2012年12月31日月曜日

Fiberglass Rods back in demand

Dennis Frankは米国ミシガン湖の西に位置するWisconsin州Cross Plainsで個性的なグラスロッドを作っていた(過去形なのは今やっているか不明なので)早くからグラスロッドで釣る楽しさを唱え「GLASTECH」ブランドで#1~#6番ラインで5フィートから8フィートのフライロッドを世に送り出している・・20年数年前、彼の作る個性的なグラスロッドに興味を持ちカタログを送ってもらったのがコレ。長さやグリップデザインなど決めてオーダーシートに記入して結局そのままにしてしまった・・グラファイトロッド全盛の話。あ~あの時、頼んで置けばよかったァ~と後悔~2013年は新たなる「グラスロッドの時代」・・

2012年12月30日日曜日

Grip Style

「GLASTECH」のデニス・フランク先生はこのグリップスタイルを「Phillippe」と呼んだ。尤も彼の使うグリップは四種、Leonardと呼ぶシガー、YoungというHalf wells、CummingsのFull wellsそしてこのフィリップ。いずれも人の名でその会社が多用したグリップ形状だ・・Kameglass(巻き上げ)で使うこのタイプのグリップもワインディング・チェックを使うと新鮮で随分と違って見えるから不思議。これもnca Styleとして頭の中に「登録」だな・・

2012年12月29日土曜日

Bookshelf

頼んでおいた本が昨日、米国から国際郵便で届いた。「Rod Crafting」Jeffrey L.Hatton / Frank Amato Publications Inc.刊。$45.00・・1843年~1960年までのロッド(主にバンブー)がフルカラーで掲載・・
中身はこんな感じ・・見ているとグリップスタイルやラッピングデザインに色々なアイデアが浮かぶ。早速、手をかけてみようと思ったモノがあるのよね~

2012年12月28日金曜日

Wrap

Kameglass Rodのグリップ先端は「巻き上げ」Wrap Upと言うのかな?弾力のあるコルクに糸を巻いていくわけだから「力加減」が難しい・・滑らないように、食い込まないように長年の経験と感で自然と「適度な」テンションを糸に与えられる。上の先丸シガーグリップに施されたギャリソン風巻き上げは「急斜面」ということもあり特に気をつかう。糸を止めるための引き抜きも「勘どころ」があるのだけど言葉では表せない・・「樹脂のチェツクかと思った・・」と言われたことがあるけど・・糸巻いてますから~~

2012年12月27日木曜日

Glue

リールシートの接着は一番初めにやる・・フィラーとのギャップはコルクや糸で「ブッシング」を作り接着を堅牢なモノにしておく。昔のロッドの中には紙テープでこのギャップを埋めたものを見かける。水辺で使う釣竿はテープ自体の粘着力が落ちてシートが剥離して回り、役に立たなくなる場合があるのでこの方法は勧められない・・シート金具とのギャップはエポキシ接着剤を充填して万全を期す。この後、ある程度成形したコルクグリップ、ワインディング・チェックの接着と進み、最後にグリップを仕上げ削りして・・ガイド巻の工程へ。

2012年12月26日水曜日

Country Side

う~寒い、-7℃、天候は「☃」・・昨日2時間雪掻きをしておいたので辛うじて「道」は確保できていたがまた今日もやらんとな~
長男を駅まで送るのに少し早く出発・・早朝からローダーが出て除雪した圧雪路を走ったけど、雪で視界が悪いうえに対向車がセンターよりに走ってくる。おいおい!・・車内はヒーターで暖められてはいるが、スノーワイパーも凍り始めるほどの吹雪のなか往復30Kmを無事走行・・「帰還」

2012年12月25日火曜日

Epoxy

エポキシ塗料でガイド部などのKameglass Rodのスレッド面をコーティングする。とある英文ロッドビルディングの本では丸いブラシ(筆)が紹介されているけど、使う筆は「平筆」がよろしい・・今回のエポキシは主材1、硬化剤1のタイプ。物によっては1:2の製品もあり使い分ける。エポキシ・シンナーで適度に希釈後、攪拌混合し、約5分間なじませることが肝要。気温や湿度で粘度が変化するので「感覚と経験」に頼ることが多くとても数値で表すことは出来ないな~奥に見える「砂時計」で時を計る・・アナログの世界。

2012年12月24日月曜日

Bookshelf

吉村昭「羆嵐」新潮社刊・・1915年(大正4年)12月9日~14日にかけて起こった実際の獣害事件を題材にしている。読んだのは初版・昭和57年だけどその後、北海道で釣りをするのに「羆」のことが頭を離れずに困った・・長男が急に「昔の事件」に興味を持って(スマホで検索したらしい)「ね~知ってる?」と来たのでとーちゃんの知る限りの話をした。「事件」は多岐にわたったが、獣害で言えば北海道日高で起きた「福岡大学ワンダーフォーゲル事件」のことなども話した。札内川の(今はダム湖になっている)川畔にあった三角屋根の小屋に遺体が収容されたことや、釣りに行った頃はその小屋がまだ存在していたこと。川岸の葦原に羆のヌタ場があったこと・・今の時代はインターネットでの情報が即座に入手できるけど、やはり活字で読むのが良いね・・吉村昭、松本清張、司馬遼太郎なんか勧めてみよう。

2012年12月23日日曜日

Cork

グリップ用のコルクは年々質が落ちる・・Kameglassをご注文されたお客様から「5☆EXのコルク持ってるから、コレ付けて・・」と送られてきたコマを接着して加工。久しぶりに素晴らしいコルクを見た。良いコルクは削っている時、指先の感覚が違う。サンドペーパーもサクッとコルク表面をなめる・・ncaのロッドで使うのも品質には定評があるのだが、送られてきたコルクには負けた・・

2012年12月21日金曜日

Front Loop

フライラインとリーダーをつなぐLoop to Loop・・使うものはGUDEBROD Butt Leader 20lb.test、ビニールチューブ、フライタイイング用ボビンスレッダー、5分硬化エポキシ接着剤・・30年来この方法でライトラインの先端を処理している。#2~#7番はこれで問題ないけれど、#8以上では抜けてしまったことがあるのでコチラは20ポンドテスト以上のモノフィラメント・ラインをネイルノットでフライラインに取り付け使用している・・
市販品だとこの状態で販売されているけどループと挿入されたフライラインの隙間が広くなり「カクカク」してしまう。私の場合はループを作る前にフライラインを通しておき作業するので輪とライン先端のギャップがほぼ無く快適仕様・・エポキシ接着剤はつま楊枝などでブレイデッドラインに擦込み付け、半がわきの時にビニールチューブを移動させる。

2012年12月20日木曜日

Reconstruct 2

改造の続き・・SAURUS TS-BU86HS Rodのオリジナルラップは#9001 メタリック・ブラックだった・・オーナーから「黒じゃなくて、グレー系」と依頼されたので#441 DarkGray(画像中)で巻きティッピングは#206 Burgundyで・・#441スレッドにエポキシ塗料を染み込ませたら、ほとんど黒に・・あらら・・バット部からの作業はテーパーのきついブランクにはキビしいものだ。バットエンドで13mm径あるのに対しフォアグリップ先端部で11mm径。13mmのワインディングチェックがぎりぎり通るだけなので、この2mmのギャップを埋めるのに三重巻きをしなくてはならない。EVA(ethylene vinyl acetate)グリップの加工をしながら手順と方法を頭の中に描く・・ダーデブルのデビルマークもご所望なのでスクリーン印刷をして・・

2012年12月19日水曜日

Workbench

完全乾燥したバンブーブランクにパンプキングリップを接着してブルードしたニッケル・ワインディング・チェックを取り付ける。その後、先端をチェックに合わせギリギリまで削り込むのだが、オールコルクグリップは旋盤のチャックにくわえ込むことが難しいのだが・・そこはnca。考え出した方法で芯をだすことに。画像は糸巻き面を1/4inch平筆で下塗り中・・

2012年12月18日火曜日

Bookshelf

「フライフィッシング全科」鈴木魚心著1973年産報刊・・フライを始めた頃で随分と勉強になりました。当時「富士フライキャスティング・エリア」が山梨県忍野に開設されたばかりで、御殿場側から篭坂峠、山中湖を抜け通ったなぁ・・エリア設計は魚心先生。釣り場で何度かお会いした・・昭和48年当時、ハーディ・ジェットセット¥27,700、ハーディ・フェザーウエイトリール¥19,800、コートランド333ライン¥8,200とある・・月給60,000円時代だぜ!

2012年12月17日月曜日

Reconstruct

SAURUS Trout Spin8'2"-Boron Rodの改造・・オリジナルグリップはオールコルクでR&Rだったのをncaファーガソンタイプ・アップロック・シートに変更。フォアグリップもフレアタイプに・・「S」の刻印の入ったバットキャップはそのまま活かす。黒いボルサリーノのお似合いなHKさんの狙いは岩手や秋田の「サクラマス」・・対応ルアーは6g~16g・・懐かしいロッドだけど来シーズンは活躍・・

2012年12月14日金曜日

Nest

先月から薪ストーブは使って暖かくしていたのだけど・・昨夜になって部屋中、煙だらけ・・た大変だぁ!煙突から排煙できない。エントツ掃除をしなきゃ、と思っている内に雪が降り屋根に登れない。さ~てど~する?
我が家のストーブ煙突は直管なので、以前雪の時期にやった方法で掃除をするしかない。手順を思い出しながら24インチの長さの煙管を一つずつ外し、チムニーワイヤークリーナーで内部の清掃作業を・・これがホーロウ引きで重くて大変なんだけど、背に腹は代えられない。11時から始めて13:30終了。何のことはない、やはり「鳥の巣」が煙管内に落ち止まっていたのだ・・杉の葉で作られた巣の部材が真っ黒になって現れた。まじめに掃除しないとね・・

2012年12月13日木曜日

License

岩手県内水面漁業協同組合から2013年(平成25年)分の共通遊漁証購入のお知らせが来ていた。気が早いな~と思いそのままにしておいたのを今朝開封・・いつもより文章量が多く、読んでしまった。「券購入者の中には震災以来まだ釣りをする気にはなれないが、内水面漁業支援のため購入したと話された方もおり・・」中略「今年は放射性セシュウムも基準値以下になっているのですべての魚種に規制なしで解禁できるように・・」とデータ収集に鋭意務めていると語られている。また2013年9月1日は10年間でめぐって来る「第五種漁業権」改訂時期。「このさきも 魚がすめる 川づくり」標語のように良い川、良い釣り場にして貰いたいね・・

2012年12月12日水曜日

Shoes

ペニーロファー。下駄箱でみつけた長男の靴・・小学生の頃のサイズと高校生のサイズ比較。デカくなったよね~身長は少し越されたな・・オヤジも昔履いていたっけ・・コインローファーとも言って硬貨を入れるのが「カタチ」なんだけど(小さい方はレプリカ入り)日本の硬貨は大きすぎて一円玉じゃ役に立たないし50円玉?なんて考えていた。

2012年12月11日火曜日

Blued

バンブーロッド・金属フェルールの外部分を黒染液で酸化させる。ブランクを塗る前にやるか、塗上がってからやるか悩むところ・・今回は前もって行った。ブルード処理というのだけど何で?金属表面を保護してこれ以上酸化させない為とも言われる(この金属が太陽光を反射し水面を照らし魚を散らすとも?ホントかよ?)・・ピカピカに光ったフェルールもわたしは好きだけどね・・黒いガイドを使用するこのロッドにはやはり「Blued」が似合う・・カタチだな。

2012年12月10日月曜日

Country Side

鳥も寒そう・・マイナス5度。道路は圧雪路でみんなノロノロ運転・・
我が家の犬、キンちゃんも外でオシッコだけ済ませ、そそくさとストーブで暖まった家の中へ・・昨日も雪かきをしたけど夜に少し降ったようなので、晴れ間にまた除雪作業かなぁ~

2012年12月9日日曜日

Inexpensive

グラファイト・ロッド並みの価格帯で購入できる「Bamboo Rod計画」・・廃業してしまった老舗の「ブランク」を手に入れ決まったカタチで仕上げる・・フェルールなしの六角竿ブランク素材がご覧の通りある。すべてncaで選別、調整、してロッドに加工・・この内、1/3しか使える状態では無いけれど、実によく火入れされたトンキンバンブー・ブランク。捨て置くのは忍びなく「もったいない」ので製作。パンプキン・グリップが7334-2pc. シガーグリップものは8045。現在7034と8656を製作中・・お問い合わせは ncaflyfish@Gmail.com まで・・

2012年12月8日土曜日

Country Side

昨夕17:18の地震、長い間揺れていて「3.11」の再来かと思った。安否確認・お見舞いのご連絡ありがとうございました・・今日は明け方から雪が降り続いている・・昨日の画像とは大違い・・岩手県北には暴風雪警報が発令された。県中央部のこのあたりは風はないものの、雪がノッつりと積もりそうだ・・外気温-3°で雪はサラサラ。雪かき機の整備をしてないけど大丈夫かしら?

2012年12月7日金曜日

Country Side

今朝はまだマシ・・二日前、明け方から吹雪。当然のように強い風で路面が凍りつき、車が2台田圃に落ちていたっけ。その朝はS字カーブでちょっと滑った気が・・スタッドレスだろうが四駆だろうが滑る時は滑る・・爆弾低気圧が通過するときは特に大変だな~

2012年12月6日木曜日

Preparations

バンブーロッド用塗料の粘度状態が大変良いのでもう一本・・8'0"を作る。フェルールを取り付けるのに下準備を始める。8フィートは96インチだから、1/2の48インチをSTANLEY インチメジャーで測りティップをカットして♂フェルールを取り付ける・・センターを出しながら慎重に六角竹をフェルール内径の丸軸に削る。この作業中に竿全体のデザインを思いめぐらすのも楽しい時間・・

2012年12月5日水曜日

Under Coating

バンブーロッド、スレッドの下塗り完了...丸一日乾燥後、仕上げ塗りの工程に入る。左が5'0"Spin、中は8'0"#4-5、右は7'3"#3-4・・真ん中の8045のフックキーパー周りの巻き方がいま気に入っているU型キーパーを挟む両側トリム仕様。完成まであと2~3日かな?

2012年12月4日火曜日

Bamboo Fly Rod

削り慣れたパンプキングリップを7'3"#3-4のバンブーロッドに取り付け、ブラックガイドを1976年製H.L.Leonard Rod(後ろの竿)のスレッド、ブラウンにブラックのティッピングで巻く・・よく火の入ったブランクは竹竿に程よい張りを与え投げ易いロッドにしてくれる。Tonkin CaneのVarnish Rodながらお求めやすい価格でと計画中・・7ft.と7'3".をご用意・・

2012年12月3日月曜日

Bamboo Spin. 2

バンブー・スピン・ロッドのフォアグリップを削り出し接着・・ワインディングチェックの接着に使う木製洗濯バサミが「肝」プラスチックでは具合が悪い。はさみ込む強さを増すためにゴム輪でぐるぐる巻きにすると良い感じ・・木製だからブランクにも優しいワケ。スピン用のウッドフィラーもまとめて塗っておく。

2012年12月2日日曜日

Bamboo Spin

5'0" 2pc. 2-7g Ultra Light Spin Rod...ガイドはやはりSICリング・チタンフレームか・・フォアグリップを削り出してから接着。手順に従って巻き始める・・

2012年12月1日土曜日

Dip

日本でいう「どぶ漬け」でバンブーブランクを塗装。この季節、塗料が固くなるので昨夜からサーモスタット機能を持った「ひよこ電球」で鞘箱内を保温・・これで朝から塗装が出来るわけ。塗料減りの輪が見えてきたので粘度を調整して一日置き「馴染ませ」明日から4本目を塗ることに。