2013年2月28日木曜日

Glass Rods

KameglassとSteffen Brothers・・Kameglassの新たなる巻き方、黒にベージュの飾り巻き。ステファンをご予約されていた方がBlogを見て「このグリップに!」と変更。巻き方は「黒とベージュ、渋くて格好良いですぜ・・」と半ば押し売り。今日は気温も上昇して屋根からドサドサと雪の落ちる中、引きこもりで竿づくり。

2013年2月27日水曜日

Steffen Brothers

ステファンのFiberglass Blanksが本日のFedExにて入荷・・オーダーしてから待つこと5ヶ月。もう少しで忘れるところだったよぉ(笑)以前のステファン・グラスよりしなやかに。こりゃ良い!・・ご予約を頂いている皆さん、ご指示の通り順次製作いたします。お手元に届くまで、またしばしご猶予を・・個人的には7'0"と7'6" が好きだけど、売り物だからな~7623-3pc.と8034-3pc.に余裕がアリマス。

2013年2月25日月曜日

Workbench

JFF創立(1981年)からだから「釣友歴32年」にもなるのか・・DYの注文はKameglass 7'0" 2pc.「グリップ130mm、シガー、ワインディングチェック付・・巻糸は人があまり使ってない感じでね・・あ、キーパーいらないから」長い付き合いだから性格も釣り方も分かっている。黒をメインにベージュでティッピングを施してみた・・あれ?フィリプソンになんだか似てるね~オリジナルより完成度は高いぞ・・

2013年2月24日日曜日

Whiteout

昨夜から「大雪」・・こんな日でも高校野球部は練習があるというので石鳥谷駅まで送る。亀ヶ森の開けたところで視界20メートルあるかないか、山に近い石鳥谷では「ホワイトアウト」な~んも見えん。早朝から除雪車は出ているものの、どこがセンターラインなのか道際なのか・・雪は降り続いているので「雪かき」はまだ出来ないし・・あ~考えただけで腰が痛くなる。

2013年2月23日土曜日

Salesman

東京での「Blue Man」公演を終えたAdam Erdossy は奥さんの実家のある四国・愛媛へ釣りに行ったんだけど、その時に紹介したフライショップLittle Wingから「あの時、アダムさんが使ってたバンブーロッドを・・」とご注文を頂いた。おっ、アダム・アドシー、君は優秀なセールスマンかも・・今、アダムはラスベガスでブルーマン公演中「また岩手で釣りしたいです・・」とメールをくれる。

2013年2月22日金曜日

Workbench

ご注文頂いた6pc.Spin Rod・・グリップにはコンポジット・コルク(ゴムとコルクを混ぜた人造コルク)でアクセントをつけたいとのご希望が・・「出来ます!」と言ってから、まだあったよな~と探した。あれ?無い!と30分、コルクを入れてある箱の底でなんとかこのロッド分は見つけた。米国から輸入しても2~3週間は掛かるし、量も多くて今後に捌ける自信もないけれど何かの機会には忘れずに注文しておこう・・さ~て、フライロッドから巻き始めよう。

2013年2月21日木曜日

Mag

Japan Fly Fishers(JFF)からマグカップが届いた・・現会長の正直さんに購入をお願いしておいたものだ。同封された印刷物には「震災支援プロジェクト」とあり、購入代金の中から製作費を除いた金額を3.11震災の義援金にされるとあった・・同じ東北に住む者として大変ありがたく、イラストを描かれた方や企画に当たったJFFヘッドクォーターの皆さんに感謝したい。もう二年を迎えるというのに「復興」などが遅々として進まないのは一体何なんだろうね・・いつものコーヒーが一層美味く感じられる・・We Are One MAG

2013年2月20日水曜日

Drybak

「アバクロンビー&フィッチ」のハンティング用ゲームバッグを友人から借りた。そのカタチや作りを研究するためだ。織りネームはポケット・ラペルに隠れているけど誇り高き「Abercombie & Fitch」・・米国の釣りや狩猟スポーツ用品を取扱った大手は製造元に依頼し「自社タグ」を付け販売した。例えばオービスなどにも多く見られる、というか殆ど・・ショルダーベルトの交差するところに製造元のタグが縫い込まれている「Drybak,Binghamton,NY」ここでまた興味をそそられ(笑)AAA(American Automobile Association)のRoad Atlas地図にて調べた。ニューヨーク州ビンガムトンはマンハッタンから北西に199マイル、人口56,000の町。カナダ国境のいわゆる五大湖、オンタリオ湖やエリー湖に近い。Drybak Co.は狩猟用品衣料製造で有名だったようだ。現在はビンテージ古着として僅かにwebに出ているくらいだから「存在しない」と思う。 ・・東のドライバック、西のフィルソンだな。何故、こんなこと調べているかって?賢明な読者の方はもうお気づきかと思う、そうこの「カタチ」を釣り用に復活してみようと画策中なのだ・・

2013年2月19日火曜日

A&F

A&Fと言ってもAbercrombie & Fitchの方で、日本のA&Fじゃありません。ちなみに日本のA&Fカントリー、創業者のAkatsuさんとFujitaさんからAとFをとったようで・・Fujitaさんの方は「銃砲店」を経営されていたとか。時代の流れと共にスポーツ用品の輸入に変換。あ、話がそれたな・・アバクロンビー&フィッチ、創業は1892年。ディビット・T・アバクロンビーが高品質なキャンプ、狩猟、釣り関連用品を商品として提供していたスポーツ店。1900年に顧客だったエズラ・フィッチが経営に参加し1904年から「アバクロンビー&フィッチ」となる。E.F.Payne Rod の金具に【sold for Abercrombie & Fitch】と刻印されていることはご存知の向きも多いかと思う。顧客のアーネスト・へミングウェイは「あそこはマッチョの行くところだ」と作家仲間に勧めているほどのお店。当時、客の85%は「男」で残り15%は一緒についてきた女性客だったと・・いまの「アバクロ」とは全くと言って良いほど異なるわけ。わたしが1980年代にニューヨーク・マンハッタンの店舗ビルを訪れた時にはもう「閉鎖」されてはいたものの店舗自体は残っており「あーここがアバクロンビー&フィッチだったんだな~」と後の祭り・・話が長くなるので続きは明日(笑)

2013年2月18日月曜日

Fly Reels of the Past

Halcyone Fly Reelの設計図が出てきた。挟まっていた本の題名は「Fly Reels of the Past」John Orrelle/Frank Amato Publications 1987年刊・・両軸受リールを新しく製作するのに随分と勉強になったことを思い出す。機械図面(プロはマンガというのもこの頃初めて知った)など描くのは素人だったけど、なんとかカタチになりBaby TroutからLageまで全7種類の「国産両軸フライリール」を作ることに恵まれた。
これらのリールも完売してしまいなんだか「空虚」な感じだったけど、ムクムクと創作意欲が湧いてきた・・シーズン中に間に合うか分からんけど、ご要望の多い「スモールトラウト」サイズ(DT#3-4、WF5番のラインを収納)70mm径バーミンガム・スタイル・国産リールの製造を「計画中」なのであります・・

2013年2月17日日曜日

Reel

       Bob Corsetti(ボブ・コルセッティ)はリール職人として紹介したが「Rod & Reel」ネームでクラシックタックルの販売もおこなっている。取材中目に入ったのは膨大な量のアルミケースに収まったロッド、古いリール・・取材もそこそこ気もそぞろ・・彼の住む町ニューハンプシャー州ナシュアはStan Bogdanの住む街でもあり、インタビューを申し込んだが都合がつかずに断念した。当然ボブもスタンと友人でPeerless Reelを作るに当たり教えを請うたそうだ。画像にある大きなリールはNo.5(WF7+120yds.) No.6(WF9+225yds.)でアトランテック・サーモン釣りなどに使われる。ドラグシステムの見た目は簡易なのだがこれほど「効く」モノに出会ったことはない・・さて、ボブのところにあったクラシック・ロッド、帰国後に十数本買い込んだのは言うまでもない。

2013年2月16日土曜日

Pins

      American Museum of FlyFishing・・バーモント州マンチェスター、オービス本店前にあるフライフィッシング専門博物館。この前のTVにも出ていたのでこの名称をご記憶の方も多いと思う。3~4回訪ねたと思うが、これを見ると必ず思い出すことがある。我々は50マイルも離れた隣町に宿泊していて翌日、ミュージアムの取材が予定されていた・・妻と幼子を岩手に残し出たっきりの鉄砲玉。一週間以上も連絡をしなかったので、こりゃいかんと国際電話を入れた。東京からなれない土地に引越して日も浅く、心細い気持ちで留守を守る奥方が出て「そこらじゅうに連絡して、あなたたちを探してたのー・・芦澤さんが・・」「え~っ・・」芦澤一洋さんの訃報を聞いたのはバーモント州ラットランドだった。そもそもこの旅は芦澤さん出演を念頭に置き企画されたが、前年よりのご病気で出られず私にお鉢が回って来た。短期間で大幅な企画変更をして9月中旬には出発、取材は一ヶ月半に渡った。芦澤さんとも旧知のアンガス・ボーズマンとアラン・アドシーに訃報を伝え共に号泣・・翌日マンチェスターまでの車内でも涙が止まらなかった・・出かける前、東京で入院中の芦澤さんを最後にお見舞いした時に掛けていただいた「精一杯、楽しんでらっしゃい。マコちゃん・・」の言葉と芦澤さんの笑顔が蘇る小さなピンバッチ・・

2013年2月15日金曜日

Seventeen Years

        昨日、NHK/BSアーカイブスで「森に生きる職人達」が再放送され、ご覧になった方も多く色々な方からご連絡を頂いた。TV局時代の懐かしい上司や同僚からメールを貰ったり、とんと音信不通だった釣り仲間が連絡をくれて今年の釣行を約束してしまったり・・取材は17年前に行われた。岩手から成田空港に向かう折、悪しくも台風が東京を直撃した。新幹線の宇都宮あたりから雲行きがおかしくなり東京駅についた時には暴風雨。取材クルーがホームまで迎えに来ていてほとんど拉致されるように車へ・・高速道に乗れば乗ったでバタバタと通過するランプが閉鎖されて行く。なんとか成田に到着したは良いけど滑走路は吹き付ける雨でまるで湖。空港内で足止めされること10時間!夜中の1時半すぎにロスアンゼルスへ・・いろいろなことを思い出してしまった。17年前の自分をみるのは「小っ恥ずかしい」ものだ・・画像のBamboo Rodsは取材で訪れたRon MackinleyのブランクにBaily Woodのフェルールを装着し、わたしが組み上げたもの。懐かしくなり何年かぶりに出してみた・・

2013年2月14日木曜日

Rod Color

        ParaGlassと言えばこの色「ストローカラー」(麦藁色)・・遠目で見るとまるでバンブーロッドを振っているようだけど、グラスロッド。フッキングした時に「クッ!」とロッドティップがくい込む感じが好き。通常仕様はこのカタチ、先丸シガーグリップにダウンロック・スクリュー・シート。巻き糸の色はお好みで「ハニー」か「レッド」・・ま、何色でも良いんだけど・・今まで作られた方の80%はコレ。他にパンプキンが15%、ペゾンタイプが5%とお好みで・・

2013年2月13日水曜日

Webbing

以前にも書いたことがあったような・・スノーシューと同じ製法で作られるカヌー用シート。南バーモントのアマンドとマリエのボーティン夫妻が作る実用手工芸品。12年前ANA機内誌「翼の王国」で取材したした折に購入、エキストラ・ラージ・ダッフルバッグの一番底に入れて持ち帰った・・ローハイドレーシング(牛革のネット)は紐状の革を複雑に編み込み作る。スノーシューで枠作りに1時間、編み込みに4時間その後スパ・バーニッシュ塗装されできる数は一週間で2セット。彼らの本業は広大な土地で酪農。「アルミフレームは確かに軽く小さく作れるけど、トラディション(伝統)を守るには木の方がいいと思うよ。ニューイングランドのパウダースノー・トレイルを歩くにはかえってこっちのほうが沈まなくて良いんだ・・キリリと冷えた満月の夜、友達と誘いあって行くスノー・トレッキングは我々にとっては最高の冬の贅沢だね」・・そういえば長い間、カヌー浮かべてないな~

2013年2月12日火曜日

Water

北海道の友人が「いろはす・ハスカップ」を送ってくれた・・北海道釣行の折り、名寄「道の駅」自動販売機で買って飲み「うまい!」となったものだ。本州では温州みかん味やただの水は販売されていたけど、ハスカップ味はなかった。友人の話では「北海道限定ですから・・」ということで長らく飲用できなかった・・ハスカップを調べてみると道内に古くから自生するスイカズラ科の低木植物でその実(約1cmの楕円形)はジュースやジャムに利用される。アイヌ語でhas枝・ka表面・oなる・pもの。ハシカプと発音するらしい・・日本名クロミノウグイスカグラ(黒実鶯神楽)とハスカップの優しい味には似合わないね・・

2013年2月11日月曜日

Rod Rack

試し振りをしてもらうロッド・・この前こられたHKさん、元来ルアーマンで「改造」依頼されたロッドの引取りに来たのだけどフライフィッシングにも興味があり、昔フライセットを買ったけど~と話す「あーそれってダメなんだよね~・・」フライフィッシングの為に設計されたフライロッドじゃないと長続きしないのは数多くのビギナーを見てきた「経験」で判る。安いからと買ってしまう傾向にある「初心者キット」だけど、ロッドには初心者向きもベテラン用もない・・外でKameglass Rod にラインを通し振ってもらうと「うまいじゃない・・」あとはゆっくりと振るタイミングとメリハリを体得すれば、春からフライ・デビューできるね・・

2013年2月10日日曜日

Gear

毎シーズンこの格好で川を歩いている・・春先から5月上旬までオイルド・ジャケット。雨風寒さ避けにはこれ以上のモノはないと思う。朝からの雨では釣りに行く気もないけど、出先で降られるのは仕方ない。フード付ジャケットの愛好者としては「オリーブ色の達磨」となって川に刺さるわけ・・

2013年2月9日土曜日

Garment

決してFilsonの回し者ではありませんが・・好きです。釣りに使えるGame Bag style#30、ウェーディング・ジャケット、ストラップ・ベスト、フィッシング・タックルパック・・生地の風合いがなんとも言えない・・リーフレット表紙写真に写る1900年代初頭の「漢」たちの匂いが蘇る。

2013年2月8日金曜日

Workbench

昨日夕方からボタン雪(湿雪)と雨だったけど今朝起きたら凍った路面を覆う雪(乾雪)・・県道や国道にはグレーダーが早くから出て雪かきはありがたいのだが、ヘッドライトに照らし出される「ミラーバーン」は怖い・・案の定、十文字のカーブでゆっくりとブレーキを踏んだらABSがグググググッと作動・・作業場の外は吹雪いていてWhite Out、すつかり雪景色に戻ってしまった。さぁ、LeAnn RimesのCDかけて仕事しよっとー

2013年2月7日木曜日

Bookshelf

本棚から1980年代に購読していた「Fly Tyer」などを引っ張り出して「今年の毛鉤」の検討を・・なにを巻こうかな~いつものパターンに帰着するのは判っているけど、解禁前は心落ち着かずにウロウロとすること42シーズン・・

2013年2月6日水曜日

License

岩手県内水面漁業協同組合連合会(長い!)から平成25年用、共通遊漁証が・・腕章の色は「白地に赤文字」と目立つね~今年は佐川急便のお兄ちゃんが遊漁証来ましたよー」と届けてくれた。解禁の準備はまだまだだけど、コレが来て色々な書類を読むと意気も上がるな~

2013年2月5日火曜日

Box

K-Glass 2pc.の下にある箱の「釣り人」絵は現在ncaロッドに入れられる「アングラー・マーク」の元となった・・何が入っていた箱だったか忘れたけど、ロッド製作で余ったエポキシ塗料をせっせと木箱に塗ったもので絵は丸ペンと黒インクでかいた。ちまちまとこういう作業をするのが好きなわたしであるな・・

2013年2月4日月曜日

Workbench

あまりにもゴチャゴチャだったのと、空間が無駄だったので「棚」を作った。ホームセンターで米松の集成材一枚と切れ込み受けの入った脚材を二本購入。帰宅後、脚材を1/2サイズに切り4本にし木ネジにて固定するだけ。作業所要時間15分・・スッキリと整理されたけど、いつまで維持できるかなぁ~これだけでも仕事場には新しい「木の香り」が漂っている。

2013年2月3日日曜日

Size

REC LCRNリールシート大きさの違い・・上からL、S、SS・・Lは通常7'6"~、Sは7ft~7'6"、SSは7ft.以下に使用する。Banty(からかうの意) Rodと言われる4'6" などではこのSSシートを使い、小ぶりのグリップをつけると「可愛い」・・ウッドフィラーは当時のRECがあった米国Vermont州Stowe近郊の「Vermont Cherry」時の経過で赤みを増す・・別注品。

2013年2月2日土曜日

Rod & Reel

Kameglass Rod にどのリールが似合うか・・ま~どれでも良いんだけどね。2月になり岩手も「渓流解禁」が近づいてきたので落ち着かない。1月31日に内水面漁連に県内共通遊漁証を頼んだ。あの腕章、今年は何色だろう?

2013年2月1日金曜日

another way

リールシートを完成後に取り付けるのはバンブーロッドでは普通のことだけど、チューブラー(パイプ状態のブランク)では先に接着してやるのがnca式。今回はシートウッドの完全乾燥待ちができないわたしとしては「魔天大王」方式を採用・・先にグリップとガイド取り付けをしてしまった。塗りも完成させて最後にシートを接着するつもり。しばらくはこの「マテン方式」で・・