである。 転じて個々の保守的な典型的イギリス人もジョン・ブルと呼ばれる...』昔のHardy Glass Rod、シンプルな作りだけど「ジョン・ブル魂」が込められている様な気がする。如何にも英国のフライロッドですと主張していて 、なんか良いんだよね〜50年以上の時を経てもその「雰囲気」は変わらない。カーボングラファイトの出現で、その座を追われたけど「復権」したグラスロッドの歴史の中で輝きを取り戻した...古いグラスロッドを使うのも、ちょいと「粋」でしょ(笑)

2025年9月25日木曜日

Rabbit

大迫町・新大橋たもとに、はやちねの宿「ラビット」と言う宿泊所が10月1日にオープンする。夏前から改装の様子を見に行っていたが、ようやく完成。早池峰登山などのガイドもするHAがマネージャーである。昨今、宿泊場所の不足の花巻、特に大迫で面白い起業だと思う...
宿の前の「御役屋道」(おやくやみち)は藩政時代の大迫代官所に通じる旧遠野街道で、遠望するJA大迫支所のあたりが「代官所」跡になる。目の前は稗貫川だから「釣り宿」にしても良い...
ラビットの名を付けたのは、オーナーがスクーター「Rabbit」好きに他ならない。ラビット號は富士重工(現SUBARU)が1946〜1968年まで製造していたスクーターで、未だ日本各地に熱狂的なRabbitファンがいるそうだ。古いものだけど大切にされている実動車...はやちねの宿「ラビット」のHPはwww.kihada-biyori.com

2025年9月24日水曜日

before/after

釣行から二日も経つとカラカラに乾き、革表面が白っぽくなったウェーディング・シューズ。砂や岩を蹴飛ばして遡行し、あちらこちら擦れているのが分かる。出番の少ない、Hardy Glass 6'3"#3-1/2ライン指定だって使わなくっちゃ、とお供に選ぶ...
帰って来たら「龜の子束子」カメノコタワシを使ってシューズやウェーダーに付いた泥などをスグに水洗いするのがルーティーン。ロッドはこのまま最終日の釣りまで、継ぎっぱなしにしておこうかな...

2025年9月23日火曜日

flyfish

川を変えて、昨日まで濁り増水していたいつもの場所へ。こちらも状況一変して水は澄んで流量もそこそこ。オッ、いんじゃね投げれば釣れる。でも釣れるのは「●マメ」ばかり...(苦笑)
コレが最大級。黒いね。夕方になり川原にカワガラス四羽、セキレイ三羽が飛来して早めの夕食準備。夕空には4〜11月までハッチが続く「フタバカゲロウ」が舞っていた...ああ、寂しきかな「釣瓶おとしの秋の夕暮れ」...

2025年9月22日月曜日

Wondering

初日の朝は花巻、盛岡に「大雨洪水警報」が出るほどの「豪雨」だったけど、昼に雨は上がった。諦めないヒト達と徘徊wondering視察で350kmのロングドライブ...案の定、大増水・泥濁りの河川ばかりで「この川がこんなに荒れ狂って流れているの、初めて見たよ〜」普通なら、行かないからね...
二日目「今まで渇水だった大地に吸いこまれた?」と思うほど水の引きは早く、小濁りではあるものの釣りになりそうな川へ...
しか〜し、未だ流れは強いな〜いつもなら渡れるとこも渡れない。高圧水流に脚を取られました。藪漕ぎしたら茨の道で傷だらけ...
天高く...秋の空の下。遡行の労多くして、実り少なし...

2025年9月21日日曜日

S-shape

両軸受けリールに使用されるS型ハンドルs-shape handleは各メーカーで「カタチ」が異なる。基本的には軸の片側に設けられた四角いところに嵌められ、ネジ止めされている。Sの形だけで見た目の印象が変わるのが面白い。自分でデザインした時は、何枚もスケッチして作画は「雲型定規」を使い行なった事を思い出した。スプールの回転ブレを軽減してくれるカウンターバランスも重要で、ある程度の重量が望ましい。コレが無い「両軸受け」シングルハンドル・リールは急激にラインを引き出す回転の微振動で、プレートを留めている小さなネジが浮いて出ることもあるので注意したい...

2025年9月20日土曜日

replacement

 釣りの「現場」から画像が...問題はヤマメの大きさでは無く(でもあるが・苦笑)リールに違和感が。ハンドルが無い!話を聞けば、ロッドにセットした時には存在しており、川歩きの段階で失くしたらしい。何とか釣りをして、フライラインを巻き取るのにスプール内に指を入れてチマチマとやるので難儀したそうだ...
その日のうちにIWANA REEL社にメールを入れ、事情を説明しハンドルとセンターネジを送って貰った...釣り道具の「点検」は大切だね。

2025年9月19日金曜日

Go flyfish

 朝の気温が14℃と秋めいてきた。7月、8月は暑いのと川に水が無いので釣りに行かなかったな〜泣いても笑っても岩手の内水面の禁漁まであと僅か。大雨の後、放浪・徘徊覚悟で釣りに行く...♪釣れるといいな 釣れるかな パピプペ パピプぺ パピプペポ...ラジオから流れていた「うちの女房にゃ髭がある」1936年日活映画の主題歌(歌:杉狂児・美ち奴、作詞:星野貞志、作曲:古賀政男)のリズムが頭から離れない...(笑)

2025年9月18日木曜日

Flyweight

 Hardy Flyweightは2-1/2"(6.35cm)で重さ2-5/8oz.(74g)ラインキャパシティはWF3+40yd.(27lb.backing)とカタログにある。まぁ、2〜3番ラインを収容できる容積でハーディ社のMarquis 2/3(2-9/16"、6.5cm)よりも小さく、最小のリールである。だから名称もFlyweightフライウェイト。nca/Glass Rod703-4pc.に使われるのが、#3.5番のラインを巻いた、お手持ちのコレで3番と4番の中間重量を持つらしい...

2025年9月17日水曜日

Explorer

 釣った鱒のサイズを測るのに、リールシートの尻から40/45/50cmの位置にメジャーラップmeasure wrap、目印の糸を巻く。これ以上(以下)の魚はコレを基準に目測してください。james green/ Explorer 835。エクスプローラーexplorerは「探検者」の意味の他に「求道者」の意もある。鱒を追って川を巡り、徘徊して結果を求めるFFMにはズバリのネーミング...「渡り者」を指す言葉でもあるけどね(笑)

2025年9月16日火曜日

SIZE

 Tシャツをご注文頂いたKMから『NCAは禁漁前のこの時期になると、何故かTシャツだの、いろいろやりますね〜』と言われた。確かにそうかも(笑)Tシャツ、手拭い、バンダナなど作りたくなる「季節」かも。おまけに『サイズを知りたい』とご要望があったので、カタログからサイズを探した。NCA Logo"Tee"は2サイズ。Lサイズで身丈73cm/身幅55cm/肩幅50cm/袖丈22cm。XLは身丈77cm/身幅58cm/肩幅54cm/袖丈24cmである。これを参考にしてご自分のTシャツサイズをお決め下さい...
NCAロゴ入り8.3oz.帆布トートのサイズは幅430mmx縦480x95mmマチ。手持ち/肩掛けの2wayで、生成りoff whiteとグレーgrayをご用意...なんでも入れちゃう「合切袋」

2025年9月15日月曜日

green

 前回お買い上げ頂いたjames greenに使ったスレッドはGudebrod #5896/Dk.greenだったけど、同じ仕様じゃツマラナイと思ったのが始まり。グリップに隠れる部分に「試し巻き」をして提案、了承され使ったのが#6779/Lt.green。アンバーカラーの下地と相まって、キレイな「ミドリ」となった。クリアラップに2巻の緑のピンラインも付けて洒落たロッドになった。ジェームス・グリーン・ロッドだから「グリーン」を配色したかったんだ〜と、あとで気付く...(笑)

2025年9月14日日曜日

before Dawn

 「木曽路はすべて山の中である」島崎藤村(1872-1943)『夜明け前』before dawnの書き出し...関係ないけど、岩手の山の中で「夜明け前」から起き出して頭の中に浮かんだデザインを実行(笑)Bellinger/DLSBシートに140mmコンフォート・グリップでjames green 835-4pc.を作っていく。スレッドワークやシグネチャーラップは夢の中に出て来た様に。北海道「秋の陣」で使い倒すそうだ。製作期間は余裕...2025年9月14日(日)岩手・盛岡の日の出時間は5:15、日の入りは17:43だそうな...日を追って日照時間が短くなり、季節は進む秋の朝...

2025年9月13日土曜日

counter assault

棚の奥から通称「熊スプレー」counter assault(反撃)を探し出した。岩手県内でもクマの出没や人的被害が続くなか、森の中に入る渓流釣りに必帯かしらん?輸入元は盛岡市・手代森のアウトバック。いざとなったら安全装置を外して噴射する(出来るかわからんが)内容主剤はカプサイシン(唐辛子エキス)で代替フロンガスHFC-134aが充填されていて霧状に放出。昔、試射をすると言って風上で吹いた輩がいて、風下にいたワタシの白いシャツがポチポチと赤点ドット・シャツになり、眼がピリピリに。また思い出したじゃ無いか〜(苦笑)...あ、CTS 376-4pc.完成しました

2025年9月12日金曜日

R.L.Winston

承前。画像のR.L.Winston Fiberglassは8ft.3-1/8oz.で#DT6のTroutである。噛むリールシートを甘いスクリューバレルのD-1に付け替えた。これだけバットが太いと「ステント」stentsと言うグラスやカーボンで出来たチューブラーtubelar(パイプ状のモノ)を挿入してリールシート内径に対応するのだが、壊してみたら木の丸棒が使われていた。それをドリルして全て取り除き、グラスのチューブを新たに接着した。『荒瀬のデカニジに大きなセミフライ、リーダーは2X、そんな釣りのために...』と言っていた。依頼主が北海道の方だから「鱒釣り」にピッタリですね...
R.L.Winston Rod Co.は1976年にカリフォルニア州サンフランシスコから、モンタナ州ツインブリッジスに移転したから、このロッドは1975年頃のモノであろうか...

2025年9月11日木曜日

restore

ncaに「来るべくして、来た」か(笑)R.L.Winstonグラスロッドのレストア依頼。不格好に削られた160mmフルウエルズ・グリップ...
ラベルにはSanFranciscoの文字があるから、ウィンストンが475 Third Stret, San Francisco, Californiaにあった時代、それもモンタナに移る前、後期の作りと思われる。リールシートはFeatherweight社。スクリュー・スレッド(ネジ)が細かくてリールフットが噛んで固着すると言うので、コチラも交換...
コルクをいつものペンチで剥いてみると、下地のバットセクション太っグリップとシートを交換して「昔のカタチ」に戻しましょう...

2025年9月10日水曜日

from NCA

 出来ました文字とイラストで構成されたTシャツ。先ずはグレー5.6oz.Cotton Tシャツ。サイズはLかXLで、ホワイトは来週完成。予約受付いたします。合切袋、NCAロゴ入り8.3oz.帆布トートのサイズは幅430mmx縦480x厚み95mmの2wayで、生成りとグレーをご用意。価格はTシャツ、トートどちらも@¥3,600(送料別途)購入をご希望の方はメール、ncaflyfish@Gmail.comまで、お申付けください...

2025年9月9日火曜日

economics

『トランプ関税の影響で、米国への書留郵便による配送は、最新情報が出るまで現在停止されています。そのため、FedExでの配送のみとなります。コルクリング 100個 1 1/4インチ x 1/2インチ グレード フロール ボア 1/4インチ 299.00ドル + 42.80ドル 米国向け送料、その他の国向け 15.80ドル。300個 1 1/4インチ x 1/2インチ グレード フロール ボア 1/4インチ 880.00ドル + 42.80ドル 米国向け送料、その他の国向け 25.80ドル...』とポルトガルのコルク屋さんからお知らせがあった。日本には影響が無いと思ったら、あにはからんやコルクの価格まで1.8倍「値上がり」している。フライロッド製作には無くてはならない「コルクリング」む〜ん〜経済economicsが...モノみなあがる、秋の空。

2025年9月8日月曜日

Flyfish

前回「雨の迷走」をして、コレを釣ったDの案内で行く川。ここまで来るのにバイパスから旧道に入る場所を間違えて、また「迷走」(笑)
同行四人。三人の頭にはnca capだったので記念撮影...左からK/K/D
澄んではいるけど少なし水量。今日のお供はSteffen Bros 703-3pc.にIWANA Reel...
半年ぶりに「現場復帰」したMも一緒...しか〜し、期待に反して釣れるのはヤ抜きの「●マメ」のみ...迷走(瞑想)は続く。

2025年9月7日日曜日

fortunes

『Struble Capは今回の遠征釣行に幸運をもたらした様です...』と画像が送られて来た!な、なんとデカイ岩魚だ!顔つきは「爬虫類」!古い友人の名前がWSだから、あの「S」マークはピッタリだね。「幸運をもたらす」ストルーブル・キャップ、最後のひとつ、あります。残りモノには「福」と言うでしょ。あなたもいかが?...(笑)

2025年9月6日土曜日

LHW

LHW...Left Hand Wind左巻き。右手で投げて左でリールを巻く「合理的」ではあるね。右巻きで覚えたワタシは、何度かトライしたけど巻くのがぎこちなくなるので諦めた。釣った魚の写真を撮る時、リールのハンドル側、ロッドネーム側を「オモテ」とするならば、ロッド左側にネームなどを記入する。製作前にLHW/RHWのどちらかを、お申出いただきたい...ロッドはjames green "Native Trout"692-3pc.

2025年9月5日金曜日

001/207

Gudebrod"Classic"スレッドは#001/black(1本)と#207/yellow(2本)が撚られて「オリーブ色」に見える。これをメインスレッドに構成してjames green/native troutロッドを組み立てる。リールシートはBellinger/DLSB、グリップスタイルは「人参」carrot。ストリッピングガイドはStruble agateで石の名称はトロピカル・サンセットと言う...

2025年9月4日木曜日

Agate

 『手持ちのアゲートガイドをつけて欲しい...』と送られて来たのは、チェラチ、ポーランドCzeladz,Polandの「Perfect」社製Agate サイズ#8だった。ncaも以前は使用していたが近頃はもっぱら米国ストルーブルStruble社製になっていた。アーネスト・オゾスErnest Oczosさんの手仕事、見事です。ユーロ€決済のコチラも頼もうかしら...

2025年9月3日水曜日

Unglued

 コルク・グリップ、リールシートの塩梅とスレッドカラーの発色を見るために未接着Unglued conditionで「仮組み」してみる。グリップ長さは135mmでシガースタイルである。スレッドはAW#805/tippingにAW#706を飾り巻きに。NZ/CTSから送られてくるブランクの入ったビニール袋の小さなポケットに10mm角のキューブが入っている。そうジョイント用ワックス(フェルールワックス)である。蜜蝋bee waxでフェルールの継ぎ合わせ状態を最良のモノにする訳だね...

2025年9月2日火曜日

thread work

CTS/Quatz 376-4/Shineブランクを使い、ロッドを作る。リールシートはStruble D27s/Walnutで、スレッドはライトブラウンに少し濃い目のブラウンで飾り巻き、と指示があった。右がいわゆるLt.Brownなのだが、参考にして貰おうと未だ在庫のある20年前に廃番されたスレッドで巻く。結果、左側のAW#805/BaigeをメインにAW#706/Chestnutで飾り巻きをする組み合わせに「決定

2025年9月1日月曜日

snake guides

ncaがライトライン・ロッドに使う「スネーク・ガイド」snake guidのサイズは、top側から昔風の表示では#2/0という。「今時、その言い方するのはncaさんぐらいしか居ませんよ」と笑われてしまった。2/0は#3.5、1/0は#4.0、#4.5が#1、#5.0が#2に相当する。いずれもループの大きさや高さ、長さ、軸の太さが異なり「適宜」に配列していく。各100個単位で在庫するのだが、3個使用するものや1個しか使わないサイズもあり管理が大変。少なくなると途切れない様に頭を悩ます...